10月24日上場予定のIPO「インティメート・マージャー」。
インティメート・マージャーの事業内容はDMP(データマネジメントプラットフォーム)事業と人気化しやすいIT関連であり、高勝率が期待できるIPOであるといえます。
今回はインティメート・マージャーとはどのような企業なのかを事業内容や業績をチェックしながら詳しくご紹介していきたいと思います。
また、インティメート・マージャーの気になる初値予想やIPOでの購入情報もご紹介していきます。
Contents
インティメート・マージャーのIPOスケジュールと各証券会社の割当
インティメート・マージャーの主幹事はみずほ証券です。
またインティメート・マージャーは当選株式数も299,000株と非常に少ないため、
需給面からも初値の大幅上昇が期待できる銘柄だといえます。
インティメート・マージャーのIPOスケジュール
ブックビルディング期間 | 10月4日(金)~10月10日(木) |
市場 | 東証マザーズ |
公募価格決定 | 10月11日(金) |
購入申し込み期間 | 10月15日(火)~10月18日(金) |
上場予定 | 10月24日(木) |
公募株式数 | 260,000株 |
売出株式数 | 39,000株 |
当選株式数 | 299,000株 |
想定価格 | 2,320円 |
仮条件価格 | - |
公募価格 | - |
*1:仮条件価格は10月2日に決定されます。
インティメート・マージャーの各証券会社の割当*2
証券会社 | 株式数 | 割当率 |
みずほ証券(主幹事) | ||
SMBC日興証券 | ||
SBI証券 | ||
マネックス証券 | ||
いちよし証券 | ||
岩井コスモ証券 | ||
岡三証券 | ||
香川証券 | ||
極東証券 |
*2:割当率や株式数などは、仮条件決定時(10月2日)付近に発表されます。
インティメート・マージャーの事業内容
初値の暴騰が期待できるIPO「インティメート・マージャー」。
ここでは気になるインティメート・マージャーの事業内容をご紹介していきます。
インティメート・マージャーの基本スペック
社名 | 株式会社インティメート・マージャー |
設立 | 2013年6月24日 |
本社所在地 | 〒106-0032 東京都港区六本木3-5-27 六本木山田ビル4F |
代表取締役社長 | 簗島 亮次 |
資本金 | 2億8,000万円 |
事業内容 | DMP(データマネジメントプラットフォーム)事業 |
主要取引先 | グーグル合同会社 株式会社 電通 ヤフー株式会社 |
インティメート・マージャーの事業内容
インティメート・マージャーの事業内容はデータマネジメントプラットフォームの提供やデータ活用コンサルティングです。
ここではインティメート・マージャーの具体的な事業内容を解説していきたいと思います。
インティメート・マージャーが提供しているIM-DMP。
IM-DMPは日本最大級のデータ活用マネジメントプラットフォームです。
IM-DMPは、約4.7億ユニークブラウザに紐づくオーディエンスデータを蓄積しているため、
他社の追随を許さない豊富で膨大なデータソースであるといえます。
ここではIM-DMPの特徴をご紹介していきたいと思います。
ⅰ.豊富で膨大なデータソース
インティメート・マージャーが提携しているインターネットリサーチ会社の保有する性別や年齢、年収、職業などのデモグラフィックデータを、インティメート・マージャー独自のアルゴリズムで類推・拡張し提供。
また、ユーザーのアクセス元IPアドレスから推計されたアクセス元都道府県・企業情報・ネットワーク回線、ユーザエージェントから推計された端末のOSやブラウザ種別などに関する情報も保有しています。
ユーザーが閲覧していた提携メディアのページから、ユーザーの興味・関心に関連するキーワードを解析・抽出し、ユニークブラウザ単位での紐付け処理を行っています。
ⅱ.自由度の高いセグメンテーション
性別、年齢、未既婚、子ども有無、年収、職業といったデモグラフィックデータやユーザーの興味・関心など、汎用性の高いセグメントだけではなく、82種類の基本セグメントを提供しています。
ⅲ.網羅性の高いアクションチャネル
インティメート・マージャーで作成したセグメントは、主要アドネットワークやDSPなど20種類以上の媒体と連携することができます。
見てきたようにインティメート・マージャーでは日本最大級のデータ活用マネジメントプラットフォームであるIM-DMPを活用したインターネット広告に関するデータやデータ分析などを行っていることがわかります。
まさに、これからの最先端業務であるといえるでしょう!
インティメート・マージャーの上場理由とは?上場で得た資金の使い道を探ろう!
インティメート・マージャーは上場して得た資金をどのように活用するのでしょうか?
