【4487】スペースマーケットの初値を予想!遊休不動産活用の魅力に迫る。

スペースマーケットは12月20日に上場予定のIPO銘柄です。

今回は、スペースマーケットのIPOスケジュールや初値予想などのIPO情報や事業内容、業績などを紹介します。

 

IPOに興味のある方も、スペースマーケットに興味のある方もぜひ読んでいただき参考にしてください。

スペースマーケットのIPOスケジュール

スペースマーケットのIPOスケジュールは以下の通りです。

ブックビルディング期間125日(木)~1211日(水)
市場東証マザーズ
公募価格決定日12月12日(木)
購入申し込み期間1213日(金)~1218日(水)
上場予定日  1220日(金)
当選株式数1,794,700
(うち公募株式数が
520,000株、売出枚数が1,274,700株)
想定価格 520円
仮条件価格520円~590
公募価格未発表

 

スペースマーケットの各証券会社割当

証券会社株式数割当率
大和証券(主幹事)
みずほ証券
SBI証券
SMBC日興証券
松井証券
マネックス証券
いちよし証券
エース証券
岩井コスモ証券

*割当率や株式数などは、仮条件決定時付近に発表されます。
主幹事は大和証券です。

 

スペースマーケットの会社概要

会社名スペースマーケット
コード番号4487(東証マザーズ)
設立2014年1月8日
資本金1億円
本社住所東京都新宿区西新宿 6-15-1 ラ・トゥール新宿 608
代表代表取締役 重松 大輔
事業内容スペースシェアリングプラットフォームの運営
スペースプロデュース事業
イベントプロデュース事業
リアルマーケティング支援事業
従業員数52名

 

スペースマーケットの事業内容

スペースマーケットは遊休不動産等のスペースの貸し借りを行うプラットフォーム「スペースマーケット」を運営しています。

プラットフォームの運営が主力の会社であり、情報通信業に分類されます。

 

遊休不動産とは、常時は使われていない不動産のことです。

使われていないという意味では老朽化した空き家なども遊休不動産になります。

しかし、スペースマーケットで貸し借りする遊休不動産はもちろん放置された遊休不動産ではありません。

 

スペースマーケットで貸し借りされているのは使用される時期や時間帯が決まっている施設や、

一時的に使用しなくなり貸し出されているような施設です。

例えば、平日の結婚式場やオフシーズンの球場などが貸し借りされています。

 

 

結婚式場は結婚が行われなければ基本的に使われない施設になります。

そのため、予定の無い日をレンタルスペースとして貸し出しすれば収入が増えます。

 

といっても、結婚式場の運営者が自分で借り手を見つけるのは困難です。

スペースマーケットはこういった遊休不動産などの貸し手と借り手をマッチングするサービスを提供しています。

 

スペースとは宇宙のことではなく空間を意味します。

空間(スぺ―ス)をシェアするという新しい不動産活用を支援する会社がスペースマーケットです。

 

スペースマーケットの事業内容

 

貸し手と借り手をマッチングされることでスペース料金に応じて受け取る手数料を収益源としています。

サイトに掲載される物件が多いほど、収益につながりますので物件のサイト掲載数が重要です。

 

9月時点で1万1,900件を超える掲載数があるサイトになっています。

今後どれだけ、掲載数、成約数を伸ばせるかが業績成長の鍵となるでしょう。

 

スペースマーケットが上場する理由とは?上場で得た資金の使途は?

