【1444】珍しい名証の小型案件!ニッソウのIPO後の初値を予想する。

【1444】珍しい名証の小型案件!ニッソウのIPO後の初値を予想する。

ニッソウ(1444)の上場日は3/30(月)で、上場市場は名証セントレックスとなります。

主幹事は岡三証券で、IPOの申し込み期間(BB期間)は3月12日(木)~3月18日(水)となっています。

 

今回はニッソウとはどのような企業なのかを目論見書を基に、

事業内容や業績をチェックしながら詳しくご紹介していきたいと思います。

 

また、ニッソウの気になる初値予想やIPOでの購入情報もご紹介していきます。

ニッソウのIPOスケジュール

ニッソウの主幹事は国内中堅証券会社である岡三証券です。

上場規模は、想定時価総額17.3億円、吸収金額3.2億円程度の小型案件です。

ブックビルディング期間3月12日(木)~3月18日(水)
市場名証セントレックス
公募価格決定3月19日(木)
購入申し込み期間3月23日(月)~3月26日(木)
上場予定3月30日(月)
当選株式数公募60,000株、売り出し15,000株、オーバーアロットメント11,200株
想定価格1,860円
仮条件価格
公募価格

 

ニッソウの各証券会社の割当

それでは、ニッソウの引受証券会社及び引受シェアを確認していきたいと思います。引受シェアは以下のとおりです。

証券会社株数割当率
岡三証券(主幹事)78,900株91.53%
SBI証券2,200株2.55%
むさし証券1,500株1.74%
藍澤証券1,500株1.74%
エイチ・エス証券700株0.81%
エース証券700株0.81%
水戸証券700株0.81%

 

ニッソウの事業内容

ニッソウの基本スペックは以下のとおりです。

社名株式会社ニッソウ
コード番号1444(名証セントレックス)
設立1988年
資本金100,000,000円 (2020年2月25日現在)
本社所在地東京都世田谷区経堂一丁目8番17号
代表者代表取締役社長 前田 浩
従業員数45人
事業内容不動産物件のリフォーム工事

 

ニッソウの事業内容

ニッソウは、首都圏を中心に不動産物件のリフォーム工事を行っている企業です。

顧客は主に中小規模の不動産会社で、個人ではなく法人に特化しています。

 

同社は、経年劣化した建物や部屋を新築に近い状態に戻す原状回復工事を主力としております。

主として賃貸物件での入居者入替時に古くなった内外装の補修及び水回りの改修といった工事を行っています。

 

他にも、入居者を募集するためのハウスクリーニングや入居中における蛇口からの水漏れやエアコンの故障等、

日常発生する不具合を修繕する入居中メンテナンス等のリフォーム工事にも従事しています。

 

ニッソウの上場理由は?上場による資金調達の目的を探る

新規発行による手取り額

ニッソウは上場することにより手数料を引いた手取り金額で6.39憶円程度の資金を獲得します。

資金使途は後述のとおりです。

 

調達資金の使途

調達資金ですが、目論見書によれば以下の用途に充当予定とのことです。

 

  • 人材確保に伴う人件費及び採用に係る諸費用として、1853万6千円(2020年7月期)、5,505万4千円(2021年7月期)、5,753万4千円(2022年7月期)をそれぞれ充当予定

 

  • 知名度向上のための広告宣伝費用等として、694万9千円(2020年7月期)、1,194万9千円(2021年7月期)、1,703万4千円(2022年7月期)をそれぞれ充当予定

 

  • 業務効率化のためのシステム構築費として、2,000万円(2021年7月期)を充当予定

 

  • 業務エリア拡大のための費用及び運転資金として、5,258万4千円(2021年7月期)を充当予定

 

ニッソウは調達した資金を規模の拡大のために用いる様子です。

業績も好調で、資金需要の旺盛な上場に向いている企業であると考えられます。

 

