「セブンイレブンの株式に投資して、株主優待をゲットしたい」と思う人は多いでしょう。
セブンイレブンの株式はセブン&アイが保有しているため、投資するにはセブン&アイの株式を購入することが必要です。
どうすればお得に投資できるのか、株主優待の内容や受け取り方を解説します。
目次
Contents
セブンイレブンの株主優待について
セブンイレブンはセブン&アイ・ホールディングスの子会社であり、親会社が株式を保有しています。
セブン&アイは株主優待を提供していないためセブンイレブンに投資しても株主優待は貰えません。
セブン&アイ・ホールディングスにはスーパーからコンビニ、雑貨店など幅広いグループ企業が存在。
それらの企業による利益を還元することがセブン&アイの記法方針であるから株主優待が配られないことを推測できます。
2019年現在では株主優待の情報はありませんが、今後方針が変わって優待が用意されることも。
お得に投資するために、株主になると貰える配当や株主優待の受け取り方を詳しく見ておきましょう。
セブン&アイの配当
セブン&アイ・ホールディングスには株主優待がありませんが、配当は毎年2回配られています。
利益配分の基本方針として配当性向40%の維持が決められているため、高い利回りに期待できるもの。
過去3年間にセブン&アイ・ホールディングスが株主に送った配当金額は以下の通りです。
年度 | 中間配当 | 期末配当 | 年間の合計配当 |
2019年 | 47.5円 | 47.5円 | 95円 |
2018年 | 45円 | 45円 | 90円 |
2017年 | 45円 | 45円 | 90円 |
1株当たりの配当金をチェックすることで、過去10年以上の配当額を確認できます。
以前に比べて1株に対する配当額が増えているため今後もより良い利回りに期待できるでしょう。
たとえ株主優待を受け取れなくても、配当というリターンでお得に投資できます。
また株価が下がれば優待があっても損する場合もあるため総合的に検討したうえで株式投資することがオススメです。
配当や株主優待を受け取る方法
株式会社の株主となって配当や株主優待を受け取るには、権利が確定する日にちに株式を保有していることが必要です。
セブン&アイの配当基準日は毎年2月末日または毎年8月31日となっています。
権利付き最終売買日は4営業日前であり、その日に株式を保有していれば配当や株主優待を受け取る権利を得られます。
例えば2019年に中間配当を受け取るには、8月27日に株を保有している必要があります。
配当や株主優待の権利を獲得すれば、基準日から約3ヶ月後に会社から案内が届きます。
案内に従って手続きを進めることで、問題なく会社の配当金や株主優待を受け取れます。
権利付き最終売買日は配当を狙う人が多く、さまざまな会社の株価が高くなる傾向です。
狙っている会社の配当や株主優待を貰いたい人は、前もって株式を購入しておくと良いですね。
尚、株主優待や配当金にどうしても目がいきがちですが、世の中には実は様々な資産運用の種類があります。
株主優待や配当金以外にも知っておくと、実はより効率的に資産が築ける方法があったことに気づかされるかもしれません。
そんな新しい気づき、常識を覆すような情報を発信している資産運用セミナーなどを以下のコンテンツでまとめています。
ぜひ参考にしてみてください。
セブン&アイの株式を購入するには
セブン&アイ・ホールディングスは東証一部に上場しているため、大半の証券会社で株式を購入できます。
ネットから簡単に株式を購入したい人にはSBI証券や楽天証券がオススメです。
2019年6月現在の株価は3,646円であり、取引の基準である株数は100株となっています。
つまりセブン&アイに株式投資するには、最低でも37万円程度の資金を用意することが必要です。
証券会社でセブン&アイが見つからないときは、証券コード「3382」で検索してみましょう。
証券コードで検索すると効率的に株式会社の情報を見つけられます。
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株主優待を貰えるコンビニやスーパー
セブンイレブンには株主優待がありませんが、競合他社には各種優待を設定しているところが多く存在します。
コンビニやスーパーの株主優待を貰うことで、生活費の負担を減らせるのがメリットです。
株主優待を貰える有名なコンビニやスーパーは以下の5つ。
- スリーエフ
- ミニストップ
- デイリーヤマザキ
