【4880】当選株数が少なく高騰が期待できるIPO銘柄『セルソース』の上場後初値を予想する!

セルソースの初値を予想

10月28日上場予定のIPO「セルソース」。

セルソースの当選株数合計は50万株台と需給的に初値が期待できるマザーズの中型IPOであるといえます。

今回はセルソースとはどのような企業なのかを事業内容や業績をチェックしながら詳しくご紹介していきたいと思います。

また、セルソースの気になる初値予想やIPOでの購入情報もご紹介していきます。

 

セルソースのIPOスケジュールと各証券会社の割当

セルソースの主幹事はみずほ証券です。

またセルソースは当選株式数も552,000株と少ないため需給面からも初値の上昇が期待できる銘柄であるといえます。

セルソースのIPOスケジュール

ブックビルディング期間10月8日(火)~10月15日(火)
市場東証マザーズ
公募価格決定10月16日(水)
購入申し込み期間10月17日(木)~10月23日(水)
上場予定10月24日(木)
公募株式数480,000株
売出株式数72,000株
当選株式数552,000株
想定価格2,230円
仮条件価格-*1
公募価格

 

*1:仮条件価格は10月4日に決定されます。

 

セルソースの各証券会社の割当*2

証券会社株式数割当率
みずほ証券(主幹事)
野村證券
SMBC日興証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
SBI証券

*2:割当率や株式数などは、仮条件決定時(10月4日)付近に発表されます。

 

セルソースの事業内容

初値が期待できるIPO「セルソース」。

ここでは気になるセルソースの事業内容をご紹介していきます。

 

セルソースの基本スペック

社名セルソース株式会社
設立2015年11月30日
本社所在地〒150-0002

東京都渋谷区渋谷1-19-5 渋谷美竹ビル2F

代表取締役社長CEO裙本 理人
資本金9,000万円
事業内容・再生医療事業

・医療機器販売事業

・コンシューマー事業

連携機関天野エンザイム株式会社

学校法人 自治医科大学

公立大学法人横浜市立大学

国立研究開発法人産業技術総合研究所

国立成育医療研究センター

国立大学法人琉球大学

ジンマー・バイオメット合同会社

テオリアサイエンス株式会社

ロート製薬株式会社

 

セルソースの事業内容

セルソースの事業内容は再生医療事業、医療機器販売事業、コンシューマー事業の3つの事業が存在します。

ⅰ.再生医療事業

・再生医療法規対応サポート

「再生医療等安全性確保法」で定められている各種申請業務・運用手続きのサポートを、再生医療等を提供しようとする医療機関に提供しています。

 

・脂肪由来加工受託事業

脂肪由来幹細胞を用いた細胞培養受託サービスです。医療機関から預かった脂肪組織から脂肪幹細胞を抽出・培養し、凍結保存・輸送までを提供しています。

 

・血液由来加工受託事業

医療機関から預かった血液から成長因子のみを抽出し、濃縮させたのち凍結乾燥。添加物フリーでリスクを抑えながら、利便性が特長の加工受託サービスを提供しています。

 

ⅱ.医療機器販売事業

再生医療の研究にもとづき、化粧品の開発・提供を行っています。

 

ⅲ.コンシューマー事業

再生医療等安全性確保法の下で、再生医療を提供する医療機関に対して特定細胞加工物製造を受託しています。

 

セルソースの上場理由とは?上場で得た資金の使い道を探ろう!

セルソースは上場して得た資金をどのように活用するのでしょうか?

ここでは目論見書から資金のつかいみちを探っていきたいと思います。

 

新規発行による手取り金額

セルソースは上場することにより手数料を引いた手取り金額で974,768千円獲得します。

*:有価証券届出書提出時における想定発行価格(2,230円)を基礎として算出した見込額です。

 

手取り金の使途

ⅰ.再生医療関連事業における加工施設の新設や機械装置拡充に関する設備投資資金:160,000千円

 

ⅱ.新設する加工施設の賃貸に伴う敷金:30,000千円

 

ⅲ.本社事務所の内装・機能拡充費用:45,000千円

 

ⅳ.業務・管理機能効率化等のためのソフトウェア拡充費用:170,000千円

 

ⅴ.今後の人材拡充に伴う採用費及び人員増に伴う人件費:620,483千円

 

ⅵ.再生医療関連事業の学会運営費用:42,000千円

 

ⅶ.再生医療関連事業の加工受託サービスに関する研究開発費:55,000千円

 

バイオ企業にありがちな借入金の返済という項目がないことから、セルソースが上場で得た資金を企業の発展のために前向きに活用することがわかります。

 

