【9434】高配当利回りが魅力のソフトバンクの株価推移を予想する!IPOの公募価格を上回り今後はテイクオフか!?

ソフトバンク」はソフトバンクグループの中核を担う携帯会社。

近年では格安スマホ事業にも進出。

 

今回はファンダメンタルとテクニカル両面から、ソフトバンクの今後の株価推移を分析していきたいと思います。

 

■投資判断基準:「買い」

▷ 以下の点を総合的に勘案し「買い」と判断。目標株価1,700~1,800円。

■ テクニカルからの判断:

▷ 公募価格の1,500円を抜き青天井相場であること。

■業績見通し:

▷ 20年3月期は前期比11.4%増の4800億円に伸び、3期ぶりに過去最高益を更新する見通し。

▷ ROEが毎年好調に上昇中。

■ 競合他社との比較:

▷ 競合と比較し、高配当で、業績もよい。

■ 株主還元策の動向:

▷ 年間配当を前期比47.5円増の85円に大幅増配

 

通信事業会社『ソフトバンク』とは?

ソフトバンク(9434)は2018年12月にソフトバンクグループ(9984)から切り離されて上場された通信会社です。

ソフトバンクグループは孫正義氏がビジョンファンドを中心に運営している持ち株会社になります。

なにかと世間を賑わせるソフトバンクグループについては以下で分析していますので参考にしてみてください!

 

【9984】ソフトバンクグループの有利子負債が15.7兆円と巨額!持続可能性と株価の今後の見通しを予想する。

2018.11.19

 

今回はあくまで切り離された通信会社としてのソフトバンクについて分析を行っていきます・

ソフトバンクの基本的な概要

社名ソフトバンク株式会社
代表者代表取締役 社長執行役員 兼CEO 宮内 謙
コード番号9434(東証一部)
資本金197,694百万円
従業員数約17,100人
設立年月日1986年12月9日
本社所在地〒105-7317

東京都港区東新橋1-9-1 東京汐留ビルディング

電話番号03-6889-2000
事業内容移動通信サービスの提供、携帯端末の販売、固定通信サービスの提供、インターネット接続サービスの提供

 

ソフトバンクの事業内容

 

ソフトバンクの事業内容

ソフトバンク『有価証券報告書』

 

ⅰ.コンシューマ事業

コンシューマ事業では日本国内の個人の顧客に対する、移動通信サービス(および付随する携帯端末の販売を含む)、ブロードバンドサービス等の通信サービスを提供しています。

≪移動通信サービス≫

  • 「SoftBank」ブランド
  • 「Y!mobile」ブランド
  • 「LINEモバイル」ブランド

 

≪ブロードバンドサービス≫

  • SoftBank 光
  • Yahoo! BB 光withフレッツ
  • Yahoo! BB ADSL

 

ⅱ.法人事業

法人の顧客に対し以下を提供しています。

  • VPNサービス「SmartVPN」
  • 移動通信サービス、固定電話サービス「おとくライン」
  • ConnecTalk(コネクトーク)
  • インターネットなどのネットワークサービス
  • データセンターサービス
  • クラウドサービスおよびAI、IoT、ロボット、セキュリティ、デジタルマーケティング等の多様な法人向けソリューション

 

ⅲ.流通事業

ソフトウエアの卸販売を提供しています。

 

ⅳ.その他の事業

その他の事業として、以下を行なっています。

  • 決済代行サービス
  • スマートフォン専業証券
  • パブリッククラウドサービスの設計・開発事業
  • オンラインビジネスのソリューションおよびサービスの提供
  • デジタルメディア・デジタルコンテンツの企画・制作

 

ソフトバンクの業績推移

ソフトバンクの過去の業績推移を見ていきます。

ソフトバンクの業績推移

ソフトバンクの売上高はほぼ横ばいに推移しています。

比較して2020年の予想売上高は大きく上振れています。

8月5日に発表した1Qでも売上高が前年度比28.1%増加していることから、期待が持てる数値であるといえます。

対して、本業の成績を表す営業利益も売上高同様に2020年度から大きく上抜けしています。

8月5日に発表した1Qでも営業利益は前年度比23.8%増加していることから、

ソフトバンクの業績は向上している可能性が高いといえます。

ソフトバンクが5月8日に公表した決算によると、19年3月期の連結最終利益は前の期比7.5%増の4307億円、20年3月期も前期比11.4%増の4800億円に伸び、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しであるとしています。

また配当に関しても、今期の年間配当は前期比47.5円増の85円に大幅増配するとしています。

 

ソフトバンクのROEは日樹に高水準

下記は過去のソフトバンクのROEとROAの推移です。

ソフトバンクのROEとROA

ROEは30%後半から50%と日本の東証一部の平均値である8%を大きく上回っています。

また、ROAですが2020年の予測では5.68% と2019年の7.88%よりも下降しています。

しかし日本の東証一部の平均値が2%ですので、問題のない数値であるといえます

よってソフトバンクROEとROAも好調であるといってよいでしょう。

 

ソフトバンクが掲げる成長戦略

好調な業績をたたき出しているソフトバンク。

ここではソフトバンクが将来に向けてどのような成長戦略を打ち出しているのかをご紹介していきたいと思います。

 

①:マルチブランドでモバイル通信サービスを展開

ソフトバンク・ワイモバイル・LINEモバイルの3つのブランドを通じて、多様なサービスを提供していきます。

 

