【スマートレンド】ローンファンドで評判のソシャ連業者の特徴と利用するメリット・デメリットを解説。

【スマートレンド】ローンファンドで評判のソシャ連業者の特徴と利用するメリット・デメリットを解説。

「リスクの少ない企業に長期投資して、分配金によるリターンを獲得したい」

「少ない資金で金融事業に投資できるソーシャルレンディングを探している」

 

融資や保証といった金融事業を行っている企業に、個人が投資できるサービスが「スマートレンド」です。

金融事業にはリスクが分散されている特徴があり、安定した償還を期待できます。

 

想定利回りが10%を超えるファンドも多くあり、投資信託や株式よりも良いリターンを狙うことが可能。

このコンテンツでは、そんなスマートレンドの特徴やメリット、デメリットを詳しく解説します。

目次

スマートレンドの特徴

スマートレンドの運営会社は、「SmartLend株式会社」という会社です。

運営会社が事業者向けの貸金業を行っていて、投資家は企業への融資に投資できます。

主に金融事業を行う企業へのローンファンドを扱っています。

金融事業は小口に分散してお金を融資する性質があり、他の事業よりも安定して資金を回収できるのが特徴です。

 

また、スマートレンドではリスクを減らすために、自己資本比率や収益率が高い企業にのみ融資します。

ローンを返済しても資金余力が十分に残る企業に投資できるから、貸し倒れリスクは小さいです。

 

スマートレンディングの特徴について、細かく見ていきましょう。

 

    • 案件数・実績

スマートレンドは、2015年に設立以来、900件以上のローンを完済し、成立ローン額は60億円を超えています。
安定した金融事業を行う企業に投資したい方は、スマートレンドは検討してもいいかもしれません。

    • 運用期間

運用期間は1年未満、短いものでは3ヶ月のものもあり、手軽に運用できます。

    • 手数料

振込手数料、ファンド運用手数料、払い戻し手数料などは必要ですが、口座開設費用、口座維持手数料、成約手数料、解約手数料は無料です。
ただし、解約手数料は無料ですが、基本的に途中解約はできないことにご注意ください。

    • 平均利回り

平均利回りは7%前後で、リスクが低い割には高利回りといえます。

    • 最低投資額

最低投資額は2万円からで、資金が少ない投資家や投資初心者向けです。

    • リスクと保証

小口分散型の融資なので、リスクは低めです。
保証会社や親会社の保証などの担保がついた案件を取り扱っています。

 

サービスを利用するには

スマートレンドで投資を始めるには、最初に投資口座を開設することが必要です。

スマートレンド公式サイトから「新規口座開設」のボタンをタップすることで、口座開設画面に進めます。

 

口座開設画面では利用規約や同意事項の確認、個人情報の入力などが指示されるもの。

項目に情報を入力したり同意したりすることで、本人確認書類を送信する段階に進みます。

 

運転免許証や通帳のコピーを送信し終えると、運営会社から本人確認ハガキが郵送。

登録した住所にハガキが届いたら、スマートレンドのマイページで確認キーを入力しましょう。

 

本人確認が完了すれば、自分の投資口座からファンドに投資できるようになります。

投資口座に資金を入金して、募集中のファンドを選ぶことで投資を実行することが可能です。

 

利用上の注意点

スマートレンディングを利用する際にはいくつかの注意点がありますので、ご説明します。

 

事前の注意点
  • 申請時に20歳以上、75歳未満であることが必要
  • 日本在住で、在留資格を保有していることが必要
  • maneoマーケットの審査に通る必要がある
  • マイナンバーの登録が必要
  • メールアドレスが必須
  • 本人名義の口座のみ開設が可能
  • 複数の口座は開設できない
利用中の注意点
  • 投資口座への振り込みや払い戻しに手数料が必要
  • 年額20万円を超える収益があった場合確定申告が必要
解約時の注意点
  • 海外に移住する、または、75歳以上になると解約が必要
  • 満期になるまでは投資の途中解約ができない

投資先の具体例

2019年7月に募集が開始したファンドとして、「海外(香港)事業支援型ローンファンド 第433号」があります。

ファンドの運用期間は18ヶ月であり、想定利回りは11%です。

 

このファンドの貸付先は消費者金融事業を香港で行っている事業者Cです。

事業者Cは日本から海外に進出した企業であり、オンラインで完結する消費者への融資を営んでいます。

 

消費者の学歴や職種などを考慮したスコアリングにより、高い収益性を継続しているのが事業者Cの特徴。

自己資本比率は約30%もあり、債権は6,000件以上の小口に分散されています。

 

小口貸付に対して流動担保設定契約証書が結ばれています。

そのため、事業者Cが返済できないときは融資を受けた消費者から資金を回収できるのがメリット。

担保により貸し倒れリスクが抑えられています。

 

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スマートレンドのメリット

「わざわざスマートレンドで金融事業に投資するメリットが分からない」と思う人はいるはず。

ソーシャルレンディングを活用しなくても、株式により企業へ投資することは可能です。

 

