このコンテンツでは、広告代理店、インターネット企業など「サービス業」を営んでいる会社の個別株式銘柄分析を実施しています。
私たちの生活の中でも身近な存在である検索エンジンを提供している「ヤフー」、ソーシャルゲームを展開しているネット企業などに株式投資を考えている方はぜひ参考にしてください。
※2019年7〜9月分析
銘柄名 | 電通 | ヤフー | 東京ドーム | DeNA |
時価総額 | 11,219 億円 | 21,522 億円 | 966 億円 | 3,146 億円 |
予想PER | 17.9 倍 | 20.8 倍 | 15.5 倍 | - 倍 |
PBR | 1.03 倍 | 2.01 倍 | 0.91 倍 | 1.21 倍 |
予想配当利回り | 2.44% | 2.74% | 1.19% | - % |
ROE | 8.44% | 8.59% | 6.71% | 4.94% |
ROA | 2.51% | 3.18% | 2.30% | 3.96% |
自己資本比率 | 28.80% | 33.70% | 34.10% | 84.90% |
銘柄名 | DeNA | 東宝 | 日本郵政 | コナミH |
時価総額 | 3,146 億円 | 9,109 億円 | 55,215 億円 | 7,032 億円 |
予想PER | - 倍 | 28.6 倍 | 11.8 倍 | 22.1 倍 |
PBR | 1.21 倍 | 2.44 倍 | 0.37 倍 | 2.40 倍 |
予想配当利回り | - % | 0.73% | 4.07% | 1.55% |
ROE | 4.94% | 8.70% | 3.61% | 12.92% |
ROA | 3.96% | 6.66% | 0.17% | 9.23% |
自己資本比率 | 84.90% | 77.00% | 4.60% | 72.90% |
銘柄名 | サイバーA | リクルートH | 楽天 | トレンドマイクロ |
時価総額 | 5,342 億円 | 60,563 億円 | 17,114 億円 | 6,996 億円 |
予想PER | 266.0 倍 | - 倍 | - 倍 | 24.2 倍 |
PBR | 6.77 倍 | 6.18 倍 | 1.85 倍 | 4.18 倍 |
予想配当利回り | 0.78% | 0.84% | - % | - % |
ROE | 6.04% | 19.35% | 19.52% | 15.67% |
ROA | 2.48% | 10.49% | 2.10% | 8.36% |
自己資本比率 | 36.00% | 55.20% | 10.50% | 53.70% |
目次
Contents
「Good Inovation」電通
「電通」は日本最大手の広告代理店。
2020年には電通グループに社名を変更し、「純粋持株会社」体制へ移行する予定になっています。
■ 投資判断基準:投資対象外
以下の点を総合的に勘案し、電通は現状「投資対象外」と分析。
■ 業績見通し:
▷ 18年12月期の連結最終利益は前の期比14.4%減の903億円。
▷ 19年12月期も前期比32.0%減の614億円に落ち込む見通しであり、業績に回復の兆しを感じることができないこと。
■ 指標関連:
▷ 予想PERは17 倍と割高、予想PBRは0.98倍で割安水準であるが、業績次第でさらに割高になると考えられること。
■ 競合他社比較:
▷ 2期連続最高益の楽天のほうが投資対象として安心できること。
■ テクニカル的な判断:
▷ 長期的に雲(上値抵抗)があり、テクニカル的に株価の上昇が難しいこと。
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「UPDATE JAPAN」Yahoo(ヤフー)
「ヤフー」はポータルサイトのYahoo! JAPANを運営している、ソフトバンクグループの子会社。
2019年9月、「ZOZO」の買収で大きな話題となりました。
ソフトバンク傘下のヤフーは衣料品通販サイト首位のZOZOの買収を通じ、ネット広告への収益依存からの転換を図る。
若者に人気のあるZOZOを取り込み、ネット通販を第2の柱に育てる。ソフトバンクグループ本体が構造転換を主導し、人工知能(AI)の知見も注ぎ込む。
グループの総力を挙げ、日本国内の米アマゾン・ドット・コムや楽天に次ぐ「万年ネット通販3位」の座の返上を狙う。
■ 投資判断基準:投資対象外
以下の点を総合的に勘案し、ヤフーは現状「投資対象外」と分析。
■ 業績見通し:
▷ 19年3月期の連結最終利益は前の期比40.0%減の786億円。
▷ 20年3月期は前期比4.2%増の820億円に伸びる見通しと公表しているが、20年の回復の根拠にかけていること。
■ 指標関連:
