マネックス証券は以前お伝えした個別株を分析する『銘柄スカウター』や、
資産管理ツールである『MONEX ONE・MONEX VIEW(VISION) β』といった便利なツールを提供する証券会社として定評があります。
そんなマネックス証券はトレーディングツール『トレードステーション 』を口座開設された方に条件なしで無料で提供しています。
正直ツールとしての機能は最高水準で、無料で使えるのが不思議なくらいです。
更に最後にお伝えするのですが本体のマネックス証券本体の手数料形態とは異なる激安な手数料水準を提供してくれています。
本日は非常に魅力的なトレードステーション の魅力に迫っていきたいと思います。
Contents
2000銘柄を一斉登録可能なレーダースクリーン(銘柄ボード)
マネックス証券のレーダースクリーンではなんと2,000銘柄を一斉に登録が可能で、
他のオンライン証券とは違い唯一マネックス証券が2000銘柄の騰落を一目で確認することができます。
また銘柄毎の一行一行に200種類以上の指標(PER・PBR・信用残・ファンダメンタル指標等々)を一覧で表示させることができます。
コラム:トレードステーションの歴史
トレードステーション はマネックス証券が開発したツールではありません。
トレードステーションはウィリアム・クルーズとラファエル・クルーズというキューバ移民の兄弟が、
自分たちの相場取引の経験であるトレードアイディアを形にするために開発しました。
(引用:マネックス証券『トレードステーション 』)
兄弟は16歳の時に父親に電話をかけてきた先物取引のセールスマンの電話で先物取引に興味を持ち、相場の世界に没頭していきました。
大学生になった兄弟は1982年に兄弟で磨いたトレーディングアイディアを表現するために後のトレードステーション となるオメガ・リサーチ社を設立。
途中でシステム・ライター・プラスを経て1991年にトレードステーション がリリースされました。
トレードステーション では日中足による分析ができるようになり全世界で100億円以上の売り上げを記録しました。
そして2011年にマネックスグループの傘下となり我々が無料で使用できるようになったのです。
要は相場好きが講じてシステム化した兄弟の情熱の結晶が現在のトレードステーションを形作るもとになっているんですね。
注文発注取り消しがワンクリックで行える板取引(マトリックス)
デイトレーダーは取引を行う際の素早さが非常に重要になってきます。
トレードステーション ではワンクリックで発注、注文の取消、ドロップで注文価格を変更することができます。
以下が発注、注文取消、注文価格変更方法の簡単な図解です。
これ以上ないほど簡単な操作方法となっていますね。
これなら急激な価格変動時であっても、即座に反応することができそうですね。
FXと同じような発注機能クイックトレードバー(QTB)と業界唯一のチャート注文機能
トレードステーション ではいたからだけではなくまるでFXのような画面を用いて取引できるQTBという機能もついています。
以下既にFXでの取引経験がある方であれば見覚えのある画面かもわかりませんが、
注文したい数量をベースに『買い』『売り』ボタンをクリックすることで簡単に取引を行うことができます。
またオンライン証券で唯一チャートから直接発注、しかも指値、逆指値発注、成行発注まで注文を行うことができます。
このチャート発注機能は非常に便利で、私は仕事として総合商社で為替のトレーダーを行なっていた経験があるのですが、
チャートの形状から注文が集まっている場所や、
この場所を突き抜けると大きく上昇する、又は下落するという場所があるため、節目となる箇所に損切り注文をおいたり、
エントリーする注文をおけることは大変有用です。
例えばある企業の株を貴方が保有していたとして、以下のような値動きをしていたとします。
すると赤線で何度も止められているので、ここに大口の買注文があるのではないかなという想定がマーケットの思惑として働きます。
すると投資家心理で赤線ラインが徐々に意識されていき、
株を保有している投資家が徐々に赤線のほんの少し下の水準で損切りの逆指値注文を出し集積していきます。
逆指値注文というのは例えば現在株価が1,000円とすると、
普通の指値は1,100円になったら売ってくださいという注文であるのに対して、900円を下回ったら売って下さいという注文です。
つまり赤線を下回った瞬間に投資家の損切り逆指値が炸裂して大きく株価が下落することが想定されるようになっていきます。
もし逆指値注文を自分も入れていなかった場合は、赤線を下回った時の大幅下落の影響をもろに被ることになってしまうので、