目論見書から見るニッソウの売上高と利益推移

本項目では、ニッソウの業績を分析していきたいと思います。

売上高の推移

 売上高(千円)
2015年7月期889,776
2016年7月期1,075,599
2017年7月期1,561,317
2018年7月期1,822,228
2019年7月期2,214,539
2019年10月651,690

 

上記のとおり、同社の売上高は堅調に上昇していることがわかります。

2020年7月期は、2019年12月までの数値を4倍すると2,606,760千円程度の売り上げが見込まれます。

前年比増収となる見込みです。

経常利益の推移

 経常利益(千円)
2015年7月期40,263
2016年7月期49,032
2017年7月期85,276
2018年7月期96,519
2019年7月期161,005
2019年10月58,926

 

経常利益も、連結ベースになって以降は売上高同様安定的に推移しています。

2020年7月期は、このままのペースで推移すれば235,704千円となる見込みで、前年比増益の見込みです。

 

EPSの推移

 EPS(円)
2015年7月期73.54
2016年7月期92.27
2017年7月期150.84
2018年7月期169.65
2019年7月期282.28
2019年10月96.58

 

EPSもおおむね堅調に推移しています。

2020年3月期も、このままのペースで推移すれば前年比プラスの見込みです。

 

ニッソウの上位10位までの大株主とロックアップ情報

株主名保有比率ロックアップ情報
前田 浩(社長)86.45%180日間
前田 供子13.50%180日間
(株)丸美0.05%180日間

ロックアップとは、株式が公開された後に一定期間、市場で持株を売却することができないようにする制度のことです。

上位株主には軒並みロックアップが付されています。

上位株主にベンチャーキャピタル等が名を連ねていませんので、上場時の売り圧力は小さいと考えられます。

 

ニッソウの初値予想

ここでは編集部独自のニッソウの初値予想を公開していきたいと思います。

ニッソウの総合評価

 

ニッソウ購入のメリット

  • IPOは上値抵抗がないため、比較的株価が上昇しやすい
  • 業績面が安定している
  • 小型上場のため、需給面に不安が少なく株価が上昇しやすい
  • 上位株主にVC等が存在しない

 

ニッソウ購入のデメリット

  • 小型株のため株価が乱高下しやすい
  • 業績が悪化した場合株価が急落する可能性がある
  • 業種が不人気である
  • 同日にNexToneとバリオセキュアの上場が控えており、資金が分散してしまう
  • 株式市場の市況が悪い

 

ニッソウの初値予想は4,141

ニッソウのEPSは2018年7月末時点で169.65、2019年7月末時点で282.28、2019年10月末時点で96.58でした。

ニッソウと類似するサービスを提供すると考えられる上場企業として、リフォーム事業に従事する企業であるルーデンホールディングス、エムビーエス、サンヨーホームズ等が考えられます。

競合他社のPERを用いて同社のEPSから推定株価を算出します。

 

企業名PER
ルーデンホールディングス14.59
エムビーエス14.98
サンヨーホームズ33.89
安江工務店10.73
エプコ17.48

 

ニッソウの直近の業績を鑑み上記のうちPERは競合5社の平均値である18.33倍を用いることとします。

EPSは、2020年7月期の業績が不確定要素が多いため、2018年7月期及び2019年7月期の平均値である。

 

以上より、想定初値は、PER18.33倍×EPS225.97=4,141円程度となります。

 

まとめ

3月30日上場のニッソウですが、業績や利益水準も安定的に推移している点で評価できます。

一方、3月30日はNexTonとバリオセキュアの3社同時上場であり、資金が分散してしまう恐れがあります。

3社の中では最も小型案件であり、値動きが大きくなりそうですが、株式市場が軟調であるため初値を下回る可能性もあります。

 

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2020年2月2日

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マネリテ!編集部は東京大学経済学部卒の証券アナリストを中心とした金融知識が豊富なメンバーが株式投資初心者に向けて有益な情報を提供しています。株式投資を行う意義から基本用語、おすすめのネット証券・投資先情報をお伝えするメディアです。日本人の金融リテラシーの向上と明るい未来を目指しています。