【7085】カーブスホールディングスの初値を予想!本邦初のスピンオフ上場銘柄を紹介する。

カーブスホールディングスの初値予想

カーブスホールディングス(7085)の上場日は3/2(月)で、上場市場は東証(所属未定)となります。

主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券で、IPOの申し込み期間(BB期間)は2月13日(木)~2月19日(水)となっています。

 

同社は、東証一部上場のコシダカホールディングスの一事業部門でした。

 

コシダカホールディングスは、カラオケボックスの「まねきねこ」及び女性向けフィットネスクラブ「カーブス」を運営しています。

カーブスホールディングスは、コシダカホールディングスが本邦初となるスピンオフという仕組みを用いて上場します。

 

今回はカーブスホールディングスとはどのような企業なのか?

事業内容や業績をチェックしながら詳しくご紹介していきたいと思います。

参照:カーブスの目論見書

 

また、カーブスホールディングスの気になる初値予想やIPOでの購入情報もご紹介していきます。

 

カーブスホールディングスのIPOスケジュール

カーブスホールディングスの主幹事は国内大手5社の一角、三菱UFJモルガン・スタンレー証券です。

上場規模は19.90億円程度で、東証でも小型の分類です。

ブックビルディング期間2月13日(木)~2月19日(水)
市場東証(所属未定)
公募価格決定2月20日(木)
購入申し込み期間2月21日(金)~2月27日(木)
上場予定3月2日(月)
当選株式数公募2,415,000株、売り出し0株、オーバーアロットメント362,000株
想定価格720円
仮条件価格
公募価格

 

カーブスホールディングスの各証券会社の割当

それでは、カーブスホールディングスの引受証券会社及び引受シェアを確認していきたいと思います。

引受シェアは以下のとおりです。

証券会社株数割当率
三菱UFJモルガン・スタンレー証券2,173,60090.00%
野村証券120,8005.00%
SMBC日興証券48,3002.00%
いちよし証券24,1001.00%
丸三証券24,1001.00%
岡三証券24,1001.00%

 

カーブスホールディングスの事業内容

カーブスホールディングスの基本スペックは以下のとおりです。

社名株式会社カーブスホールディングス
コード番号7085(東証)
設立2008年10月17日
資本金20,018千円 (2020年1月現在)
本社所在地東京都港区芝浦3-9-1芝浦ルネサイトタワー11F
代表者代表取締役社長 増本 岳
従業員数487人
事業内容カーブス事業(フィットネスクラブ事業)運営

 

カーブスホールディングスの事業内容

カーブスホールディングスは、女性専門フィットネス施設「カーブス」を運営している企業です。

同社は、直営店及びフランチャイズ店を国内外に展開しています。

 

メインユーザーは60歳から70歳で60%以上を占めています。

女性が気軽にいけることをコンセプトとしております。

1回30分で予約不要で行ける点も支持されているポイントの一つと言われています。

 

現在の国内店舗数は2,000店舗、売上高は700億円越えを達成しています。

主要な収益源は、直営店からの収入及びフランチャイズ店からのロイヤリティです。

 

カーブスホールディングスの上場理由は?上場による資金調達の目的を探る

新規発行による手取り額

カーブスホールディングスは上場することにより手数料を引いた手取り金額で15.74憶円の資金を獲得します。

資金使途は後述のとおりです。

 

調達資金の使途

下記の手取概算額15.74憶円については、第三者割当増資の手取概算額2.38憶円を合わせて、

連結子会社への投融資に充当する予定です具体的には、以下の用途に充当予定とのことです。

 

  • 会員管理システムの増強費用として73憶円を充当予定

 

  • Curves Europeの直営店及び実験店の出店、人員体制強化のための人材採用、店舗数拡大・会員数増のためのマーケティング費用に00億円を充当予定

 

  • 金融機関からの借入金返済として、上記費用を除いた残額を充当予定

 

カーブスホールディングスは調達した資金を自社の発展のために用いる計画であった様子です。

企業規模の拡大及び財務体質の健全化は上場後特に注視されますので、将来を見据えた上場と言えます。

 

スピンオフ上場とは?

