「お金」は日々の生活の中で、どこにでも顔を出してくる悩みのタネですよね。
あれをしたい、これをしたい、と考えてもそこにはお金の問題が出てきます。
結婚や出産、子供の教育費など悩みは本当に尽きません。
しかし、不思議なことに、お金はこんなに人々を悩ませるものであるにも関わらず、日本ではなかなか「お金を増やす方法」について学ぶ機会が多くありません。
「お金を増やす」ことを学ぼうとすると、お金は諸悪の根源、お金の話は下品だ、と言い放つ人もいます。
結果的に日本人のマネーリテラシーは先進国で最低水準となっています。
実態は「お金を増やす方法に興味はあるけど学び難い」というのが今の日本の現実かと思います。
- そもそもお金は重要なのか?
- 人生でかかるお金は実際にどれくらいなのか?
- お金を実際に増やすには?
このコンテンツでは、上記3点について解説していきたいと思います。
目次
Contents
そもそも人はお金が欲しいのだろうか、なぜ重要なのだろうか?
本当に欲しいものは、「お金があればできること」、「お金があれば手に入れられるもの」ですよね。
お金があれば、もっと楽しいことができる。
避けられる不幸もあるし将来への不安もなくなるーーー。
多くの人が、お金が欲しい理由はほとんどが以下の5点に当てはまるでしょう。
- 今と将来への安心・安全ーーー病気、事故など突然の不幸への解決策
- 快適・贅沢な暮らしーーー理想の住まい、ライフスタイルへ
- 社会ステータス・影響力・権力ーーー社会における承認欲求を満たしたい
- 自由・時間の余裕ーーー縛られない、好きなことがしたい
- 社会貢献ーーー余裕のある時間と資金で社会に良いインパクトを
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お金に対して偏見を持ってはいけない
多くの人は「お金が欲しい」のではなく「お金があればできること」が欲しいことを述べてきました。
ひとたび「お金が欲しい」と口にしてしまうと、以下のような言葉を浴びせられてしまいます。
- お金は悪だ
- お金持ちは皆強欲な悪人だ、見習うのはよしなさい
- お金の話をするな、下品だ
たしかに、お金に目が眩んで、犯罪に手を染めてしまう人は事実としています。
しかし、それは一部の人が目立ってしまっているだけです。
「お金を実際に増やしたい」と考えているのであれば、上記のような偏見は捨て去る必要があります。
お金を欲しがるのは良いことですし、欲しがらなければ手に入らないものです。
お金はあなたの人生の幅を広げ、目の前の景色をより鮮やかに染めていくものです。
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計算しよう、一生にかかるお金はどれくらいなのか?
「お金を増やす」前に、あなたの人生で必要なお金はどれくらいなのでしょう?
お金をどこまで増やすのか、目標を設定する前に必ず自分の人生で必ず必要になるお金を計算しておく必要があります。
あなたがもしサラリーマンであれば、見込まれるライフイベントは以下のようなものではないでしょうか。
結婚式ーーー全国平均354.8万円
出産費用ーーー全国平均50.6万円
幼稚園から高等学校までの総教育費用ーーー公立のみ:542.4万円、私立のみ:1,771.8万円
例えば、これから結婚、出産(一人)、子供は全て公立校に通う前提であれば、ライフイベントによる費用は以下のような計算になります。
結婚式:354.8万円
出産費用:全国平均50.6万円
幼稚園から高等学校までの総教育費用ーーー公立:542.4万円
合計:947.8万円
家や車を購入するのであればそれも算出し、生活費も子供が増える分だけ上昇することは頭に入れておきましょう。
その後、子育てから老後へとライフステージは変わり、年金に関心は移っていきます。
会社員で年金の支払いを40年間、満額納めているのであれば、国民年金・第2号被保険者となります。
一般的には厚生年金にも加入するでしょう。
この前提に立つと、基本的に65歳から国民年金は年間で779,300円を受給可能となります。
これは月に約64,941円を受け取ることになる計算になり、平均給与が30万程度ですと、厚生年金も年間789,262円となります。
厚生年金を月に直すと、65,772円の受給になります。(※年金受給額は2018年時点)
ただし、年金額も「マクロ経済スライド」で減少する可能性があることも認識する必要があります。
ここまでで、ひとまず本当にあなたの人生で必須の費用、そしてある程度老後にもらえる金額を算出できたのではないでしょうか?
国民年金に関しては本人がおかれている環境(自営業、配偶者)、厚生年金は加入期間、平均給与によって異なります。
上記とは計算が異なってきますので注意してくださいね。
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お金を増やすには目標設定が必須、人生にかかるお金を計算しよう
この「出費」に加えて、あなたがどれくらいの生活水準で人生を過ごしたいかを決める必要があります。
人生でかかる出費に加え、現在から老後までの生活水準、また老後の生活水準で、月にいくら必要なのか。
現在独身で、20万円/月で過ごしているのであれば、40万円/月の生活をずっと続けたい、というものでも良いでしょう。
理想の生活水準で手にできるものは何か、具体的にイメージしていきましょう。
その生活水準を維持しながらも〜歳であの車が欲しい、などなど具体的に理想を書き出していきましょう。
もちろん結婚などのライフイベントに掛かる費用も含めるのを忘れないようにしましょう。
老後は受給できる年金に加え、理想の生活水準を達成するには老後までに貯蓄をどれくらいにするべきかを計算しなければなりません。
そして、最後に具体的な「資産を運用する」目標を立てます。
3年後までには資産300万円に到達、10年後には1000万円の資産を、などなどです。
目標がなければ人は走れません。
本気でお金を手にしたいと思うのであれば、すぐに手を動かす必要があります。
そして、本気だからこそ、「良い投資商品」に出会うのです。
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まとめ
なぜ人はお金が必要なのか、お金は欲しがらなければ手に入らない、具体的な人生における出費額、目標を立てる重要性などについてこの記事では論じてきました。
資産運用でお金を増やすコツは、緻密に人生における費用、目標を計算することであり「なんとなく」投資をしていては必ず失敗してしまいます。
思い立った日が吉日です。
資産運用で今まで貯金しかしてこなかった、これからもっと増やしたい、という方はまずは計算するなど、手を動かしてみることをおすすめします。
以上、人生にかかるお金はいくらか計算しよう!モデルケースを紹介。老後生活費も含めたライフプランの立て方は?…の話題でした。