世界一の投資家:ウォーレン・バフェットの投資概念。相場の捉え方と優良企業を見極める指標「売上高利益率」「在庫回転率」とは?

世界一の投資家:ウォーレン・バフェットの投資概念。相場の捉え方と優良企業を見極める指標「売上高利益率」「在庫回転率」とは?

 

秀次郎
グレアム氏の考え方について、満遍なく学んできのぉ!「賢明なる投資家」を何度も読み返すうちに彼のファンになってしまったぞ。
信太郎
実験を通して理論を証明している点、本当にすごいお方じゃ。ここからはそのグレアム氏を師匠としていた今では世界有数の投資家であるウォーレン・バフェット氏の投資の考え方をみていくぞよ。

 

 

【賢明なる投資家・ベンジャミン・グレアム特集】バフェット氏の師匠・バリュー投資の父の思考回路を解読。

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2019年6月4日

 

それではここから、ウォーレン・バフェット氏の投資銘柄の選択する際の考え方を紹介します。

目次

バフェット氏の相場の捉え方。悪材料が出た時こそ投資の好機

まず、大前提として、相場に生息する95%の市場参加者は、以下のような情報に基づき、極めて短絡的な考え方で株をの取引をしています。

 

 

秀次郎
ブルームバーグやロイター等の金融端末で随時流れるニュースを元に、事あるごとに相場が動いてしまうのじゃな。やってられんのぉ。
信太郎
トレーダーは大変じゃの。ニュースが出るたびに売買を繰り返して一喜一憂せなならん。
秀次郎
会社員で証券会社や銀行でトレーダーの職についてしまうとぼーっとしがちなわしなら上司にしばかれかねん。

 

このような状況に対して、バフェット氏は一時的、短期的なニュースが時に企業の価値を過大評価し、好ましくないニュースが過小評価されると語っています。

そして、長期的には企業の株価は「本来の価値」に収斂すると考えています。

 

秀次郎
これは師・ベンジャミン・グレアム氏の教えでもあるのじゃ。

 

バフェット氏の著書「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」にも記されています。

 

 

同氏の投資のスタイルとして、好ましくないニュースが出て企業の価値が過小評価されているタイミングで優良企業の株式銘柄を購入します。

 

後に株価は適正価格に戻り、「企業成長が継続すると判断できたら保有し続ける」という手法でバフェット氏は莫大な資産を築き上げたのです。

 

信太郎
バフェット氏にとっては悪材料は非常に美味しいということじゃな。日々優良銘柄を分析して悪材料が出るのを待っているということでもあるのぉ。
秀次郎
そもそも悪材料が出ている時に投資をするなんて心臓に悪すぎるぞよ。ハート強すぎワロタ状態じゃ。
信太郎
(なんか表現がフランクになってきたのぉ・・・。)

 

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2020年3月24日

 

 

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優れた経済価値・持続的な競争力をもつ企業

秀次郎
バフェット氏が株式投資をする条件として、優良企業に悪材料なニュースが出て市場で過小評価されている時という流れじゃったな。しかし、この「優良企業」とはどのような企業のことを指すんでしょう?
信太郎
「優れた経済価値・持続的な競争力をもつ企業」のことを指すのじゃ。

 

バフェット氏は「優れた経済価値・持続的な競争力をもつ企業」=健全な事業を営み、持続的に高収益を出せる企業を指しており、一時的な株価の下落は関係なく、上昇気流に乗っていくとしています。

 

秀次郎
まだまだ抽象的ですな。
信太郎
(サルのくせに生意気な)持続的に高い収益力を持つ企業とは、「価格競争型」ではない「消費者独占型」の企業を指すのじゃ!ダンピング競争に巻き込まれず、商品価格が高くても消費者が渇望する商品展開をしている、独占的なブランド価値のある企業ということじゃ。
秀次郎
ほほぅ。まさに真の優良企業ですな!しかしまだまだ見極め方がわからんのぅ。

 

「価格競争型」ではない「消費者独占型」の企業を見極めるには、財務諸表から情報を読み取る必要があります。

 

見分ける指標としては、「売上高利益率」と「在庫回転率」の2つであり、バフェット氏はこの2つの指標が高い企業を選好し、最低でも双方のどちらかが高い企業を投資対象にしています。

