【6098】急落から復調中のリクルートホールディングス(HD)の今後の株価推移を予想!

リクルートホールディングスの株価

リクルートホールディングス」は求人広告、人材派遣などのサービスを手掛けるリクルートグループの持株会社。

また、2014年に上場したばかりの企業です。

 

今回はファンダメンタルとテクニカル両面から、リクルートホールディングスの今後の株価推移を分析していきます。

 

■ 投資判断基準:中期「様子見」、長期「買い」

▷ 以下の点を総合的に勘案し、リクルートホールディングスは現状中期「様子見」、長期「買い」と分析。

■ 業績見通し:

▷ 19年3月期の連結税引き前利益は前の期比20.4%増の2398億円と好業績をキープしていること。

■ 他社との比較:

▷ セクター的に割高なるも、情報通信セクターは一般的に割高で推移しやすい傾向があること。

▷ 逆に割安=不人気のため、割高気味の銘柄の党が投資効率が高いセクターであること。

■ テクニカル的な判断:

▷ 直近高値3,845円に注目。上抜けた場合、5,000円を目指す展開になる。

 

 

人材系大手のリクルートホールディングスとは?

ここでは求人広告でおなじみのリクルートホールディングスの業務内容を見ていきたいと思います。

① :HRテクノロジー

60か国以上・28言語でサービスを展開する世界No.1のオンライン求人情報専門検索サイトである「Indeed」の運用。

 

②:メディア&ソリューション

「リクナビ」、「リクナビNEXT」、「リクルートエージェント」、「タウンワーク」、「フロムエーナビ」などの求人情報誌及び求人広告サイトを運営しています。

 

③:人材派遣

リクルートスタッフィング(RS)とスタッフサービス・ホールディングス(SS)の2社のもとで幅広い人材派遣サービスを提供しています。

 

リクルートホールディングスの過去10年の業績推移(PL)

ここではリクルートホールディングスの上場来の業績推移を見ていきます。

決算期売上高営業利益経常利益当期利益
2013/03 I1,049,224124,983128,16571,800
2014/03 I1,191,567117,438122,05065,421
2015/03 I1,299,930122,499125,61769,702
2016/03 I1,588,623114,032119,33664,535
2017/03 I1,941,922193,513198,929136,654
2018/03 I2,173,385191,794199,228151,667
2019/03 I2,310,756223,090239,814174,280

 

リクルートの業績推移

 

2014年に上場する前年度から過去7年間のリクルートホールディングスの業績推移です。

売上高は1,049,224百万円から2,310,756百万円と、およそ倍に増加していることがわかります。

また本業の成績を示す営業利益ですが、こちらは2016年まで4年間横ばいで推移していました。

2017年に上抜けて以降は順調に推移していることがわかります。

よって、リクルートホールディングスの業績は好調であるということができます。

 

リクルートホールディングスが5月14日に発表した決算によると、

19年3月期の連結税引き前利益は前の期比20.4%増の2398億円、20年3月期の業績見通しについては非開示としています。

また配当に関しては、前期の年間配当を27円→28円に増額し今期も前期比2円増の30円に増配する方針としています。

 

リクルートホールディングスの中期戦略

ここでは躍進を続けるリクルートホールディングスの中期戦略をセグメント別にご紹介しています。

①:HRテクノロジー

ⅰ.Indeedの拡大

求人情報サイトIndeedの米国及びグローバル市場での拡大。

 

ⅱ.Glassdoorを子会社化

2018年にアメリカの求人サイトであるGlassdoorを子会社化。

今後はIndeedと協働させることで、さらなる事業の拡大を目指しています。

 

ⅲ.求人広告領域から人事関連周辺領域への領域の拡大

 

②:メディア&ソリューション

:周辺領域での多彩なサービスを提供することで更なる顧客満足祖の向上を目指します。

 

③:人材派遣

リクルートホールディングの人材派遣戦略

世界の人材派遣市場シェアのランキングで、業界第5位のリクルートホールディングス。

今後もM&Aなどを行い、グローバル展開を行っていくとしています。

 

リクルートホールディングスの中期戦略は具体的でわかりやすい印象を受けました。

リクルートホールディングスが順調に成長している背景には、積極的にM&Aを活用していることがわかりました。

よって、今後もリクルートホールディングスは成長を続けていけるのかはM&A戦略にかかっているといえます。

 

リクルートホールディングスのROEROA

リクルートのROEとROAについて見ていきたいと思います。

決算期ROEROA
2013/0317.24%8.88%
2014/0312.03%7.60%
2015/039.30%6.33%
2016/038.38%5.61%
2017/03 I18.53%9.34%
2018/03 I18.15%9.64%
2019/03 I18.05%9.96%

 

リクルートホールディングスのROEとROA

 

リクルートホールディングスのROEとROAは業績と比例することなく推移しています。

上場後からROEとROAは下降して推移してきましたが、2016年に底打ち後は上昇に転じています。

そして現在は高い数値を保ちながら横ばいで推移していることがわかります。

ROEは8.38%~18.05%と東証一部の平均値である8%を割ることなく推移しています。

またROAも5.61%~9.96%と東証一部の平均値である2%を割ることなく推移しています。

よってリクルートホールディングスのROEとROAは好調に推移しているといえます。

リクルートホールディングスのファンダメンタルは良好であり、「買い」であると判断することができます。

 

