【2020年5月】決算企業が少ない時期の高配当銘柄を3つ紹介(タマホーム/毎日コムネット/インテリックス)

【2020年5月】決算企業が少ない時期の高配当銘柄を3つ紹介(タマホーム/毎日コムネット/インテリックス)

「大型連休でお金を使ってしまったから、短期投資で高い利回りの配当金を得たい」

「2020年5月に狙える高配当銘柄の株価指標や会社の業績が気になる」

 

他月に比べて5月に決算する企業は比較的少なく、配当や株主優待を得にくいデメリットがあります。

ですが中には5月決算の高配当銘柄もあり、より良いリターンを得ることは可能です。

 

この記事では2020年5月に権利を得られる、高配当銘柄について3つ紹介します。

 

【1419】タマホーム:配当利回り4.20%

日本全国で注文住宅の設計、建築、販売等を行っている不動産会社がタマホームです。

注文住宅の建築請負だけでなくマンションの分譲やオフィスビルの転貸なども行っています。

 

1998年に前身となる筑後興産株式会社が分離独立した後タマホームが設立されました。

最初は福岡県や佐賀県に支店を設置していき、その後に日本全国に店舗を展開しています。

 

ベストセラー商品として人気のある大安心の家は、コストの削減と高い住宅品質を実現しているのが特徴。

住宅ローン控除額が増える長期優良住宅認定基準に標準で対応しています。

 

タマホームの配当利回り

2019年9月20日現在におけるタマホームの株価は1,428円であり予想配当利回りは4.20%です。

2016年から1株あたりの配当額が増えていて、従来に比べて高い利回りに期待できます。

 

タマホームの予想配当利回り

 

2015/0510.00 円
2016/0510.00 円
2017/0515.00 円
2018/0530.00 円
2019/0553.00 円
2020/05(予)60.00 円

 

また、2019年5月の実績配当性向は40.5%と高く、他社に比べてより多額の利益を投資家に還元しているのが特徴。

これから利益が増えていけば、より配当額が増えやすくなる見込みがあります。

 

PERとROEは優秀

2019年5月時点におけるタマホームのPERは7.66倍でありROEは23.40%です。

9月20日時点の予想PERは10.0倍と小さく、収益性に対して株価が割安であることを推測できます。

 

しかし9月20日時点の実績PBRは2.37倍と大きく自己資本比率が20.3%と低い欠点もあること。

今後の株価の動きによっては、タマホームが割高になっていく恐れもあります。

過去5年間で営業利益が増大

タマホームは2016年から売上高・営業利益が上昇している傾向であり2020年5月にはさらに業績が伸びる見通しです。

利益の増加によって株主への配当が増える場合があります。

 

タマホームの業績推移

 

決算期売上高営業利益経常利益当期利益
2011/05148,9711,015968-177
2012/05169,6514,0754,097783
2013/05152,3235,2865,0042,648
2014/05169,5284,5804,5091,717
2015/05149,5702,2842,016-641
2016/05138,3791,8031,016-446
2017/05157,0013,9013,475901
2018/05167,9154,6534,0292,047
2019/05186,8747,3666,9553,934
2020/05予200,0007,7007,5004,300

 

 

【8908】毎日コムネット:配当利回り3.67%

学生を対象としたマンション開発やサービスを提供している会社が毎日コムネットです。

不動産ソリューション事業と学生生活ソリューション事業の2本をビジネスの柱としています。

 

不動産ソリューション事業では学生マンション事業の提案、開発、運営委託などに対応。

元社員寮や駐車場用地を活用して、学生マンションを開発した実績があります。

 

学生生活ソリューション事業ではお部屋探しのサポートや、学生の課外活動を支援。人材育成や新卒採用ソリューションといったキャリア分野でも毎日コムネットは活動しています。

 

毎日コムネットの配当利回り

2019年9月20時点における毎日コムネットの株価は763円であり予想配当利回りは3.67%です。

過去5年間で1株あたりの配当額がおよそ2倍に増えている特徴があります。

毎日コムネットの予想配当利回り

 

