【空売り規制・空売り比率とは?】『信用倍率』で相場の状態を把握し『売り禁』銘柄の特性を活用してトレードで儲けよう!

【空売り規制・空売り比率とは?】『信用倍率』で相場の状態を把握し『売り禁』銘柄の特性を活用してトレードで儲けよう!

空売り規制」で稼ぐ!

そんなことが実際の相場で可能なのでしょうか?

結論から申しますと、空売り規制は「稼げます」。

 

今回は多くの投資家が注目する空売り規制とはどのような制度なのか。

また実際相場でどのように活用することができるのかをご紹介していきたいと思います。

 

また併せて、空売り規制を理解するうえで重要な空売り比率についてもご説明していきたいと思います。

 

そもそも『空売り』って何?

という方は以下のコンテンツからご覧いただけばと思います。

 

【株の空売り・信用買いとは?】信用取引について『逆日歩』等のデメリットも交えながらわかりやすく解説する。

2019.01.16

 

空売り規制が注目される理由

空売り規制に関する情報

参考:日本取引所グループHP

 

上図は日本取引所グループのホームページです。

しっかりと空売り規制に関する情報が掲載されていることがわかります。

なぜ日本取引所グループでは空売り規制に関する情報を逐一報告しているのでしょうか?

それは投資家の関心が高い情報だからです。

 

なぜ投資家の注目が高いのか?

それは当然相場でお金になる情報だからだといえます。

以下、当記事では、空売り規制で儲けることができるために必要な知識を解説していきたいと思います。

 

空売り比率とは?相場の状態を把握しよう!

空売り比率とは

 

空売り比率とは?

<<ⅰ.最初に信用取引残高を知ろう>>

信用取引残高とは、信用取引で行われた信用買いと空売りの残高の合計です。

信用買いの残高は「買い残」、空売りの残高は「売り残」と表示されることもあります。

 

<<ⅱ.空売り比率とは>>

空売り比率とは、買い戻されていないまま売り建て状態にある空売りの残高を1日の出来高で割って算出した比率になります。

 

空売り比率=(空売り残株数÷1日の出来高)×100

 

空売り比率は上記の式で算出することができます。

 

(例) 空売り残高の株数が100万株、1日の出来高が1,000万株の場合

空売り比率 = 100万株÷1,000万株×100=10%

 

実際には『信用倍率』が重要となる

空売り比率とは空売りがどのくらい入っているのかを見るための指標であることがわかりました。

ここでは実際にどのように使うのかをご紹介していきます。

 

≪空売りや信用買い残の推移を見てとることができる≫

コロプラ(3668)の日足チャート

参考:コロプラ(3668)日足チャート

 

急騰銘柄において一番怖いのは『売り禁』や『信用規制』が出されることですよね?

規制が出る状態かを知るためには信用買い残や空売り比率を知る必要があります。

 

そこで重要となるのが『信用倍率』です。

『信用倍率』= 『信用買い残』➗ 『信用売り(=空売り)残』で算出されます。

 

【信用倍率>1】

『信用買い残』の方が多いので将来の下落圧力が高いことを意味します。

 

【信用倍率<1】

『信用売り』の方が多いので将来の上昇圧力が高いことを意味します。

 

コロプラの空売り比率

参考:ヤフーファイナンス

 

 

上記はYahooファイナンスでみるコロプラの信用倍率の推移です。

 

株価の急騰とともに、売り残が増加していることがわかります。

それに伴い貸借倍率も大幅に良化(減少)していくこともわかります。

 

しかし信用買い残のほうは減ることもなく増加していますね。

これは逃げ遅れた信用買いの枚数で将来の売り圧力になることがわかります。

 

このように、信用情報を確認することでも相場の状況を判断することが可能です。

 

信用倍率と株価の関係

空売りは期間内に買い戻す必要があります。

よって空売りは将来の買い需要であるということができます。

 

また同様に信用買い残は将来の売り需要であるということができます。

このことから、空売りの多い銘柄は株価が上がりやすく信用買い残の多い銘柄は株価が上がりにくい傾向があります。

 

空売り規制とは? 『売り禁に買いなし』は本当!?

貸借銘柄しか空売りはできないといった点でも空売りには規制が最初から存在しています。

ここでは、それ以外の空売りに関する規制を説明していきたいと思います。

 

空売り規制とは

 

空売り規制銘柄

参照:楽天証券

 

<<ⅰ.空売り規制とは>>

上図は楽天証券のホームページで毎日更新されている空売り規制銘柄の一覧表です。

空売り規制は前日終値から10%以上低い価格が下落した銘柄に係る規制です。

10%下落した時点から、空売り規制が入ります。

 

<<ⅱ.空売り規制が発動した場合かけられた場合>>

空売り規制が発動した場合、一度に51単元以上の空売りをする事ができなくなります。

これは別の証券会社の口座から空売りを発注しても適用になるので注意が必要です。

 

