「自分で銘柄を選んで投資するのではなく、システムに投資を任せたい」
知識や時間がなくても投資を始められると評判なのが、ETFの自動売買に対応しているトライオートETFです。
国内や海外のETFをシステムが自動売買して、為替相場が一定の値幅で動く仕組みを狙い、細かく売買を行うというシンプルな設計。
損益部分にしか為替リスクが発生しないことが特徴。
老後やライフイベントなどで資産を増やしたい人に、トライオートETFのメリットやデメリットを紹介します。
Contents
トライオートETFとは?
トライオートETFはインヴァスト証券が提供しているETF専用の投資ツールです。
投資スタイルや銘柄を選ぶだけで、日中や夜間にシステムが自動でETFを売買してくれます。
ETFは証券取引所で公開されている上場投資信託であり、”Exchange Traded Fund”の略称です。
株式市場の指標や現物などにETFは対応していて、簡単にあらゆる資産へ投資できます。
実際にトライオートETFでも国内や海外のETFに投資することが可能です。
他の証券会社とは異なり、為替相場が一定の値幅で動く仕組みを狙い、細かく売買を行い、為替レートの影響を受けるのは損益部分に限定しています。
為替リスクが少なく、外貨の値動きによって利益が減ることを防げます。
通常、例えば1ドル110円のときにETFを500ドル分購入して、後に500ドルの利益が発生するとします。
仮に為替リスクがあって円高に推移した場合、自分が得られるリターンが少なくなるのです。
利益と元本を合わせた1,000ドルを1ドル110円で換算すれば11万円になりますが、1ドル100円になると10万円になります。
運用する資産が増えると、為替リスクによる損失が大きくなるのです。
トライオートETFでは為替変動をそこまで考慮せずに世界中のETFに投資できるのがメリットですね。
扱っている銘柄
トライオートETFでは26種類の銘柄を扱っていて、自動売買に対応した銘柄であればシステムに任せて資産運用できます。
銘柄の一例は以下の通りです。
● 国内株式指標と連動するETF:日経225連動型上場投資信託、TOPIX連動ETF
● 米国株式指標と連動するETF:S&P500ETF、ナスダック100
● 米国債券と連動するETF:iシェアーズ iBoxx 米ドル建てハイイールド社債ETF
● コモディティと連動するETF:エネルギー株、生活必需品株
● レバレッジが適用されたETF:日経ダブルインバース上場投信、日経レバ
自動売買できる銘柄はトライオートETFの売買ツールで確認できます。
インヴァスト証券が厳選したETFのみ扱っているから、投資知識のない初心者でも安心してETFに投資できるでしょう。
手数料と税金について
トライオートETFの口座開設費用や口座維持手数料は無料です。
また2017年2月からは売買手数料も完全に無料となったため、無駄なコストを支払うことなくETFに投資できます。
ETFを取引するのに手数料は発生しませんが、午前5時55分に金利調整額が発生するため注意しましょう。
買っているときと売っているときで金利調整額の計算方法は異なります。
● 買い建玉:-(前週木曜日の終値×保有個数×(Libor+0.9%)×付与日数/365)
● 売り建玉:前週木曜日の終値×保有個数×((Libor-0.9%)-(3%+カバー金利))×付与日数/365
またトライオートETFで利益が発生した場合、株式と同じく利益の20.315%の税金を支払うことが必要です。
売買方法や利益によって手数料や税金を支払う必要があることを知っておきましょう。
トライオートETFのメリット3つ
「トライオートETFにどのようなメリットがあるのか気になる」と思う人もいるはず。
ETFの売買に特化したトライオートETFには次の3つのメリットがあります。
- 知識がなくても投資できる
- 自動でETFを売買できる
- レバレッジを5倍にできる
それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。
知識がなくても投資できる
一般的に株式や投資信託で利益を獲得するにはトレードのスキルや知識が必要です。
指標や用語が分からなければ利益を出すために投資するのが難しくなり、手数料や相場の変動で損しやすくなります。
自動売買や銘柄選びのサポート機能があるトライオートETFなら、投資知識がない人でも安心して資産運用することが可能。
自動売買セレクトを利用すれば、収益率や実績から銘柄を選んで投資できます。
自動で投資している間はシステムが勝手に取引してくれるため、自分でわざわざ銘柄を売買する必要がありません。
取引の知識やタイミングが分からなくても投資で利益を見込めます。
自動でETFを売買できる
トライオートETFはロスカットされない限り自動売買により資産を運用してくれます。
仕事で忙しくて日中や夜間に取引できない社会人でも、ETFに投資してリターンを狙えるのです。
自動売買によって証券取引所が営業時間を気にしなくてよいのがトライオートETFのメリット。
例えば海外ETFには夜中に値動きする銘柄がありますが、自動売買に任せれば夜間に取引する手間はありません。
ETFを取引するタイミングが分からない時に、分析能力があるシステムに売買を任せられます。
自分でETFを売買する手間がないのは社会人にとって魅力的ですね。
レバレッジを5倍にできる
トライオートETFはCFD取引によってETFを売買する仕組みだから、ユーザー側でレバレッジを変更できます。
リスク許容度の高い投資家であれば、レバレッジ5倍で資産を運用することも可能です。
例えば証拠金10万円を用意してレバレッジを5倍にした場合、50万円分のETFを自動売買できます。
手持ちの資金以上の投資ができて、より大きなリターンを見込めるのです。
「レバレッジをかけてETFで大きな利益を獲得したい」と考える人にトライオートETFを勧めます。
トライオートETFのデメリット2つ
システムにETFの売買を任せられるのがメリットですが、トライオートETFには2つのデメリットも存在します。
- ロスカットされる場合がある
- スプレッドや金利調整額がある
それぞれのデメリットを詳しく見ていきましょう。
ロスカットされる場合がある
トライオートETFには有効比率が設定されていて、レバレッジ1倍以外では有効比率100%以下でロスカットされます。
有効比率の計算方法は有効証拠金を必要証拠金で割って100倍することです。
レバレッジが大きいと相場の変動でロスカットされやすくなり、結果的に大きな損失を被る場合があります。
銘柄の急な値動きにより証拠金以上の損が発生する可能性も少なくありません。
ロスカットによる損を防ぎたい人は、レバレッジを低くしてETFを売買することがオススメです。
スプレッドや金利調整額がある
ETFの売買に手数料は発生しませんが、トライオートETFでは買値と売値にスプレッドが存在します。
購入した金額でそのまま売却できないため注意しましょう。
トライオートETFで銘柄を持ち越した場合、金利調整額により多少の損失が発生します。
取引するには多少のコストを支払う必要があることを意識しておきましょう。
まとめ
国内や海外で流通しているETFを自動で売買できるのがトライオートETFです。
元本部分の為替リスクや売買手数料がかからず、投資の知識やテクニックがなくても資産運用できるのがメリット。
レバレッジを5倍まで設定できるので、ハイリスクハイリターンでETFを取引することも可能です。
以上、トライオートETFとは?自動売買システムを利用するメリットとデメリットを紹介。…の話題でした。