ウォーレン・バフェットが注目する消費者独占型企業と消費者の橋渡し役である「広告産業」と「廉価サービス提供企業」とは?

ウォーレン・バフェットが注目する消費者独占型企業と消費者の橋渡し役である「広告産業」と「廉価サービス提供企業」とは?
信太郎
バフェット氏が好む消費者独占型企業の特徴をこれまでのコンテンツで紐解いてきたの。まだ読んでいない者は以下のコンテンツを参照じゃ。

【ウォーレン・バフェット特集】「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」から解読する有名投資家の思考。

2019.06.04
秀次郎
アメリカンエクスプレスやマクドナルドなどの有名企業の事例が多くわかりやすかったですぞー!

簡単におさらいですが、消費者独占企業の特徴は以下のようなものでした。

また、「ブランド力のあるリピート型」の商品の分野は以下のようなものでしたね。

信太郎
今回のコンテンツでは、バフェット氏が注目している、このような「商品」を販売する企業だけではない分野、具体的には広告産業や生活必需品をとにかく廉価で提供する企業について深掘りしていくぞよ。
秀次郎
それは面白そうじゃ!

バフェットが広告産業に注目する理由とその媒体

バフェット氏は、投資をする際にその企業が消費者独占型であるかどうかを非常に重要視していますが、企業が商品をPRするに当たり、密な関係を持つ広告産業にも注目しています。

どんなに競争力のある商品を企業が保有していても、多くの消費者に宣伝ができなければ、売り上げを伸ばせません。

秀次郎
宣伝する媒体といえばわしらがいつも見ているテレビ、新聞、雑誌、インターネットなどじゃな!
信太郎
バフェット氏は広告媒体のニーズは将来的にまだまだ拡大していくとしているのじゃ。企業と消費者の橋渡しはいつの時代も必要じゃな。

ここからは、バフェット氏が注目する媒体(産業)について、それぞれ紹介していきます。

広告代理店

信太郎
まずは広告代理店じゃ。
秀次郎
日本でいえば、電通、博報堂、ADKですな。有名な大企業じゃ、わしも電通で働いてアイドルとお近づきになりたいものじゃわい。
信太郎
世界の有名代理店でいうと、イギリスの「WPP」、アメリカの「オムニコム・グループ」フランスの「ピュブリシス・グループ」が有名じゃ。Webサイトがどれも洗練されておるな。さすがじゃ。
広告代理店の世界ランキング

(引用:ビジネス+IT「広告代理店の世界ランキング」)

秀次郎
WPPの規模は日本で一強状態の電通の3倍なのじゃな・・・。アメリカの市場規模を感じるのぉ。

広告代理店は、大手企業が全世界で自社商品を展開するには大手の広告代理店のネットワーク、広告手法、人的リソース、クリエイティビティなどが必要となり、切っても切れない関係といえ、バフェット氏が注目する理由はここにあるのです。

テレビ(CMやPR番組など)

信太郎
テレビはいつの時代も大きな影響力を持っているのじゃ。

バフェット氏はテレビは企業と消費者を橋渡しする最大の広告媒体としています。

日本でもテレビがない家庭は少なく、今後も大きな影響力は持ち続けるでしょう。

秀次郎
若い世代はスマホでブログやYoutubeなどインターネットばかり見ていてテレビはあまり見なくなっている気がするのですが、どうなんでしょうな?
信太郎
若い世代はその傾向にあり、たしかに市場規模は少し縮小気味ではあるしインターネット広告の市場規模は右肩上がりじゃな。しかし冷静に数字を見ると、年配の世代や地方の若者にとってはまだまだテレビが最大の広告であることには変わりないのじゃ。サルよ、社会をしっかり俯瞰するのじゃ!

