【RPA関連銘柄】本命はどれ?今後も発展が期待できる市場における注目株を紹介。

【RPA関連銘柄】本命はどれ?今後も発展が期待できる市場における注目株を紹介。

RPA」という言葉をニュースで見たことがありませんか?

RPAは「Robotic Process Automation」の略です。

 

RPAとは一言で説明すると、「ロボットを活用した業務自動化の取り組み」のことです。

秀次郎
ロボットといえば成長市場、と昔から言われておるが近年は本格化している気がするのぉ。

 

今回は、このRPAの市場規模と今後の動向予想、関連銘柄について紹介していきます。

目次

RPAとは

RPAとは一言で説明すると、「ロボットを活用した業務自動化の取り組み」のことです。

 

ロボットといっても工場で活躍している機械だけではありません。

分析」や「経理業務」ツールなども含まれます。

 

RPAを活用することで人間の代わりに作業が少なくなり、効率化が進むとされています。

ではなぜ、いまこのRPAが注目されているのか?

 

産業革命以降、多くの業務が人間から機械へ移行しました。

はた織りの機械なんかは良い例です。

 

人間が手作業で織っていたものを、いまでは機械が全自動で製造しています。

これは特に物理的な業務の自動化という意味で変わってきました。

 

その時からIT等のシステムは「見える化」ということで数字を収集。

そして、データを人間が使いやすいように改善されてきました。

 

現状の実績はどうか?

どうしたら改善するのか?

 

このような試行錯誤は人間が行ってきました。

しかし技術発展によりそのデータを、人間を介することなく、機械、システムが判断し、業務をすることが可能になりました。

 

 

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三段階のPhaseに別れるRPA

一言にRPAといっても三段階のPhaseが存在しています。

一段階目は単純な入力作業などの単純作業を自動化するものです。

ルール化できるものが対象となります。

 

二段階目はデータを分析して解析することに広がります。

ビッグデータからデータを抽出して解析するという機能に拡張されAIやIoTと関連してきます。

 

【IoT・AI関連銘柄】2020年まだまだ注目のIoT分野で投資すべき本命株式はどれ?

2019年4月12日

 

三段階目では得られた解析結果から自分で判断を下すというPhaseとなります。

 

ここまでくると、もうAIを搭載したロボットとなってきます。

 

まだまだ現時点では第三段階は黎明期といえる状況ですが、今後AIやIoTの進化に伴い現実のものとなってくるでしょう。

 

 

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RPAが浸透するメリットとは?高付加価値産業への人材リソースの投下が可能に

日本は少子高齢化によって「働き手」が毎年減少しています。

以下が経済産業省が発表した職業別の従業者数の変化です。

 

RPAによって代替できる職業

(引用:経産省)

 

 

高付加価値産業の就業者数は増加の一途を辿っています。

しかし、当然労働人口は全体として減少しているので、どこかで人員を削減する必要があります。

 

そこで重要な役割を担うのがRPAです。

上記の表をご覧いただければわかると思いますが、バックオフィスや代替可能性の高いコールセンターやレジといった単純作業の人員は減少しています。

 

秀次郎
確かに最近はスーパーでも自動レジが結構配置されておりますな!
信太郎
その通りじゃ。徐々にRPAは生活に浸透してきておるぞ!

 

RPAの進化は人手不足が深刻化する日本においては不可欠なこととなってくるでしょう。

また、RPAが低付加価値の職業を担うことで人間だけができる高付加価値な仕事にリソースを配分することができるのです。

 

 

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RPAの市場規模と見通し

金融機関などはRPAをいち早く導入し、2022年度には市場規模が400億円ほどになると言われています。

 

ITRがRPA市場規模推移および予測を発表

(引用:ITRがRPA市場規模推移および予測を発表)

 

 

2017年度のRPA市場は売上金額35億円、前年度比約4.4倍の急速な伸びを示しました。2018年度も引き続き同2.5倍の高い伸びを予測しています。導入単価の下落が進みつつあるものの、市場参入ベンダーが拡大しており、今後も継続的な導入拡大が見込まれることから2022年度には400億円市場となり、CAGR(2017~2022年度)は62.8%を予測しています。

(引用:日経新聞

 

2019年以降、大手だけではなく中小企業の多くが、何らかの領域でRPAを導入する可能性が高いとされています。

RPA自体のツール、製品は導入する企業が多くなるため、過当競争になり単価が下落するのではないかと言われています。

それに付随してRPA関連サービスの伸び率が高くなっていくことが予想されます。

 

