【株の基本用語】株取引を始める前に理解すべき「約定」「指値・成行・逆指値注文」「損切り」とは?徹底解説。

株取引を始める前におさえておきたい株の基本用語「約定」「指値・成行・逆指値注文」「損切り」を解説

株式投資を始めるにあたって、さまざまな情報を書籍、インターネット等で調べる方が多いと思います。

ただ、初心者の方にとって、一体どの情報が正確なのか判断することは簡単なことではないですよね。

 

どうしても、「最低限知っておくべき知識」は蓄えておかないと、実際に取引を始めてからも苦労してします。

特に、「株取引の用語」は日常生活で使うことはまずないので、能動的に学習していかなくてはなりません。

今回は、株式投資を始める前に押さえておきたい用語を厳選して紹介していきます。

目次

株取引では専門用語が多く登場する

株取引をこれから始めようと思っている方に是非知っておいて欲しいことがあります。

それは、株取引では、「思った以上に」頻繁に専門用語が登場するという点です。

 

株取引では専門用語が多く登場する

 

「株取引をしていくうちに、自然と分かるようになるのでは?」と思われてる方が多いのですが、

字面のみ見ていても意味が分からないものが多く、結局言葉を調べるのに時間を費やしてしまいます。

取引中に煩わしい思いをすることがないよう、基本的な用語は取引を始める前に理解しておきましょう。

 

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必ず押さえておきたい株式投資の基本用語

必ず押さえておきたい株式投資の基本用語

それでは、初心者の方に必ずおさえて欲しい基本用語を確認していきましょう。

 

約定(やくじょう)

約定とは、国語の辞書では「約束を決めること」とありますが株式投資では、「株式の売買取引が成立する」ことを意味します。

 

約定とは

 

例えば、「株式売買が約定された際は…」など証券会社の案内や解説書などによく記載されているのを見たことがありませんか?

 

また、「約定」という言葉は、株式投資のみで使われる言葉ではありません。

債券投資信託・外国為替取引・先物オプション取引CFD取引などなど、投資・資産運用全般で使用されている言葉となります。

 

株の売買が成立する=約定する」と認識しておきましょう。

約定という言葉を見るだけで、何かしら取引が関わってくると判断できます。

 

株式取引の場合、「買い手」と「売り手」の条件が合致することで、取引が成立した状態を約定といいます。

約定した日を「約定日」、約定した価格を「約定価格」と呼びます。

 

具体的な代金の受け渡しは、約定日を含めて「4営業日後」となり、

例えば、月曜日に約定した場合は木曜日が受渡日となります。(金曜日の場合は水曜日)

尚、マーケットにおいては、買い手、売り手が錯綜し、たとえ注文を出していても、値段などが折り合わずに、約定に至らないケースもあります。

 

指値注文・成行注文・逆指値注文

指値注文」とは、以下の注文を自分で一括で出す方法です。

 

  • 売買する株の銘柄
  • 数量
  • 価格(買いの場合は上限価格、売りの場合は下限価格)

 

指値注文・成行注文・逆指値注文

 

例えば、「X株を1000円で100株購入したい」「Y株を2000円で200株購入したい」などといった注文です。

自身ですべてを指定できるため、利益の目処を立てやすく、初心者からプロまで多くの投資家が利用している注文方法です。

指値注文で注意すべき点は、「自分が想定する条件以外」では、株の売買を行わないというスタンスであるという点です。

 

例えば買い注文は、指定した値段以下の注文が出れば、売り注文は指定した値段以下の買い注文が出れば約定します。

市場状況によっては、売買がなかなか成立しないこともあります。

指値注文と対極にある注文方法を「成行注文」と言います。

 

こちらは、値段は指定せず、注文した時点で即座に、その時の株価の最低額で購入が行われ、また最高額で売却が実行されます。

市場の株価が基準となるため、取引はスムーズに進みます。

しかし、必ずしも自分が意図した価格で取引が行われるとは限りません。

 

尚、「1000円まで下落したら成行で売り」「1000円まで上昇してきたら成行で買い」といった、

通常の指し値注文とは反対の、逆の形式の「逆指値注文」という注文方法もあります。

 

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家三郎
尚、マネリテ編集部がおすすめしている楽天証券の注文方法も詳しく解説しておるのでチェックじゃ。まだ開設していない人は、すぐ開設するのじゃ、後悔せんぞ。

 

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2019年2月21日

 

損切(そんぎり)

損切り」とは、すでに保有している株式に含み損が出ている状態で売却を実行し「損失額を確定・最小限に」留めることを意味します。

損切(そんぎり)

 

株価は、いつ上昇するかを正確に予測することは困難ですので、損失を最低限に抑えるために、損をする状態でも株を売るべき場合があるのです。

損切をする価格をあらかじめ設定しておくと、感情的にならず冷静に対処することができます。

「損切り」は株式投資の世界で非常に重要な概念であり、

「損切りができるかどうか」で利益を上げることができるかも決まるとされています。

 

早め早めに損失を確定することで損失をミニマイズし投資資金を溶かしてしまうことなく、

継続的にトレードをすることが利益に繋がるという考えが基となっています。

(投資資金がなくなりマーケットから退場しては、そもそもチャレンジができなくなります)

 

尚、損切りは「ロスカット」「ストップロス」とも呼ばれ、損切りの反対で、利益を確定させることを「利食い」と言います。

 

家三郎
損切りについては別コンテンツで詳細に解説しておるのでそちらも参考にするのじゃ。

 

株で生き残っている人たちが行っている損切りのタイミングとは?

株式投資における損切り(ロスカット)とその適切なタイミングとは?損切りしない・できない・株を持ち続けて売れない人の特徴を紹介。

2019年4月23日

 

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まとめ

株取引で使用する基本的な用語を解説してきました。

まずは今回ご紹介した用語を覚え、実際の取引の場でどのように使われているか確認してみることをおすすめします。

用語知識を増やして、万全の状態で株式取引を進めていきましょう。

 

以上、【株の基本用語】株取引を始める前に理解すべき「約定」「指値・成行・逆指値注文」「損切り」とは?徹底解説。…でした!

 

【株の買い方・売り方完全ガイド】これで取引は完璧!初心者の「株式投資道」の第一歩。

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2019年10月1日

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マネリテ!編集部は東京大学経済学部卒の証券アナリストを中心とした金融知識が豊富なメンバーが株式投資初心者に向けて有益な情報を提供しています。株式投資を行う意義から基本用語、おすすめのネット証券・投資先情報をお伝えするメディアです。日本人の金融リテラシーの向上と明るい未来を目指しています。