(最新の合戦の振り返りは米国大返し〜US Stock Market Magazineにて発信中です。)

 

今週の合戦(米国株式市場)の振り返りをします。

目次

今週の合戦の要約(4月12日〜16日)

  • 米国株価:3指数揃って堅調(NYダウS&P500NASDAQ)。
  • セクター状況:Utilities(公共事業)/Materials(素材)が株式相場を牽引。
  • FRB動向:特に大きな動きなし。
  • 投資家心理:株式相場は市場をポジティブな見方で維持。
  • 機関投資家の動き:資金を株式市場へ戻している模様。
  • 経済指標:「小売売上高」が市場予想を大きく上回り実体経済の回復が数値でも顕在化。

 

 

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代表指数動向(&強気相場 or 弱気相場判定)

株価指数動向

(4/9 close to 4/16 close)

 

 

  • S&P500
  • ナスダック
  • NYダウ

 

SP500とナスダックとダウを比較

Tradingview

 

 

強気相場 or 弱気相場

(現状は強気相場を確認

強気相場 or 弱気相場判定

 

現状、S&P500とNASDAQはそれぞれのフォロースルー日から累積カウント1ずつです。

 

(※売り抜け日カウント数とは)

前日比で0.2%以上のマイナスを前日以上の出来高ともなって記録した日(つまり大口が資金を抜いた日)を「売り抜け日」とカウント。4-5週間で4-5日あれば天井から下落の可能性あり。「フォロースルー日」を迎えたらカウントはリセット。「フォロースルー日」は下落局面で前日比プラスで引けた日から4-7営業日後に出来高を伴って大幅に上昇した日のことを指す。こちらは成長株発掘のオニール氏のマーケットの方向性の考え方を参考にしています。

 

 

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セクター別(4/9 close to 4/16 close)

S&P500

[Highlight]

  • エヌビディア(NVDA)+10.5%
  • テスラ(TSLA)+9.27%
  • ウェルファーゴ(WFC)+8.25%
セクター別騰落率

finviz.com

 

業種別騰落率

[Highlight]

  • Utilities(公共事業)+3.65%
  • Materials(素材)+3.44%
  • Health Care(ヘルスケア)+2.88%
Sectors & Industries Overview

Fidelity:Sectors & Industries Overview

 

セクターETF騰落率

[Highlight]

  • Commodity:UCO+11.08%, USO+6.25%
  • Global:NUGT+7.37%, JNUG+6.52%

 

セクターETF騰落率

finviz.com

 

 

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米国連邦準備制度理事会(FRB)の動向

FRBの金利動向に気をつける

→過去を振り返ると、FRBの金利が引き上げられたことがきっかけで弱気相場が始まり不景気に突入した歴史がある。弱気相場が終わるのは金利が下げられた時が多い。

最も簡単で役に立つ金融指標はFederal Fund(FF)レート。コンピューターによる自動売買や様々なヘッジサービスによってリスクの高い弱気相場で発生する株価の下落から資金を守るために、ポートフォリオの大部分をヘッジするファンドが現れた。金利が急騰する場面は相場が下落しやすい仕組みになっています。(但し、金利よりも株価が相場を見極める指標としては最重要です)

 

今週は金融政策運営について大きなサプライズはなし。現在のインフレ圧力は一時的な現象との認識変わらず。

 

ブレイクイーブンインフレ率

[ブレイクイーブンインフレ率=市場が期待するインフレ率]

 

この1年間、「5年ブレークイーブンインフレ率」と「10年ブレークイーブンインフレ率」は上昇基調です。

 

過去1年の5年と10年の期待インフレ率

FRED

 

しかし、4月に入り落ち着きを取り戻しています。人々のインフレ期待が一旦落ち着いたことを示しています。

 

1週間の五年と10年の期待インフレ率の推移

FRED

 

結果として上昇基調だった長期金利(米国債10年利回り)も落ち着きを見せています。以下の通り、米国5年債、10年債ともに直近の上昇が落ち着いて今週は下落しています。

 

10年債と5年債金利の推移

FRED

 

年初来上昇してきた金利が落ち着きを取り戻したことでドル自体の強さが弱くなりました。ドルインデックスが下落しています。

(※ドルインデックス=複数の主要通貨に対する、アメリカ合衆国ドルの為替レートを指数化したもの)

 

ドルインデックスの推移

TradingView

 

結果として、今週は金や銀などの貴金属が大きく回復することに繋がっています。ただ、ドル安・円高に振れているので、円建でみるとトントンといったところですが・・・。

 

 

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プットコールレシオ

ここでは年初来からの比率(%)を観察。直近の投資家心理を確認します。

  • プット(Put)=投資家が株式相場下落を期待
  • コール(Call)=投資家が上昇を期待
  • S&P500
  • NASDAQ

 

