ソーシャルレンディングの最大の欠点は支払いの延滞、貸し倒れが起きる「リスク」です。
その中で、「OwnersBook(オーナーズブック)」は「安全性が高い」業者として注目を集めています。
オーナーズブックの利回りは「4%〜5%」とソーシャルレンディングの中ではそこまで高い水準ではありません。
しかし、同社は上場会社によって運用されており、「貸倒れ・延滞」が今まで発生しておりません。
今回のコンテンツでは、そもそもソーシャルレンディングが何かをおさらいした上で、オーナーズブックの特徴・メリットとデメリットをお伝えしていきます。
まずは今回のポイントです。
■ 結論:非常におすすめできる
ソーシャルレンディングの中で最もリスクの低い部類で4%-6%の分配を受け取れるのは非常に魅力的。
■ 特徴
- 不動産投資型のソーシャルレンディング
- マザーズ上場企業によって運営され信頼できる
- 案件の利回りは4%-6%
■ メリット
- 脅威の貸倒・延滞が1度も発生していないリスクの低さ
- 一流の不動産投資のエキスパートによって銘柄が選定
- 僅か1万円から投資可能で分散投資で更にリスク低減可能
- 取引にかかる手数料は無料(入出金手数料のみ)
■ デメリット
- 人気なのですぐ売り切れる
- 他のソーシャルレンディングに比べてリスクは低い反面リターンは若干劣る
- 1年-3年の資金拘束をうける(定期預金等と同じ)
それではコンテンツに入っていきましょう。
目次
Contents
そもそもソーシャルレンディングとは?
まず簡単にソーシャルレンディングについて解説します。
「クラウドファンディング」はクラウド(=インターネット上)で不特定多数から、プロジェクト等に対して資金を集める仕組みです。
出資を受ける人は企業だけでなく「個人」という場合もあります。
上記の図で、支援者が受け取るリターンには『無償』『モノ・サービス』『分配金』『株式』の4つに大別されます。
クラウドファンディングの中で有名なのは「寄付型」のクラウドファンディングです。
例を出すと、以下のような社会貢献型や個人挑戦型多いです。
「カンボジアに学校を建てたいので資金を支援してください!」(社会貢献型)
「米国横断したいです!」(個人挑戦型)
類似したクラウドファンディングに、グッズやサービスといったお金以外のものが返礼される「購入型クラウドファンディング」があります。
一方、投資としてのクラウドファンディングには「融資型」と「株式投資型」があります。
「融資型」では出資のリターンとして事業から得られた分配金を受け取れます。
「株式投資型」は未公開企業の株式が受け取れます。
日本では一般的に、出資のリターンとして事業から得られる分配金を受け取ることができるクラウドファンディングの形態、つまり上記の「融資型」を『ソーシャルレンディング』と呼んでいます。
主要なソーシャルレンディング業者をサクッと知りたい方は以下のランキングを参考にしてみてください。
安全性を重視した内容となっています。
それではようやくですが、オーナーズブックについて紐解いていきましょう!
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OwnersBook(オーナーズブック)の特徴
OwnersBookの特徴について見ていきましょう。
不動産投資型のソーシャルレンディング。REITとは何が違う?