- ポプラ
- イオン
どのようなリターンがあるのか、それぞれの優待を詳しく紹介します。
スリーエフ
ローソンと統合したコンビニ「スリーエフ」には株主優待としてお買物券があります。
株式を保有していることで、チェーン全店で利用可能な買い物優待券を受け取れるもの。
株価 | 優待獲得月 | 優待獲得株数 | 株主優待 (チェーン全店利用可能 買物優待券) | 優待利回り |
385円 | 8月末 | 100株以上 | 500円分 | 最大利回りは1.7% (300株保有で年間2,000円) |
300株以上 | 2,000円分 | |||
1,000株以上 | 3,000円分 | |||
5,000株以上 | 5,000円分 | |||
10,000株以上 | 10,000円分 |
(参照:スリーエフの株主優待)
配当と合わせると利回りが3%程度と高くなるため、スリーエフを普段から利用している人にはオススメです。
ミニストップ
イオングループに属しているコンビニチェーン「ミニストップ」も株主優待を設定しています。
100株以上の株式を保有することでアイスクリームやコーヒーの無料券を貰えるのが特徴です。
株価 | 優待獲得月 | 優待獲得株数 | 株主優待 | 優待利回り |
1,559円 | 2月末 8月末 | 100株以上 | ソフトクリーム無料券5枚 | 最大利回りは0.8% (ソフトクリーム1個を200円、コーヒーSサイズを100円と仮定) |
200株以上 | ソフトクリーム無料券5枚とコーヒーSサイズ無料券3枚 | |||
1,000枚以上 | ソフトクリーム無料券20枚とコーヒーSサイズ無料券3枚 |
(参照:ミニストップの株主優待)
株主優待の利用手段が限られているデメリットがあります。
ミニストップでソフトクリームやコーヒーを嗜みたい人にはお得ですね。
デイリーヤマザキ
パンで有名な山崎製パンが経営しているコンビニチェーンが「デイリーヤマザキ」です。
山崎製パン株式会社に投資することで、オリジナルの製品詰め合わせギフトが受け取れます。
株価 | 優待獲得月 | 優待獲得株数 | 株主優待 | 優待利回り |
1,627円 | 12月末 | 1,000株以上 | 山崎製パンの自社商品詰め合わせ(3,000円相当) | 最大利回りは0.18% |
(参照:山崎製パン株主優待)
日ごろからヤマザキのパンやお菓子などを購入している人に最適な株主優待ですね。
製品詰め合わせは毎年4月頃に配送される予定です。
ポプラ
ローソンと資本を提携しながら営業しているコンビニチェーンが「ポプラ」です。
スリーエフと同じく株式優待には自店舗で使える買い物優待券が設定されています。
株価 | 優待獲得月 | 優待獲得株数 | 株主優待 (お買い物優待券) | 優待利回り |
496円 | 2月末 8月末 | 100株以上 | 1,000円分 | 最大利回りは4%(100株保有で年間2,000円相当) |
500株以上 | 1,500円分 | |||
1,000株以上 | 2,000円分 |
(参照:ポプラ株主優待)
日々の生活でポプラを利用している人にお買い物優待券は便利ですね。
イオン
大手スーパーのイオンでは株主優待としてイオンオーナーズカードを提供しています。
保有している株式数によりキャッシュバックや優待特典を受け取れる仕組みです。
株価 | 優待獲得月 | 優待獲得株数 | 株主優待 | 優待利回り |
1,559円 | 2月末 8月末 | 100株以上 | 3%のキャッシュバック | 最大利回りは個人の利用状況や投資期間に応じて変動。 |
500株以上 | 4%のキャッシュバック | |||
1,000株以上 | 5%のキャッシュバック | |||
3,000株以上 | 7%のキャッシュバック |
(参照:イオン株主優待)
また株式を3年以上保有している人には、1,000株以上でイオンギフトカードを進呈しています。
お買い物でイオンを使っている人であれば、株式に投資してオーナーズカードを狙ってみると良いですね。
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まとめ
セブンイレブンには株主優待がありませんが、投資することで年に2回配当を受け取れます。
利回りや投資する金額などを考慮して、積極的に配当や株主優待を獲得しましょう。
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