自らも赤線の少ししたで逆指値注文をいれておくことで損失を抑制させることができるようになるのです。
100種類以上の指標が描画可能なチャート分析機能
トレードツールで重要な要素の要素にチャート分析機能があります。
トレードステーションでは先ほどお伝えしたチャート発注機能も完備されておりますが、加えて100種類以上の指標を描画することが可能です。
テクニカルな指標は勿論のことですが割安度をはかるPERやPBRをはじめとしたファンダメンタル指標も一緒に表示させることが可能となっています。
異なる銘柄の値動きを発注条件に指定できる画期的なアルゴ取引も可能
正直上級者向きの機能なのですが、玄人のなかには関連する銘柄の値動きをみて株の取引を行う方もいらっしゃいます。
例えば以下の画面では自動車関連としてマツダが1810円以下の水準まで下落した場合に、
トヨタ自動車の株を購入してくださいというような発注の仕方も行うことができます。
関連がある銘柄の値動きに法則性を見つけている方にとっては条件を設定しておけば自動で取引をおこなってくれるので便利なツールとなりますね。
便利なスマートフォン版も完備
サラリーマンの皆さんの中には昼休みの間やトイレ休憩中にスマホで簡単にトレードしたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
忙しい皆さんに向けてトレードステーション はスマホ版のアプリも用意しています。
何より魅力的なのはスマホ版であってもテクニカル指標の挿入がチャートの描画を行うことができるという機能が充実していることです。
またVWAP乖離率やボラティリティ等のテクニカル指標で、
簡単に銘柄をソートする機能もついておりトレードしたい銘柄を即座に検索できるようになっています。
通常のマネックス証券と手数料形態の違い〜激安な手数料水準〜
実は後からトレードステーションをグループに加えたということもあり、
マネックス証券の通常口座とトレードステーションの取引手数料は異なっています。
以下左側が通常のマネックス証券で右がトレードステーションですが、
根本的に通常のマネックス証券が『1約定毎』であるのに対してトレードステーションは『1日の約定代金』という違いがあります。
通常マネックス証券口座 | トレードステーション | |||
1注文の約定金額 | 手数料(税抜き) | プラン | 1日の約定代金 | 手数料(税抜き) |
10万円以下 | 100円 | ミニ | 10万円毎 | 50円 |
10万円-20万円 | 180円 | ノーマル | 100万円毎 | 400円 |
20万円-30万円 | 250円 | ラージ | 1,000万円毎 | 3,250円 |
30万円-40万円 | 350円 | – | ||
40万円-50万円 | 450円 | |||
50万円-100万円 | (成行注文) 1000円 (指値注文) 1500円 | |||
100万円超 | (成行注文) 約定金額の0.1% (指値注文) 約定金額の0.15% |
ご覧いただいたら気づかれるとおもうのですが、基本的にトレードステーションの方が圧倒的に安い手数料で取引を行うことができます。
基本的にはノーマルプランですが、ログイン後ミニプランに変更することができますが、
ラージプランは信用口座を開設済の方に限って設定可能となっています。
例えばノーマルプランで90万円×2回の取引を行った場合合計約定金額は180万円となるので手数料は400円×2=800円となります。
しかし、通常のマネックス証券の口座であれば1000円×2=2,000円となるので圧倒的にお得になるますね。
トレードステーションを使って通常の証券口座より損となるケースはたとえばノーマルプランで取引金額が40万円未満の場合に限ります。
あまり大きなトレードを行わないという方はミニプランに変更することで、
どのケースでもトレードステーション の方がお得に取引することができるようになります。
正直これだけの機能を提供しながら、ここまで低い手数料で提供できるのは驚きでしかないです。
まとめ
トレードステーションは以下のような充実した機能を圧倒的に安い手数料で提供しています。
■ トレードステーションの魅力:
- 2000銘柄を一斉登録可能なレーダースクリーン
- 簡単な発注取り消し変更がクリックorドラッグで行える板取引機能
- FXと同様の発注機能クイックトレードバー
- 100種類以上の指標を描画可能かつ直接発注が可能な便利なチャート機能
- アルゴ取引にも対応
- 忙しい人にも便利なスマートフォン版を提供
以上、マネックス証券のトレードステーションの魅力を紹介!無料で高機能の取引ツールを備えるのに手数料が激安?…でした。
コメントを残す