「オーナーズブック」は「不動産投資型」のソーシャルレンディングです。
つまり、投資家から得られた資金を不動産に投資をして、得られたリターンを投資家に分配する仕組みです。
リートは不動産投資信託のことで投資をすることで分配金を得ることができます。
しかし、通常の投信と同様に、元本そのものが大きく変動する可能性があります。
一方、オーナーズブックでは「貸出し」としての要素が強いのです。
元本自体は運用先の不動産の収益が著しく低下しない限り毀損せず、分配金のみを受け取ることができます。
後でも述べますが、オーナーズブックは不動産の専門家により厳選された銘柄で運用されております。
分配金の延滞や貸倒は今まで発生しておらず、OwnerBookは自信をもって運用先としておすすめすることができます。
※因みにOwnersBookの案件の中にも一部エクイティ投資という元本自体が上下するREIT型の案件も取り扱っています。
4%-6%の運用利回り
オーナーズブックの分配金利回りは「4%〜6%」となっています。
以下はOwnersBookの案件の一例ですが、過去には最大7%の利回りの案件もありました。
多くは4%-6%程度の利回りとなっています。
また、後述しますがオーナーズブックは「不動産のプロ」によって運営されており、優良な厳選銘柄に出資することができリスクが非常に低く抑えられています。
オーナーズブック運営の「ロードスターキャピタル」社はマザーズの上場企業
ソーシャルレンディングを行う上で重要なのは、運営している企業の信頼性です。
オーナーズブックを運営しているロードスターキャピタル株式会社は2017年9月に東京証券取引所マザーズへの上場を果たしています。
運営のロードスターキャピタルの現在までの簡単な沿革です。
2012年3月 | ロードスターキャピタル株式会社設立 |
2012年6月 | 宅地建物取引業・コンサルティング業務開始 |
2012年9月 | 第二種金融取引業・助言代理業者登録 |
2014年9月 | クラウドファンディング業務開始 OwnersBook (オーナーズブック) |
2016年5月 | 総合不動産投資顧問業者登録 |
2017年9月 | 東京証券取引所マザーズ市場へ新規上場 |
さらに、第二種金融取引業や総合不動産投資顧問業者等の専門的な許可も公的機関から受けている点も信頼性を増しています。
ロードスターキャピタル自体の売上高、各種利益は右肩上がりですので、運営元が倒産するという最悪の確率は著しく低いといえるでしょう。
ここからはオーナーズブックを利用するメリットを解説していきます。
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OwnersBook(オーナーズブック)のメリット
それではOwnersBookのメリットについてお伝えしていきたいと思います。
(最大の魅力)延滞・貸倒実績ゼロの安全運用
まず、ソーシャルレンディングの最大のリスクといえば利息の支払いの「延滞」(えんたい)、またはそもそも融資した元本が返ってこないという「貸し倒れ」が発生することです。
「延滞」は予定利回りを払い出すことができず、金利(利息)支払いが滞っている状態のことを指します。
利息が支払われていないだけであれば元本に関わらないので大きな問題とはなりません。
しかし、「貸し倒れ」は資金を貸し出した事業者が「倒産」することで元本の一部又は全部が失われる深刻な自体です。
OwnersBookの最大の強みは今まで140件程度の実績があるにも関わらず、1件も延滞・貸倒が発生していないことです。
以下はmaneoの延滞中の案件です。
1ページ分、10件ですが、この全てで38ページ目まであり380件の延滞が発生していることが分かります。
全体に占める割合を見ていきましょう。
まず、現在成約しているローンの金額は約1600億円となっています。
一方の現在の延滞中の案件の総額は以下のように61億円となっており、全体の4%程度となっています。
あまり高くない?と思われたかもしれません。
しかし、OwnersBookが0%であることを考えるとリスクは低いに越したことはありません。
5%程度のリターンを求めて、5%の確率で元本を失っていては寧ろ損失です。
上記はあくまで返済の意思はある延滞中となっていますが、最終的に返済不能に陥るものも出てくると思います。
OwnersBookのソーシャルレンディングの貸倒・延滞リスクが極小化されているというのは大きな魅力なのです。
では、オーナーズブックがなぜリスクが低いのか、この点を紐解いていきましょう。
超一流外資系金融出身の不動産投資の専門家が精査
まずは不動産の「本物のプロ」が各案件を精査していることがリスク極小化の大きな要因となっています。
OwnersBookの運用者の経歴ですが、以下の赤枠について注視してみましょう。
主な経歴として「一般財団法人日本不動産研究所(社長・副社長)」「ゴールドマン・サックス・リアルティ・ジャパン (三者共)」があります。
まず「一般財団法人日本不動産研究所」。
同研究所は、不動産鑑定士267名を抱える組織です。
歴史としても、不動産の総合調査研究に携わって60年の実績があります。
特筆すべきは二つ目の「ゴールドマン・サックス・リアルティ・ジャパン」です。
同社は東京大学卒でも難関中の難関である外資系金融の頂点に君臨する「Goldman Sachs」の不動産部門です。
全員が同社での経験を元に運営しているとすれば、相当な知見を有したエキスパート集団ということができるでしょう。
また資格としては当然といえば当然ですが、「不動産鑑定士」「宅地建物取引士」を取得しています。
両方とも不動産に関わる国家資格ですが、宅建の合格率は15%に対して不動産鑑定士の最終合格率は2%-3%となっています。
「宅建」は売ったり貸したりするために必要な資格で、不動産鑑定士は不動産の鑑定評価を行うために必要不可欠な資格です。
上場企業の安心感
オーナーズブックを運営しているロードスターキャピタル株式会社はマザーズに上場している上場企業です。
様々なメディアにも取り上げられている安心できる会社によって運営されています。
上場していることにより、市場から簡単に資金を調達できるというメリットがありますが、反対に市場から厳しい目で見られるという点もあります。
我々投資家からすると、不祥事を働きにくい環境で運営しているということになります。
つまり集めた資金を事業以外の目的に流用したりするリスクが低いということが言えるのです。
1万円から投資可能で分散投資によるリスク低減が実施可能
不動産投資というと大金が必要なイメージです。
しかしREITと同じく、いやそれ以上に低い1万円から気軽に投資することが可能です。
いくら安全といっても一つの案件に集中投資するのは厳しいという方は、色んな銘柄に分散投資することができます。
元々少ないリスクを分散効果でさらに低くすることも可能なのです。
手数料はほとんど無料
手数料についても気になるポイントですが、以下のようにほとんど無料で取引することが可能となります。
会員登録費用 | 無料 |
口座開設費用 | 無料 |
口座管理費用 | 無料 |
案件取引費用 | 無料 |
投資口座への振込 | 投資家負担 |
払い戻し費用 | 300円(税抜き) |
あくまで金利支払いですから、余分に利益が出た分で会社は儲けることができます。
延滞が「ゼロ」ということは、しっかり収益が出る案件にしか投資していないことが分かります。
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OwnersBook(オーナーズブック)のデメリット
では魅力ばかりに見えるOwnersBookですがデメリットはあるのでしょうか?
