「証券取引所に公開されていない株式会社に投資してみたい」
「成長の見込みがある会社に投資して、高リターンを狙いたい」
株式が公開されていない未上場企業に、一般人が投資できるクラウドファンディングが「ユニコーン」です。
ベンチャー企業に少額投資するのが可能であり、将来にわたって高いリターンを期待できます。
金融機関の勤務経験があるIPOのプロがユニコーンに在籍していて、投資家が安心して投資できるのがメリット。
このコンテンツではユニコーンの特徴やメリット、デメリットについて詳しく解説します。
目次
Contents
ユニコーンの特徴
未上場企業の株式に投資できるクラウドファンディングサービスがユニコーンです。
第一種少額電子募集取扱業者である株式会社ユニコーンがサービスを運営しています。
さまざまな会社の上場をサポートしたIPOのプロが多く在籍していて、審査された成長企業に投資できるのが特徴。
ユニコーンで投資できる企業の分野には、以下のような例があります。
- AIとITにより企業のプロジェクトをマネジメント支援する企業
- 世の中にブロックチェーンを普及させるためのプラットフォーム企業
- エデュケーションテクノロジーにより教育の地域格差をなくす企業
最新のテクノロジーにより社会問題を解決する企業が投資先として現れる傾向です。
IPOやM&Aにより、投資家がリターンに期待できる企業をクラウドファンディングで投資できるのがポイント。
サービスの利用方法
ユニコーンで未上場企業への投資を始めるには、まず会員登録することが必要です。
ユニコーンのホームページにアクセスして「新規登録」ボタンを押すことにより、簡単にアカウントを作成できます。
【公式サイト】https://unicorn-cf.com/
会員登録では最初にサービスの利用規約や、プライバシーポリシーなどが掲載されたページが現れます。
各項目や注意事項を読んだうえで、問題がなければ同意して次に進みましょう。
規約に同意すると投資家の個人情報を入力する画面が現れます。
名前や電話番号、住所だけでなく、銀行口座情報や取引情報、投資経験も入力することが必要です。
また、個人情報を入力するページの下には、本人確認書類の画像をアップロードする箇所もあります。
会員登録する前にスマホカメラ等で本人確認書類を撮影しておくと良いですね。
投資先の具体例
2019年7月22日から募集が開始した案件として、観光プラットフォーム「SpotTour」があります。
ユニコーンが最初に募集する案件であり、既に5,000万円の募集金額を達成済みです。
「SpotTour」はガイドがいなくても、観光客が訪れた地域を楽しめるようサポートするアプリ。
GPSを利用できないエリアにも対応していて、12言語による案内を実現しているのが特徴です。
アプリを提供するスポットツアー株式会社の目的は、持続可能な観光整備を可能にすること。
プラットフォームを用意することで、観光客に魅力的なコンテンツを発信し続けることを重視しています。
実際に東京メトロの「駅から始まるさんぽ道」という企画で、SpotTourの技術は活用されているものです。
ユーザーが駅を指定するだけで、簡単に観光スポットをチェックできるのがサービスのメリット。
また、SpotTourにフォトブックサービス等を加えて、より観光客に需要のある機能を備えていく予定です。
成長前に投資しておくことで、将来的に高い利回りでリターンを得られる可能性が十分あります。
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ユニコーンのメリット
「証券取引所に上場していない企業に投資できるメリットってあるの?」と思う人は多くいるはず。
株式投資型クラウドファンディングのユニコーンには、投資家にとって3つのメリットがあります。
それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。
未上場企業に投資できる
証券会社で株式に投資する場合、一般の投資家が未上場企業に投資することは不可能です。
証券取引所に株式が公開されていなければ、その企業の株式を証券会社が注文できないため。
しかしユニコーンであればクラウドファンディング形式で案件を公開するため、会員登録した投資家なら誰でも未上場企業に投資できます。
ユニコーンを通して未上場企業に投資して、リターンを得られる仕組みです。
上場した企業は既に株価が高くなっていることもあり、投資しても高リターンに期待しにくいもの。
早い段階で会社に株式投資しておくことで、企業の成長により高い利回りを狙えます。
少額から未公開株に投資できる
ユニコーンでは投資先1社に対して5万円から投資することが可能です。
1年間で50万円まで投資することが可能であり、少額の資金で未上場企業の株式に投資できるのがメリット。
新規で上場する企業に投資できるIPOもありますが、IPOは人気度が高いため抽選でしか投資できません。
人気企業であれば抽選から外れる可能性が大きくなり、投資機会を逃すこともあります。
ユニコーンでは未上場企業への投資は先着順であり、早い時期に申し込むことで投資機会を逃しにくいです。
また、投資に必要な資金も5万円以上であり、投資にハードルを感じる人でも安心。
株主優待を受け取れる場合がある
未上場企業に投資できるユニコーンでは、投資家が会社から株主優待を受け取れる場合があります。
株主優待によって投資した企業のサービスを割引価格で利用できるのがメリット。
例えば「SpotTour」という案件の場合、クラウドファンディングで投資した株主を対象にツアーアプリの割引クーポンを貰えます。
クーポンは本人限定であり、一生を終えるまで利用できるのが特徴。
未上場企業の魅力的なサービスを割安で利用したい人にとって、株主優待を受け取り可能であるユニコーンはオススメです。
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ユニコーンのデメリット
少額から未上場企業に投資できるユニコーンには、投資家にとって複数のデメリットもあります。
特に注意すべきユニコーンのデメリットは以下の3つです。
それぞれのデメリットについて簡単に解説します。
実績がまったくない
ユニコーンは2019年7月に最初の案件募集が始まったサービスであり、過去の実績はありません。
実績がないからサービスの将来性や安全性において想定外のリスクがあります。
投資した資金が戻らない可能性がある
未上場企業には事業に取り組んだものの、成果を上げられずに倒産してしまうケースもよくあること。
株式投資した会社が倒産すれば、投資家は出資した資金を失ってしまいます。
損失リスクを抑えるために、会社の株式に投資するときは余剰資金を活用しましょう。
金融資産や経験が少ないと審査に落ちる
ユニコーンではアカウント作成時に、利用者に対する審査があります。
公式サイトに記載された審査基準の一例は以下の通りです。
■ 審査基準:
- 年齢が20歳以上であり、75歳以下であること
- 持っている金融資産が200万円以上であること
- リスクのある金融商品に1年以上の投資経験があること
これらの基準を満たしていなければ、ユニコーンで投資を始めるのは不可能。
既にある程度の資産を保有していて、より高リスクの資産運用に挑戦したい人にはオススメですね。
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ユニコーンの有効な活用法
未上場企業に投資できるのがユニコーンの魅力であり、成長性のある企業に投資したい人に役立ちます。
リスクの高い株式投資を検討している人にとって、ユニコーンによる投資はオススメです。
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まとめ
5万円から未上場企業の株式に投資できるのが、株式投資型クラウドファンディング「ユニコーン」です。
成長する可能性がある会社に株式投資したい人は、ユニコーンで投資を始めましょう。
以上、【ユニコーン】1口5万円でエンジェル投資家に?!株式投資型クラウドファンディング「Unicorn」の特徴と活用するメリット・デメリットを解説…でした。
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