【2019年10月】高配当利回り銘柄3選を紹介!(日本ハウスHD/ファースト住建/トーシンHD)

【2019年10月】高配当利回り銘柄3選を紹介!(日本ハウスHD/ファースト住建/トーシンHD)

「10月に高配当を狙える銘柄に投資して、より効率的に資産を増やしたい」

「高利回りの銘柄におけるファンダメンタルが気になる」

4月や10月に決算する企業は複数あり、投資することで配当に期待できます。

他月に比べて配当利回りが低くなる傾向ですが、中には年間配当利回りが4%を超える銘柄もあること。

 

この記事では2019年10月における魅力度の高い高配当銘柄について、業績や指標を分析しながら3つ紹介します。

【1873】日本ハウスホールディングス:利回り4.66%

注文住宅の建設をメインに行っている不動産会社が日本ハウスホールディングス(以下、日本ハウスHD)です。

槍素材を活用した木造住宅の建築、リフォーム、レジャー施設経営等を担当しています。

1969年2月に会社が設立されてから、木造注文住宅やデザインホームを販売し始めました。

2014年4月には東証一部に上場して、その後に本店所在地を東京都千代田区に設置しています。

日本ハウスHDが売りとしている槍にはリラクゼーション効果があり、家に住む人々の健康と安心に繋がるのが特徴。

また、防虫殺菌など生活によい効果を与えてくれるメリットもあります。

現在では日本全国に支店を設立していて、さまざまな地域で注文住宅を建築しています。

低金利によって住宅需要がある現状では、建築業によって業績が伸びる可能性は大きいです。

日本ハウスホールディングスの配当利回り

2019年10月における日本ハウスHDの配当額は1株あたり20円です。

過去5年間における年間配当額は15円から25円の範囲であり、配当金においては横ばいの状態が続いています。

 

2014/1020.00 円
2015/1020.00 円
2016/1015.00 円
2017/1020.00 円
2018/1025.00 円
2019/10(予)20.00 円

 

2019年9月時点の株価は429円となっていて、予想配当利回りは4.66%です。

2018年10月の実績配当性向は1,963.6%であり、他社に比べて投資家に対する利益の還元は大きいもの。

 

2018年と比較して株価は減少している状況であり、投資するためのハードルは下がっています。

少ない元手でより多額の配当を得たい人にとって、日本ハウスHDは最適な銘柄です。

 

株価指標は割高感が強い

2018年10月での実績によると、日本ハウスHDのPERは407.34倍となっています。

会社の収益性に対する株価が明らかに高くて、投資家に対する割高感はかなりあるもの。

 

また、日本ハウスHDのROEは0.3%と低く、自己資本を有効に活用できていない欠点があります。

過去には株価が高騰していたこともあり、指標の悪化により投資しにくい実情がありました。

 

しかし株価が下がった今では割高感が少なくなり、投資によってリターンを得やすくなりました。

2019年10月の予想PERは5.96倍であり、銘柄が割安になっていくことを推測できます。

日本ハウスHのPER推移

 

業績に注意が必要

株価が下がっているため、割安になっています。

しかし株価が下落しているということは投資家が日本ハウスHDの今後の業績見通しに懐疑的である裏返しであるともいえます。

2018年10月における日本ハウスHDの営業利益は21.21億円であり、2017年に比べて利益が約半分にまで減っています。

当期利益は5,800万円と低く、赤字になる可能性が大きいです。

決算期売上高営業利益経常利益当期利益
2007/1065,9903,4152,179-98
2008/1066,4164,3933,3782,697
2009/1052,6372,5741,6991,353
2010/1051,8064,0483,4383,255
2011/1049,1273,9353,3342,763
2012/1054,6315,0314,4024,297
2013/1056,3635,5375,0544,660
2014/1052,7103,8423,4433,184
2015/1050,1283,6033,2922,715
2016/1045,9803,8583,6482,815
2017/1046,3154,2273,9042,838
2018/1045,8252,1211,76258
2019/10予49,0005,1005,0003,300

2019年10月の予想営業利益は51億円ですが、2019年の中間決算では赤字が続いています。

フリーキャッシュフローも2018年10月からは赤字になっているため業績には十分な注意が必要です。

 

【8917】ファースト住建:利回り3.57%

「良質な住まいを低単価で」をテーマとして、主に関西地方で戸建てを建築しているのがファースト住建です。

戸建て分譲をメインとして住宅の企画、建築、販売などを担当しています。

1999年7月に設立された比較的新しい会社であり、資本金は15.84億円です。

兵庫県加古川市で会社を設立した後に、2013年の現物市場統合に伴って東証一部に上場しました。

不動産の建築だけでなく、保険やオプションを販売しているのがファースト住建の特徴。

暮らしに便利な宅配ボックスやアンテナ、ホームセキュリティなどを利用者に提供しています。

2012年には関東にも支店を置くようになり、さまざまな都市部で集合住宅などを建築している実績がある。

賃貸物件を利用したい人をターゲットにして収益を確保しています。

ファースト住建の配当利回り

2019年10月におけるファースト住建の1株配当額は43円です。

2014年10月では1株配当額が37円であり、過去5年間においては配当額が上場していることが分かります。

 