具体的に検証していきましょう。
人気すぎて案件募集がすぐ終わる
まずは良質な案件ばかりで人気すぎることで、募集開始してすぐに申し込み総額に達してしまうという難点があります。
登録したら次回の募集開始日はしっかりと確認しておかないといけません。
他のソーシャルレンディングに比して低い利回り
「ソーシャルレンディング」といえば高いものであれば12%程の利回りを期待することができるものがあります。
しかし、リターンが高いということは銀行が貸してくれないような回収リスクが高い案件の裏返しということになります。
金利が高いということは金利が高くないと誰も資金を出してくれないということの裏返しでもあるのです。
以下はどこかにお金を貸す形態のローン型のリスクと利回りの分布図です。
投資におけるリスクというのは「通常価格変動幅」のことを指しますが、ここでは元本の安全性という意味でリスクとしています。
オーナーズブックは安全性が最も高い業者として編集部が評価している「Funds」(ファンズ)と共にソーシャルレンディングの中では低い利回りです。
しかし、安全性という観点では群を抜いているソーシャルレンディングとなります。
「Funds」はまだ2019年4月に運用を開始したばかりで、7件しか案件がなく全ての案件で瞬時に満額成立となってしまいました。
Fundsとオーナーズブックを利用して、安全に4%-6%のリターンを狙うためにも、両方開設し、人気案件で運用することをおすすめします。
オーナーズブックも素晴らしいですが、まずはやはり「Funds(ファンズ)」は外せません。
【公式ページ】https://funds.jp/
資金拘束を受ける(金貸業一般にいえること)
ソーシャルレンディングだけでなく、定期金利、国債、社債などのお金を貸して利子を得る業態で共通しますが、資金拘束を受けます。
利息が0.1%-.3%しかつかない定期預金ですら数年間資金拘束を受けますよね。
OwnersBookの場合は短い案件で1年、長い案件で3年程度の資金拘束をうけます。
ただ、定期預金や国債等に預けるのと比べると利回りが段違いなので、大きなデメリットにはなり得ません。
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まとめ
「OwnersBook(オーナーズブック)」は不動産融資型のソーシャルレンディングです。
最後に総括です。
■ 結論:非常におすすめできる
ソーシャルレンディングの中で最もリスクの低い部類で4%-6%の分配を受け取れるのは非常に魅力的
■ 特徴
- 不動産投資型のソーシャルレンディング
- マザーズ上場企業によって運営され信頼できる
- 案件の利回りは4%-6%
■ メリット
- 脅威の貸倒・延滞が1度も発生していないリスクの低さ
- 一流の不動産投資のエキスパートによって銘柄が選定
- 僅か1万円から投資可能で分散投資で更にリスク低減可能
- 取引にかかる手数料は無料(入出金手数料のみ)
■ デメリット
- 人気なのですぐ売り切れる
- 他のソーシャルレンディングに比べてリスクは低い反面リターンは若干劣る
- 1年-3年の資金拘束をうける(定期預金等と同じ)
以上、【オーナーズブック】上場企業・不動産のプロ中のプロが運営!低リスクで評判の「OwnersBook」の特徴とメリット・デメリットを徹底解説。…でした。