【MUFG】三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)の株価を業績推移と見通しを基に予想!短期的な割安感から買い推奨

【MUFG】三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)の株価を業績推移と見通しを基に予想!短期的な割安感から買い推奨

三菱UFJ銀行を傘下に持つ三菱UFJフィナンシャルグループ。

長期的にはグローバルなマクロ環境の影響を受け、業績が伸び悩んでいることや国内でのコストカットの行方を確認しておきたいことからニュートラルです。

 

しかし短期的には米中貿易戦争の影響などからかなり株価が下がっており、配当利回りも過去稀に見る高水準であることから買い推奨です。 

 

■ 投資判断基準:短期で『買い』

以下の点から2020年3月期に600円程度が妥当な水準と予想し、短期的に割安・高配当利回りで買い推奨。

■ 業績見通し:

▷2019年3月期は堅調に推移しているが、引き続き収益環境は良くなく、国内のコストカット等が上手くいくかどうかに注目。

■ ROEとROAの高さ(効率的に利益を上げられているか):

▷ IMF(国際通貨基金)が金融機関の高収益の水準としている8%を下回っており低めではあるが、国内メガバンクとしては平均点レベル。

■ PERとPBRの低さ(割安かどうか):

▷予想PERは現状株価で7〜8倍、PBR0.4〜0.5倍とかなり割安な状況。

■ 他社との比較:

▷業界他社と比較するとグローバルにビジネス展開して収益を多角化している、一方でさまざまなマクロ環境の悪化の影響を受け、収益が伸び悩んでいる。

■ 事業の傾向・特徴:

▷本部人員を半数に削減、グループ全体で1万人の削減などコストカットこ方針を発表しており、どの程度実行できるかに注目。

 

三菱UFJフィナンシャルグループとは?

三菱UFJフィナンシャルグループは、預かり資産No.1のメガバンクである三菱UFJ銀行を中心とした金融グループです。

三菱UFJ銀行の他には以下を参加におさめており巨大金融グループとなっています。

  • 三菱UFJ信託銀行
  • タイのアユタヤ銀行
  • 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
  • 米ユニオンバンク

 

現在では、銀行グループ系では、時価総額No.1で約7兆円、2位の三井住友フィナンシャルグループの約5兆円の1.5倍近くになっています。

それでは直近10年の業績と株価水準について詳しく見ていきましょう。

過去10年の業績推移(PL)

まずは一番重要な過去10年の『売上高』『営業利益』『経常利益』『純利益』について見ていきます。

『営業利益』『経常利益』『純利益』の違いについて分からないという方は『損益計算書の見方』をご覧ください。

 

グローバル展開を進めているものの、全体的にグローバルマクロ経済の環境は良くありません。

国内においては日銀の大規模金融緩和が以前として続いていることで金利収入が落ち込み伸び悩んでいます。

 

三菱UFJフィナンシャルグループは、国内メガバンクでは唯一全体の利益に対する海外比率が5割程度であります。

グローバル化が上手くいくがポイントになっています。

香港のHSBCが海外利益比率7割ということで、そこに迫る存在になると宣言しており、進捗とその効果に注目が集まっています。

 

三菱UFJの売上高と業績推移

 

収益同様に、一株あたり利益(EPS)もアベノミクスの効果により2011年から上昇していましたが、2015年以降は伸び悩んでおり、横ばいという状況です。

 

グローバルでの収益拡大か、コスト削減による利益率の改善を期待したいところです。

三菱UFJフィナンシャルグループの三菱UFJ銀行は、2023年度までに、本部に所属する社員数を半減する方針を発表しています。

 

こういった施策の効果が出てくると、長期的な利益率の改善が期待できるでしょう。

三菱UFJのEPSとBPS

 

三菱UFJフィナンシャルグループのROEは平均レベル

では、投資に対する収益性の面ではどうでしょうか。

以下は過去10年間の三菱UFJフィナンシャルグループのROEとROAですが、直近ではROEは6%を割れる水準となっています。

国内メガバンクの中でも三井住友フィナンシャルグループが7%台であることを考えると、さきほど触れた経費率の観点と同様に、投資に対する収益性についても改善を期待したいところです。

 

M&Aによりグローバルに展開してきたことで規模を大きくしてきた側面もあります。

収益性や利益率の改善は今後と思われますが、実際にどういう効果がでてくるのか不透明感が高いと考えます。

三菱UFJのROEとROA

 

PBR水準から割安な株価・高配当利回り

次に株価水準について見ていきましょう。PBRを見てみるとアベノミクスの初期を見ても1倍を割れており、恒常的に割安です。

これは、銀行セクター全体に対して、あまり将来性を期待されていないことの表れでしょう。

一方で、直近の0.4倍程度に近づいており、この水準はさすがに日本No.1メガバンクであることを考えると異常値であり、かなり割安水準と言えます。

三菱UFJのPBR推移

 

