【5070】3月17日上場のドラフトの基本情報や業績から今後のIPOの初値を予想!

【5070】3月17日上場のドラフトの基本情報や業績から今後のIPOの初値を予想!

ドラフト」は、2020年3月17日、東証マザーズに上場予定の会社です。

業種は建設業となっていますが、同社の最大の強みであるデザイン力を活かした経営展開で他社との差別化を図っています。

 

今回のIPOでの注目度も高いようです。

この記事では、ドラフトの企業概要た購入基本情報、初値予想まで見て行きます。

 

ドラフトのIPOスケジュール

ドラフト上場の主幹事はSMBC日興証券が務め、想定時価総額は67.9億円、吸収金額は20.6億円と、中型の案件になります。

購入にあたって、上場のスケジュールをチェックしておきましょう。

ブックビルディング期間2020年3月2日~ 2020年3月6日
市場東証マザーズ
公募価格決定2020年3月9日
購入申し込み期間2020年3月10日~ 2020年3月13日
上場日2020年3月17日
当選株式数発行数720,000株、売出数460,000株、オーバーアロットメンド177,000株
想定価格1,520円
仮条件価格1,520円 ~1,580円
公募価格

 

SMBC日興証券が主幹事!ネット証券ではSBI証券での申し込みが可能。

ドラフトのIPOは、6社の証券会社が幹事を引き受けます。各社の割当株数は以下の通りです。

当選率を上げるため、どの証券会社の割当株数が多いのかチェックしておきましょう。

SMBC日興証券543,000株
みずほ証券118,000株
SBI証券17,700株
野村證券17,700株
極東証券11,800株
いちよし証券11,800株

 

デザインの力で社会に貢献する!ドラフトの事業内容を紐解く

ドラフトは、「ALL HAPPY BY DESIGN」という企業理念のもと、デザインの力で社会に貢献することを目指す企業です。

業種は建設業となっています。

 

ただ、建物を造るというよりは、会社の強みであるデザイン力を活かした企画、提案によって、

より満足度の高い空間作りに力を入れているというのが特徴です。

事業分野は4つに分かれています。

①オフィスデザイン

企業のビジョンをデザインによって形作り、働く人たちにとって高付加価値な空間を作るデザインの提供を行っています。

働き方改革によって、働く人たちの幸福度を高め、企業ブランドを向上させるために職場の環境に着目する動きもあります。

事業規模は順調に拡大していっています。

 

②商空間デザイン

EC市場の拡大によって大きな変化が起こっている小売業界において、デザインによる実店舗の価値創造を提案しています。

 

③都市開発・環境設計

建物のブランドイメージを左右する、ビルディングエントランスや、ロビーなどの環境設計、老朽化したビルのリニューアルデザインを行っています。

また、街区全体をデザインする都市設計なども展開しており、スマートシティー実現に向けて事業規模が拡大しています。

 

④オリジナルプロダクトデザイン

多様な働き方が広がる中で、新しい働き方の一助になるようなさまざまな製品をデザインしています。

ドラフトの強みはとにかくデザイン力の強さで、組織の意思決定もデザインを主軸として行っています。

 

代表取締役自らもデザインを行うという力の入れようです。

定期的に行われる勉強会や、徹底的な組織体制、積極的なデジタルテクノロジーの導入などを行っています。

よりよい提案を生み出せる環境づくりを進めているのです。

 

上場で得た資金は事業拡大に有効活用予定!