2015/0514.00 円
2016/0515.00 円
2017/0517.00 円
2018/0522.00 円
2019/0528.00 円
2020/05(予)28.00 円

 

また、2019年5月の実績配当性向は40.3%と高く、タマホームと同じ水準で利益を還元しています。

 

株式指標から投資するハードルは低い

2019年9月20日時点の予想PERは10.3倍であり、実績PBRは1.57倍です。

前回の決算時に公表されたROEは15.04%と大きく、株価指標から投資するハードルが低いことを予想できます。

 

過去10年間で売上と利益は増加

2011年から毎日コムネットは業績を伸ばし続けていて、2020年5月には191億円の売上高に達する見込みです。

利益が増え続けることによって、今後も配当額が増えていくことに期待できます。

 

毎日コムネットの業績推移

 

決算期売上高営業利益経常利益当期利益
2007/118,3641,2921,200678
2008/1110,0121,5211,380657
2009/118,88248633527
2010/1111,692756604343
2011/05 変5,249554491287
2012/059,466660578343
2013/059,381836765436
2014/0510,0811,017990590
2015/0512,1461,3691,287819
2016/0513,5761,5101,419884
2017/0514,8091,6311,5501,013
2018/0516,8051,7681,6791,087
2019/0517,4112,0331,9251,250
2020/05予19,1202,1302,0301,340

 

 

【8940】インテリックス:配当利回り3.06%

首都圏エリアや地方都市で中古マンションを仕入・再生している不動産会社がインテリックスです。

再生した物件の販売だけでなく、アセットシェアリングなどの資産運用サービスなども提供しています。

 

1995年7月に中古マンション再生流通事業を目的として会社が設立されました。

他社との合併やグループ会社の吸収で規模を大きくして、2005年4月にはジャスダックに上場。

 

インテリックスではリノベーションへの理解を広めるために、書籍の販売や無料セミナーを実施しています。

中古物件の再生に興味がある人はインテリックスのホームページにアクセスしてみましょう。

 

インテリックスの配当利回り

2019年9月20日時点におけるインテリックスの株価は718円であり予想配当利回りは3.06%です。

過去4年間は1株あたりの配当額が30円を超えていましたが、2020年には減配する見通し。

 

インテリックスの配当利回り

 

2015/0520.00 円
2016/0535.00 円
2017/0532.00 円
2018/0534.00 円
2019/0534.00 円
2020/05(予)22.00 円

 

株式指標からは割安感が強い

2019年9月20日時点におけるインテリックスの予想PERは12.8倍であり実績PBRは0.60倍です。

当期利益や純資産に対して株価が割安であることが株価指標から推測できます。

 

営業利益は下落する見込み

2020年にインテリックスの売上高は前年を上回る予定ですが営業利益は下がる見込みです。

今後も営業利益の減少が続けば、銘柄の配当利回りが悪化してしまう可能性があります。

 

インテリックスの業績推移

 

決算期売上高営業利益経常利益当期利益
2007/0538,8592,8292,1121,213
2008/0547,4482,117984545
2009/0537,880-1,122-1,926-2,309
2010/0527,8401,7041,1581,492
2011/0526,8191,343767556
2012/0527,572528-64-118
2013/0525,836761319178
2014/0526,3811,4971,138813
2015/0527,7591,056745495
2016/0538,9751,7591,471977
2017/0541,4001,7561,343891
2018/0543,5071,5601,253802
2019/0536,9811,6721,362832
2020/05予42,1821,164741500

 

まとめ

事業規模の大きい不動産会社が5月に決算することもあり投資することで3%から4%の配当利回りに期待できます。

気になる会社のファンダメンタルをチェックしておき、投資するために資金を準備しましょう。

 

【各月 高配当銘柄 特選】高いリターンを狙え!シーズンごとの注目銘柄を一挙に紹介。

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2019年10月11日

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マネリテ!編集部は東京大学経済学部卒の証券アナリストを中心とした金融知識が豊富なメンバーが株式投資初心者に向けて有益な情報を提供しています。株式投資を行う意義から基本用語、おすすめのネット証券・投資先情報をお伝えするメディアです。日本人の金融リテラシーの向上と明るい未来を目指しています。