特にいまは「RPAがいいのはわかるが、何に使っていいのかわからない」という企業が多いと思います。

生産性をどう高めていけばいいのか、人間が行っていた複雑な業務の活用方法が広まれば、より一層導入が進むと考えられています。

 

また全世界で見ても、2025年までに1億人以上の知的労働者や3分の1の仕事がRPAに置き換わるとされています。

金融機関のディーリングがAIに取って代わったというのはずいぶん前の話です。

そこから人材派遣ビジネスを手掛ける企業も大手を中心にRPAに精通した人材育成に力を入れています。

 

 

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RPA関連銘柄

それでは、株式で注目される銘柄は何があるのでしょうか。

 

まず株式相場自体の話ですが、米中関税問題や全世界で見た金融緩和路線を見て、最近はわりとボラティリティが高くなってきています。

恐怖指数であるVIX指数も高くなりがちで、ディフェンシブ銘柄だから大丈夫という状態ではありません。

 

そのためRPAのようなテーマ株に投資妙味がありそうです。

いままで紹介させて頂いた内容で、さらにそこから4つの銘柄に絞って説明させて頂きます。

 

 

RPAホールディングス(6572)

RPA関連銘柄の代表格といえば「RPAホールディングス」です。

2019年の4月から株価が高騰して注目を集めました。

RPAホールディングスの株価推移

 

 

名前の通りRPAサービスを提供している会社であり、「BizRobo!」を運営しています。

 

BizRobo!の概念図

参照:RPAサービス

 

ホワイトカラーがルーティンワークにさく時間は5割ほどと言われています。

 

「BizRobo!」を活用することで転記作業や数字の集計、システムやソフトウェアの入力作業を削除することができます。

人間しか出来ない高付加価値の仕事に労力を割くことができるようになります。

 

株価が急騰した2019年2月期は業績も非常の堅調でした。

決算期売上高営業利益経常利益純利益EPS
2016/02 8072329210.4
2017/022,6441661581552.8
2018/024,1884654502935.2
2019/028,18595490855910.0
2020/02予10,062478392220.4

 

2020年2月期も売上高は順調に拡大していますが、純利益が減少したことを嫌気して株価はもとの水準に戻りました。

IR資料によると理由は以下としております。

 

■ ロボットアウトソーシング事業(BizRobo!運営)

 

今後の成長の加速を企図して 人材採用、広告宣伝活動を進めましたが、「BizRobo! mini」のパートナー企業へのサポート体制、活動が十分 ではなく、パートナー販売体制の構築が計画より遅延していることで当初の販売計画を下回り、販売計画の未 達により大幅な減益となりました。

 

■ ロボットトランスフォーメーション事業(成果報酬型広告サービス「PRESCO(プレスコ)」運営)

 

一部広告分野で新規 広告主の立ち上がりが当初計画より遅れたことにより、連結売上高に占める割合の大きいロボットトランス フェーメーション事業の売上高は大幅に予想値を下回る結果となりました。

 

■ 汎用ロボットサービス

 

RPA による BPO サービス「事務ロボ」、1クリック型 RPA クラウドサービス「RoboRobo」や特定業 界固有の共通業務に対するサービス提供において、事業開発等の先行投資を実施

 

(引用:RPAホールディングス

 

売上高は拡大しているものの本業の不調が響いています。

今後が期待はできる企業ですが、業績の悪化が株価下落の要因となっているので楽観視はできません。

業績の復調を確認してから投資をしても遅くないでしょう。

NTTデータ(9613)

RPA関連銘柄で「NTTデータ」は外せません。

RPAソフトで現在トップシェアである「WinActor(ウィンアクター)」を展開しています。

 

winactor

winactor

 

WinActorはWordやExcelといったWindowsアプリケーションをロボットに代行させることができます。

導入コストが低いため、現在でも1000社以上の企業に導入されており、今後も導入企業は増えていく見込みです。

 

NTTデータ自体も、市場シェアの40%以上を目指すとしており、導入による売り上げ増が見込めます。

 

アステリア(3853)

アステリアは国内市場最大のEAIサービスであるAsteria Wrapを提供している会社です。

EAIは複数の異なるシステムを連携させることで各データやプロセスの統合を目指す概念です。

 

Asteria Wrapの市場規模

参照:アステリア

 

 

Asteria Wrapの説明は以下です。

 

動画内でも説明のある通り社内のシステムやデータ、クラウドサービスをノンプログラミングで連携させるサービスです。

Asteria Wrapによって入力業務やデータ集積等の業務を自動化して業務効率を改善させることができるとしています。

 

