【8725】MS&ADインシュアランス グループ ホールディングスの株価の今後の見通しを徹底予測。

MS&ADインシュアランス グループ ホールディングスHP

MS&AD インシュアランス グループ ホールディングスは3メガ損保の一角で日本を代表する保険持株会社です。

今回はファンダメンタルとテクニカル両面からMS&ADインシュアランスグループホールディングスの今後の株価推移を分析していきたいと思います。

 

■ 投資判断基準:長期的に『買い』

以下の点を総合的に勘案し長期的に6,300円(現状3,400円)程度が妥当な水準と予想。

■ 業績見通し:

▷ 19年3月期の連結経常利益は前の期比37.5%増の2908億円と大幅に拡大、20年3月期も前期比2.5%増の2980億円に伸びる見通しであること。

▷ 競合分析から、セクター的に業績が回復傾向に向かっていること。

■ 指標関連:

▷ 予想PERは10.1 倍、予想PBRは0.73 倍でともに割安水準。

■ 他社との比較:

▷ セクターの中でNo.1の高配当

■ 株主還元策の動向:

▷ 今期10円の増配を実施

 

MS&ADインシュアランスグループホールディングスとは?

MS&ADインシュアランスグループホールディングスはあいおいニッセイ同和、三井住友海上などの損害保険会社を傘下に持つ保険持株会社です。

ここではMS&ADインシュアランスグループホールディングスの業務内容をご紹介していきます。

 

①:国内損害保険事業

国内シェア№1の国内損害保険事業。

三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、三井ダイレクト損保が中心となってサービスを提供しています。

 

②:国内生命保険事業

三井住友海上あいおい生命と三井住友海上プライマリー生命が中心となってサービスを提供しています。

 

③:海外事業

MS&ADインシュアランスグループホールディングスの海外事業はASEAN地域で№1を誇っています。

 

④:金融サービス事業

三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、MS&ADローンサービス、三井住友海上キャピタルが中心となってサービスを提供しています。

 

⑤:リスク関連サービス事業

MS&ADインターリスク総研、三井住友海上ケアネットが中心となってサービスを提供しています。

 

MS&ADインシュアランスグループホールディングスの過去10年の業績推移(PL)

ここではMS&ADインシュアランスグループホールディングスの過去10年間の業績推移を見ていきます。

MS&ADインシュアランスグループホールディングスの過去10年間の業績推移

 

上記はMS&ADインシュアランスグループホールディングスの過去10年間の業績推移です。

MS&ADインシュアランスグループホールディングスの売上高は2010年を底として、きれいな右肩上がりに増加しています。

比較して、本業を表す営業利益は2012年に底打ちし、V字回復を果たしています。

よってMS&ADインシュアランスグループホールディングスの業績は好調に推移しているといえます。

 

MS&ADインシュアランスグループホールディングスが5月20日に決算を発表しました。

19年3月期の連結経常利益は前の期比37.5%増の2908億円、20年3月期も前期比2.5%増の2980億円に伸びる見通しと公表しています。

また配当に関しては、今期の年間配当は前期比10円増の150円に増配するとしています。

 

MS&ADインシュアランスグループホールディングスのROEROA

MS&ADインシュアランスグループホールディングスのROEとROAは営業利益同様、2012年に底打ちし、V字回復を果たしています。

MS&ADインシュアランスグループホールディングスのROEとROA

 

ただしROEは日本の東証一部の平均値である8%以下で推移しているため、いまだに改善の余地が高いといえます。

またROAも日本の東証一部の平均値である2%以下で推移しているため、いまだに改善の余地が高いといえます。

 

MS&ADインシュアランスグループホールディングスの中期経営計画「Vision2021」

MS&ADインシュアランスグループホールディングスは2018年度から2021年度の4年間対象とした中期経営計画「Vision2021」を策定しています。

ここではこの中期経営計画をご紹介していきます。

MS&ADインシュアランス グループ ホールディングスの中期経営計画

 

3つの重点戦略

ⅰ.グループ総合力の発揮

グループ内の役割分担見直しや連携強化によって、品質向上と事業効率化を図り、グループの強みである多様性を活かした競争力向上を実現する。

 

ⅱ.デジタライゼーションの推進

CDOが中心的な役割を担い、「デジタライゼーション」にグループ全体で取り組み、ビジネス全体の変革につなげる。

 

ⅲ.ポートフォリオ変革

2021年度末には国内損保事業以外で利益の50%を実現する。

 