▷ 予想PERは19.2 倍と割高、予想PBRは1.85倍で割安水準であるが、業績次第でさらに割高になると考えられること。
■ 競合他社比較:
▷ 2期連続最高益の楽天のほうが投資対象として安心できること。
■ テクニカル的な判断:
▷ 長期的に雲(上値抵抗)があり、テクニカル的に株価の上昇が難しいこと。
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「BE A CHANGE AGENT」ディー・エヌ・エー(DeNA)
「ディー・エヌ・エー」はモバイルゲーム開発・配信、SNS運営や電子商取引サービスを行っているインターネット関連企業。
またプロ野球の横浜DeNAベイスターズを保有しています。
■ 投資判断基準:投資対象外
以下の点を総合的に勘案し、ディー・エヌ・エーは現状「投資対象外」と分析。
■ 業績見通し:
▷ 19年3月期の連結税引き前利益は前の期比40.5%減の180億円。
▷ 20年3月期の業績見通しは非開示で下降を続けている業績の悪化に歯止めがかかっていないこと。
■ 指標関連:
▷ 予想PBRは1.27倍で割安水準であるが、業績次第でさらに割高になると考えられること。
■ 他社との比較:
▷ 大幅減益を公表しているディー・エヌ・エーはは他社と比較しても投資リスクが高いこと。
■ テクニカル的な判断:
▷ 長期的に雲(上値抵抗)があり、テクニカル的に株価の上昇が難しいこと。
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「楽天主義」楽天(Rakuten)
「楽天」は、インターネットサービスを展開するIT企業。
近年ではECサイト経営だけではなく、金融や携帯電話事業にも参入しています。
■ 投資判断基準:投資対象外
以下の点を総合的に勘案し、楽天は現状「投資対象外」と分析。
■ 業績見通し:
▷ 18年12月期の連結税引き前利益は前の期比19.8%増の1654億円。
▷ 19年12月期の業績見通しは非開示と肝心の19年の業績が不透明であること。
■ 他社との比較:
▷ EC事業は順調であるが、携帯事業に関しては不透明感が高すぎること。
■ テクニカル的な判断:
▷ 長期的に雲(上値抵抗)があり、テクニカル的に株価の上昇が難しいこと。
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「まだ、ここにない、出会い。」リクルートホールディングス
「リクルートホールディングス」は求人広告、人材派遣などのサービスを手掛けるリクルートグループの持株会社。
また、2014年に上場したばかりの企業です。
■ 投資判断基準:中期「様子見」、長期「買い」
▷ 以下の点を総合的に勘案し、リクルートホールディングスは現状中期「様子見」、長期「買い」と分析。
■ 業績見通し:
▷ 19年3月期の連結税引き前利益は前の期比20.4%増の2398億円と好業績をキープしていること。
■ 他社との比較:
▷ セクター的に割高なるも、情報通信セクターは一般的に割高で推移しやすい傾向があること。
▷ 逆に割安=不人気のため、割高気味の銘柄の党が投資効率が高いセクターであること。
■ テクニカル的な判断:
▷ 直近高値3,845円に注目。上抜けた場合、5,000円を目指す展開になる。
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「21世紀を代表する会社を創る」サイバーエージェント(CA)
「サイバーエージェント」は、インターネットサービスを展開するIT企業。
近年ではネット広告代理業だけではなく、ゲームやAbemaTVの運営も行っています。
■ 投資判断基準:投資対象外
▷ 以下の点を総合的に勘案し、サイバーエージェントは中期「様子見」と分析。
■ 業績見通し:
▷ 18年9月期の連結経常利益は前の期比0.6%減の285億円。
▷ 19年9月期は前期比1.5%増の290億円に伸びる見通しと成長に陰りがみられること。
■ 競合他社比較:
▷ 主力事業であるインターネット広告事業は順調であるが、AbemaTVに関しては不透明感が高いこと。
■ テクニカル的な判断:
▷ 中期的に雲(上値抵抗)があり、テクニカル的に中期での株価の上昇が難しいこと。
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まとめ
広告代理店、インターネット企業など「サービス業」を営んでいる会社の個別株式銘柄分析をしてきました。
これから株式投資を始める人は、ぜひ参考にしてみてください。
以上、【サービス・インターネット株見通し】広告代理店・ソーシャルゲーム企業をはじめとした個別株式銘柄を分析&株価予想!…でした。
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