風力発電は再生可能エネルギーとして太陽光発電と共に注目が高まっています。
本日は風力発電を利用して個人投資家が低いリスクで高い利回りを得られる手法についてお伝えしていきたいと思います。
今回の記事でお伝えしたいことは以下となります。
- 風力発電とは?
- 風力発電投資が何故魅力的なのか?
- 風力発電投資で個人投資家が儲ける方法とは?
目次
Contents
風力発電とは?
まずはそもそも風力発電とはどのような発電手法なのか?
現在日本の発電量全体のどれくらいの割合を担っているのか?
という点についてお伝えしていきたいと思います。
風力発電の仕組み
風力発電は風の力を利用して風車を回して回転運動を発電機に伝えて電気を起こします。
風という自然エネルギーを利用するので二酸化炭素を出さず環境に優しい発電手法となっています。
しかし、風の強い地域でないと発電効率が悪いというデメリットもあります。
ちなみに発電量は風速の3乗に比例するため、風速が2倍になると風力エネルギーは8倍となります。
当然日本で風力発電が設置されている場所は海風が期待できる沿岸部に集中しています。
風力発電の日本における存在感とは?
風力発電は注目されているとはいえ、以前として全発電量の1%未満という量になっています。
太陽光の伸びに比べるとまだまだといった感じですね。
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風力発電投資の魅力となっている固定価格買取制度
太陽光発電投資の際にも説明しましたが、現在日本では再生可能エネルギーに対して固定価格買取制度を実施しています。
固定価格買取制度の概要
資源需用量の増大による資源獲得の国際競争の激化や温暖化によってクリーンな国産エネルギーが年々必要になってきています。
上記のような背景を受けて、環境庁はクリーンな国産エネルギーの生産量増大を狙って固定価格買取制度を制定しました。
固定価格買取制度は再生可能エネルギーを電力会社等の事業者が固定価格で買い取ることを義務付けた制度です。
電力会社の買取に際して電気を利用している国民から賦課金という形で不足分を補っています。
国としては再生可能エネルギーの生産を後押しすることで生産コストが下落することを狙って運用を開始しました。
風力発電の固定価格買取単価の推移
風力発電の固定価格の買取単価は以下のように推移しています。
20kW以上 | 20kW未満 | 洋上風力 | ||
2012年度 | 22 | 55 | – | |
2013年度 | 22 | 55 | ||
2014年度 | 22 | 55 | 36 | |
2015年度 | 22 | 55 | 36 | |
2016年度 | 22 | 55 | 36 | |
陸上風力 | 陸上風力 (リプレース) | 洋上風力 (着床式) | 洋上風力 (浮体式) | |
2017年度 | 21 | 18 | 36 | 55 |
2018年度 | 20 | 17 | 36 | 36 |
2019年度 | 20 | 16 | 36 | 36 |
2020年度 | 18 | 16 | 未定 | 36 |
稼働開始から20年間認定 |
(参照:2018年度以前、2019年固定価格買取制度単価)
陸上風力のリプレースというのは既存の設備を利用した発電のことです。
環境庁としては新規発電を促し再生エネルギー生産量を拡大させたいので既存設備の単価は低く設定しています。
再生可能エネルギーの継続的な拡大の観点から、風力発電及び地熱発 電について、新設と比べたリプレースの事業リスク・コストの低さを踏まえ、新たにリプレ ースの買取価格区分が創設されます。
<<中略>>
以下に該当する場合は、リプレースの買取価格区分に該当することになります。
イ 廃止予定の既存発電設備の連系容量を活用して連系するもの
ロ 廃止された(廃止予定の)既存発電設備で使用していた送変電設備(発電事業者所有のもの)を利用するもの
ハ 廃止された(廃止予定の)既存発電設備の設置場所と同一の場所(既存発電設備が設置されている引用:環境省『固定価格買取制度におけるリプレースの認定の考え方について』)
一番メジャーな20kW以上、陸上風力発電の単価の推移は以下となります。
若干買取価格自体は減少傾向にありますが、以下の太陽光発電投資に比べると下落幅は低いですね。
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個人で風力発電をプロペラを用いて実施するのは現実的ではない
それではまず個人でプロペラで風力発電を行なって儲かるのか?