リクルートホールディングスのテクニカル分析

ここではリクルートホールディングスは買いか売りかをテクニカル的な側面から分析していきたいと思います。

リクルートホールディングスの上場来の株価推移

リクルートの株価推移

リクルートホールディングスの株価は2014年に上場しています。

2年にわたる持合い相場でパワーを充てんした後、とてもきれいな上昇相場を形成しています。

 

リクルートホールディングスのテクニカル分析

リクルートのテクニカル分析

上記は中期(3か月~1年)の展望を表す週足チャートです。

直近2019年6月の変化日に株価は上抜けています。

また次の変化日である2019年11月と狭い期間に変化日が2回存在していることがわかります。

おそらく次の変化日あたりに直近高値である3,845円に挑戦する感じで株価が推移すると考えられます。

3,845円を抜けない場合はWトップが確定してしまうため、Wトップを否定(強い買いサイン)点灯後にインするのがリスクの少ない投資方法であるといえます。

 

テクニカルから見たリクルートホールディングス

現在はWトップ懸念のリスクがある位置ですので「様子見」です。

Wトップを否定したら「買い」、Wトップを形成してしまったら「売り」という判断になります。

 

リクルートへの競合他社比較

リクルートホールディングス(6098)を同業であるトレンドマイクロ(4704)、ヤフー(4689)、電通(4324)と比較検討していきます。

 

リクルートHトレンドマイクロヤフー電通
PER- 倍23.9 倍19.2 倍17.2 倍
PBR5.84 倍4.13 倍1.85 倍0.99 倍
配当利回り0.89%- %2.97%2.54%
ROE18.05%15.22%9.61%8.62%
ROA9.96%8.18%3.24%2.48%

 

①:PER

日経平均株価の平均PERは13~14倍です。

よって情報通信セクターは割高であるといえます。

 

②:PBR

日経平均株価の平均PBRは2倍です。

よって電通・ヤフーは割安、リクルートホールディングスとトレンドマイクロは割高ということができます。

 

③:配当利回り

ヤフーと電通は2%台と一般的な配当利回りですが、リクルートホールディングスは低いということができます。

 

④:株主優待

全社株主優待が設定されていません。

 

⑤:決算予測

ⅰ.リクルートホールディングス

19年3月期の連結税引き前利益は前の期比20.4%増の2398億円、20年3月期の業績見通しについては非開示。

 

ⅱ.トレンドマイクロ

18年12月期の連結経常利益は前の期比0.4%増の371億円、19年12月期も前期比2.7%増の382億円に伸びを見込み、12期ぶりに過去最高益を更新する見通し。

 

ⅲ.ヤフー

19年3月期の連結最終利益は前の期比40.0%減の786億円、20年3月期は前期比4.2%増の820億円に伸びる見通し。

 

ⅳ.電通

18年12月期の連結最終利益は前の期比14.4%減の903億円、19年12月期も前期比32.0%減の614億円に落ち込む見通し。

 

業績に関しては、トレンドマイクロが7期連続増収、4期連続増益と安定しています。

リクルートホールディングスも好業績ですが、20年3月期の業績見通しについては非開示である点が気がかりです。

 

⑥:競合他社比較総合

長期投資先としては2010年から長期上昇相場を形成しているトレンドマイクロがおすすめです。

一方で、短期の利ザヤ取りであれば、上値の軽いリクルートホールディングスのほうが良いということができます。

 

まとめ

今回はファンダメンタルとテクニカル両面からリクルートホールディングスの今後の株価推移を分析してきました。

リクルートホールディングスはファンダメンタル的には「買い」、テクニカル的には中期で「様子見」の状態です。

 

直近高値3,845円を抜けるのか否かを見極めてから購入すると、投資リスクが低くなるためおすすめです。

 

 

■ 投資判断基準:中期「様子見」、長期「買い」

▷ 以下の点を総合的に勘案し、リクルートホールディングスは現状中期「様子見」、長期「買い」と分析。

■ 業績見通し:

▷ 19年3月期の連結税引き前利益は前の期比20.4%増の2398億円と好業績をキープしていること。

■ 他社との比較:

▷ セクター的に割高なるも、情報通信セクターは一般的に割高で推移しやすい傾向があること。

▷ 逆に割安=不人気のため、割高気味の銘柄の党が投資効率が高いセクターであること。

■ テクニカル的な判断:

▷ 直近高値3,845円に注目。上抜けた場合、5,000円を目指す展開になる。

 

 

以上、【6098】急落から復調中のリクルートホールディングス(HD)の今後の株価推移を予想!…でした。

 

【サービス・インターネット株見通し】広告代理店・ソーシャルゲーム企業をはじめとした個別株式銘柄を分析&株価予想!

2019.09.17



[おすすめネット証券ランキング]

2019年現在で株式投資を始めるにあたり、マネリテ編集部が厳選したネット証券をランキング形式にまとめておりますので参考にしてみてください。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

マネリテ!編集部は東京大学経済学部卒の証券アナリストを中心とした金融知識が豊富なメンバーが株式投資初心者に向けて有益な情報を提供しています。株式投資を行う意義から基本用語、おすすめのネット証券・投資先情報をお伝えするメディアです。日本人の金融リテラシーの向上と明るい未来を目指しています。