【7089】スタートアップ企業を人材支援する「フォースタートアップス」(for Startups)のIPO後の初値を予想!

【7089】スタートアップ企業を支援を支援する「フォースタートアップス」(for Startups)のIPO後の初値を予想!

フォースタートアップス(for Startups)」は3月13日に上場予定のIPO銘柄です。

フォースタートアップスはスタートアップ企業の支援を行っています。

人手不足により需要が高まっている人材紹介を行っており、注目されそうなIPO銘柄です。

 

この記事では【7089】フォースタートアップスのIPO情報を紹介します。

スケジュールや初値予想などのIPO情報や事業内容、業績などを紹介しますのでぜひ参考にしてください。

 

フォースタートアップスのIPOスケジュール

フォースタートアップスのIPOスケジュールは以下の通りです。

ブックビルディング期間2月26日(水)~3月3日(火)
市場東証マザーズ
公募価格決定日3月4日(水)
購入申し込み期間3月5日(木)~3月10日(火)
上場予定日3月13日(金)
当選株式数920,000株(内訳 公募200,000株 売出720,000株)
オーバーアロットメントによる売出120,000株
想定価格1,520円
仮条件価格未定
公募価格3月4日(水)発表

主幹事は野村証券!SBI証券でも取引可能

証券会社株式数割当率
野村証券(主幹事)
SBI証券
マネックス証券
丸三証券
岩井コスモ証券 
極東証券
いちよし証券
岡三証券
エース証券

※各証券会社の割当株式数は現時点で未定。

主幹事は野村証券です。

主幹事は割当株式数が圧倒的に多いので、IPO当選確率を高めるなら主幹事証券からの申込みは必須になります。

フォースタートアップスの会社概要

会社名フォースタートアップス
コード番号7089(東証マザーズ)
設立2016年9月1日
資本金15,000 千円
本社住所東京都港区六本木一丁目 6 番 1 号
代表代表取締役社長兼 CEO 志水 雄一郎
事業内容スタートアップ企業を対象とした人材支援サービスなど
従業員数49名

フォースタートアップスの事業内容

フォースタートアップスはスタートアップ企業など成長産業支援事業を行っている会社です。

人材派遣業を行っているウィルグループの子会社でもあります。

フォースタートアップスはベンチャーやスタートアップ企業に特化した人材派遣サービスなどを行うのが特徴です。

 

事業は以下の2つに分類されます。

  • タレントエージェンシーサービス
  • アクセラレーションサービス

 

タレントエージェンシーサービス

タレントエージェンシーサービスは、具体的に3つのサービスを行っています。

・人材紹介サービス

・採用支援サービス

・起業支援サービス

です。

 

特に人材紹介サービスはフォースタートアップスの主力事業であり売上高の約9割を占めます。

 

アクセラレーションサービス

アクセラレーションサービスは、フォースタートアップスの新規事業です。

人材支援以外の支援サービスを提供しています。

例えば、大手企業とスタートアップ企業をマッチングするサービスなどを行っています。

大手企業はイノベーションのためスタートアップ企業と提携を希望している企業も多いです。

ですが、多数あるスタートアップ企業を探索するコストの問題ややニーズが合わない可能性もあります。

そこで、フォースタートアップスのデータベースを活用し、最適な企業をマッチングするサービスを行っています。

 

IPOにより得る手取金の使途は事業拡大による人件費と移転費用が大半を占める

フォースタートアップスがIPOにより得る資金は手取り概算で274,680千円です。

第三者割当増資の手取り概算額167,808千円と合わせると442,488千円となります。

資金の使途は以下の通りです。

 

・事業拡大のための採用費・人件費及び社内システム開発人員に係る採用費・人件費(352,435千円)

・人員規模拡大に伴う本社移転または増床に係る設備投資(90,053千円)

 

フォースタートアップスの業績

ここではフォースタートアップスの業績を有価証券報告書で確認していきます。

まずは売上高の推移です。

売上高は右肩あがりに急成長

売上高(千円)
2017年3月219,081
2018年3月747,813
2019年3月1,045,083

 

売上は急成長しています。

2017年3月期に比べて前期は4.7倍以上の増加となっています。

 

つづいて、フォースタートアップスの経常利益を確認していきましょう。

経常利益も急成長

経常利益(千円)
2017年3月6,390
2018年3月196,156
2019年3月274,010

 

売上高と共に経常利益も急成長しています。

2017年3月期に比べて前期の経常利益は42倍以上です。

売上高が増加することでしっかりと利益も増加していることがわかります。

 

フォースタートアップスのロックアップ情報

フォースタートアップスの上位株主の保有比率、ロックアップ情報は以下の通りです。

株主保有比率ロックアップ期間
(株)ウィルグループ77.97%90日間
志水 雄一郎(社長)9.41%90日間
小原 健2.17%90日間
清水 和彦1.35%90日間
杉本 容啓1.07%90日間
恒田 有希子0.99%90日間
六丸 直樹0.99%90日間
戸村 憲史0.99%90日間
中村 優太0.81%
寺田 裕也0.62%

 

上位1位株主~8位株主は90日間のロックアップが設定されています。

ロックアップ期間中は、保有する株を売却することはできません。

ロックアップは上場と同時に大株主が株を売却し、株価が暴落しないように取られている対策です。

IPO銘柄は特に需給によって株価が大きく変動しますので、ロックアップ情報は必ず確認しましょう。

 

フォースタートアップスの初値予想

フォースタートアップスは売上、利益共に急成長している企業です。

ウィルグループの子会社ということもあり、創業から黒字を達成しています。

 

前期のEPSは65.47円です。

今期の予想EPSは会社側の予想では67.5円です。

 

今回のIPOにより発行済総株式数が増加しますので、上場後のEPSは63.2円程度となります。

このEPSを利用して同業者のPERから初値を予想してみます。

 

フォースタートアップスと同様に人材派遣サービスを行っている同業他社企業と比較してみます。

比較するのは以下です。

【6089】ウィルグループ

【6098】リクルートHD

 

企業名PER
ウィルグループ【6089】10.7倍
リクルートHD【6098】37.2倍
PER平均23.95倍

 

EPS 63.2円×PER23.95倍=1,513円 となります。

フォースタートアップスは創業が2016年と新しい企業ですが、既に黒字化しており急成長している企業です。

人手不足となっている中で、需要の高い人材派遣サービス業を行っており人気になる可能性は十分あります。

 

まとめ

フォースタートアップスはスタートアップ企業を支援するため人材派遣サービスなどを行っています。

創業4年目の会社ですが、既に黒字化しており売上高、利益ともに急激に成長している企業です。

IPOでも人気が出る可能性の高い注目のIPO銘柄ではないでしょうか。

 

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2020年2月2日

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