テレビメディア広告費(地上波テレビ+衛星メディア関連):1兆9,478億円(前年比99.1%)

テレビメディア広告費(地上波テレビ+衛星メディア関連):1兆9,478億円(前年比99.1%)
◇地上波テレビ:1兆8,178億円(同98.9%)

インターネット広告費(媒体費+広告制作費):1兆5,094億円(前年比115.2%)
◇インターネット広告媒体費:1兆2,206億円(同117.6%)
・媒体費が初めて1兆円を超えた前年に引き続き、2017年も媒体費は好調に推移した。
・このうち、運用型※1広告費は9,400億円(同127.3%)。メディア側において予約型広告から運用型広告へのシフトが前年よりさらに進んだ結果、媒体費全体における運用型の構成比は77.0%と、全体の4分の3を超えるに至った。

(引用:dentsu「2017年 日本の広告費」

信太郎
今はテレビが最大の広告媒体となっているが、10年後はインターネットに逆転されている可能性は十二分にあるのぉ。世代交代ということかもしれん。

新聞

信太郎
新聞は様々な会社が発行しているが、バフェット氏のいう新聞とは、地域に根ざした情報を発信している新聞社のことをいっておるのじゃ。

地域の宣伝をするためには、その地域に特化している新聞に掲載することが最も効果的であることは間違いなく、掲載費も高額になっていきます。

秀次郎
地方新聞社は意外と狙い所かもしれんということですな!

ダイレクトメール(DM)

信太郎
ダイレクトメールも自社商品の良さを知ってもらうには、消費者に寄り添うメールを打ち需要喚起することに大きく貢献するのぉ。
秀次郎
昔からある手法ではありますが、未だに根強く人気のある広告手法ですな!

生活必需品をとにかく廉価で提供する企業

信太郎
ここからは廉価で生活必需品をとにかく売って売りまくる企業についてじゃ。「生活必需品」というところがキーワードで、バフェット氏も注目しておるのじゃ。わかりやすい例はウォルマートじゃな。スーパーマーケットチェーンじゃ。
秀次郎
消費者独占型ではないですな。
信太郎
長期に亘り、着実に利益を出すというところがポイントで、規模をどんどん大きくしていくのがこの業態の特徴じゃ。在庫回転率が非常に高いビジネスなのじゃ。在庫回転率については「世界一の投資家:ウォーレン・バフェットの投資概念。相場の捉え方と優良企業を見極める指標「売上高利益率」「在庫回転率」とは?」を参照じゃ。

例えば、ウォルマートであれば豊富な商品ラインナップを安値で消費者に提供し、規模を大きく(スケールメリット)していく段階で商品も品質、サービス、価格競争で一大ブランドとなりました。

投資をどんどん増やし、店舗、土地を保有し在庫回転率を高めることに特化し、雪だるま方式に収益力を高め、チェーン展開を実施しました。

信太郎
但し、それなりに時間のかかるビジネスであることは間違いないのぉ。ウォルマートの創業は1969年、50年経った今、米国最強のスーパーマーケットチェーンとなったのじゃ。アメリカでウォルマートのようなビジネスを展開してすぐに成功しようと思ったら巨額の資金が必要になるぞよ。

まとめ

今回はバフェット氏が注目する消費者独占型企業の商品を橋渡しをする広告産業についての紹介と、それらとは全くの別分野である生活必需品を廉価で提供し規模を大きくしていくビジネスについて紹介をしてきました。

信太郎
バフェット氏の投資の思考を学ぶ上で様々な産業を知れて勉強になったのではないか?サルよ。
秀次郎
とても面白かったですぞ。このバフェット氏の思考を取り入れて、株式投資に生かしていく所存じゃ。

以上、ウォーレン・バフェットが注目する消費者独占型企業と消費者の橋渡し役である「広告産業」と「廉価サービス提供企業」とは?…の話題でした。

【ウォーレン・バフェット特集】「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」から解読する有名投資家の思考。

2019.06.04

【賢明なる投資家・ベンジャミン・グレアム特集】バフェット氏の師匠・バリュー投資の父の思考回路を解読。

2019.06.04



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マネリテ!編集部は東京大学経済学部卒の証券アナリストを中心とした金融知識が豊富なメンバーが株式投資初心者に向けて有益な情報を提供しています。株式投資を行う意義から基本用語、おすすめのネット証券・投資先情報をお伝えするメディアです。日本人の金融リテラシーの向上と明るい未来を目指しています。