 

信太郎
「売上高利益率」と「在庫回転率」が両方低い企業には死んでも投資しないスタイルなのじゃ。

 

 

 

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売上高利益率とは

売上高利益率」とは、例えば100円で売られているガムから得られる利益が50円であった場合50%という極めて単純な指標です。

 

売上高利益率=利益÷売上高

 

信太郎
売上に対してそのどの割合が具体的な「利益」となるのかを示す指標じゃな。
秀次郎
売上高利益率が高ければ高い企業ほど採算性(収支の釣り合いが取りやすい)の高い事業を行っているといえるのじゃな。
信太郎
売上高利益率を使用して出せる指標として、「ROA」などもあるのじゃ。かなり重要な指標じゃな。

 

【ROE・ROAとは?】「自己資本利益率」と「総資産利益率」の計算方法と投資判断の基準・目安をわかりやすく解説。

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2018年12月20日

 

 

バフェット氏が言う、「ダンピング競争に巻き込まれず、商品価格が高くても消費者が渇望する商品展開をしている、独占的なブランド価値のある企業」とは、値段が上がっても消費者が購入を継続するというものです。

 

売上高利益率は高くなる傾向にあることはいうまでもありません。

 

 

 

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在庫回転率(商品回転率)とは

秀次郎
在庫回転率とはなんなんですかの。
信太郎
在庫回転率は、商品の仕入から販売に至る過程の速さを示す指標なのじゃ。手元に商品を寝かせてしまっている状況は企業には良くない状態じゃからの。
秀次郎
在庫は怖いからのぉ。運転資金も圧迫するし、在庫は陳腐化していくし倉庫費用も掛かるし…。

 

信太郎
話を戻すぞ。在庫回転率は一定期間内に、企業が保有する平均在庫が販売される回数を示すもので、計算式としては「一定期間の売上高÷一定期間の平均在庫」で求められるのじゃ。呼び名としては、現場の商品管理の立場からは在庫回転率となり、経営層の財務管理の立場からは棚卸資産回転率となるとしておる。細かいことじゃがの。
秀次郎
消費者独占型の、優良商品を取り扱う企業は在庫回転率は早くなるのじゃ。だからこそバフェット氏はこの指標を重要視しているということですな。

 

 

 

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まとめ

信太郎
ひとまずここでまとめようかの。

 

バフェット氏は短期的な情報に惑わされず、寧ろ悪材料が出た際に優良企業(消費者独占型の企業)に投資をし、ここまで資産を形成してきました。

 

Forbsでも報じられている通り、バフェット氏は2018年の世界長者番付でもアマゾンのジェフ・ベゾス氏、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏に次ぐ3位となっており、総資産額を756億ドルから840億ドル(約8兆9000億円)へと増やしています。

 

ベゾス氏が1位に躍り出たことでランキング自体は下がりましたが、それでも巨額の資産を築いたことにも変わりありません。

昨年2位だった著名投資家のウォーレン・バフェットは今年、総資産額を756億ドルから840億ドル(約8兆9000億円)へと増やしたものの、3位に後退した。

(引用:ジェフ・ベゾスが初の首位に フォーブス世界長者番付2018

 

信太郎
凄い金額じゃな。次は具体的に「価格競争型」「消費者独占型」の企業の特徴について解説していくぞ。

 

 

以上、世界有数の投資家:ウォーレン・バフェットの投資概念。相場の捉え方と優良企業を見極める指標、売上高利益率・在庫回転率とは?..でした。

 

【ウォーレン・バフェット特集】「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」から解読する有名投資家の思考。

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2019年6月4日
【賢明なる投資家・ベンジャミン・グレアム特集】バフェット氏の師匠・バリュー投資の父の思考回路を解読。

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2019年6月4日

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しかし、焦って投資を進めてしまうのはおすすめしません。 必ず失敗します。

 

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お金の学校特集

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マネリテ!編集部は東京大学経済学部卒の証券アナリストを中心とした金融知識が豊富なメンバーが株式投資初心者に向けて有益な情報を提供しています。株式投資を行う意義から基本用語、おすすめのネット証券・投資先情報をお伝えするメディアです。日本人の金融リテラシーの向上と明るい未来を目指しています。