ゴールデンクロスを探せ!「移動平均線」「MACD」とは?その特徴と2つを組み合わせた手法を解説!

ゴールデンクロスを探せ!「移動平均線」「MACD」とは?その特徴と2つを組み合わせた手法を解説!

テクニカル指標にはさまざまなものがあります。

今回は「移動平均線」と「MACD」の紹介、そして2つを組み合わせて使う場合の手法について説明します。

秀次郎
むむ、本格的なトレードの話じゃな、今回は。

 

移動平均線とMACDは相互に補完しあっており、どちらかの弱点を補って、より精度の高いテクニカル指標を目指しています。

当然、絶対に当たるというものではありませんが、今後の流れを予想するのに参考になると思います。

目次

トレードにおける移動平均線とは?

移動平均線は最も基本的なテクニカル指標です。

中には、使うテクニカル指標は移動平均線のみというトレーダーもいます。

 

また、他のテクニカル指標は移動平均線を参考にして作られているものもあるぐらいです。

 

では、どのようなものなのでしょうか?

最初に移動平均線の基本的な特徴について、様々ありますが今回は3つ紹介します。

 

  • 現在は上昇トレンドか、下降トレンドかの見極めができる
  • トレンドの変換を見極めることができる
  • サポート、レジスタンスの判断ができる

 

移動平均線

 

移動平均線とは、一定期間の価格から平均値を計算し、折れ線グラフで表したものです。

価格の平均値を使うと、上昇か下降の傾向、流れを見られます。

そのため、折れ線の向きでトレンドを判断することができます。

 

移動平均線の設定には日足であれば5日線、25日線といった、短期移動平均線と長期移動平均線を使うことが一般的です。

その角度が急であれば、より強い流れが出ていると推測できます。

 

その短期移動平均線が長期移動平均線を上抜けばゴールデンクロスと呼ばれ、上昇トレンドへの変換と判断できます。

逆はデッドクロスといい、下降トレンドへの変換になります。

 

実際のチャートを使って説明させて頂きましょう。

 

①はロウソク足が移動平均線の上を推移しており、上昇トレンドであると判断できます。

逆に②では移動平均線の下を推移しており、下降トレンドであると判断できます。

移動平均線

 

では、これはどのタイミングで切り替わったのでしょうか?

ダブルトップであるとか陽の陰はらみといったローソク足の見方であるとか様々な見方がありますが、③で移動平均線を大きく下に突き抜けています。

 

移動平均線はトレンドを表しています。

つまり、移動平均線自体が上昇トレンドであればサポートライン、下降トレンドであればレジスタンスラインの役割をしていると判断できます。

 

このチャートでは一度大きく下に突き抜けてレジスタンスラインを割っています。

移動平均線

 

このタイミングでは、一度上昇から下降トレンドに入ったと考えられます。

 

移動平均線の上にロウソク足がある上昇トレンドであれば、移動平均線にタッチすれば買い。

下降トレンドであれば売りのシグナルとして機能します。

 

当然、多様なシグナルが売買の判断に使われますので、必ずしも移動平均線が機能するわけではありません。

 

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MACDとは移動平均を補完したもの!

その移動平均線を参考に作られ、機能を補完したものがMACDです。

 

さきほど軽く説明したゴールデンクロスとデッドクロス。

長期と短期の平均値で判断するため、トレンド変換を判断するまでに時間がかかるということがあります。

 

この図では青い線が長期移動平均線、赤い線が短期移動平均線です。

MACDの解説

 

矢印のタイミングで赤い線が青い線を上抜けしておりますので、「ゴールデンクロス」ということになり上昇トレンドへの変換と見られます。

 

しかしゴールデンクロスが起きる前から上昇しております。

もちろん見ている足の長さ、設定した移動平均線によっても変わってきますが、基本的にはトレンドへの変換の判断が遅いものです。

 

MACDは移動平均線よりも動きの感度が良い指数平滑移動平均線(EMA)というものを組み合わせて作られています。

より早くトレンド変換を見極めるために作られました。

 

MACDも短期と長期の線があります。

ゴールデンクロスとデッドクロスの発生条件は移動平均線と同じです。

しかしMACDにはオシレーター系の特徴があります。

 

オシレーターとは「買われすぎ」や「売られすぎ」を示すテクニカル分析手法です。

つまり、移動平均線が上昇トレンドでもMACDでは売りを示している場合があります。

この場合には相場がどちらかに大きく動くことになります。

 

また、MACDはトレンド変換が早くわかる一方、レンジ相場ではダマシが多くなり機能しません。

短期的には上か下かの簡単な判断はできますが、長期的にどのようなトレンドか判断するにはMACDだけでは足りません。

 

つまり、MACDはトレンドの判断をするというよりは、トレンド変換の判断をするときに多く使われます。

そのため、移動平均線と組み合わせることでより強いトレンドを判断することができます。

 

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移動平均線とMACDを組み合わせた場合の手法とは?

移動平均線は全体の流れ、MACDはトレンド変換の速さといった特徴を説明しました。

では、この二つを組み合わせる手法について説明します。

 

レンジ相場では移動平均線とMACDが逆の動きをすることもあります。

つまり、買いと売りのどちらとも判断できない場合です。

 

このときは基本的にエントリーポイントではありません。

当然、どちらもゴールデンクロスをしたタイミングが買いシグナルとして強いものです。

 

つまり、移動平均線がゴールデンクロスしているとき、MACDが動いていない場合にはまだ買いの判断はできません。

なぜなら移動平均線のゴールデンクロスがダマシの可能性があるからです。

 

しかし移動平均線がゴールデンクロスしたということはトレンド変換の可能性があります。

上記で説明したとおり、移動平均線はトレンドの流れを判断するものでもあります。

このタイミングから買いの準備を始めて、MACDを見ながら押し目を狙います。

 

チャートはどちらの方向にトレンドがあってもN字型で推移することが多いです。

移動平均線のみを使ったトレードで順張りをしようと思うと、押し目を待たずに取引してしまう可能性があります。

 

このときがダマシの場合、すぐに移動平均線がデッドクロスしてしまい下降トレンドになってしまう場合もあります。

順張りは基本的な手法ですが、タイミングを見極めなければ無駄なエントリーになってしまいます。

 

MACDは移動平均線では足りなかったトレンド変換の補完をします。

移動平均線でゴールデンクロスした後、MACDがゴールデンクロスしたタイミングを狙って買いを入れます。

 

またMACDがデッドクロスしたときに売りサインが出ますので、イグジットポイントになるでしょう。

 

2つが同じ方向に向いたとき、強いトレンドが発生していることになります。

どちらもトレンドの流れ、変換のタイミングを見極めるものです。

 

なお、MACDはサポート、レジスタンスラインの機能はありません。

 

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まとめ

テクニカル指標は無数にあります。

どの指標を使うかは人それぞれで、またどれかのテクニカル指標が絶対的に正しいというわけではありません。

 

感覚でトレードをしている人以外は、エントリーポイントとイグジットポイントに理由が必要です。

今回説明した2つはトレンドの流れを確認し、適切なタイミングでエントリーをするために使う基本的なテクニカル指標です。

 

判断材料は多いほうが良いですが、迷って結局動けないこともあります。

移動平均線やMACDのみを使うトレーダーもいるということです。

 

このコンテンツを参考に、自分自身に合った手法が見つかれば幸いです。

 

以上、ゴールデンクロスを探せ!「移動平均線」「MACD」とは?その特徴と2つを組み合わせた手法を解説!…でした。

 

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