令和は「人生100年時代」と言われています。
一般の会社員の方であれば60歳で定年退職、再雇用を経ても、65歳で主力となる給与収入を失ってしまうのが通常です。
年金についても、労働人口の減少及び団塊ジュニア世代の引退に伴い「将来年金が不足してしまうのではないか?」。
このような懸念が生じていることに加え、政府は年2%の物価上昇を目標としています。
我々を取り巻く経済環境は、益々厳しいものになっていくことが予想されます。
そのような環境下で我々はどのように対応すればいいのでしょうか?
対応策の一つとして「インカムゲイン」を定期的に獲得していく、ということが挙げられるかと思います。
このコンテンツでは、そんなインカムゲインにまつわる情報を発信していますので、参考にしてください。
目次
インカムゲインとは
「インカムゲイン」とは、「資産を保有する」ことにより得ることのできる収益のことです。
身近な例を挙げると、銀行預金の利子がインカムゲインに該当します。
とはいえ、現在日本は超低金利時代で、銀行預金の利率は0.01%程度です。
リターンも小さく、また「インフレ」にも対応できません。
そのため、物価上昇に対抗でき、且つ日々の生活を潤してくれる。
そんな「インカムゲインの獲得」を目指すことが必要になります。
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株の配当金情報とおすすめ銘柄
「不労所得を得るために、株式投資して配当金をもらいたい」
このように考えて、配当について調べている人も多いでしょう。
会社が事業により生み出した利益は、株主に還元されます。
株式銘柄を購入している投資家は「配当金」というリターンを獲得できるのです。
会社によって生み出せる利益の大きさは異なり、企業銘柄によって配当の利回りも異なるのが特徴です。
以下のコンテンツでは、そんな配当金の概要と、おすすめの高配当銘柄まで網羅的に紹介していきます。
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株主優待とおすすめ銘柄
優待と聞けば、近年はTVでよく見かける桐谷さんの「株主優待生活」が有名ではないでしょうか?
毎日自転車で走り回り、優待を有効活用されている桐谷さんをみて優待株に興味を持った方も多くいるでしょう。
株の「配当金」というのは企業が稼いだ利益のうちから一部を「現金」として株主に分配する株主還元策です。
一方、「優待」は現金ではなく自社製品やサービス、自社で使える商品券で株主に還元するという日本独特の仕組みです。
お歳暮のように感謝を物で伝える文化がある日本だからこその独特な仕組みです。
優待利回りは、10%を超えるような銘柄が多く存在し、中には100%近い優待利回りを誇る銘柄も存在しています。
(優待利回りの式:優待利回り = ( 優待の金額換算 ➗ 株価 ) × 100)
以下のコンテンツでは、そんな優待(株投資)の概要とおすすめ銘柄、つなぎ売りについても紹介しています。
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〜コラム〜株の配当金・株主優待の落とし穴も理解しておこう
株の配当金、株主優待は魅力的です。
しかし、肝心の企業業績を吟味することなく、配当利回りや株主優待のみで銘柄を選定するのはおすすめしません。
配当や株主優待を出している企業、すなわちそれはもう事業へ投資をしても成長がこれ以上見込めない場合がほとんどです。
つまり、配当や優待を獲得できても、投資した金額が毀損してしまう可能性を秘めているのです。
50万円投資して、毎年1万円受け取っても、3年後に投資元本が30万円になってしまっては元も子もありません。
もちろんビジネスモデルによっては、事業の成長も見込めるが、固定資産がそれほど必要ない。
リテラシー(知識=人件費)が成長の源泉となっている場合は配当を出している企業もあります。
例えば、米国の2020年6月にIPOしたロイヤリティ・ファーマ(ティッカーシンボル:$RPRX)など大型の投資が必要のない会社は配当金を出しています。
RPRXは、薬の特許権を買取り、ロイヤリティ収入で利益を出していく「頭脳ビジネス」です。
RPRXの従業員数は35人ですが売上がなんと$1,800Million、日本円で約1,900億円程度となっています。
在籍者の出身者はほとんどが金融のプロフェッショナルです。
少人数かつ、体が軽い(固定費が少ない)ビジネスであれば、投資に回すお金も工場建設や大量採用などがない限り、配当に回していても問題ないのです。
このような企業であれば、配当を受け取りながら、キャピタルゲインも狙うことができとても魅力的です。元本割れの心配があまりありません。
35人で売り上げ規模が1,900億円程度がどれくらい凄まじいかというと、牛丼で有名な吉野家HDの売り上げ規模は2,000億円程度です。
吉野家HDは牛丼の吉野家、はなまるうどん、海鮮三崎港などを展開しており、従業員数は22,692人となっています(アルバイト含む)。
RPRXが如何に異次元の売り上げを少数精鋭で出しているかがわかります。
ちなみに、(規模感の比較に出した企業に過ぎないのですが)吉野家HDはもう日本、海外の主要都市は押さえており、大きな成長がこれ以上見込めないことから配当金と株主優待(配当+優待利回り2-4%程度)を出しているものと想像します。
株主優待は2003年8月から牛丼並盛券を配布し金券方式に変更。(それ以前は情報が見つからず、見つけ次第追記予定)
株価自体は2007年から2015年まではリーマンショックの影響で低迷していましたが、2019年以降大幅に上昇しています。
こちらは他のコンテンツにて分析してみたいと思います。(パッと見では、超特盛の牛丼がヒットし収益を押し上げたのことでした)
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まとめ
このコンテンツでは、「インカムゲイン」について解説してきました。
また、株式投資におけるインカムゲインといえる、配当金、株主優待についてもその概要と、おすすめ銘柄まで網羅してきました。
資産運用の必要性が叫ばれる中、インカムゲインで自分の資産を構築できるところまで実行できる人は多くはありません。
しっかりとその重要性を学び、老後の不安解消に向けた資産形成を、楽しみながら実施していきましょう。
以上、【株のインカムゲイン特集】資本利得で生活水準向上!株の配当・優待の概要とおすすめ銘柄まで網羅的に紹介。…でした。