「ホテルや老人ホームといった商業用物件に少額から投資してみたい」
「不動産投資信託よりも利回りの高いファンドで資産運用を始めたい」
「プレリートファンド」は優良不動産をリートに組み込まれる前に投資できるソーシャルレンディングです。
取り扱うファンドの情報は細かく掲載されていて、透明性が高いところが特徴です。
どのようなサービスであるのか、プレリートファンドの特徴やリスクについて詳しく解説します。
目次
Contents
プレリートファンドの特徴
国内の不動産に少額から投資できるソーシャルレンディング、それがプレリートファンドです。
maneoマーケット株式会社とプレリートファンド株式会社が提携してサービスを提供しています。
不動産投資信託(リート)に組み込める不動産を、リートに入る前に投資できるのがプレリートファンドの特徴。
実際にホテルや老人ホームを対象としたファンドが多く掲載されています。
対象物件の売却先であるリートは複数の不動産に分散投資できて、株式と同じように取引できる金融商品です。
いつでも換金できる魅力がある一方、価格変動や低利回りでリターンに期待できない場合があります。
プレリートファンドならリートに入る前の不動産に投資できて、条件を満たせば高利回りを期待できるもの。
不動産投資でより効率的に資産運用したい人にオススメのサービスです。
サービスを利用するには
プレリートファンドには投資口座開設の条件があり、以下の条件を満たさない人は投資できません。
- 口座開設を申し込んだ時点で20歳以上かつ75歳未満であること
- 日本国内に在住していて、在留資格があること
- maneoマーケットの独自審査に通過すること
年齢や居住地に問題がなければ、さっそくプレリートファンドの投資口座を開設しましょう。
公式ホームページにアクセスしてページ上部の「新規口座開設」ボタンを押すと、開設手続きに進めます。
口座開設の手続きでは規約などの同意や投資経験の回答、個人情報の入力が必要です。
フォームに従って入力手続きを進めると、本人確認書類の提出画面に進めます。
画像や書類のコピーを送ることで、運営会社から本人確認ハガキが登録した住所に郵送される仕組みです。
確認ハガキにはキーコードがあり、マイページでコードを入力することで本人確認は完了します。
すべての口座開設手続きが完了したら、さっそく投資口座に資金を入金しましょう。
マイページに記載された口座にお金を振り込むことで、自分の投資口座に資金を入金できます。
資金が反映されたら投資するファンドを選んで、詳細ページから申し込みましょう。
ファンドの運用が始まると借り手に資金が移動して、返済計画に沿って利息や元本が返済される仕組みです。
分配された資金は銀行口座に出金したり、他のファンドに再投資したりできます。
投資口座を保有するための管理費用や事務手数料などは無料です。
投資先の具体例
2019年6月中旬に募集されていたファンドとして、「ホテル・プレリートファンド101号「グランド赤坂」」があります。
運用期間は18ヶ月であり、想定利回りは5.50%です。
本ファンドではプレリートファンドの関連会社を経由して、不動産保有会社Fに融資します。
F社は赤坂見附駅の最寄りにあるグランド赤坂を所有して、他社に物件を提供しているところ。
グランド赤坂からの固定賃料が配当金の原資であり、F社は最終的にリートなどへ対象物件を売却します。
売却のタイミングが想定より早いと期限前返済となり、ファンドの利回りが変動するものです。
投資対象のホテルは都心部の交通アクセスがよい地域にあり、訪日観光客などにより需要を見込めます。
将来性のある商業用物件に投資してみたい人に、プレリートファンドは便利なサービスです。
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プレリートファンドのメリット
「プレリートファンドって使う意味があるの?」と思った人はいるでしょう。
確かに証券口座があればリートに投資できて、ソーシャルレンディングを使わなくても不動産に投資できます。
ですがリートの投資価格は高額になりやすく、少額から不動産投資できない欠点があること。
また、リートは配当利回りが5%未満の商品が多くあり、資産を増やすのは難しいです。
プレリートファンドで不動産投資を始めれば、ユーザーには次のようなメリットがあります。
それぞれのメリットについて簡単に見ていきましょう。
不動産情報により透明性が高い
プレリートファンドが取り扱うファンドには、対象物件の詳細や市場の分析情報が記載されています。
投資家は物件の詳しい情報を確認したうえで、適切に投資判断できるのがメリットです。
他社のソーシャルレンディングでは透明性が低くて、投資判断しにくい場合があります。
想定利回りが高くても、借り手や不動産の信頼性が分からなければリスクは大きくなること。
また、プレリートファンドではリートなどへの売却が目的であり、優良でない不動産は掲載されない特徴もあります。
ファンドの情報を詳しく確認できるのがプレリートファンドの魅力です。
不動産投資を2万円から始められる
プレリートファンドが提供する多くのファンドは2万円から投資できます。
貯金が少なくて不動産を購入するのが難しい人でも、プレリートファンドなら資産運用できるもの。
少額から不動産を投資する方法としてリートもありますが、投資口価格が高額となる傾向です。
リートは10万円以上の価格が付いた商品が大半であり、投資するハードルは高いもの。
いきなり多額の資金をリートに投資してしまうと、価格変動等によって損するリスクもあります。
不動産に投資した経験がない人は、プレリートファンドで少額投資に挑戦することがオススメです。
利回りが想定よりも高くなる場合がある
プレリートファンドの投資案件には最大期待利回りが設定されています。
返済期限までに投資対象物件が売却されて、予想よりも売却金額が上回ったときに想定利回りよりも高い利回りを見込めるのが特徴。
不動産市況や需要によっては売却金額が高くなり、ファンドに投資した人が10%を超える利回りに期待できる場合があります。
借り手の運用次第でリターンが増える可能性があるのもメリットです。
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プレリートファンドのデメリット
少額から優良な不動産に投資できるプレリートファンドには、投資家にとってデメリットもあります。
サービスの利用を検討している人が知っておくべきデメリットは次の2つです。
■ プレリートファンドのデメリット:
- ファンドの運用期間が長い
- 利回りが5%から6%と低め
それぞれのデメリットについて簡単に解説します。
ファンドの運用期間が長い
プレリートファンドでは運用期間が長いファンドが大半であり、資金を引き出せない期間が長いデメリットがあります。
ファンドに投資する前に運用期間に注意しましょう。
利回りが5%から6%と低め
プレリートファンドの投資案件は想定利回りが5%程度のものが多く、他社のソーシャルレンディングに比べて低めです。
物件のリスクが少ないと、リターンも少なくなる傾向があります。
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プレリートファンドの有効な活用法
ファンドの出口戦略はリートなどへの売却であり、優良不動産にファンドを通して投資できるのがプレリートファンドの魅力。
リスクの少ない物件に投資してみたい人は、口座を開設して投資できるよう準備しておきましょう。
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まとめ
ファンドの透明性が高くて、2万円から不動産に投資できるのがプレリートファンドです。
自分で不動産の情報をしっかり確認して、リスクを抑えて投資したい人に本サービスを勧めます。
以上、プレリートファンドとは?サービスの特徴やリスク・利用するメリットとデメリットを解説!…でした。
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