【ICOとは?】IPOに代わる資金調達方法として注目?代表的な仮想通貨の系統・種類と併せて解説。

そもそもICOとは何かを解説&代表的な仮想通貨の系統・種類を紹介

「ICO」とは、IPOに代わる資金調達方法として注目され、今や仮想通貨は2000種類を超える程に数を増やしています。

 

そもそも仮想通貨といえば、「ビットコイン」を連想されるのが一般的ですが、ビットコイン以外の多くの通貨は「アルトコイン」と呼ばれています。

 

まず、アルトコインが発行されるために必要なフェーズであるICOから理解しましょう。

目次

ICOとは?

そもそもICOは、「Initial coin offering」の略で、仮想通貨を使って事業を始める際の資金調達方法のことをいいます。

 

ICOとは?

 

IPO(新規株式公開)は、決算書を提出するなど証券会社による正式な手続きを踏む必要があります。

 

一方で、ICOは、事業内容や資金調達の目的を記載したホワイトペーパーのみで投資家から資金を集めることができる点に注目が集まり、2016〜2017年にかけて空前のブームになりました。

 

しかしながら、法的な拘束力がなく、詐欺コインであるリスクが高い場合が多く、2018年に入ってからは下落基調が続いています。

 

また、2018年に実施されたICOのうち約8割が原価割れしていること、イーサリアム上のアクティブ数300人を超える分散型アプリがわずか5つだけと、問題点が顕在化しているのも事実です。

 

 

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代表的な通貨を系統・種類別に紹介

話を戻して、ICOでは、ホワイトペーパーにプロジェクトの内容を記載して資金調達を行います。

 

代表的な通貨を系統・種類別に紹介

 

ホワイトペーパーに記載されるプロジェクトは、仮想通貨を使用するのが一般的で、何らかの特徴を持っていることが多いです。

以下にその機能別に分類しています。

 

決済特化型匿名型スマートコントラクト型
プラットフォーム予測市場型SNS型
分散型取引所(DEX)型データストレージその他

 

続いて、以下では、代表的な仮想通貨を取り上げ、特徴別に分類して表にまとめています。

 

特徴通貨例
決済,送金Bitcoin,Bitcoin Cash,Ripple,Stellar,Lite Coin,Mona coin,Cardano,Omisego,
匿名Dash,Monero,Zcash,Verge
スマートコントラクトEOS,Quantum,NEO,LISK,Ethereum,Ethereum Classic
プラットフォームNEM, Tron,VeChain、ICON,Populous
予測市場型Gnosis,Augur,Cidicator
SNSALIS,Steem,Basic Attention Token
分散型取引所BitShares,0x,Waves
データストレージSiacoin,Storj,Golem,Factom,MaidSafe
その他Iconomi(投資信託),Tether(法定通貨ペッグ),IOTA(Iot)Byteball(DAG),Hshare(量子耐性)、Binance Token(取引所トークン)

 

多くの方々は、仮想通貨といえば「投機」と考え、仮想通貨の種類もビットコイン、イーサリアム、ハッキング事件で話題になったNEMなどが真っ先に思い浮かぶかと思います。

 

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しかし、上記のように様々な種類の仮想通貨が存在し、その役割もまた異なります。

 

 

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まだまだ仮想通貨の普及は時間がかかると思いますが、平成元年の30年前にはコンビニも消費税もありませんでした。

 

インターネットすら普及していなかった世の中で、1990年代後半、インターネットが普及し始めた頃は「怪しい」という言葉で片付けられていました。

 

世の中に存在しないものが現在当たり前に存在していることを考えると、今から10年、20年後にはもしかしたら全ての取引を、現在多くの人から「怪しい」と考えられている仮想通貨で実施する時代がくるかもしれませんね。

 

 

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まとめ

仮想通貨には様々な種類があり、特徴がそれぞれ異なっています。

2000種類を超えるといわれていても、一部は大手企業との提携を進めていたり、PoC(Proof of Concept : 概念実証)といって商用化に向けた取り組みも進んでいます。

 

今回のコンテンツでは、代表的な通貨を特徴別に分類しただけで、それぞれの通貨を取り上げて説明できていませんが、こんなに種類があるんだ!という参考になったと思います。

 

全ての仮想通貨を完全に把握しきるのは困難ですが、例えばこの草コインいいなと思って投資してみたり、この通貨は将来性あるなと思い長期投資を視野にいれてみるなど、まずはなにかしらいいいなと思う通貨を見つけてみるのがいいかもしれません。

 

しかし現時点では仮想通貨は価値の裏付けがない金融商品であり、投機的な要素が強い金融商品であり手堅く利益を伸ばしていきたいという方には株式投資がおすすめです。

 

当メディアではIPO、優待投資など初心者でも利益を得やすい投資手法についてお伝えしておりますので、参考にしてみてください。

 

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以上、【ICOとは?】IPOに代わる資金調達方法として注目?代表的な仮想通貨の系統・種類と併せて解説。…の話題でした。

 

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2019年7月26日

[お金の学校特集]

 

昨今の2000万円問題もあり、投資による自助努力で、老後資産を築き自身の身を守る必要が出てきてました。

 

しかし、焦って投資を進めてしまうのはおすすめしません。 必ず失敗します。

 

知識をしっかり仕入れた上で投資は実践していく必要があります。

 

 

その知識を学ぶにあたり、近年「お金の学校」への注目が高まっています。

 

長年、資産運用を学んできた編集部が、お金を専門としたスクールについての特集コンテンツを作成していますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

お金の学校特集

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マネリテ!編集部は東京大学経済学部卒の証券アナリストを中心とした金融知識が豊富なメンバーが株式投資初心者に向けて有益な情報を提供しています。株式投資を行う意義から基本用語、おすすめのネット証券・投資先情報をお伝えするメディアです。日本人の金融リテラシーの向上と明るい未来を目指しています。