経済の基本知識がなければ、投資先の選定、リスクを回避しなければならない場面で、正しい意思決定ができなくなってしまいます。
「経済勉強をしたいとずっと考えているがなかなか本腰を入れられない」
「経済をしっかり理解して資産運用で失敗を回避したい」
今回はこのような方向けのコンテンツとなります。
それでは、経済の仕組みを知るための基礎の基礎、経済の名前の由来から徐々に入っていきましょう。
目次
【1限目】経済とは・取引とは
「経済を理解するのは大切」
「経済を理解していない人間は仕事もできない」
このように昔から両親にこのようなことを言われたり、職場でも指摘をされたことがありませんか?
しかし、「勉強をしなさい」と言っている本人ですら、そもそも「経済」という言葉の正確な意味自体を把握している方は意外と多くありません。
経済の語源は「経世済民」(けいせいさいみん)です。
この経世済民という言葉は、元々は中国にあった言葉を転用したもので、明治以降に日本で作られた言葉となります。
それぞれの字の意味としては以下の通りですが、つまりは世を治め、人々を救うことが「経済」を意味します。
また、私たちが住む社会で、経済はどのように回っているのでしょう?
経済が回るというのは、人々がお金を使い、サービスや商品の価値も高まり、個々の所得が増加するサイクルの中で、景気がよくなり人々の生活水準が上がっていく、といったことですよね。
そして、その経済を回している中心にあるものは「取引」です。
コンテンツ内では、この「経済」と「取引」について詳しく解説しています。
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【2限目】経済成長とそのサイクルとは
経済の波の変動はお金の「貸し借り」(=信頼)によって起こります。
例えば、「クルマ」を生産するには、誰かがクルマの設計図を書き、部品を仕入れ、組み立てる必要があります。
一人でこの工程をこなしていたら、1台を作るのに何日も掛かってしまいそうですよね。
それに、そもそもお金がなかったら部品を仕入れることもできません。
お金を貯めて、全ての工程を一人で終わらせ、誰かに販売する。
そして、またそのお金を貯めて、クルマを生産するのでは、時間があっという間に過ぎてしまいますよね。
そこでクルマを効率よく生産するために考えます。
設計をする人。
部品を仕入れる人。
組み立てる人。
販売する人。
それぞれを雇います。
部品も、例えば10台分を仕入れてしまえば、10台のクルマが一人で生産するよりも格段に早くなります。
しかし、上記を実現するには、お金が必要です。
手元にはお金はないので、借りる必要があります。
借りるには「信頼」が必要です。
信頼があれば、お金を借りて、クルマを短期で何台も生産ができるのです。
経済成長の波を起こすのは「信頼」であるというのがわかりますよね。
コンテンツ内では、さらに詳しく解説しています。
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【3限目】インフレーション・デフレーションとは
インフレとデフレは意外とそれぞれどのように起きるのか、なかなか覚えにくいですよね。
以下のようにまずは覚えましょう。
■ インフレーション:
- 物価が上昇し、お金の価値が下がる
- 円安になる傾向が強い
- 金利が引き下げられる政策が取られる
■ デフレーション:
- 物価が下落し、お金の価値が上がる
- 円高になる傾向が強い
- 金利が引き上げられる政策が取られる
コンテンツ内では、なぜそもそもインフレは起きるのか?
インフレが起きると何が起こるのかを詳しく解説しています。
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【4限目】日本銀行の役割とは
「日本銀行」という名前は、私たちは日々のニュースでよく聞きますが、実際にどのような役割を担っているのか、しっかり理解できている人は多くありません。
しかし、経済を理解する上で、日本銀行の役割についてはしっかりと理解しておくことが重要です。
日本銀行と言えば、かなりくだけた表現をすると、国の一番大きな銀行、国の一番重要な銀行、といったものになるでしょうか。
別名では「中央銀行」といいます。
中央銀行は我々国民は預金することはできませんが、銀行が預金口座をもつ銀行なのです。
「日本政府」の役割は「税金」を国民から徴収し、公共事業に支出しますが、日本銀行は「金利」をコントロールすることで「物価」のコントロールをします。
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経済用語集
世界経済の過去の歴史、どの国がどの要因で経済成長をしてきたのか。
どのように経済低迷をしてきたのか。
このような事象を知るにも、経済用語を理解していないと、なかなか捗らないものです。
経済の勉強をする中で、特に重要と思われる用語を以下のコンテンツでは解説していますので、参考にしてみてください。
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まとめ
以上、【経済とは?】経世済民からインフレ・経済成長サイクル・そして日本銀行の役割までを網羅的にわかりやすく解説。…でした。