ここでは目論見書から資金のつかいみちを探っていきたいと思います。
新規発行による手取り金額
インティメート・マージャーは上場することにより手数料を引いた手取り金額で544,944千円獲得します。
*:有価証券届出書提出時における想定発行価格(2,320円)を基礎として算出した見込額です。
手取り金の使途
インティメート・マージャーでは手取り金を全額、新規採用人員の教育採用費及び人件費に充てるとしています。
まさに超が付く強気の資金の使途であるといえます。
目論見書からみる『インティメート・マージャー』の売上高と利益推移
ここではインティメート・マージャーの業績を分析していきたいと思います。
売上高は右肩上がり
売上高(千円) | |
2014年9月期 | 73,670 |
2015年9月期 | 333,762 |
2016年9月期 | 754,909 |
2017年9月期 | 1,366,933 |
2018年9月期 | 1,646,751 |
2019年6月期 | 1,639,069 |
インティメート・マージャーの売上高はまさに成長企業を彷彿とさせるような右肩上がりの上昇を続けています。
気になる2019年度の売上高も3Qですでに前期の売上高とほぼ並んでいることがわかります。
経常利益も堅調
経常利益(千円) | |
2014年9月期 | 38,547 |
2015年9月期 | 43,306 |
2016年9月期 | 76,320 |
2017年9月期 | 141,154 |
2018年9月期 | 84,244 |
2019年6月期 | 141,864 |
インティメート・マージャーの経常利益は絶好調に推移している売上高と比較すると安定性がない推移をしています。
2017年をピークとして2018年は大幅に経常利益が落ち込んでいるからです。
しかし、2019年を見ると3Qの時点で最高益であった2017年に並んでいることがわかります。
よって、経常利益も問題ないといってよいでしょう。
1株あたり利益
1株あたり利益も経常利益同様の推移になっています。
よって2019年度はV字回復が予測されるため、問題ないといえるでしょう。
見てきたようにインティメート・マージャーの業績は問題ない推移であるといえます。
インティメート・マージャーの上位10位までの大株主とロックアップ情報
株主 | 保有比率 | ロックアップ情報 |
(株)フリークアウト・ホールディングス | 55.26% | 90日間 1.5倍
|
簗島 亮次 | 17.64% | |
(株)電通 | 9.79% | |
MICイノベーション4号投資事業有限責任組合 | 4.20% | |
YJ2号投資事業組合 | 3.26% | |
久田 康平 | 2.09% | |
(株)新生銀行 | 1.63% | |
アイビス新成長投資事業組合第5号 | 1.40% | - |
SMBCベンチャーキャピタル4号投資事業有限責任組合 | 1.40% | 90日間 1.5倍 |
みずほ成長支援第3号投資事業有限責任組合 | 1.40% |
ロックアップとは、株式が公開された後に一定期間、市場で持株を売却することができないようにする制度のことです。
インティメート・マージャーの上位株式保有者の大部分にロックアップの設定がなされています。
しかし、インティメート・マージャーは売出価格の1.5倍以上のロックアップ解除が設定されています。
おそらくインティメート・マージャーは売出価格の1.5倍以上でロックアップが解除される可能性が高いため、
大株主の売り出しに注意が必要です。
気になるインティメート・マージャーの初値予想!
ここでは編集部独自のインティメート・マージャーの初値予想を公開していきたいと思います。
インティメート・マージャーの総合評価
ⅰ.インティメート・マージャー購入のメリット
- IPOは上値抵抗がないため、株価が上がりやすい傾向がある
- インティメート・マージャーの当選株式数は299,000株とかなり枚数がタイトな銘柄であること
- 花形業種のIT関連で人気化しやすいセクターであること
- インティメート・マージャーはIPOで人気化しやすいマザーズの小型案件であり、初値の高騰が期待されること
- 上場で得られる資金の使い道が、しっかりと企業の事業規模の拡大に使われること
ⅱ.インティメート・マージャー購入のデメリット
- ロックアップが設定されているが、高確率で解除要件に該当すること
- 想定価格1,040円から概算したPERが148倍、PBRが5.7倍と非常に割高な設定であること
インティメート・マージャーの初値予想
今期第三四半期時点のEPSは40円なので通期業績の予測は50円-60円となります。
過去5年間のEPSの平均年率成長率は25%であることからPERを25倍と設定すると1500円レベルが適正と考えられます。
まとめ
10月24日上場のインティメート・マージャー。
人気化しやすい花形業種のIT関連のため、非常に期待感の高いIPOであるといえます。
特に初値は高確率で高騰することが期待できるため、「稼げる」IPOであると推測されます。
よって、積極的に参加してぜひ入手したい銘柄であるといえます。
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