さきほど紹介したとおり、一株あたり利益は横ばいい推移しているため、今後の利益拡大はなかなか予想しづらい状況ではあります。

しかし株価がかなり割安な水準になっていることで、以下の通り直近の配当利回りは5%程度とこれも異常な水準です。

以下の過去の推移を見ても、今がいかに異常な水準にあるかがお分かりいただけると思います。

三菱UFJの配当利回り推移

長期的な目線では、どうしても業績と株価が連動するため、グローバルの収益性、また国内のコスト削減などがどのように効果として出てくるかという点が重要になり、不透明な部分が大きいと考えます。

 

一方で、短期的にはかなり割安な水準まで株価が下がっており、何より配当利回りが高水準になっているため、買っておいても良い水準と言えます。

競合他社比較

ここまでもいくつか比較してきましたが、三菱UFJフィナンシャルグループと他メガバンク、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループをいくつかの指標で比較しておきましょう。

 

時価総額は、三菱 UFJフィナンシャルグループがNo.1ですが、ROEについては、三井住友フィナンシャルグループの6.75%に届かず、5.39%という水準です。金融全体が低い中ではありますが、少し物足りない水準であると言えます。

三菱UFJFG三井住友みずほ
株価513.0 円3,866.0 円157.3 円
売買単位100 株100 株100 株
時価総額70,116 億円54,101 億円39,942 億円
予想PER7.5 倍7.7 倍8.5 倍
PBR0.41 倍0.50 倍0.46 倍
予想配当利回4.87%4.66%4.77%
実績配当利回4.29%4.66%4.77%
ROE5.39%6.75%1.10%
ROA0.28%0.36%0.05%
自己資本比率5.20%5.30%4.30%

 

三菱UFJフィナンシャルグループは、これまでも何度が触れましたが、やはりグローバル展開はどこまで成果を出せるかという点が非常に大きいと思います。

国内において、コスト削減をおこない身軽にした上で、どれだけトップラインを拡大できるかで今後の展開が見えてきます。

長期に投資する場合には、そういった観点でしっかり効果を確認できる、という目線が無いとなかなか判断が付きづらいかもしれません。

まとめ

グローバルなマクロ経済環境が良くないことで、なかなか収益面での改善が見えてこないのが苦しいところ。

一方で、国内でのメガバンクとしての地位がすぐに揺らぐということは無いでしょうし、そういう観点で今の株価水準はかなり割安になっていると言えます。

短期間での反発を狙って、もしくは1年程度配当を取りに行くという前提で高配当利回りになっている今の水準で買っておく、という選択であれば十分に投資対象になると考えます。

 

■ 投資判断基準:短期で『買い』

以下の点から2020年3月期に600円(現状550円)程度が妥当な水準と予想し、短期的に割安・高配当利回りで買い推奨。

■ 業績見通し:

▷2019年3月期は堅調に推移しているが、引き続き収益環境は良くなく、国内のコストカット等が上手くいくかどうかに注目。

■ ROEとROAの高さ(効率的に利益を上げられているか):

▷ IMF(国際通貨基金)が金融機関の高収益の水準としている8%を下回っており低めではあるが、国内メガバンクとしては平均点レベル。

■ PERとPBRの低さ(割安かどうか):

▷予想PERは現状株価で7〜8倍、PBR0.4〜0.5倍とかなり割安な状況。

■ 他社との比較:

▷業界他社と比較するとグローバルにビジネス展開して収益を多角化している、一方でさまざまなマクロ環境の悪化の影響を受け、収益が伸び悩んでいる。

■ 事業の傾向・特徴:

▷本部人員を半数に削減、グループ全体で1万人の削減などコストカットこ方針を発表しており、どの程度実行できるかに注目。

 

以上、【MUFG】三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)の株価を業績推移と見通しを基に予想!短期的な割安感から買い推奨…でした。

 

【2019年・銀行株見通し】高水準の配当利回り!メガバンクをはじめとした銀行株式銘柄を分析&株価予想。

【2020年・銀行株見通し】高水準の配当利回り!メガバンクをはじめとした銀行株式銘柄を分析&株価予想。

2019年9月10日

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マネリテ!編集部は東京大学経済学部卒の証券アナリストを中心とした金融知識が豊富なメンバーが株式投資初心者に向けて有益な情報を提供しています。株式投資を行う意義から基本用語、おすすめのネット証券・投資先情報をお伝えするメディアです。日本人の金融リテラシーの向上と明るい未来を目指しています。