数値目標

2021年には3,500億円(2017年実績2,010億円)の利益を目標に設定しています。

またROEは10%に設定しています。

これに対し20年度の予測は2,980億円となっているため、現実味のある目標設定であるといえます。

 

MS&ADインシュアランスグループホールディングスのテクニカル分析

ここではMS&ADインシュアランスグループホールディングスは買いか売りかをテクニカル的な側面から分析していきたいと思います。

MS&ADインシュアランスグループホールディングスの過去10年の株価推移

下記はMS&ADインシュアランスグループホールディングスの10年間の株価推移です。

日経平均株価に連動しながらきれいな上昇トレンドを形成しているといえます。

MS&ADインシュアランスグループホールディングスの月足チャート

 

MS&ADインシュアランスグループホールディングスのテクニカル分析

2012年業績とともに1,144円で底打ちした株価は、アベノミクスの風を受け3年で4,419円とおよそ4倍に上昇しました。

直近天井後はペナントを形成中であることが上記の図から見て取ることができます。

MS&ADインシュアランス グループ ホールディングスのテクニカル

 

MS&ADインシュアランスグループホールディングスは現在「持合い」です。

よって、ペナント形成後の動きを見て、売買していくことになります。

 

MS&ADインシュアランスグループホールディングスの競合他社比較

MS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725)を同業であるソニーフィナンシャルホールディングス(8729)、第一生命ホールディングス(8750)、東京海上ホールディングス(8766)と比較検討していきます。

 

MS&ADHソニーFH第一生命H東京海上H
株価3,446.0 円2,408.0 円1,574.0 円5,401.0 円
株主優待なしなしなしなし
予想PER10.1 倍16.1 倍8.0 倍11.7 倍
PBR0.73 倍1.60 倍0.49 倍1.07 倍
予想配当利回4.35%2.70%3.94%3.52%
ROE7.01%9.48%6.06%7.68%
ROA0.83%0.46%0.40%1.22%

①:PER

日経平均株価の平均PER13~14倍であるため、ソニーフィナンシャルホールディングス以外は割安水準です。

 

②:PBR

全社日経平均株価の平均PBRの2倍以下なため、保険セクターはセクター的に割安であるといえます。

 

③:配当利回り

配当利回りはソニーフィナンシャルホールディングスの2.70%からMS&ADインシュアランスグループホールディングスの4.35%とセクター的に高めに設定されています。

 

④:株主優待

全社株主優待は設定されていません。

 

⑤:決算予測

ⅰ MS&ADインシュアランスグループホールディングス

19年3月期の連結経常利益は前の期比37.5%増の2908億円、20年3月期も前期比2.5%増の2980億円に伸びる見通し。

 

ⅱ ソニーフィナンシャルホールディングス

19年3月期の連結経常利益は前の期比40.4%増の938億円、20年3月期も前期比4.4%増の980億円に伸びる見込み。

 

ⅲ 第一生命ホールディングス

19年3月期の連結経常利益は前の期比8.3%減の4329億円、20年3月期も前期比3.7%減の4170億円に減る見通し。

 

ⅳ 東京海上ホールディングス

19年3月期の連結経常利益は前の期比20.7%増の4163億円、20年3月期も前期比9.3%増の4550億円に伸びる見込み。

 

⑥:競合他社比較総合

割安感なら第一生命ホールディングスですが、セクターで唯一「減益」と業績が悪いため、おすすめできません。

業績予測から、保険セクターの業績が回復傾向であることがわかります。

長期投資を視野に配当利回りの高いMS&ADインシュアランスグループホールディングスへの投資が効率が良いといえましょう。

 

まとめ

今回はファンダメンタルとテクニカル両面からMS&ADインシュアランスグループホールディングスの今後の株価推移を分析してきました。

セクター的に保険セクターは出遅れ感があり、投資しやすいセクターであるといえます。

MS&ADインシュアランスグループホールディングスはテクニカル的には「様子見」、ファンダメンタル的には「買い」の判断です。

よって、持合いを見極めつつ、購入タイミングを計っていきたい銘柄であるといえます。




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マネリテ!編集部は東京大学経済学部卒の証券アナリストを中心とした金融知識が豊富なメンバーが株式投資初心者に向けて有益な情報を提供しています。株式投資を行う意義から基本用語、おすすめのネット証券・投資先情報をお伝えするメディアです。日本人の金融リテラシーの向上と明るい未来を目指しています。