2014/1037.00 円
2015/1037.00 円
2016/1040.00 円
2017/1043.00 円
2018/1043.00 円
2019/10(予)43.00 円

 

2019年9月2日の株価は1,206円となっていて、予想配当利回りは3.57%です。

2018年の実績配当性向は23.4%と低めであり、他社に比べて投資家に対する還元は少ない傾向。

しかし国内市場では予想配当利回りが2%から3%の銘柄が多くあり、それらよりも高い利回りを狙えるのがメリットです。

配当性向が低いことで今後配当金が増額となる可能性も見込むことができるでしょう。

業績は安定的だが株価指標は割安感がある

2018年10月におけるファースト住建の実績PERは7.92倍であり収益性に対して株価が安くなっています。。

また、2019年9月2日時点の予想PERは5.8倍とさらに低く、より投資家にとって割安感があります。

ファースト住建のPER推移

 

株式指標を重視して投資する人にとって、割安感が強いのは魅力的ですね。

業績においても過去5年間におけるファースト住建の売上高は横ばいであり安定した経営であることを推測できます。

業績が悪化して株価が下落しているというより、単純に割安感が増しているといえます。

決算期売上高営業利益経常利益当期利益
2007/1046,4973,4903,4192,022
2008/1035,09481872154
2009/1034,9931,6541,5821,067
2010/1036,8264,0103,9222,301
2011/1039,5074,2894,2252,485
2012/1044,6444,5744,4532,629
2013/1048,6425,1215,0103,050
2014/1042,3893,6673,5532,200
2015/1044,3523,5843,5052,237
2016/1041,8114,5154,4382,934
2017/1041,4044,3254,2532,911
2018/1040,9183,8343,7702,554
2019/10予46,4004,5504,4502,900

 

自己資本比率は64%

ファースト住建における2018年10月時点の自己資本比率は64.6%です。

総資産に対する負債よりも純資産のほうが多くあり、競合他社に比べて倒産しにくいメリットがあります。

一般的な会社の自己資本比率は20%から49%であり、50%以上であれば優良企業と判断できます。

株式に長期投資するならば、自己資本比率の高い企業を選ぶことがオススメです。

 

利回り3.47%:トーシンホールディングス(9444)

通信キャリアと提携して携帯端末の販売を行っている企業がトーシンホールディングスです。

関東や中部での携帯電話ショップ運営だけでなく、不動産事業やゴルフ場運営も行っています。

1988年に会社を設立してから、移動体通信機器や住宅設備機器などの販売も始めました。

2000年にはナスダックジャパン市場に上場して、大手キャリアのショップを数多くオープンしています。

通信キャリアの一次代理店として卸販売を担当して、二次代理店と連携して消費者に携帯を提供しているのが特徴。

また、専属法人営業担当によってさまざまな企業に合わせた営業を行っています。

資本金は7.2億円程度であり、2019年9月時点の従業員数は40名です。

多くの人々によってスマートフォンが利用される今では、携帯ショップの運営により安定した経営を見込めます。

トーシンホールディングスの配当利回り

2020年4月におけるトーシンホールディングスの配当額は1株あたり20円です。

10月と4月に配当金が配られる仕組みであり、2018月期には中間配当と期末配当が同じく10円でした。

 

2015/0418.00 円
2016/0420.00 円
2017/0420.00 円
2018/0420.00 円
2019/0420.00 円
2020/04(予)20.00 円

 

2019年9月2日時点の株価は576円であり、予想配当利回りは3.47%です。

2014年の中間配当は1株あたり100円でしたが、業績の悪化によって配当額は大幅に減ってしまいました。

株価指標や収益性は微妙

2019年4月におけるトーシンホールディングスの実績PERは27.99倍でありROEは3.9%です。

収益性に対する株価が割高であり、また自己資本による収益性が悪い欠点があります。

過去10年間で営業利益が減少している実情もあり業績から見ても投資するのは難しい銘柄です。

決算期売上高営業利益経常利益当期利益
2007/0417,011880924549
2008/0423,205726758403
2009/0419,238609548-336
2010/0420,058780654331
2011/0420,796477389169
2012/0426,291684634316
2013/0427,695731672442
2014/0427,175583527328
2015/0426,17915338-89
2016/0426,128536424282
2017/0426,224436388251
2018/0426,681478382142
2019/0424,363354302132

 

まとめ

10月に高い利回りを狙える銘柄は少ないですが、一部には配当や指標が優れている銘柄もあります。

特に日本ハウスHDとファースト住建は指標による割安感もあり、これから投資するのに適しているといえるでしょう。

記事で紹介した銘柄を参考にして、高利回りに期待できる株式に投資してみましょう。

 

以上、【2019年9月】高配当利回り銘柄3選を紹介!(日本ハウスHD/ファースト住建/トーシンHD)…でした!

 

 

【各月 高配当銘柄 特選】高いリターンを狙え!シーズンごとの注目銘柄を一挙に紹介。

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2019年10月11日

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マネリテ!編集部は東京大学経済学部卒の証券アナリストを中心とした金融知識が豊富なメンバーが株式投資初心者に向けて有益な情報を提供しています。株式投資を行う意義から基本用語、おすすめのネット証券・投資先情報をお伝えするメディアです。日本人の金融リテラシーの向上と明るい未来を目指しています。