という点を紐解いていきましょう。
小型風力発電の高単価は既に存在しない
以前は20kW未満の小型の風力発電の売電単価は55円/kWhと高単価でした。
一方、太陽光発電の10kW未満の売電単価は2016年当時31円/kWhであったことを考えると風力発電に価格優位性がありました。
しかし、20kW未満の認定単価については以下の条件を満たすものを以って消滅してしまいました。
20kW未満については、土地の確保を証明する賃貸借契約書等の書類を含む接続契約以外の必要書類を全て揃えた上で、FIT認定の申請及び接続契約の申込みを2018年2月末までに完了し、かつ、2018年7月末までに接続契約の締結が確認できた案件に限り、2017年度の調達価格を適用。
引用:環境庁
小型発電の価格優位性については現時点では存在しないと考えた方がよいでしょう。
家にプロペラを設置すること自体が現実的ではない
また仮に採算が見込めたとしても家にプロペラをつけるのは現実的ではありません。
プロペラの回転音で近隣の住人に迷惑をかけますし、メンテナンス自体非常に困難です。
採算という観点からも、物理的な要因からも個人でプロペラを回すのは得策ではありません。
では、風力発電投資を諦めるべきなのか?
という話は別となります。
個人でも少額からプロペラを回さずに高いリターンを狙える風力発電投資手法についてお伝えしていきたいと思います。
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風力発電投資で少額から低リスクで年率7%のリターンを狙う方法
小型風力発電投資は不可能でも大規模な風力発電投資に出資を行うことで高いリターン獲得を狙うことができます。
クラウドバンクは再生エネルギーに対する出資者を募って資金を集めて再生エネルギー発電事業者に融資を行っています。
見返りとして投資家に対しては分配金が支払われるという仕組みを提供しています。
クラウドバンクは太陽光発電投資で定評がありますが、風力やバイオマス、水力発電も手がけています。
案件数 (募集中・運用中含む) | |
太陽光発電 | 1091 |
風力発電 | 150 |
バイオマス発電 | 102 |
水力発電 | 10 |
魅力①:7%近い高利回りを実現
風力発電に関しては基本的には6.9%とほぼ7%の利回りを獲得することができます。
投資家としてはプロペラをつけることなく、出資を行うだけで7%近い分配金を得られるのは魅力的ですね。
更に元本は変わらないので株式投資等の元本変動型の投資が怖いという方にもおすすめできる投資ですね。
魅力②:安全性が高い
クラウドバンクは今まで2000件近い案件をこなしてきています。
通常出資型のモデルであれば貸し倒れや支払いが遅れる延滞が発生する場合があります。
しかし、クラウドバンクでは風力発電投資を含めて今まで一度も貸し倒れや延滞が発生していません。
クラウドバンクの案件は安全性が高いことで定評があります。
【公式サイト】https://crowdbank.jp
魅力③:1万円から投資が可能
設備投資などのまとまった資金を用意する必要がない点も魅力となっています。
クラウドバンクでは1万円から分散投資を行うことが可能です。
太陽光発電と風力発電の案件に分散投資を行いリスクを極小化するのも魅力的ですね!
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まとめ
風力発電投資は小型発電事業者向けの単価が撤廃されたことで旨味が減っています。
個人で風力発電を行い売電することは物理的にも採算的にも現実的ではないでしょう。
しかし、クラウドバンクを通して風力発電事業者に出資することで元本不変で7%ものリターンを獲得することができます。
クラウドバンクでクリーンなエネルギー創出に一役買いながら高いリターンを得ていきましょう!
以上、個人でも出来る失敗しない風力発電投資とは?少額から設備を持たずリスクを極小化して儲けよう!…の話題でした。