また、空売り規制時に株価が上昇した場合、今の株価未満での指値での空売りはできなくなります。

さらに、空売り規制時に株価が下落したときは、今の株価以下での指値はできなくなります。

現在の価格より上からの注文のみ空売りをすることが可能になります。

 

このように空売り規制がかかると、空売りをしにくくなるのです。

 

空売り規制の種類

<<ⅰ.空売り規制>>

上記で解説した規制が一般的な空売り規制です。

 

<<ⅱ.売り禁>>

売り禁になると、新規での空売りができなくなります。

売り禁は空売り規制と異なり、売り禁に指定される明確な基準は公表されていません。

日本証券金融会社が空売り用の貸株調達が難しいと判断した場合に売り禁が発動されます。

売り禁に指定されると、翌日から新規での空売りができなくなります*。

 

*日計り売りは規制対象外です

 

空売り規制と株価の関係

空売り規制がかかると、個人投資家だけではなく、機関投資家も空売りをしにくくなります。

よって売り圧力が大幅に低下するため、一般的に株価が上がりやすいといわれています。

 

売り禁と株価の関係

売り禁になると新規での空売りができなくなるため、売り圧力が減少し、株価が上がりやすくなると思いますよね?

しかし、一般的には「売り禁の売り玉は金の卵」といわれているように株価は下落するケースが大半です。

それは空売りができなくなることで、相場のパワーである出来高が減少し株価が上昇しきれなくなるからだと考えられています。

 

相場で利益を上げることができる空売り規制とその方法

ここでは実際に相場で利用できる空売り規制に関する投資方法をご紹介していきたいと思います。

 

<<ⅰ.売り禁銘柄の買い>>

「売り禁に買いなし」「売り禁の売り玉は金の卵」という相場格言があります。

しかし実際には売り禁が出されたタイミングによっては大相場に突入することも少なくありません。

 

原因は「売り禁=売り玉の調達ができない=人気が高い」からです。

 

売り禁がだされたコロプラ

参考:楽天証券HP

 

前述した急騰銘柄のコロプラへの信用規制です。

売り禁(新規売停止)は9月20日に発動されています。

 

コロプラの売り禁発動時のチャート

参考:コロプラ(3668)日足チャート

 

 

900円台で売り禁が発動されました。

しかし売り禁時のRSIは50台とまだ初動の位置です。

 

株式投資におけるRSIの見方と計算式とは?ダイバージェンスと組み合わせた使い方を含めてわかりやすく解説!

2019.05.30

 

こうしたケースは売り禁は買い方に有利に働きます。

なぜなら売り方は売りを買い戻すか両建てするかの二者択一になるからです。

想定通りコロプラは1,930円まで上昇しました。

 

 

1例だけですとコロプラがレアケースなのかもしれないと思いますよね?

次の例はインタートレードへの信用規制です。

売り禁(新規売停止)は8月19日に発動されています。

 

インタートレードの売り禁の例

参考:楽天証券HP

 

200円台後半で売り禁になっていますが、RSIはまだ50台と初動です。

その後1,409円まで株価は上昇しています。

 

インタートレードの日足チャート

参考:インタートレード(3747)日足チャート

 

200円台後半で売り禁になっていますが、RSIはまだ50台と初動です。

その後1,409円まで株価は上昇しています。

 

このように売り禁銘柄は近年短期急騰する銘柄が多数みられます。

『売り禁銘柄』を狙って短期大相場狙いの例をみてきました。

空売り規制を利用した投資方法の中でも最もリターンの高い投資方法であるといえます。

 

<<ⅱ.踏み上げ相場を読む材料に>>

インタートレードの信用取引関連情報

参考:ヤフーファイナンス

 

こちらは売り禁からの大きな踏み上げ相場を形成した、インタートレードの信用情報です。

9月20日には売りの返済も進み、貸借が大幅に悪化していることがわかります。

貸借が悪化しているということは『空売り残高』が『信用買い』残高に対して減少していることを意味します。

 

踏み上げ相場の終了

参考:インタートレード(3747)日足チャート

 

踏み上げ相場の燃料は売り玉です。

貸借が悪化したのを確認したら利確をし相場を離れましょう。

利確は三尊天井の右肩が絶好の逃げ場になっていることがわかります。

相場の終了=暴落が来る前にしっかりと空売り倍率を確認することで、逃げ遅れを防止することができます。

 

まとめ

今回は多くの投資家が注目する空売り規制とはどのような制度なのか、また実際相場でどのように活用することができるのかをご紹介してきました。

空売り規制の中でも特に売り禁は近年大相場を形成する銘柄が多くなってきています。

 

信用情報を確認することで簡単に短期急騰する銘柄を検索することができるということです。

信用情報をうまく活用して、大相場を探してみませんか。

 

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2019.07.05



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マネリテ!編集部は東京大学経済学部卒の証券アナリストを中心とした金融知識が豊富なメンバーが株式投資初心者に向けて有益な情報を提供しています。株式投資を行う意義から基本用語、おすすめのネット証券・投資先情報をお伝えするメディアです。日本人の金融リテラシーの向上と明るい未来を目指しています。