【7800】 JASDAQスタンダード上場の小型案件 IPO「アミファ」の初値予想は!?amifaの業績推移から紐解く。

9月19日上場予定のIPO「アミファ」。アミファはJASDAQ スタンダードに上場予定の小型IPOです。

今回はアミファとはどのような企業なのかを事業内容や業績をチェックしながら詳しくご紹介していきたいと思います。

また、アミファの気になる初値予想やIPOでの購入情報もご紹介していきます。

 

アミファのIPOスケジュールと各証券会社の割当

アミファ

 

アミファの主幹事は野村證券です。野村証券のIPOは前金不要のため、申し込みがしやすいことが特徴であるといえます。

また株価帯も10万円以下とお手頃感がある銘柄であるといえます。

 

アミファのIPOスケジュール

ブックビルディング期間9月2日(月)~9月6日(金)
市場JASDAQ スタンダード
公募価格決定8月29日 (木)
公募価格660円
購入申し込み期間9月10日(火)~9月13日(金)
上場予定9月19日(木)
当選株式数1,098,200株
仮条件価格620円 – 660円

*1:仮条件価格は8月29日に決定されます。

アミファは主幹事の野村証券の割当が91.3%と9割以上の株式が野村証券に集中していることがわかります。

よって、アミファに参加する場合は野村証券からの申し込みが最適であるといえます。

アミファの各証券会社の割当*2

証券会社株式数割当率
野村證券(主幹事)1,002,700株91.30%
みずほ証券38,200株3.48%
SMBC日興証券19,100株1.74%
岡三証券19,100株1.74%
SBI証券19,100株1.74%

*2:割当率や株式数などは、仮条件決定時(8月29日)付近に発表されます。

 

アミファの事業内容

それではアミファの事業内容についてみていきたいと思います。

アミファの基本スペック

社名株式会社アミファ
設立1973年10月
資本金3,200万円
本社所在地東京都港区北青山2-13-5 青山サンクレストビル3F
代表者代表取締役社長 藤井愉三
従業員数62名

 

アミファの事業内容

アミファの事業内容はギフトラッピング、デザイン文具、ハンドメイド雑貨、キッチン・テーブルウェア、フラワー関連、製品などを中心とした雑貨の企画・製造仕入・卸販売です。

NB(ナショナルブランド)事業とPB(プライベートブランド)OEM事業の2本の柱が存在します。

 

ⅰ.NB(ナショナルブランド)事業

アミファの事業内容

amifa

 

NB(ナショナルブランド)事業はワンプライス商品事業、フルール事業、エメルスタイル事業の3事業に分類されます。

 

  • ワンプライス商品事業

おしゃれでカワイイ商品を100円ショップなどで均一価格で販売しています。

商品の特徴は、独自の世界観を持った、可愛らしい女性向けの商品であるという点です。

 

  • フルール事業

フラワー関連資材からハンドメイド資材まで販売しています。

特に近年ではプリザーブドフラワーに力点を置いています。

 

  • エメルスタイル事業

アーティストが生み出す美しい手仕事のぬくもりを気軽に手にとれるアイテムで販売しています。

 

ⅱ.PB(プライベートブランド)OEM事業

軽包装資材・ディスプレイ・販促資材まで様々な商品を提供しています。

 

工場を持たない「ファブレスメーカー」

アミファの事業内容2

アミファは自社工場設備を持たずに、国内外の工場へ委託生産を行ういわゆるファブレスメーカーです。

海外生産を主力としており、委託先の85%程度は中国です。

ファブレスメーカーであるメリットは、顧客本位、マーケットインの発想で最終消費者の嗜好の変化へ柔軟に対応することができることです。

また機械設備や材料在庫などの制約に左右されがちなプロダクトアウトの発想ではなく、

自社設備を持たずに常に新しい委託工場を開拓していくことができるため、新カテゴリーへの進出を容易に行うことが可能です。

 

アミファの上場理由とは?上場で得た資金の使い道を探ろう!

アミファは上場して得た資金をどのように活用するのでしょうか?