2017年にはRPAホールディングの子会社であるRPAテクノロジーと提携を発表しました。

その後、2018年にASTERIAからRPAロボットを起動できる「BizRobo!アダプター」の提供を発表しています。

 

アステリアの株価推移

 

業績は堅調でしたが2020年の予想が軟調ということもあり現在株価は天井圏から下落しています。

一旦様子見という状況といえるでしょう。

 

決算期売上高営業利益経常利益純利益EPS
2007/031,00920620731419.1
2008/03905-59-82-324
2009/031,022-55-58-126
2010/031,0671311331036.3
2011/031,20418619220112.2
2012/031,2941821901559.4
2013/031,3307688342.1
2014/031,487206187704.3
2015/03 I1,442130115-15
2016/03 I1,5882722541318.0
2017/03 I1,62130130323014.0
2018/03 I3,11057744419712.0
2019/03 I3,47838946327116.5
2020/03予 I3,0002002001408.5

 

フォーバルテレコム(9445)

フォーバルテレコムは中小企業向けのIP電話や光回線サービスを中心としていました。

PC操作の自動化からバックオフィス機能まで業務処理を削減するため「WinActor」と「Asteria WARP」を連動したとして、RPA関連銘柄として注目を集めています。

 

株式会社フォーバルテレコムとインフォテリア株式会社は、フォーバルテレコムがPC操作の自動化と複雑な業務やバックエンド業務に至るまでの一連の業務処理を完全自動化するため、RPAツールのWinActor(開発:NTTアドバンステクノロジ株式会社)とASTERIA WARPを連動したことを発表します。これにより、月末月初に集中する担当者の業務を大幅に削減。現在、既に月8時間以上の業務時間の削減効果が出ていますが、今後は月50時間以上の削減効果を導き出せる見込みです。その他にも、手作業から自動化されたことで、人的ミスをほぼゼロにするなどの多大な効果が得られました。

参照:Asteria報道発表

 

AsteriaWrapとWinactorの連動の概念図

 

業績は直近5年間は右肩上がりに成長しており、売上高の拡大を伴って利益も拡大しています。

 

決算期売上高営業利益経常利益純利益EPS
2007/0312,46184584097558.4
2008/0313,46633734419211.5
2009/0315,0423913881338.0
2010/0313,95634732719411.6
2011/0313,560397397-21
2012/0313,47034832726015.6
2013/0311,99043643826916.1
2014/0312,14544643527216.3
2015/0312,38558156730518.3
2016/0313,84264467244126.4
2017/0315,04969570046227.7
2018/0315,68369972048429.0
2019/0318,34788880058935.3
2020/03予20,00090084059035.3

 

順調な業績の拡大を受けて2019年の半ばから株価が上昇の一途を辿っています。

成長企業でありながらPERは13倍台とまだまだ割安なことから今後が期待される銘柄となっています。

フォーバルテレコムの株価推移

 

 

野村総合研究所(4307)

先ほどのNTTデータがシステム自体を販売するのなら、「野村総合研究所」はそのシステムの保守、運用等を行うシステムインテグレーター最大手です。

大型株ではこの2社は外せないでしょう。

 

野村総合研究所のレポートでは、日本型RPAをグローバル標準にするという目標で動いています。

RPAはロボットに任せるということで、どうしてもリスク管理が重要になってきます。

 

現在はIoT化が進んでおり、ハッキングリスク等もあるでしょう。

 

野村総合研究所のグループ会社であるNRIセキュアテクノロジーズはRPAリスク管理ツールを提供しています。

ウィルス等によるロボットの不正操作や設定ミスによる異常処理。

 

あるいは従業員による不正利用といったリスクを防止するため、このツールを導入することでリスク管理に必要な社内の規定類や管理体制の整備を容易にします。

 

RPAはこれからまだまだ発展する市場です。

この日本型のリスク管理システムがもくろみ通りグローバル標準になれば、さらなる発展が見込めるでしょう。

 

ビジネスブレイン太田昭和(9658)

ビジネスブレイン太田昭和」はコンサルティング業務やシステム開発受託を行う企業です。

RPAの中でも会計システムや医療向けのシステムを作っています。

 

大きな特徴は、RPAホールディングス出資の子会社であるRPAテクノロジーズと業務提携をしたことです。

 

RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)/Digital Labor のベーステクノロジーを提供する RPA テクノロジーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:大角 暢之、以下 RPA テクノロジーズ)は、株式会社ビジネスブレイン太田昭和(本社:東京都港区、代表取締役社長 石川俊彦、以下ビジネスブレイン太田昭和)との間において、RPA テクノロジーズが持つ RPA 技術と、ビジネスブレイン太田昭和の持つ経理財務・人事総務分野のノウハウを統合し、両社の更なる発展を目指して業務提携を行うことに 4 月 28 日(金)付で基本合意いたしました。

本提携において、RPA テクノロジーズは RPA 技術を提供し、ビジネスブレイン太田昭和は、経理財務・人事総務等間接業務のノウハウを提供することで、両社のノウハウ・技術を融合した新たな RPA の BPO サービスモデルを作り、両社の更なる競争力の向上を目指します。また、ビジネスブレイン太田昭和が提供するコンサルティング、及びシステムソリューション事業において RPA 技術を活用し、新たなサービスモデルを生み出すことで、RPA 技術の更なる普及を図ってまいります。

RPAテクノロジーズは「BizRobo!」というRPAサービスを提供しており、すでに日本生命やオリックスグループでの導入実績があります。

(引用:日経新聞「RPAテクノロジーズ、ビジネスブレイン太田昭和と経理財務・人事総務分野でRPA活用のソリューション提供で業務提携 」

 

このため株価は、業務提携が決まった2017年の1000円台から2000円台と2倍の伸長を見せました。

その後は横ばいが続いていますが、PERは12倍程度(2019年6月現在)と割安感もあります。

 

また業績が好調のため配当利回りも2%近くあります。

今後RPAのニュースが出た際に注目される銘柄の一つです。

 

Ubicomホールディングス(3937)

Ubicomホールディングス」はグローバル事業、メディカル事業を展開しています。

 

フィリピンを拠点としてAIやRPAを用いて製造業や金融機関向けのシステムを作っていますが、注目すべきはメディカル事業です。

 

メディカル領域はAI等のシステム導入が遅れています。診療報酬請求で使われるレセプトはいまだに人間の目で確認している。

支部によって査定内容が異なるなど。

 

課題が山積みです。

 

厚生労働省はこのレセプト診断にAIを導入することを決めました。

 

高齢化で医療・介護費は膨らみ、日本は先進国で最悪の財政状態にある。そんな中で一人ひとりが自立した生活を送ることができる「健康寿命」を延ばし、医療・介護費を抑える対策が急務だ。

カギを握るのがIT(情報技術)だ。政府はこれを最大限使い、医療・介護の抜本改革につなげてほしい。

まず個人が病院や診療所で受診したときの診療報酬明細書(レセプト)の情報の活用だ。今は匿名に加工処理されて厚生労働省のデータベースにたまっている。

(引用:日経新聞「ITで医療・介護を抜本改革せよ 」

 

また支部によって異なっていた査定を一元化することで差をなくし、公正なシステム化を進めています。

UbicomホールディングスはRPA機能を強化したレセプト点検ソフトの新製品を提供しています。

 

業績に関してもAIや医療関連分野が順調であり、営業利益も連続で増加しています。

株価も2017年7月7日につけた1840円の最高値を超える勢いで動いており、自我総額200億円程度の銘柄では注目されるものです。

 

 

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まとめ

テーマ株は投資戦略を考える上で重要です。

過去にもバイオ銘柄、ロボティクス銘柄と上昇を見せました。

 

もちろん短期的な上下はありますが、成長分野に投資をすることは株式投資において重要です。

 

日本はIT分野において遅れをとっておりました。

そこから現在はIT人材の活用、育成に力を入れ始め、新たな技術が次々に出てきています。

むしろこの分野に力を入れなければ世界の市場で戦っていけないでしょう。

 

RPAの技術は、注目度の高い分野です。

人口減少が目に見えているため、業務の効率化は必須であり、成長するためには必要不可欠でしょう。

 

もちろん今回紹介させて頂いた銘柄以外にもRPA関連銘柄はあります。

こういった新技術の特徴は、決して大企業だけが開発をするものではないということです。

特にIT分野はベンチャーによる新技術の発展が著しいものです。

 

今後も発展が期待できるRPA関連銘柄。

投資の選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

以上、【RPA関連銘柄】本命はどれ?今後も発展が期待できる市場における注目株を紹介。。…でした!

 

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2019年6月3日

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マネリテ!編集部は東京大学経済学部卒の証券アナリストを中心とした金融知識が豊富なメンバーが株式投資初心者に向けて有益な情報を提供しています。株式投資を行う意義から基本用語、おすすめのネット証券・投資先情報をお伝えするメディアです。日本人の金融リテラシーの向上と明るい未来を目指しています。