②:新たな魅力の提供

毎月50GBまでの大容量データ定額サービスに加え、動画やSNSが使い放題になる「ウルトラギガモンスター+(プラス)」や金曜日にクーポンが貰える「SUPER FRIDAY」など、革新的なサービスを提供していきます。

 

③:ヤフーとの連携で独自サービスを

「Yahoo!プレミアム」の無料提供など、子会社であるヤフーと連携したサービスを提供していきます。

 

④:次世代通信技術「5G」への取り組み

「5G」の実用化に向けて、AI、IoT、スマートカー、ロボットなどの先端技術を用いた新たなサービス・ソリューションの技術開発・実証実験を進めています。

 

⑤:新規事業の創出

ソフトバンクは成長戦略として「新規事業の創出」を掲げていますが、具体性がなくここに不安な点が見られます。

ソフトバンクグループのように、M&Aを活用して企業規模を拡大していくだけの戦略では、

少々将来性には欠けると判断せざるを得ません。

 

ソフトバンクのテクニカル分析

ここではソフトバンクは買いか売りかをテクニカル的な側面から分析していきたいと思います。

ソフトバンクの上場来の株価推移

ソフトバンクの株価推移

 

ソフトバンクの公開価格は1,500円でした。

上場して以降、公開価格である1,500円が意識され重い株価推移をしていました。

しかし、5月8日に公表した決算が好感され、大きな陽線を付けて公開価格である1,500円を抜いていることから、テクニカル的には青天井相場で「買い」と判断することができます。

当面のテクニカル的な目標値は1,700円~1,800円と判断することができます。

 

ソフトバンクの競合他社比較

ソフトバンク(9434)を同業であるNTTドコモ(9437)、KDDI(9433)と比較検討していきます。

 

NTTドコモ(9437)の業績推移と自社株買・配当金水準から株価を予想!テクニカル的にも正念場。

2019.05.22

 

通信業界大手KDDI(9433)の株価見通しは?au経済圏の構築で堅調な業績と割安度から予想。

2019.06.06

 

ソフトバンクNTTドコモKDDI
PER1515.910.6
PBR7.46 倍1.71 倍1.57 倍
配当利回り5.66%4.36%3.93%
ROE43.89%12.03%15.52%
ROA7.88%8.85%8.88%

参考:ソフトバンク 有価証券報告書

 

①:PERとPBR

PERに関してはソフトバンクとNTTドコモが15倍と東証一部の平均値である13~14倍を若干上回っています。

比較して、KDDIは10.6倍と割安水準であるといえます。

PBRはNTTドコモとKDDIは東証一部の平均値である2倍を下回っており割安圏であるといえます。

比較してソフトバンクは7.46倍とマザーズの新興企業並みの割高圏にあるといえます。

 

②:配当利回り

配当利回りに関しては5月に大幅増配を発表したソフトバンクが5.66%と圧勝です。

 

③:株主優待

KDDIのみ株主優待を導入しています。

≪KDDIの株主優待内容≫

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保有株式数5年未満5年以上
100株以上3,000円5,000円
1,000株以上5,000円 10,000円

 

④:決算予測

ⅰ.ソフトバンク

19年3月期の連結最終利益は前の期比7.5%増の4307億円、20年3月期も前期比11.4%増の4800億円に伸びを見込んでいる。

 

ⅱ.NTTドコモ

19年3月期の連結税引き前利益は前の期比12.2%減の1兆26億円、20年3月期も前期比16.4%減の8380億円に減る見通し。

 

ⅲ.KDDI

19年3月期の連結最終利益は前の期比7.9%増の6176億円、20年3月期は前期比0.4%増の6200億円と見込んでいる。

ソフトバンクのみが大幅な増益を見込んでいるため、業績はソフトバンクが突出しています。

 

⑤:競合他社比較総合

株は将来性を買うものであると考えると、ソフトバンクが魅力的です。

割安度から長期保有を見越して購入するのであれば、KDDIと判断することになります。

 

まとめ

今回はファンダメンタルとテクニカル両面からソフトバンクの今後の株価推移を分析してきました。

 

ソフトバンクはテクニカル的は青天井相場のため買い判断です。

また業績も好調であることからファンダメンタル的にも買い判断であるといえます。

 

よって、株価が指数等の要因で下落したときの押しを狙って積極的に購入したい銘柄であるといえます。

 

■投資判断基準:「買い」

▷ 以下の点を総合的に勘案し「買い」と判断。目標株価1,700~1,800円。

■ テクニカルからの判断:

▷ 公募価格の1,500円を抜き青天井相場であること。

■業績見通し:

▷ 20年3月期は前期比11.4%増の4800億円に伸び、3期ぶりに過去最高益を更新する見通し。

▷ ROEが毎年好調に上昇中。

■ 競合他社との比較:

▷ 競合と比較し、高配当で、業績もよい。

■ 株主還元策の動向:

▷ 年間配当を前期比47.5円増の85円に大幅増配

 

以上、【9434】高配当利回りが魅力のソフトバンクの株価推移を予想する!IPOの公募価格を上回り今後はテイクオフか!?…でした。

 

【通信・キャリア株見通し】ソフトバンク・ドコモをはじめとした携帯会社個別株式銘柄を分析&株価予想!

2019.09.16

 




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