「建設」といえば、ゼネコンは社員が高年収、プラント建設・保全を海外で受注するなどロマンのある業界であるとして有名ですよね。
このコンテンツでは、そんな建設業界の東証一部に上場している会社の株価予想・分析をしています。
※2019年7〜9月分析
銘柄名 | 積水ハウス | 日揮 | コムシスH | 大成建設 | 長谷工 | 大和ハウス工業 |
時価総額 | 12,978 億円 | 3,907 億円 | 3,928 億円 | 9,296 億円 | 3,525 億円 | 21,553 億円 |
予想PER | 9.3 倍 | 38.1 倍 | 14.1 倍 | 8.8 倍 | 5.8 倍 | 8.5 倍 |
PBR | 1.09 倍 | 0.93 倍 | 1.20 倍 | 1.25 倍 | 0.95 倍 | 1.35 倍 |
予想配当利回り | 4.31% | 0.80% | 2.69% | 3.14% | 5.12% | 3.55% |
ROE | 10.82% | 5.97% | 10.60% | 16.23% | 26.36% | 15.47% |
ROA | 5.32% | 3.44% | 7.30% | 5.96% | 11.96% | 5.67% |
自己資本比率 | 49.00% | 57.70% | 67.80% | 39.00% | 47.50% | 36.80% |
銘柄名 | 清水建設 | 大林組 | 鹿島建設 | |||
時価総額 | 7,404 億円 | 7,915 億円 | 8,104 億円 | |||
予想PER | 7.8 倍 | 7.2 倍 | 8.8 倍 | |||
PBR | 1.01 倍 | 1.02 倍 | 1.06 倍 | |||
予想配当利回り | 3.83% | 2.92% | 3.26% | |||
ROE | 14.44% | 15.57% | 15.48% | |||
ROA | 5.45% | 5.19% | 5.27% | |||
自己資本比率 | 39.20% | 34.70% | 36.00% |
目次
Contents
日本最大手の建設エンジニアリング「日揮」
「日揮株式会社」は日本最大手の建設エンジニアリング企業です。
日本だけではなく海外でも数多くの石油・ガス、化学、発電等プラントなどを建設しています。

■投資判断基準:『売り』
▷ 以下の点を総合的に勘案し1,000円〜1400円程度が妥当な水準と予想。
■ 業績見通し:
▷ 20年3月期は前期比19.5%減の260億円との見通しであること。
■ 株主還元策の動向:
▷ 前期比16.5円減の12円に大幅減配を実施。
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日本最大手の通信建設企業「コムシスホールディングス」
「コムシスホールディングス」は日本最大手の通信建設企業です。
海底ケーブルの敷設、山岳における通信鉄塔建設、通信専用トンネル築造などの通信設備建設工事を受注しています。
■ 投資判断基準:長期的に『買い』
以下の点を総合的に勘案し長期的に株価は6,000円(※2019年9月10日時点2,904円)程度が妥当な水準と予想。
■ 業績見通し:
▷19年3月期の連結経常利益は前の期比17.5%増の360億円、20年3月期も前期比6.7%増の385億円の見通しであること。
■ ROE:
▷ 2012年を底としてV字回復中。
■ PERとPBRの低さ:
▷ 予想PBRは1.15 倍で割安水準。
■ 株主還元策の動向:
▷ 今期15円の増配と自社株買いを実施。
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国内大手住宅メーカー「大和ハウス工業」
国内大手住宅メーカーである大和ハウス工業。
近年では都市開発や海外へも事業を展開しています。


■投資判断基準:『手出し無用』
▷ 以下の点を総合的に勘案し、ファンダメンタルでは「買い」、テクニカル的には「売り」の判断であるため「手出し無用」。
■ 業績見通し:
▷20年3月期も前期比4.6%増の3760億円への伸びを見込み9期連続の増益。
■ ROE
▷2018年を天井として下降中。
▷東証一部の出遅れセクター。
■ PERとPBRの低さ(割安かどうか):
▷予想PERは現状株価で8.7倍と割安。PBRも1.38 倍で割安水準。
■ 他社との比較:
▷今期増配で株主還元も充実。
■ 株主還元策の動向:
▷今期1円の増配を実施。
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1892年(明治25年)創業の老舗「大林組」
1892年(明治25年)創業の建設業界大手の大林組。
近年は海外や不動産事業にも積極的に進出しています。
■投資判断基準:中立
▷ 以下の点を総合的に勘案し、大林組の投資判断は中立。
■ 業績見通し:
▷ 19年3月期の連結経常利益は前の期比13.3%増の1630億円に伸びている。
▷ しかし20年3月期は前期比4.0%減の1565億円に減るとの見通し。
■ 指標関連:
▷ ROEが2020年に減少に転じている。
▷ 予想PERは現状株価で6.9倍と割安。
▷ PBRも0.99 倍で割安水準。
■ 競合他社比較:
▷ 業界他社比で清水建設に劣る業績&実質配当利回り。
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まとめ
建設株の個別株分析・株価予想を実施してきました。
建設業界の株式銘柄に投資を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
以上、【建設株見通し】国の発展を担う建設(ゼネコン・プラントエンジニアリング)業界の個別株式銘柄を分析&株価予想!…でした。