ここでは目論見書から資金のつかいみちを探っていきたいと思います。

 

新規発行による手取り金額

アミファは上場することにより手数料を引いた手取り金額で255,532,000円の資金を獲得します*3。

*3:有価証券届出書提出時における想定発行価格(620円)を基礎として算出した見込額です。

 

手取り金の使途

ⅰ.設備資金:200,000千円

トレンド分析や販売予測能力の向上を通じた新たな収益獲得に寄与するITプラットフォームの構築に向けた、

  • ERPシステムの増強
  • サプライチェーンマネジメントシステムの強化
  • ビジネスインテリジェンスシステムの強化
  • ロボティクス・プロセス・オートメーションシステムへの対応のための資金

 

ⅱ.運転資金 55,532千円

事業拡大に向けたワンプライス商品等の仕入増加に係る仕入代金支払資金と上記ITプラットフォームの構築に向けた外部コンサルティングに係る資金。

アミファの資金の使途からアミファは上場することによって、さらに事業を拡大していくことがわかります。

 

目論見書からみる『アミファ』の売上高と利益推移

ここではアミファの業績を分析していきたいと思います。

堅調な売上高の推移

決算期当期利益(千円)
2014年06月期3,245,537
2014年09月期634,417
2015年09月期3,737,681
2016年09月期3,710,146
2017年09月期4,112,194
2018年09月期4,736,780
2019年06月期3,851,625

 

アミファの売上高の推移

アミファの売上高は順調に伸びていることがわかります。

また2019年度も3Qで去年の3/4以上の売上高を達成しているため、期待の持てる業績推移をしているといえます。

為替要因で当期純利益(純損失)は不安定な推移

決算期当期利益(千円)
2014年06月期259,547
2014年09月期-185,938
2015年09月期265,771
2016年09月期191,399
2017年09月期230,180
2018年09月期264,740
2019年06月期233,333

 

アミファの当期純利益

アミファの経常利益は不安定に推移しているといえます。

アミファが自社工場設備を持たないファブレスメーカーです。

海外生産が主力であるため為替差益が発生していることが要因であると考えられます。

 

1株あたり利益をみると、業績は安定していますが、横ばい推移で成長性に欠けていることがわかります。

アミファのEPSの推移

 

見てきたように、アミファの業績は安定感があります。

しかしIPOが人気化しやすい「将来性」といったファクターにかけることがわかります

 

アミファの上位7位までの大株主とロックアップ情報

 

株主保有比率ロックアップ情報
ウィステリア合同会社41.37%90日間

 

レイクラム合同会社28.88%
藤井愉三12.59%
藤井俊行12.48%
アミファ従業員持株会0.72%  180日間
村山和治0.72%
米田康三0.54%  

 

ロックアップとは、株式が公開された後に一定期間、市場で持株を売却することができないようにする制度のことです。

アミファの上位株式保有者はすべてロックアップの設定がなされています。

またロックアップ解除が設定されていないうえに、ベンチャーキャピタルの保有もないため比較的売り圧力が低い銘柄であるといえます。

気になるアミファの初値予想!

ここでは編集部独自のアミファの初値予想を公開していきたいと思います。

アミファの総合評価

ⅰ.アミファ購入のメリット

  • IPOは上値抵抗がないため、株価が上がりやすい傾向がある
  • 推定PERが8倍、PBRが1倍程度と割安水準のIPOである
  • 業績が安定している
  • 女性向の商品を生産・販売している企業であるため、株主優待の内容によっては人気化する可能性がある
  • 当選株式数も普通の枚数なうえに割安水準であるため、底堅い展開が期待される
  • 主幹事の野村證券は前受け金制度がないため、資金の拘束が発生しない
  • 10万円程度と買いやすい価格帯である
  • ロックアップの解除条件が設定されていないため、大株主の売り圧力が低い

 

ⅱ,アミファ購入のデメリット

  • 100円均一商品の生産・販売と業種が人気化しにくいセクターである
  • 業績に成長感が期待しにくい

 

アミファの初値予想:1100円〜1400円

成長率が高くないという点から現在のEPS112円 (3四半期で85円から逆算)からEPSは90円〜110円のレンジと考えます。

株価はPER×EPSで算出することができます。

 

PERについては同業の、100円ショップ王手のセリアの現在のPERが15倍、レックのPERが11倍であることから平均の13倍と仮定します。

すると先ほどのEPSと掛け合わせて以下が妥当な水準となります。

1100円~1400円

 

まとめ

9月19日上場のアミファ。上場先がJASDAQ スタンダードであり、人気化しにくいセクターであることから、上値が追いにくい銘柄であるといえます。一方で、割安水準かつ10万円以下で購入することができることから、株価推移は底堅い展開になると予測されます。

よって、アミファに参加するのであれば、初値で高値追いはせずに、株価が底打ちを見せてからのセカンダリーでの参加が良い銘柄であるといえます。

 

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マネリテ!編集部は東京大学経済学部卒の証券アナリストを中心とした金融知識が豊富なメンバーが株式投資初心者に向けて有益な情報を提供しています。株式投資を行う意義から基本用語、おすすめのネット証券・投資先情報をお伝えするメディアです。日本人の金融リテラシーの向上と明るい未来を目指しています。