今回の株式の新規発行による差し引き手当金額は1,014,720千円。

第三者割当増資分の251,518千円を含めると、手当金概算は、上限で1,266,238千円になります。

目論見書に記載された手当金の使途は次の4つです。

事業拡大に伴うマネジメント担当者や、実務経験のあるデザイナーなどの人材採用費や人件費(2021年3月期に106,000千円、2022年3月期に205,000千円)311,000千円
知名度や認知度の向上や、ブランド価値を高めるための広告宣伝費
(2021年3月期に100,000千円、2022年3月期に418,000千円)
518,000千円
事業拡大に伴う従業員増加に備えたサテライトオフィスの新設25,000千円
本社移転費用387,000千円

 

【業績推移】

ドラフトの過去5年間の業績推移は以下のようになっています。

2015年3月2016年3月2017年3月2018年3月2019年3月
売上高(千円)2,100,1992,952,5493,124,8344,336,0654,696,689
経常利益(千円)△32,822141,623△68,473243,505305,728
当期純利益(千円)△33,207107,118△79,184158,312217,286
EPS(円)△8.8628.57△21.1242.2257.94

※同社は2018年7月24日付で普通株式1株につき100株の株式分割をしています。また、2019年11月29日付で普通株式1株につき50株の株式分割をしています。この表ではEPSについて、仮に2015年3月期の期首時点で株式分割が行われたとして算出した数字を記載しています。

 

働き方改革の推進や人材確保の観点から、付加価値の高いオフィス環境への需要が高まっていることが追い風となっています。

大型案件についても引合が増えており、売上高に関しては直近5年間右肩上がりの成長を見せています。

 

利益に関しても期によってばらつきがありますが着実に伸びてきています。

会社としても、今後の更なる事業拡大を見込んだ本社移転やオフィスの新設などを行っております。

経営自体は比較的順調であるという印象です。

ドラフトのロックアップ情報

ロックアップとは、大株主に対して株式の公開後一定期間売却できない契約をすることです。

ロックアップの定めがある株主は以下の通りです。

株主名比率ロック
アップ
山下 泰樹(社長)69.90%180日間
TDA(株)25.42%180日間
長谷川 幸司0.48%180日間
荒浪 昌彦0.38%180日間
黒田 直子0.36%180日間
那須 俊貴0.23%継続保有
平野 紗枝子0.19%継続保有
松永 航0.19%継続保有
吉岡 隆之0.18%継続保有
深澤 伸行0.15%継続保有

IPO上場後の初値を予想

株価はPER×EPSで表されます。ドラフトの2019年3月期のEPSは57.94円、2020年3月期予想は71.36円となっています。

次にPERですが、同業種間で近い数字になることが多いので、類似企業のPERを見て行きます。

明豊ファシリワークス(1717)12.54倍
イトーキ(7972)20.39倍
オカムラ(7994)10.37倍
乃村工藝社(9716)14.58倍

※2020年2月28日現在

以上4社のPER平均は14.47倍となっています。一方、ドラフトの仮条件の株価は、PER21.3倍~22.1倍の水準です。

新型コロナウイルスの影響もあり、相場全体が大きく値下がりしています。

類似企業の株価が下がり、PERも軒並み下がっていますが、急落前の類似企業のPERと比較してもやや割高な印象です。

競合他社ベーで比較すると71.36円×14.47倍=1032円と予想されます。

まとめ

現状、業績面では、売上高も右肩上がりの成長を遂げていますが、成長ペースがやや緩やかになりつつあります。

利益に関しても伸び幅にばらつきがあります。

ただ、働き方改革による働き方の多様化や、企業のブランドイメージ向上に向けた取り組みの増加は、ドラフトの事業拡大にとって追い風になるでしょう。

 

また、スマートシティ事業などに関しても、少子高齢化が進む日本においては社会全体として今後の大きなテーマのひとつです。

今後の市場拡大が期待できる分野でもあります。

仮条件も当初の想定されていた価格を上回る水準であり、市場の期待感もそれなりにありそうです。

 

しかし、外部環境として、同日にミアヘルサとリビングプラットフォームの上場が重なっていることや、

新型コロナウイルスの影響で相場全体の地合いが良くないことなどがマイナス要因になりそうです。

企業としての期待感はあるものの、相場自体の地合いの悪さが影響して、上場してすぐには大きな上値が取れないかもしれません。

 

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2020年2月2日

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