S&P500指数とナスダックのプットコールレシオの推移

TradingView

 

  • S&P500は2021年1月1日比 -7%(投資家は安心)
  • NASDAQは2021年1月1日比 -37.11%(投資家は安心)

 

 

 

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Volatility index(VIX指数/恐怖指数)

VIX指数

VIX」とは市場で取引されている価格から逆算された「株式市場のボラティリティ」のことを指します。

株価指数は上昇時は緩やかに上昇します。下落時は急落します。市場参加者が高いボラティリティを見込んでいるということは、市場に対して不安を抱いていると想像できます。

 

[S&P500指数とNASDAQのVIX指数の推移]

  • S$P500
  • NASDAQ

 

SP500とナスダックのVIX指数の推移

Tradingview

 

3月の下落相場からVIX指数は急落しています。市場が安心しきっていると想像できます。

 

 

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空売り比率 (Short Volume)

「空売り比率(ショートボリューム)」はNYSE(ニューヨーク証券取引所)で空売りされている株式の数を、NYSEの「総出来高」との割合で示したものです。

 

この比率が高ければ、投資家が株式市場をネガティブに見ていることを意味します。特に暴落局面で注視するのが有効です。

弱気相場が底をつける時とは、空売りの急増を示す数値(大規模な投機筋の動き)が、通常2回か3回現れると成長株発掘の著名投資家・オニール氏は言及しています。

 

S&P500指数の空売り比率

4月16日までのS&P500指数の空売り比率は以下です。S&P500指数で最も取引Volumeが多いETFである「SPY」で見ていきます。

S&P500指数のショートボリュームの推移

fintel

 

4月に入ってからは安定的に推移しています。空売り比率は「現在残っている空売残」ではないので注意。空売残は「Short Interest」と言います。

 

NASDAQの空売り比率

NASDAQは「ナスダックインデックス」に連動する「ONEQ」の空売り比率で見ていきます。

 

ナスダックのSHort Volumeの推移

fintel

 

4月に入っても、依然として高い水準となっています。相場の下落に賭ける向きも一定数あることが見て取れます。

 

 

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センチメントインジケーター(機関投資家&アクティブファンドマネージャーの動向)

センチメントインジケーターとは、個人投資家・機関投資家・海外投資家の過去12か月の株式ポジションと現在のポジションを比較したものです。

 

Sentiment Indicator

Isabelanet

 

4月12日に新たなレポートが発表されています。上記の通りポジションが膨らんでいます。引き続き金融緩和で溢れている市場の資金が株式市場に流入しています。

 

米国アクティブファンド(アクティブ投信)マネージャーの動向にフォーカスします。NAAIM Numberを見ていきます。

NAAIM Numberはアクティブファンドの投資動向を確認できます。100を超えると、アクティブファンドがレバレッジをかけていることを意味します。

 

NAAIM Exposure Index

NAAIM

 

4月は2月後半〜3月に落としていたポジションを株式市場に回帰させています。1月と2月前半はアクティブファンドの積極的な買いが入っていたことがわかります。3月は50%くらいまで引き下げ。我々が見ている相場と連動していますね。

 

 

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4/12~4/18発表の重要経済指標

予想以上に強い小売の結果からも経済再開が順調に進んでいることがわかります。最近のNYダウの強さが実体経済にも後押しされる流れとなっていますね。

 

今週 (04/12~04/18)発表の経済指標

今週 (04/12~04/18)発表の重要経済指標

 

 

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総括

先週のマーケットは特に悪いニュースもでることなく心地よい相場環境だったのではないでしょうか。もう一度最初のまとめを掲載しておきます。

  • 米国株価:3指数揃って堅調(NYダウS&P500NASDAQ)。
  • セクター状況:Utilities(公共事業)/Materials(素材)が株式相場を牽引。
  • FRB動向:特に大きな動きなし。
  • 投資家心理:株式相場は市場をポジティブな見方で維持。
  • 機関投資家の動き:資金を株式市場へ戻している模様。
  • 経済指標:「小売売上高」が市場予想を大きく上回り実体経済の回復が数値でも顕在化。

 

強気相場ですが、油断することなくマーケットを注視し、トレンド変換の兆しが現れ始めないかを今後も見守っていきます。

 

以上

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マネリテ!編集部は東京大学経済学部卒の証券アナリストを中心とした金融知識が豊富なメンバーが株式投資初心者に向けて有益な情報を提供しています。株式投資を行う意義から基本用語、おすすめのネット証券・投資先情報をお伝えするメディアです。日本人の金融リテラシーの向上と明るい未来を目指しています。