しかし、スマートレンドには魅力的なファンドが多くあり、将来のために資産を増やしたい人にとって便利なサービス。

投資家が特に知っておくべきメリットは主に3つあります。

 

 

それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。

利回りが6%から11%と高め

スマートレンドで扱っているファンドの想定利回りは6%から11%であり、高リターンを狙いやすいのが特徴。

運用期間が長いファンドであるほど、利回りが良くなる傾向があります。

 

例えば想定利回り10%のファンドに10万円を投資して、2年間運用した場合、2万円の分配金を狙えます。

戻ってきた出資金と分配金で再投資することで、資産を効率的に増やすことが可能です。

 

利回りが11%のファンドは運用期間が18ヶ月以上のものが多く、逆に1年未満のファンドは6%や7%の利回りがほとんど。

長期間運用することでより良いリターンに期待できます。

2万円から少額投資可能

スマートレンドにある数多くのファンドは2万円から投資でき、少額から資産運用できます。

利回り11%のファンドも2万円から投資可能であり、投資ハードルは低めです。

 

ソーシャルレンディングでは投資した資金が返ってこないケースがあり、いきなり高額投資するのは避けたほうが無難。

投資により多額の出資金が失われると、自分の資産が大きく減ってしまいます。

 

かなり高いリターンが見込めるとしても、実際にリターンを獲得できなければ意味がありません。

初めてソーシャルレンディングで投資する人には、少額からファンドに投資することを推奨します。

遅延や貸し倒れのリスクが低い企業がそろっている

スマートレンディングでは、遅延や貸し倒れのリスクが低い企業の案件を取り揃えています。

そのため、貸し倒れのリスクを低減できるというメリットがあります。

ローンの返済実績が多数あり

2020年2月現在、スマートレンドには1,338件のローン貸付件数があり、その内の1,076件は完済しています。

完済した金額は75億円以上であり、延滞しているローンファンドはありません。

 

ファンドの返済を延滞するソーシャルレンディングが複数ある中で、スマートレンドは延滞していないのがメリット。

返済実績があるから、新規のソーシャルレンディングと比較して信頼性があるのも特徴です。

 

リスクを減らすために、返済実績に問題がないスマートレンドで投資してみることを推奨します。

投資初心者向け

スマートレンディングは少額投資が可能、貸し倒れリスクが低いなど、投資初心者向けの要素がそろっています。

ですから、投資初心者でも手軽に投資を始められるでしょう。

 

 

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スマートレンドのデメリット

高い利回りでリスクが分散されているファンドに投資できるのがスマートレンドのメリット。

返済実績により信頼性はありますが、スマートレンドには注意すべき2つのデメリットもあります。

それぞれのデメリットを詳しく見ていきましょう。

投資できるのは事業関連ファンドのみ

スマートレンドで投資できるのは金融事業に関連したファンドのみであり、不動産やエネルギーといったファンドには投資できません。

リスクを抑えるためには、複数のソーシャルレンディングを活用して分散投資することがオススメです。

ファンドの運用期間が長め

スマートレンドで扱っているファンドは運用期間が長い傾向であり、リターンを得るために長期間待たなければなりません。

特に利回りが11%のファンドでは、18ヶ月の期間が設定されているパターンがよくあります。

 

運用期間が数ヶ月のファンドもありますが、それらの利回りは運用期間が長いファンドに比べて利回りが悪いため注意しましょう。

ファンドに投資したら運用が終わるまで資金を引き出せないため、余剰資金で投資することが重要です。

maneoマーケットを利用していることが不安材料

スマートレンディングは第二種金融商品取引業の登録をしていないので、maneoマーケットを利用してサービスを提供しています。

しかし、maneoマーケットは2018年、2019年に遅延が発生したことがあり、不安材料になっています。

実績が浅い

スマートレンディングのサービス開始は2016年と、サービスの実績が浅いのも不安材料の一つです。

2019年6月時点での募集金額総額は100億円と、他のソーシャルレンディングサービスに比べて実績はまだ浅いです。

担保保証が全部についているわけではない

スマートレンディングの案件は、すべてに担保保証がついているわけではありません。

選ぶ案件に担保がついているかどうかを、しっかり確認しておくとよいでしょう。

 

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まとめ

スマートレンドは金融事業を行う企業に投資できるソーシャルレンディングです。

株式投資よりも高いリターンを狙いたい人に、リスクが抑えられているスマートレンドも検討に入れても良いかもしれません。

 

以上、【スマートレンド】ローンファンドで評判のソシャ連業者の特徴と利用するメリット・デメリットを解説。…でした。

 

【ソーシャルレンディング業者比較・評価】28業者を一挙に紹介!気になる評判は?失敗しない投資を実現しよう。

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2019年9月19日

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マネリテ!編集部は東京大学経済学部卒の証券アナリストを中心とした金融知識が豊富なメンバーが株式投資初心者に向けて有益な情報を提供しています。株式投資を行う意義から基本用語、おすすめのネット証券・投資先情報をお伝えするメディアです。日本人の金融リテラシーの向上と明るい未来を目指しています。