スペースマーケットがIPOで得られる資金は、想定価格が520円、公募株式数52万株で計算すると2億7,000万円程度です。

手取り概算は2億6300万円となります。

 

スペースマーケットはこの資金をプラットフォームサービスに係る無形固定資産の取得などに充当するとしています。

自社サイトのスペースマーケットの更なる開発費に使用するようです。

 

スペースマーケットの業績は自社サイトをどれだけ活用されるかにかかっていますので、

より利便性の高いサイトとなるよう運営することが求められます。

また、一部の資金は金融機関の借入金の返済に使用するようです。

,

スペースマーケットの業績

ここではスペースマーケットの業績を確認していきます。

参照:スペースマーケットの目論見書

まずは売上高の推移です。

スペースマーケットの売上高推移

売上高(千円)売上高 (千円)
2014年12月3,514
2015年12月75,633
2016年12月224,948
2017年12月392,638
2018年12月578,247

 

売上高は急激に増えています。

2014年の約351万円に比べ前期は約5億7,824万円と160倍以上になっています。

 

前期も50%近くの増収となっており、スペースマーケットの利用者が順調に増加していることが分かります。

この高成長がどこまで持続するかで株価も大きく変わることになるでしょう。

 

つづいて、スペースマーケットの経常利益を確認していきましょう。

 

スペースマーケットの経常利益推移

売上高(千円)経常利益(千円)
2014年12月△31,020
2015年12月 △70,511
2016年12月△159,672
2017年12月△148,188
2018年12月△271,923

 

スタートアップ企業にありがちですが成長期に売上を拡大させシェアを握るために積極的に広告宣伝費に多額の資金を使用します。

その結果、売上が拡大しても多額の経費計上により赤字となるのです。

 

ただし、広告宣伝などによりある程度市場を拡大し、

シェアを伸ばすことができればそれ以降は多額の広告宣伝費を必要としなくなり一気に黒字化が進みます。

問題は黒字化するまで売上を拡大できるのか、それまで資金は持つのかといった点です。

 

スペースマーケットは今期第3四半期の時点で黒字化しています。

ですので、赤字継続のまま上場を迎える企業よりは安定していると言えます。

株価が今度どうなるかは黒字を維持しつつ、業績を拡大できるかが焦点となるでしょう。

 

スペースマーケットのロックアップ情報

スペースマーケットの上位株主の保有比率、ロックアップ情報は以下の通りです。

株主保有比率ロックアップ期間
重松 大輔(代表)34.84%180日間
㈱ダブルパインズ12.79%180日間
オプトベンチャーズ1号投資事業有限責任組合10.64%90日間  1.5倍
CAStartupsInternet Fund
2号投資事業有限責任組合
6.57%90日間  1.5倍
鈴木 真一郎6.42%180日間
壺内 靖二郎6.27%180日間
㈱マイナビ2.86%180日間
オリックス㈱2.18%90日間 1.5倍
みずほ成長支援投資事業有限責任組合1.75%90日間 1.5倍

 

東京建物㈱1.46%ロックアップ無

 

上位株主9位までロックアップが設定されています。

ロックアップ期間中は、保有する株を売却することはできません。

 

ですので、上場と同時に大株主が株を売却し利益を得るということはできなくなっています。

ロックアップ期間の欄に○倍とあるのは、公募価格の○倍になれば売却可能ということを示します。

 

ロックアップ期間終了後は、大株主が株を売却する可能性がありますので、大株主のロックアップ期間は覚えておきましょう。

 

スペースマーケットの初値予想

スペースマーケットは今期第3四半期累計で348万円程度の純利益を達成しています。

通期でも第3四半期までと同様の業績だと考えれば、通期の純利益は464万円程度です。

EPSは公募による希薄化を考慮すると0.41円程度となります。

 

スペースマーケットはスタートアップ企業であり、新形態のビジネスを行っていますので同業者との比較は難しいですが、

類似企業のPERは以下のとおりです。

 

企業名PER
ティーケーピー【3479】49倍
フィルカンパニー【3267】37倍
 PER平均43倍

 

EPS 0.41円×PER43倍=17.63円 となりますが今期黒字化を達成したばかりです。

近年急成長していることから初値はEPSと類似企業PERで計算した株価よりかなり高くなるでしょう。

 

まとめ

スペースマーケットは遊休不動産を活用して利益をあげる画期的なビジネスモデルを有して注目を集めています。

実際は500円以上の金額がつくでしょうが、EPSがプラスに転換したばかりで読みづらいIPOです。

12月はIPOラッシュの中において特段魅力的なIPOということはできないでしょう。

 

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