【7689】実演販売を利用した卸売業「コパ・コーポレーション」の初値を予想!

【7689】実演販売を利用した卸売業「コパ・コーポレーション」の初値を予想!

コパ・コーポレーションは4月2日に上場予定のIPO銘柄です。

コパ・コーポレーションは実演販売を利用して様々な商品を販売しています。

 

この記事では【7689】コパ・コーポレーションのIPO情報を紹介します。

スケジュールや初値予想などのIPO情報や事業内容、業績などを紹介しますのでぜひ参考にしてください。

 

コパ・コーポレーションのIPOスケジュール

コパ・コーポレーションのIPOスケジュールは以下の通りです。

ブックビルディング期間3月16日(月)~3月23日(月)
市場マザーズ
公募価格決定日3月24日(火)
購入申し込み期間3月25日(水)~3月30日(月)
上場予定日4月2日(木)
当選株式数977,500株(内訳 公募500,000株 売出477,500株)
オーバーアロットメントによる売出127,500株
想定価格2,600円
仮条件価格未定
公募価格3月24日(火)発表

主幹事は野村証券!SBI証券でも取引可能

証券会社株式数割当率
野村証券(主幹事)
大和証券
SBI証券
三菱UFJモルガンスタンレー証券
SMBC日興証券
東海東京証券
マネックス証券
岡三にいがた証券

※各証券会社の割当株式数は現時点で未定。

主幹事は野村証券です。

主幹事は割当株式数が圧倒的に多いので、IPO当選確率を高めるなら主幹事証券からの申込みは必須になります。

 

コパ・コーポレーションの会社概要

会社名コパ・コーポレーション
コード番号7689(マザーズ)
設立1998 年 10 月 21 日
資本金12,000 千円
本社住所東京都渋谷区恵比寿南二丁目 23 番 7 号
代表代表取締役社長 吉村 泰助
事業内容実演販売を利用した卸売業
従業員数27名

 

コパ・コーポレーションの事業内容

コパ・コーポレーションは実演販売を利用して自社商品の販売などを行っています。

 

主な事業は以下の4つです。

・商品企画開発

・卸売り販売

・人材派遣(委託)

・販促映像制作

 

具体的な事業内容を確認していきましょう。

 

商品企画開発

実演販売を行っているコパ・コーポレーションには、過去に売れた商品の実演口上のデータベースがあります。

そのデータベースを生かして、売れる商品の企画開発を行う事業です。

技術がありながら、商品が売れない製造メーカーなどが顧客となります。

 

卸売り販売

コパ・コーポレーションは自社商品を販売する企業を募集しています。

主な取引先はテレビ通販やカタログ通販、ホームセンターやスーパーなどです。

実演販売士による店頭での販売も行っています。

 

人材派遣(委託)

実演販売士を派遣する事業です。

テレビ番組への出演や店頭での新商品販促イベントなど幅広く実演販売士の派遣サービスを提供しています。

 

販促映像制作

店頭やイベントで流す実演販売の販促映像制作を行う事業です。

実演販売によるノウハウを持っているコパ・コーポレーションならではの映像制作を行っています。

 

IPOにより得る手取金の使途は運転資金、借入金返済、設備資金に充てる予定

コパ・コーポレーションがIPOにより得る資金は手取り概算で1,184,000千円です。

第三者割当増資で得られる手取り概算額は304,980千円となっています。

これらの資金については運転資金や借入金返済、設備資金に充当する予定です。

具体的な資金の使途は以下の通りとなっています。

 

・商品の保有在庫を増加させるための仕入資金(300,000千円)

・借入金の返済(120,000千円)

・新たに導入する販売管理システムに開発費用、新店舗の固定資産など取得費用、本社移転費用(108,193千円)

 

コパ・コーポレーションの業績

ここではコパ・コーポレーションの業績を有価証券報告書で確認していきます。

まずは売上高の推移です。

売上高は増加傾向

売上高(千円)
2015年3月1,298,837
2016年3月2,177,644
2017年3月2,165,955
2018年3月2,503,148
2019年3月3,506,546

 

売上高は2017年3月期こそ小幅減少していますが、概ね増加傾向です。

2015年3月期に比べて2019年3月期の売上高は3倍近くになっています。

つづいて、コパ・コーポレーションの経常利益を確認していきましょう。

 

経常利益も増加傾向

経常利益(千円)
2015年3月107,723
2016年3月220,661
2017年3月194,601
2018年3月265,073
2019年3月475,744

 

経常利益も売上高と同様に2017年3月期のみ減少していますが、それ以外はしっかりと増加しています。

2015年3月期に比べて2019年3月期の経常利益は4倍以上となっています。

 

コパ・コーポレーションのロックアップ情報

コパ・コーポレーションの上位株主の保有比率、ロックアップ情報は以下の通りです。

株主保有比率ロックアップ期間
吉村泰助(社長)56.47%90日間
エンパワーフィールド(株)27.45%90日間
(株)チョイズ7.84%90日間
松下周平3.92%90日間
コパ・コーポレーション従業員持株会2.35%180日間
北田陽士0.39%90日間
木原祐貴0.39%90日間
後藤伊奈波0.39%90日間
村山祐介0.39%90日間
中島章吾0.39%90日間

 

コパ・コーポレーションは第1位株主~第10位株主全てにロックアップが設定されています。

ロックアップ期間中は、保有する株を売却することはできません。

 

ロックアップは上場と同時に大株主が株を売却し、株価が暴落しないように取られている対策です。

IPO銘柄は特に需給によって株価が大きく変動しますので、ロックアップ情報は必ず確認しましょう。

 

コパ・コーポレーションの初値予想

コパ・コーポレーションは売上高、経常利益ともに増加傾向にあります。

 

前期のEPSは133.57円です。

今期のEPSは第3四半期時点で201.74円となっています。

第4四半期も第3四半期と同様の利益になると想定すると今期のEPSは268.98円です。

 

IPOにより500,000株の公募があり、発行済総株式数の増加を加味すると今期の予想EPSは222.6円となります。

EPS222.6円という数字と同業者のPERから初値を予想してみます。

 

コパ・コーポレーションは実演販売士による販売、商品企画などというユニークな業務を行っています。

同様の業務を行っている上場企業はありませんが、同業種の卸売業と事業内容からサービス業と比較してみます。

 

企業名PER
卸売業26.1倍
サービス業33.5倍
PER平均29.8倍

 

EPS 222.6円×PER29.8倍=6,633円 となります。

 

まとめ

コパ・コーポレーションは実演販売を利用して様々な商品を販売している会社です。

事業の独自性が強い企業となっています。

 

売上高、経常利益ともに増加傾向にあり、今期も第3四半期時点で既に前期実績を上回っています。

今後も含めて楽しみな企業となりそうです。

 

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2020年2月2日

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マネリテ!編集部は東京大学経済学部卒の証券アナリストを中心とした金融知識が豊富なメンバーが株式投資初心者に向けて有益な情報を提供しています。株式投資を行う意義から基本用語、おすすめのネット証券・投資先情報をお伝えするメディアです。日本人の金融リテラシーの向上と明るい未来を目指しています。