株式投資に興味のある人は、まずは書籍をとって株式投資の基礎知識について勉強を開始するかと思います。
学びを進めていく中で、株式投資の中にも様々な投資手法があることに気づくかと思います。
今回は最も短期間で利益を出すことが可能と評判の「デイトレード」に特化して少し、紹介してみたいと思います。
目次
Contents
デイトレードとは?
「デイトレード」は名前の通り1日で取引を始めて、始めた取引を閉じる取引です。
日中に株価の動向を見ながら、値が上昇しそうな銘柄を見つけ株を購入。
下落基調が見えたら売る、といったことを繰り返して利益を短期で積み上げていく手法です。
後述しますが、売りから相場に入る「空売り」という手法も使い収益機会を狙っています。
しかし、近年はリモートワークや時短勤務が導入されるなど、職場環境は変わってきています。
デイトレードに取り組むことができる人は以前より実際に増えているでしょう。
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デイトレードのメリット
概要を説明したところでデイトレードのメリットについて見ていきたいと思います。
相場終了後のニュースに影響されない
デイトレードのメリットは日中に取引を終えることです。
株式市場が15時に閉会してから株価に重大な影響を与える決算発表やプレスリリースが発表されることもあります。
また、世界経済の関連が高まることによって海外の株式市場が日本株にも大きく影響することになりました。
取引時間外に株価を下げるような悪材料がテレビなどメディアにて発表されることがあっても影響を受けることがないことです。
信用取引で大きな利益を獲得できる可能性がある
デイトレードでは信用取引を利用することで大きな利益を狙うことができます。
基本的にデイトレードは「信用取引」で行われます。
■ 信用取引とは:
「現金」や「株式」を担保として証券会社に預け、証券会社から借り入れをして株式を購入したり、株券自体を借りてその株券を売ったりする取引を指します。
空売りは証券会社から借りてきた株を売却して、値下がりしたところで買い戻すことで利益を得る手法です。
空売りを活用することで今から株価が下落すると見込まれる銘柄でも利益を出すことができるのです。
また取引できる金額は最大預けた担保の評価額の約3.3倍まで株式の取引ができます。
通常の取引でも信用取引は利用できます。
しかし、当然レバレッジが掛かっている分リスクが大きい為、相場に張り付いていられるデイトレードでの活用が適切でしょう。
「空売り」を活用し如何なる相場環境でも利益を狙うことができる
株式市場は上昇一辺倒というわけではありません。
上昇する局面もあれば、リーマンショックやコロナショックのように急落する局面もあるのです。
信用取引を利用すれば相場に「売り」から入ることができます。
常に相場に向き合うデイトレードでは「空売り」も活用して利益獲得を狙うことができるのです。
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デイトレードのデメリット
では反対にデメリットについても見ていきましょう。
投資家専業じゃないと難しい
デイトレードはレバレッジをかけて投資をすることもあるため相場を注視して取引を行います。
そのため、日中にサラリーマンの皆様のように本業を抱えている方は難しくなります。
投資家専業で相場に向きあえる人のみが実行できる投資手法なのです。
初心者が行うと大きな損失を被る可能性がある
株価が1日に変動する要因はファンダメンタルではなくテクニカル的な要因です。
ファンダメンタル分析では長期的に収斂する株価を想定することができますが、1日の動きでは適用が難しいのです。
デイトレードに必要なのはテクニカル分析です。
あとでお伝えしますが、テクニカル分析は職人芸のような側面があります。
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デイトレードではテクニカル分析で株価の動きを予想しよう!
「デイトレード」は株を買ってから「数分から数十分」で手放してしまう場合がほとんどです。
投資家の中には「数秒」で手放す人もいます。
デイトレードは通常の投資とは全くの別物なので、必要になってくるものも違ってきます。
ではデイトレードに必要なにはテクニカル分析です。
株価の推移自体には特に大きな意味はありません。
しかし、デイトレーダー達が過去の株価推移であるチャートをみることでチャート自体に意味が出てきます。
人間の心理というのは大体同じようなものなので、過去のチャートパターンから法則性をもった動きをすることがわかっています。
例えば一番有名なものにエリオット波動というものがあります。
株価チャートが波打つように上昇していく時に適切な場所で購入することで大きな利益を狙えるというものです。
その他に様々なテクニカル分析の手法があります。
以下のコンテンツではあらゆるテクニカル分析についてトレーダー監修のもと纏めていますのでご覧いただければと思います。
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取引する銘柄の選定方法は?
デイトレーダーが取引する銘柄には大きく3つの特徴があります。
特徴1.日中に大きな値動きがあること
デイトレーダーは大きな値動きがでる銘柄を探してトレードを行います。
例えば大手の銀行株などは1日の内に大きな値動きはありません。
業績が安定している上に、取引する人も多いので株価が変動しにくいのです。
デイトレードをする方は、そういった銘柄は避けて、東証マザーズなどの値動きの激しい新興市場の株を狙うケースがあります。
特徴2.出来高が大きい銘柄
デイトレードでは一日に何度も注文をしますが、売買する銘柄に自分以外の注文がなければ取引をすることができません。
つまり、売買を繰り返すことができません。
従い、自分以外にもある程度多くの参加者がいる必要があります。つまり出来高が大きい銘柄が好ましくなります。
取引金額の総量のことを出来高と言います。
特徴3.自分に合った値動きをするかどうか
少し特殊ですが、人によってデイトレードで利益をあげられる「得意な」値動きというのは違ってきます。
とにかく値動きの荒い銘柄が好きだという人もいれば、綺麗なチャートを描く銘柄が好きだと言う人もいます。
自分に合っている値動きなのかを経験を積んで知った上で、取引をすすめていくのが良いと思います。
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楽天証券ではデイトレを手数料無料で取引可能!
デイトレードでは売買を繰り返すので取引手数料の低さが重要となってきます。
その点で最もおすすめできるのが楽天証券です。
松井証券もデイトレード用の信用取引は無料です。
ただ、他の「貸株料」や「金利」といった付随費用については、
楽天証券の方が無料となる条件が低く設定されているのも魅力です。
またもうひとつ大きな理由として、信用取引なら一日に何度も同じ銘柄を売買が可能という点です。
現物取引でも同じ日に「トヨタ自動車」の銘柄を取引した後に「日産自動車」の銘柄を取引することは可能です。
しかし、トヨタ自動車の銘柄を「何度も」取引することはできません。
信用取引を利用することで、同日に同じ銘柄を購入することが可能なため、投資家の良好な投資機会を増やすことができるのです。
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まとめ
デイトレードは中・長期などの通常の株取引とは考え方や取引方法が全く違います。
通常の株取引に慣れた人でもデイトレードの全く知識がないままでは上手くいかないことがほとんどです。
しっかりと経験を積む必要があるでしょう。
これからデイトレードに取り組む人は、ここで紹介した知識をもとにぜひ、チャレンジしてみてください。
以上、【デイトレ】短期株式投資手法・デイトレードのコツと限りなくリスクを抑えた株取引・銘柄選定の方法を解説…でした!