このコンテンツでは、「機械」セクターの株式銘柄の分析を実施しています。
※2019年7〜9月分析
銘柄名 | 荏原製作所 | 日本製鋼所 | 日立建機 | オークマ | 住友重機械工業 | IHI | 千代田化工建設 | 日本精工 |
時価総額 | 3,026 億円 | 1,391 億円 | 6,103 億円 | 1,961 億円 | 4,615 億円 | 3,861 億円 | 771 億円 | 5,353 億円 |
予想PER | 14.7 倍 | 9.8 倍 | 12.6 倍 | 11.3 倍 | 10.0 倍 | 11.0 倍 | 12.8 倍 | 11.1 倍 |
PBR | 1.04 倍 | 1.07 倍 | 1.24 倍 | 1.13 倍 | 1.01 倍 | 1.10 倍 | -1.28 倍 | 0.93 倍 |
予想配当利回り | 2.02% | 2.94% | - % | 2.24% | 2.98% | 2.80% | 0.00% | 4.12% |
ROE | 6.55% | 16.27% | 14.66% | 11.72% | 10.32% | 11.84% | -441.18% | 10.39% |
ROA | 3.03% | 6.62% | 6.03% | 7.84% | 4.94% | 2.42% | -55.61% | 5.12% |
自己資本比率 | 47.30% | 42.00% | 41.00% | 68.00% | 47.50% | 21.00% | -17.10% | 49.40% |
銘柄名 | ジェイテクト | NTN | 日立造船 | アマダH | 三菱重工業 | 小松製作所 | クボタ | ダイキン工業 |
時価総額 | 4,590 億円 | 1,715 億円 | 703 億円 | 4,576 億円 | 16,224 億円 | 25,201 億円 | 21,687 億円 | 43,161 億円 |
予想PER | 11.5 倍 | 18.0 倍 | 13.9 倍 | 13.2 倍 | 14.7 倍 | 11.4 倍 | 15.0 倍 | 22.3 倍 |
PBR | 0.85 倍 | 0.74 倍 | 0.58 倍 | 1.00 倍 | 1.13 倍 | 1.35 倍 | 1.59 倍 | 3.04 倍 |
予想配当利回り | 3.29% | 4.66% | 2.91% | 3.86% | 3.12% | 4.24% | - % | 1.09% |
ROE | 4.61% | -2.88% | 4.61% | 7.63% | 7.17% | 14.74% | 10.53% | 13.94% |
ROA | 1.94% | -0.83% | 1.33% | 5.95% | 1.95% | 7.32% | 4.84% | 7.28% |
自己資本比率 | 42.30% | 27.40% | 27.80% | 77.90% | 27.80% | 49.90% | 46.30% | 52.40% |
目次
Contents
「変革」と「挑戦」アマダホールディングス
「アマダホールディングス」は日本最大手の金属加工機械の総合メーカー。
特に板金加工機は国内シェア6割を占めています。また海外にも積極的に進出しています。
■投資判断基準:中期は様子見、長期的に『買い』
以下の点を総合的に勘案し長期的に10,000円(現状7,390円)程度が妥当な水準と予想。
■ 業績見通し:
▷ 19年3月期の連結税引き前利益は前の期比28.7%増の1155億円、20年3月期も前期比2.1%増の1180億円に伸びる見通しであること。
■ 指標を分析:
▷ ROEが2009年を底としてV字回復中。予想PBRは1.07 倍で割安水準。
■ 他社との比較:
▷ 競合が減益に落ち込む中で8期連続増収とトップクラスの業績を誇る。
■ 株主還元策の動向:
▷ 今期20円の増配を実施。
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「エンジニアリングの最先端を探求する」石川島播磨重工業(IHI)
「IHI」は旧石川島播磨重工業、日本を代表する重工業メーカーです。
2007年に改名を行っています。
■ 投資判断基準:投資対象外
以下の点を総合的に勘案し、IHIは「投資対象外」と予想。
■ 業績見通し:
▷19年3月期の連結経常利益は前の期比3.1倍の657億円とV字回復してるが、20年3月期は前期比11.8%減の580億円に減る見通しと業績の回復に安定感がないこと。
■ 指標:
▷ ROEとROAも2019年を除き低値安定していること。
▷ 予想PER10.7 倍、予想PBRは1.07 倍でともに割安水準。
▷ これは人気がないため物色されないことから割安水準になっていると推測されること。
■ 他社との比較:
▷ 業績ならダイキン工業、割安度ならコマツと同業と比較して、投資効率が劣っていること。
■ テクニカル的な判断:
▷ すべての足で強い上値抵抗があり、株価の上昇が困難であること。
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「世界をなめらかにする仕事。」NTN
「NTN」は世界シェア4位のベアリングメーカー。
現在「世界をなめらかにする仕事。」をメインワードにしてイメージ戦略にも力を入れています。
■ 投資判断基準:投資対象外
▷ 以下の点を総合的に勘案し、NTNは「投資対象外」と予想。
■ 業績見通し:
▷ 19年3月期の連結経常利益は前の期比28.9%減の222億円、20年3月期も前期比19.0%減の180億円に減る見通しと業績の回復を感じることができないこと。
■ 指標関連:
▷ ROEとROAも日本の東証一部の平均値以下で推移していること。
▷ 予想PERは16.8 倍と割高水準、予想PBRは0.66倍で割安水準。
■ 他社との比較:
▷ 業績ならダイキン工業、割安度ならコマツと同業と比較して、投資効率が劣っていること。
■ テクニカル的な判断:
▷ すべての足で強い上値抵抗があり、株価の上昇が困難であること。
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高成長を実現する無借金企業『キーエンス』
キーエンスは自動制御機器、計測機器、情報機器、光学顕微鏡・電子顕微鏡などを製造販売している企業です。
驚異的な無借金企業である自己資本比率は90%近い水準となっています。
■ 投資判断基準:中長期的に強い『買い』
以下の点を総合的に勘案し中長期的に90,000円(現状66,800円)程度が妥当な水準と予想。
■ 業績見通し:
▷ 19年3月期の連結経常利益は前の期比7.0%増の3198億円と業績が好調。
▷ ROEとROAがともに高い水準。
■ PERとPBRの低さ(割安かどうか):
▷ PERとPBRともに割高ではあるが人気の証拠
■ 他社との比較:
▷ 競合のファナックが減益に落ち込む中で好調な業績を上げていること
■ テクニカル分析:
▷ 月足でエリオット波動第三波継続中で週足でも雲に支えられ上昇が見込まれる。
■ 株主還元策の動向:
▷ 今期100円の増配を実施
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まとめ
このコンテンツでは、「機械」セクターの株式銘柄の分析を実施してきました。
これから株式を購入する人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
以上、【機械株見通し】IHIをはじめとした個別株式銘柄を分析&株価予想!…でした。
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