地球温暖化や資源獲得競争の激化で再生可能エネルギーの需要は年々高まってきています。
今まで当サイトでも太陽光発電や風力発電について取り上げてきました。
本日は同じく再生可能エネルギーの一種であるバイオマスエネルギーについて取り上げます。
当記事では以下の内容をお伝えしていきたいと思います。
- バイオマス発電とは?どのような仕組みなのか?
- バイオマス発電投資がなぜ魅力的なのか?
- 個人でもバイオマス投資に参画して高いリターンを得る方法とは?
目次
バイオマス発電とは?
まずはバイオマス発電そのものについて紐解いていきたいと思います。
バイオマス発電の仕組み
そもそもバイオマスという言葉は動植物等の生物資源から作り出される有機性のエネルギー資源です。
上記のエネルギー源を年種させることでタービンを回して発電機を動かすことで発電を行う仕組みです。
バイオマスは政府も後押しをしている
2012年時点で農林水産省は『バイオマスをめぐる現状と課題』を発表し積極的にバイオマスエネルギーを推進しています。
理由としては世界主要国に対して日本が圧倒的にバイオマス発電後進国であることが挙げられます。
ブラジルやインドといった新興国は30%程度をバイオマスエネルギーで賄っています。
一方、先進国は米国で4%とEUで6%と低い水準ですが日本は僅か1%に留まっています。
日本はバイオマス後進国ということができるでしょう。
現時点でのバイオマスエネルギーの割合は依然低い
バイオマスエネルギーの割合は再生官房エネルギーの中で水力と太陽光発電の次の3番目の位置となっています。
とはいっても現時点でもバイオエネルギーの全体に占める割合は2%になります。
まだまだ世界的にみると低い割合ですね。
そして、この目標との乖離が次に紹介する固定価格買取制度の価格に大きく影響していきます。
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バイオマス発電投資が魅力的な理由-固定価格買取制度-
再生可能エネルギー投資が魅力的な理由はやはり固定価格買取制度にあります。
再生エネルギーの固定価格買取制度とは?
再生エネルギーの割合を増やし、量産化により発電単価を下げるために2012年から固定価格買取制度を始めました。
名前の通り、再生エネルギーで発電された電力を電力会社等の事業会社が固定価格で買い取ることを国が義務付けた制度です。
ただ現在は徐々に固定価格買取制度の国民負担の増大という問題から市場価格ベースに変更となることが検討されています。
バイオエネルギーの買取単価は高水準を維持
バイオマスエネルギーの売電単価は以下の通り制度開始当時から高い単価を維持しています。
メタン発酵ガス | 間伐材等由来のバイオマス | 一般木質 バイオマス 農産物残さ | 建設資材 廃棄物 | 一般廃棄物 その他の バイオマス | ||||
2000kW以上 | 2000kW未満 | 2000kW以上 | 2000kW未満 | |||||
発電開始から20年間適用 | ||||||||
2012年度 | 39円 | 32円 | 24円 | 13円 | 17円 | |||
2013年度 | ||||||||
2014年度 | ||||||||
2015年度 | 32円 | 40円 | ||||||
2016年度 | ||||||||
2017年度 | 21円 | 24円 | ||||||
ー | – | 一般木質バイオマス 農産物の収穫に伴い生じる バイオマス固体燃料 | 農産物の収穫に伴い生じる バイオマス液体燃料 | ー | ||||
10,000kW以上 | 10,000kW未満 | 13円 | 17円 | |||||
2018年度 | 39円 | 32円 | 40円 | 入札制度で決定 | 24円 | 入札制度で決定 | ||
2019年度 | ||||||||
2020年度 | ||||||||
2021年後 |
(参照:2018年度以前、2019年固定価格買取制度単価)
一方、太陽光発電と風力発電の売電単価は右肩下がりで下落しています。
なぜ間伐材由来のバイオマスの単価は高いのか?
間伐材由来のバイオマスは1kWhあたり40円と現時点で全ての再生可能エネルギーの中で最高単価を誇っています。
理由としては二点あります。
一点目は国産木材の消費がそくしんされて衰退している林業の活性化を見込むことができる点です。
また、森林資源に恵まれる日本においては高い潜在性を持っているバイオマスエネルギーなのです。
二点目はカーボンニュートラルである点です。
通常のバイオマスも燃焼時に二酸化炭素を排出します。
しかし、植物は光合成で二酸化炭素を空気中から取り込みます。
仮に木材を燃やしてに参加炭素が発生しても、新たに成長する木材が二酸化炭素を吸収してくれます。
よって燃焼で生まれる二酸化炭素を新たな木材が成長過程で吸収するのでトータルで二酸化炭素は増えないという考え方です。
上記二つの理由から間伐材由来のバイオマス単価は高い価格で設定されています。
国際比較でみても日本のバイオマス買取単価は高水準
国際的にみても日本のバイオマスエネルギーの買取単価は高水準となっています。
横並びで比較できる一般木材での各国比較は以下ですが欧州各国の2倍の水準となっています。
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個人でも少額からバイオマス発電投資で高いリターンを得る方法
再生可能エネルギーの中でもバイオマスは高単価が維持されて期待できることをお伝えしてきました。
非常に魅力的なことは火を見るより明らかなのですが、個人で発電所を作ることは不可能です。
かといって諦めるのはまだ早いです。
クラウドバンクを使うことで少額からバイオマス投資を行うことができて7%近い利回りを獲得することができます。
クラウドバンクのバイオマス発電は高単価の案件に投資
クラウドバンクの案件は再生可能エネルギーで最高の単価である40円/kWhを誇る間伐材由来のバイオマス(2000kW未満)です。
また太陽光発電や風力発電の出力にブレがあります。
一方でバイオマス発電は基本的には一定で出力を出すことが可能なので安定性が高くなっています。
バイオマス発電投資のスキーム
クラウドバンクでは集めた資金で国からの認定単価と土地を保有している業者から事業譲渡を受けます。
ある程度発電所の開発が進んだ段階で銀行からの融資を引き出して出資者に分配します。
基本的にクラウドバンクが手がける太陽光発電投資と同じスキームとなっています。
出資者としてはリスクを負う期間が短いのが魅力的ですね。
利回りは7%近くと高水準
クラウドバンクのバイオマス発電ファンドは7%近い利回りの案件となっています。
さらにスキームの項目でも説明した通り運用期間も1年未満の案件が多くなっています。
クラウドバンクの目玉である太陽光発電投資と同じ水準の利回りが提供されており嬉しいですね!
また1万円から出資が可能なので、太陽光発電や、風力発電と複数の案件を組み合わせて分散投資をすることもできます。
抜群の安全性
クラウドバンクではバイオマス発電に限らす今までの2000件近い案件で1つも貸し倒れが発生していません。
つまり元本と分配金が全ての案件で支払われているということになります。
安全に社会に貢献しながら7%近い利回りを得ることができるのは画期的な仕組みであるといえるでしょう。
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まとめ
バイオマス発電は日本は世界に対して遅れているということもあり国も積極的に支援しています。
また、間伐材を燃料にすることで衰退気味の林業を活性化させることもできるので拡大が期待されています。
そのため、太陽光発電や風力発電の固定買取価格の単価が下落しているなか、バイオ発電の固定価格は一定を保っています、
バイオマス発電を個人で行うことは設備の観点から現実的ではありません。
しかし、クラウドバンクのバイオマス発電投資に出資することで少額からでも低リスクで7%程度の利回りを確保することができます。
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