【7087】ウィルテックのIPO概要や初値の予想について紹介します。

3月6日に東証2部にウィルテックという会社が上場します。

3月は全部で25銘柄が上場とIPO市場が盛り上がっています。

 

ウィルテックがどういう会社なのか?

上場に向けたスケジュール、初値の予想などについてまとめていきます。

ウィルテックのIPOスケジュール

ウィルテックはSMBC日興証券を主幹事として、東証2部に上場します。

想定されている時価総額は、約77.5億円なので、規模としては中型の案件と言えます。

ブックビルディング期間2月19日(水)~2月26日(水)
市場東証2部
公募価格決定2月27日(木)
購入申し込み期間2月28日(金)~3月4日(水)
上場日3月6日(金)
当選株式数公募888,500株、売り出し900,000株、オーバーアロットメント268,100株
仮条件価格1,100円~1,200円

 

 

各証券会社割当!SMBC日興証券が主幹事

より当選確率を上げるため、どの証券会社が多く株を割り当てられているのかもチェックしておきましょう。

証券会社割当率株数
SMBC日興証券88.71%1,824,400株
SBI証券3.48%71,500株
野村證券2.61%53,600株
大和証券1.74%35,700株
みずほ証券1.74%35,700株
岩井コスモ証券1.74%35,700株

5つの事業概要

ウィルテックは、大きく分けて5つの事業領域から構成されています。

【①技術サービス】

技術者の派遣や技術者育成、開発・設計の受託サービスを行っています。製造業特化型の求人情報サイトなども運営しています。

 

【②製造サービス】

製造請負や製造派遣、製造受託サービスを行っています。

 

【③アフターサービス】

出張修理や持ち込み修理、部材管理、組立検査サービス、コンタクトセンター業務などを全国で展開しています。

 

【④ロボット】

ロボットによる作業効率化や自動化の提案、システムインテグレーション、セットアップ、アフターサービスまで、一括した事業展開をしています。

 

【⑤海外人財活用】

海外人財活用、コンサルティングサービス、教育コンサルティングサービスを展開しています。

具体的には、ベトナムとミャンマーに現地法人を立ち上げています。

現地の大学やローカル企業などと連携してエンジニアの育成事業などを行っています。

その他、障碍者支援事業や、畜産業なども展開しています。

 

派遣事業やロボット事業などは、中長期的には人材不足を背景に伸びしろの大きい分野であると思われます。

しかし、足元の景況感の悪化にともないIPOとしては人気が集まりにくいかもしれません。

 

ウェルテックの上場理由

上場理由については以下の4つが目論見書に記載されています。

5780万円子会社であるデバイス販売テクノ(株)の須賀川工場の移設や設備投資
2億2700万円人事給与システムその他のシステム更新に係る設備投資資金
3400万円マニュファクチャリングサポート事業の機電系技術者派遣事業のロボット関連への設備投資資金
1億3100万円事業拡大のための採用費用など事業を推進する上での経費に充当

 

 

売上高は堅調だがコスト増で純利益は伸び悩む業績

次に業績について見て行きましょう。

平成27年3月平成28年3月平成29年3月平成30年3月平成31年3月
売上高(千円)8,113,3239,760,54610,337,15911,427,83116,022,071
経常利益(千円)285,111392,254410,954499,935626,990
当期純利益(千円)224,986101,006107,196458,272429,847
一株当たり利益(円)47.6221.3822.6996.2383.87

 

※同社は、令和元年10月16日付けで、1株につき5株に株式分割しています。

上記の一株当たり利益は、平成27年3月期の期首に株式分割を行ったと仮定して算出した数字を記載しています。

 

売上高、経常利益については、過去5間右肩上がりに推移しています。

当期純利益についても、前期は13%の減益となっていますが、概ね順調に伸びています。

 

ウィルテックの事業環境としては、自動車関連や半導体製造装置市場が堅調に拡大していること。

IoTやAIなどの分野を中心に需要が伸びていること。

建設関連市場の拡大の恩恵を受けていることなどから、売上高は順調な伸びを見せています。

しかし、東京オリンピックを控えた全国的な人手不足により、人材の採用や定着面でのコストが増加しています。

利益面ではやや苦戦している状況です。

 

【ロックアップ情報】

ウィルテックの大株主や、ロックアップ情報についても確認しておきましょう。

ロックアップとは、鍵をかけることを意味します。

上場する企業は、株式が公開される際、大株主などに対して一定期間持ち株を市場に売却できない契約をするのです。

 

ウィルテックの主な株主とロックアップ期間は下の表のとおりです。

株主名比率ロックアップ期間
小倉 秀司64.74%180日間
(株)RASアセット14.41%180日間
宮城 力(社長)7.05%180日間
野地 恭雄1.51%180日間
西 隆弘1.09%180日間
渡邊 剛1.09%180日間
東 和登0.84%90日間
ウイルテックグループ従業員持株会0.54%
田中 伸也0.25%90日間
水谷 辰雄0.25%90日間

 

ウィルテックの上場後の初値を予想!

ウィルテックの当初目論見書に記載されていた想定価格は1,280円となっていました。

一方で、先日発表された仮条件は1,100~1,200円となっています。

市場の期待度としては、今のところ少し低めという印象です。

 

株価はPER(株価収益率)×EPS(一株当たり利益)で表されます。

ウィルテックの今期EPS予想は、125.11円です。

PERは株価の割安感を示す指標で、同じ業種間で近い数字になることが多いです。同業他社のPERを見て行きましょう。

会社名予想PER
nmsHD8.4倍
日総工産15.9倍
平山11.7倍

 

以上3社を平均すると12倍程度となります。

ウィルテックのIPO時の仮条件での株価は、PERが8.8倍~9.6倍の水準なので、同業他社と比較するとやや割安であると言えます。

仮にウィルテックのPERが12倍で評価された場合、想定される初値は125.11×12=1501.32円となります。

 

まとめ

業績を見てみると、特に半導体製造市場やIoT市場、AI市場の拡大を追い風に順調な拡大を続けてきたことがわかります。

また、コスト管理や業務効率化に向けた投資もしっかりと進めています。

しかし、米中貿易戦争や新型コロナウイルスなどによる世界的な景気の後退が懸念される現在、

相場全体の動きも不安定な情勢です。

製造業の景況感も少しずつ悪化している中で、関連企業においても資金が集まりにくい状況となっています。

仮条件も当初想定されていた1,280円を下回る水準に設定されており、あまり上値は期待できないかもしれません。

ただし、PERの面では同業他社に比べて低く割安な株価です。

上場当初に大きな利益が出なくても会社自体を応援したいという方は買ってみるのもいいかもしれません。

 

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2020年2月2日

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