タイについては成長活力が高い東南アジアの国の一つで現在国としては停滞してますが毎年4%程度の成長を実現しています。
本日はタイの株式投資の本題として以下の順でお伝えしていきたいと思います。
- フィリピンの株価指数の推移と見通し
- フィリピンのおすすめ銘柄3選
- フィリピン株の購入方法
Contents
代表的株価指数であるSET指数の推移と見通し
個別株で魅力的な銘柄を探すのも重要ですが、タイの株式市場の全体感をみるためには株価指数をみることが重要となってきます。
SET指数とは?直近10年間の値動きを確認する
日本でいうTOPIXにあたる指数がタイにも存在します。
タイの代表的な指数はSET指数といわれるものでタイ証券取引所に上場される全銘柄の時価総額加重平均指数です。
フィリピン総合指数は1975年4月30日を基準日として、その日の指数値を100として算出がスタートされています。
以下はSET指数の10年間の値動きですが非常に堅調な値動きをしていることが見て取れますね。
直近は世界の同時株安の影響を受けて軟調な動きになっており株価指数は小康状態を続けています。
タイ株は現在のPERは15倍台と新興国にしては割安な水準で仕込みやすいレベルにあるといえるでしょう。
SET指数に連動する商品はNFタイ株式SET50指数(1559)
SET指数に連動する商品を購入したい方はNEXT FUND タイ株式SET50指数(1559)がおすすめです。。
NFタイ株式SET50指数は投資信託ではなくETFで楽天証券で購入することができます。
同ETFが連動を目指すのはSET指数に組み入れられている上位50銘柄の時価総額加重平均指数です。
それではNEXT FUND タイ株式SET50指数(1559)の購入方法について楽天証券を例にしていていきましょう。
楽天証券でのNF タイ株式SET50指数(1559)の購入方法
では楽天証券を例にNF タイ株式SET50指数(1559)の購入方法についてみていきたいと思います。
まず口座保有の方はログインしてください。
口座をまだ保有していないという方は以下参考にしてみてください。
楽天証券にログインされたらまずは『海外ETF』→ 『海外ETF取扱銘柄一覧』の順にクリックしてください。
次にETFのスクリーニング画面を下にスクロールしてタイにクリックをしてください。
その後、上にスクロールしてデフォルトではチェックが入っていない、国内市場をクリックして『この条件で検索』をクリックするとNEXT FUNDS タイ株式SET50指数連動型上場投信がでてきます。
あとは通常通りクリックして購入していくだけとなります。
それではいよいよタイのおすすめ個別銘柄に移っていきたいと思います。
タイのおすすめ株①:セブンイレブンを運営する『CPオール(CP ALL PCL)』
CPオールはタイにおいて『7-Eleven』商標のコンビニの運営に従事する唯一の業者でタイ国内の所得の上昇に伴って業績を拡大している企業です。
CPオールの業績は右肩上がり
以下は2014年からの業績推移ですが、売上高、営業利益、純利益共に右肩あがりなことが見て取れますね。
またROEは安定して25%とバフェットが好む水準の効率的な運営が行われています。
今後もタイの国内消費水準が上昇するにつれて利益が拡張していくことが見込まれるといえるでしょう。
CPオールの配当利回りは増配基調
CPオールは増配基調ではありますが配当利回りは決して高くありません。
しかし、成長企業においては配当金をだすよりも自社の成長に投資をする方が効率がよいので配当金が低いのは寧ろポジティブに捉えるべきでしょう。
低いとおもわれる配当金も2011年時点の株価20バーツで投資を行えていれば現時点1.2バーツでの配当は6%となるので高くなります。
CPオールの株価推移と割安度
以下は過去10年間のCPオールの株価推移です。
利益の上昇に伴い順調に株価も続伸していますね。
利益も上昇し株価も上昇しているのでPERは一貫して30倍程度で安定しています。
利益があがれば素直に上昇する株ですのでタイの成長に賭けるという意味では最適な銘柄といえるでしょう。
タイのおすすめ株②:三菱UFJ銀行の連結子会社『アユタヤ銀行』
アユタヤ銀行は三菱UFJ銀行が2013年に買収したことで有名なタイの大手銀行です。
アユタヤ銀行は業績が堅調でなおかつ割安という点が魅力的なタイを代表する商業銀行の一つです。
アユタヤ銀行の堅調な業績推移
以下はアユタヤ銀行の1株あたり利益であるEPSと1株あたり純資産BPSの推移です。
株価= EPS × PER で算出されるため、EPSの増加は直接的な利益の増加要因となります。
アユタヤ銀行の配当利回りは安定して高い水準
アユタヤ銀行の配当水準は安定しており、タイの銘柄群の中では高めの3%を設定しています。
安定したキャッシュフローを生み出していることを意味していますね。
利益に対して株価上昇が緩やかなため割安水準!
以下はアユタヤ銀行の過去10年の株価推移です。
一時2015年に異常な上昇を見せていることを除いては緩やかに株価は上昇していることが見て取れます。
しかし株価上昇は利益上昇に比べて穏やかであるため、以下のようにPERは下落基調で割安度は増しています。
今がお買い得な状況の魅力的な銘柄であるということが出来るでしょう。
タイのおすすめ株③:交通網の発展を担う『バンコクエクスプレス・アンド・メトロ』
バンコクエクスプレス・アンド・メトロは高速道路の建設・運営と大量高速輸送期間システム事業の管理・運営に従事する企業です。
今後発展途上国のタイの交通網は整備されていくことは必至で、シー・ラット高速道路、Udon Ratthaya高速道路、バンコク外環環状道路のの建設を担当しています。
バンコクエスクプレス・アンド・メトロの業績推移
直近の純利益は減少していますが売上高自体は増加しており成長軌道は維持しています。
今後も成長軌道はプロジェクトの進捗に伴い継続していくでしょう。
バンコクエスクプレス・アンド・メトロの配当金の水準
配当金についてはCPオール同様増加基調ですが、成長企業ということもあり配当利回りは左程高くなく事業への投資に回していることが見て取れます。
株価水準は割安ではないが長期投資先として有望
バンコクエキスプレス・アンド・メトロは2016年に上場しておりまずので2016年からの株価推移をご覧ください。
利益水準と相反するように増加しているのは同社への期待の表れであるということができるでしょう。
一方株価の上昇に利益は上昇していないので若干割高水準になっていますが、押しを拾うことで長期的に大きな利益を獲得することができるようになるでしょう。
タイ株の購入方法・買い方
タイのおすすめ個別株について紹介してきました。
では日本にいながらタイ株をどのように購入するのかをタイ株の取り扱いがある楽天証券を例に説明していきたいと思います。
まず楽天証券にログインして、『海外株式』→『アセアン株式』→『タイ株式銘柄一覧』とします。
すると次の画面では購入できるタイ株個別銘柄が一覧に並んでいます。
まとめ
タイは日本のネット証券から直接個別株や指数に連動するETFを購入できる魅力的なASEAN新興国です。
【タイ株式市場全体に投資したい方】
タイの代表的な株価指数SET指数の大型50銘柄のSET50指数に連動するNEXT FUNDS タイ株式SET50指数(1559)がおすすめ。
【有望な個別株】
タイの成長を取り込むことができる銘柄として以下の三銘柄がおすすめ
小売業界:CPオール
銀行業界:アユタヤ銀行
インフラ:バンコクエキスプレス・アンド・メトロ
日本だけでなく世界に目を向けて投資していきましょう!