目論見書からみる『セルソース』の売上高と利益推移

ここではセルソースの業績を分析していきたいと思います。

売上高は堅調に増加

セルソースの売上高の推移

セルソースの交付目論見書

 

売上高(千円)
2016年10月139,504
2017年10月519,062
2018年10月1,212,730
2019年7月期
(第三四半期)
1,172,202

 

売上高は2016年から2017年にかけて3倍以上、2017年から2018年にかけて2倍以上と驚異的な伸びを示していることがわかります。

また気になる2019年も3Qで前年度の売上高に肉薄する数値を上げているため今期も期待が持てる推移であるといえます。

 

当期純利益も勢いは良いが今期ん伸びは緩やかな模様

セールスソースの当期純利益の推移
売上高(千円)
2016年10月6,447
2017年10月111,400
2018年10月193,400
2019年7月期
(第三四半期)
145,725

 

当期純利益は売上高以上の伸びを示していることがわかります。

2016年から2017年にかけては20倍に近い利益を上げています。

2017年から2018年にかけてはおよそ2倍に伸びていることがわかります。

気になる2019年度は3Qで145,725千円と若干数値としては弱い数値です。

しかし、売上高は順調ですので、本決算に期待できる状況であるといえます。

 

株価に直接影響を及ぼすEPSも同様に以下の動きとなっています。

セルソースのEPSの推移

見てきたようにセルソースの業績はまさに「発展途上」だといえます。

赤字企業が多いバイオ業界において黒字バイオ企業として今後どのように業績を上げていくのか楽しみな企業であるといえます。

 

セルソースの上位10位までの大株主とロックアップ情報

ロックアップとは、株式が公開された後に一定期間、市場で持株を売却することができないようにする制度のことです。

株主保有比率ロックアップ情報
山川 雅之60.97%180日間

 

 

裙本 理人19.21%
シリアルインキュベート(株)13.35%
金島 秀人1.26%継続保有
花木 博彦0.51%
雨宮 猛0.51%
野崎 正郎0.28%
(株)GTM総研0.25%
中村 憲正0.25%
早川 宗一郎0.20%

 

セルソースの上位3位までの株式保有者の全員にロックアップの設定がなされています。

またロックアップ解除の条件は付されていません。

セルソースの大株主は継続保有が多いことが特徴です。

これは会社の発展を確信しているからこそ上場したくらいでは売却できないという大株主の自信の表れのように見えます。

よって、セルソースは極端に大株主の売り圧力が低い銘柄であるといえます。

 

気になるセルソースの初値予想

ここでは編集部独自のセルソースの初値予想を公開していきたいと思います。

セルソースの総合評価

ⅰ.セルソース購入のメリット

  • IPOは上値抵抗がないため、株価が上がりやすい傾向がある
  • セルソースの当選株式数は552,000株と枚数がタイトな銘柄であること
  • セルソースはIPOで人気化しやすいマザーズの中型案件であり、初値の高騰が期待されること
  • 上場で得られる資金の使い道が、しっかりと企業の事業規模の拡大に使われること
  • 大株主の売り圧力が極端に低いこと
  • バイオ企業には珍しい黒字バイオ企業であること
  • 想定価格2,230円から概算したPERが22倍、PBRが3倍とマザーズのIPOにしては特段割高感を感じる設定ではないこと
  • 多くの役員が継続保有を宣言していること

 

ⅱ.セルソース購入のデメリット

  • IPOで不人気になりやすいバイオ系企業であること

 

セルソースの初値予想

セルソースの1株あたりEPSは150円程度となることが想定されます。

以下はセルソースの競合他社であるバイオ系銘柄の平均PERになります。

銘柄名市場PER
日本粉東114.7
イナリサーチJQ33.9
リニカル東123.5
シミックHD東116.3
トランスG東M36.4
アイロムG東119.4
総医研HD東M22.6
新日本科学東123.4
ファーマF東231.4
片倉東127.7
平均PER24.93

 

株価はEPS×PERで算出されるため、EPSの150円と平均PERの25倍を掛け合わせて3750円程度が適切であるといえます。

 

まとめ

10月28日上場のセルソース。人気化しやすいマザーズの中型案件のため期待感の高いIPOであるといえます。

特に初値はある程度の株価が期待できるため、「稼げる」IPOであると推測されます。

また、役員の大部分が継続保有の意思を示していることから、セカンダリーにも期待が持てる銘柄であるといえます。

 

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マネリテ!編集部は東京大学経済学部卒の証券アナリストを中心とした金融知識が豊富なメンバーが株式投資初心者に向けて有益な情報を提供しています。株式投資を行う意義から基本用語、おすすめのネット証券・投資先情報をお伝えするメディアです。日本人の金融リテラシーの向上と明るい未来を目指しています。