スピンオフは、子会社を本体と資本関係のない独立した会社にする仕組みです。辞書的な定義は以下のとおりです。

  • 自社内の特定の事業部門又は子会社を切り出し、独立させるもの。独立した会社の株式は元の会社の株主に交付される。
  • 自社内の特定の事業部門を切り出す場合は新設分割、子会社を切り出す場合は現物配当により行う。

 

スピンオフによる効果として、経営、資本及び上場の独立による企業価値の向上が考えられます。

スピンオフと親子上場の違い

親子上場は、親会社が株式の多くを保有したまま子会社を上場させるため、上場後も親会社が強い影響力を持っていました。

 

スピンオフは、親会社と資本関係のない独立した会社となり、子会社の独立性が親子上場より高まります。

日本ではこれまでスピンオフの実施例がありませんが、海外では米イーベイが決済のペイパルをスピンオフ上場させています。

 

今回のスピンオフ上場の概要

今回のカーブスホールディングスの上場は、コシダカホールディングスの株式を保有することでも参加可能です。

スピンオフの対象者は、2/26時点で、コシダカホールディングスの株式を保有している株主です。

基準日は2/29となります。

 

コシダカホールディングスを保有している株数と、同じ株数のカーブスホールディングスの株式が3/1に付与されます。

手続きは一切必要ありません。

目論見書から見るカーブスホールディングスの売上高と利益推移

本項目では、カーブスホールディングスの業績を分析していきたいと思います。

売上高の推移

 売上高(千円)
2015年8月期1,442,000
2016年8月期1,760,000
2017年8月期1,472,000
2018年8月期27,937,496
2019年8月期28,036,238
2019年11月7,335,597

※2017年8月期まで単独決算、2018年8月期から連結決算の数値です。

上記のとおり、同社の売上高は概ね右肩上がり上昇していることがわかります。

2020年8月期は、2019年11月までの数値を4倍すると29,342,388千円程度の売り上げが見込まれ前年比プラスとなりそうです。

 

経常利益も堅調に推移

 経常利益(千円)
2015年8月期1,028,089
2016年8月期1,301,267
2017年8月期996,533
2018年8月期5,293,073
2019年8月期5,242,595
2019年11月1,592,792

 

経常利益も、一時落ち込みはあったものの概ね売上高同様安定的に推移しています。

特に2020年8月期は、このまま業績が推移した場合、前年比20%程度プラスですので好材料となりそうです。

 

20198月期のEPS

 EPS(円)
2019年8月期60.89

 

EPSは前年度まで潜在株式が存在しなかったため、2019年8月期のデータのみとなります。

 

カーブスホールディングスの上位10位までの大株主とロックアップ情報

株主名保有比率ロックアップ情報
(株)コシダカホールディングス90.00%180日間
増本 岳5.50%180日間
坂本 眞樹2.25%180日間
増本 陽子2.25%180日間

 

ロックアップとは、株式が公開された後に一定期間、市場で持株を売却することができないようにする制度のことです。

 

上位株主には軒並みロックアップが付されています。

上位株主にベンチャーキャピタル等が名を連ねている場合、エグジット上場である可能性がありますので注意が必要です。

 

カーブスホールディングスの初値予想

ここでは編集部独自のカーブスホールディングスの初値予想を公開していきたいと思います。

カーブスホールディングスの総合評価

カーブスホールディングス購入のメリット

 

  • 業績は概ね好調且つ成長が持続している
  • 株主優待がある
  • IPOは上値抵抗がないため、比較的株価が上昇しやすい
  • 小型上場のため、需給面に不安が少なく株価が上昇しやすい
  • 上位株主にベンチャーキャピタル等が名を連ねていない

 

カーブスホールディングス購入のデメリット

 

  • 業績が悪化した場合株価が急落する可能性がある
  • 発行株式数が多く、上値が重い可能性がある
  • 国内市場は頭打ち、海外展開が成功するかどうかに依存

 

カーブスホールディングスの初値予想は1,069

カーブスホールディングスのEPSは2019年8月末時点で60.89でした。

カーブスホールディングスの競合として考えられる上場企業として、

フィットネスクラブを運営する企業であるルネサンス、セントラルスポーツ、コナミホールディングス等が考えられます。

競合他社のPERを用いて同社のEPSから推定株価を算出します。

 

企業名PER
ルネサンス11.44
セントラルスポーツ12.11
コナミホールディングス28.27
東洋18.40

 

カーブスホールディングスの直近の業績を鑑み、上記のうちPERは競合4社の平均値である17.56倍を用いることとします。

EPSは、同社の2019年8月時点の数値である60.89を用います。

 

以上より、想定初値は、PER17.56倍×EPS60.89=1,069円程度となります。

 

総評

3月2日上場のカーブスホールディングス。

業績や利益水準も安定的に推移しており、持続的に成長を続けている点で評価できます。

国内市場が玉内である点に懸念が残りますが、海外展開で補えれば成長は加速するでしょう。

同社の海外展開手法に大きな注目が集まりそうです。

 

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マネリテ!編集部は東京大学経済学部卒の証券アナリストを中心とした金融知識が豊富なメンバーが株式投資初心者に向けて有益な情報を提供しています。株式投資を行う意義から基本用語、おすすめのネット証券・投資先情報をお伝えするメディアです。日本人の金融リテラシーの向上と明るい未来を目指しています。