節税を行いながら老後の資金を貯えるための手段として「iDeCo(個人型確定拠出年金)」が注目されています。
iDeCoをわかりやすく紹介する書籍は多数出版されています。
その中から特におすすめできる本をピックアップして中身を紹介していきます。
近年では、iDeCo含む資産運用セミナーも多数開催されておりますので、iDeCoを学ぶ選択肢として検討してみましょう。
目次
Contents
図解知識ゼロから始めるiDeCo(個人型確定拠出年金)の入門書
「図解 知識ゼロからはじめるiDeCo(個人型確定拠出年金)の入門書」は、確定拠出年金アナリストの大江加代さんと、経済コラムニストとして活躍する大江英樹さんの共著。
2018年1月に出版されました。
iDeCoに関する基礎知識がわかりやすく紹介されています。
- 手続の仕方や選び方
- 運用方法
- 受け取り方
- 困ったときの対処法
タイトルでも紹介されている通り、文章だけではなく図解で説明されている部分が多くなっています。
パラパラとページをめくっているだけでも要点を理解することが可能です。
iDeCoの情報はインターネットなどでも詳しく紹介されています。
iDeCoを一切知らないという方はもちろんですが、
ある程度知っているという方がおさらいのために購入するための本としてもおすすめです。
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知らなきゃもったいない確定拠出年金 2019~2020年版
「知らなきゃもったいない確定拠出年金 2019~2020年版: D検2・3級対応公式テキスト」は、一般社団法人確定拠出年金推進協会が出版している書籍。
2019年8月に発売された2019~2020年版が2020年2月現在で最新となっています。
シンプルで真面目なタイトルと表紙ですが、
実はDeCoPA(一般社団法人確定拠出年金推進協会)が運営する「DC検定」で使用される公式テキストに指定されている注目すべき書籍です。
iDeCoが人気を高めている理由から、運用で得られるメリット、具体的な運用手順までが詳しく解説されています。
入門編としての色合いが濃い本となっています。
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はじめての確定拠出年金(日経文庫)
「はじめての確定拠出年金 (日経文庫)」は、日本経済新聞社で解説員を務め、上級ファイナンシャルプランナーとしての資格も持つ田村正之さんによる著書。
2016年10月に出版されました。
「老後貧乏を防ぐ」というテーマが設定されております。
老後資金を940万円上積みするためにiDeCoをフル活用する方法をわかりやすく紹介しています。
つまずいてしまうことが多いiDeCoへの加入方法について特に詳しく記されている書籍です。
iDeCoを運用する上でもう一つのカギとなる「受け取り方」にも詳しく迫っております。
損をしない運用を目指す上で欠かせない情報が揃っています。
日経が出版している書籍らしく、iDeCoが抱える今後の課題などのコラムも充実しています。
アナリストによる独自の視点からiDeCoの本質を理解できる本としても人気です。
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確定拠出年金完全ガイド(100%ムックシリーズ)
「【完全ガイドシリーズ241】確定拠出年金完全ガイド (100%ムックシリーズ)」は、出版社である晋遊舎が2018年3月に出版した書籍。
同社の看板商品として知られる100%ムックシリーズの一つとして販売されています。
iDeCoとは何なのか、口座開設にはどんな手順が必要なのか?
どんな点に注意しなければならないのか?
など、多くの情報が事細かに解説された書籍です。
この本ならではの特徴になっているのが、投資戦略を年代別で紹介しています。
それぞれのライフステージに合った知識を身に付けることができます。
プロ目線で本当におすすめできる投資信託だけを紹介している点も魅力といえるでしょう。
ムック本であることから写真が多く、カラフルな配色が施されています。
雑誌感覚で気軽に読めるiDeCoの本を探している方も要注目です。
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得する確定拠出年金 元国税庁調査官が明かす最強の財テク術
「元国税調査官が明かす【最強の財テク術】 得する確定拠出年金」は、元国税庁の法人税担当調査官として10年間勤め上げたキャリア。
そして、現在は経営コンサルタントとして活躍する大村大次郎さんによる2016年10月発売の著書です。
著者ならではの知識や経験を生かした節税術がわかりやすく解説されています。
本を参考にしながらiDeCoを使った「三重の節税」を目指すことができます。
サラリーマンや主婦に向けた書籍が多い中で、こちらでは自営業やフリーターの方に向けたiDeCoの活用方法が紹介されています。
「確定拠出年金のモデルケース」ではiDeCoを使うとどういった人物がどのような恩恵を受けられるのかといった情報も詳しく紹介されています。
また、月5,000円からという明確な予算を打ち出して運用法を解説しています。
多くの予算を用意することが難しいという方も参考にできるでしょう。
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ズボラな人のための確定拠出年金入門
「ズボラな人のための確定拠出年金入門」は、ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士、産業カウンセラーの肩書を持つ経済エッセイストの井戸美枝さんによる著書。
2016年10月に出版されました。
お金には無頓着で面倒なことは苦手だという「ズボラ」な方に向けて作られた本です。
わかりやすさという面で上位に位置するおすすめの書籍です。
内容は超初心者向けから中級以上向けにまで区分けされています。
理解度が深まったと自覚できた段階で次のステップに進むという読み方を選んでも良いでしょう。
これからiDeCoを始める方はもちろん、既にiDeCoを始めている方も、
今よりも得ができる投資法を理解しやすい作りになっている点も評価できます。
働き方と老後リスク別で見やすい最適ポートフォリオ集も付属しています。
最低限の知識を備えたらすぐにでも資産運用に移行することが可能です。
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漫画で簡単!女性のための個人型確定拠出年金の入り方
「マンガで簡単! 女性のための個人型確定拠出年金の入り方」は、FPアソシエイツ&コンサルティング代表取締役の神戸孝さんと、漫画家の小久ヒロさんが共同で執筆した書籍。
2017年3月に出版されました。
文字ばかりを見つめるのが苦手な方でも難なくiDeCoを学ぶことができます。
内容も充実しており、iDeCoがどんな制度かを理解するための章や、メリットを紹介する章、そして何を選ぶべきか解説する章をチェックすることが可能です。
最終章では、本を見ながら実際に申し込み書類を書ける項目も用意されています。
役所に提出するような書類を書くのが苦手という方も参考にできます。
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シンプルにわかる確定拠出年金(角川新書)
「シンプルにわかる確定拠出年金 (角川新書)」は、楽天証券経済研究所で客員研究員として活動する山崎元さんの著書。
2017年6月に角川新書として発売されました。
この本では、iDeCoに厚生年金を組み合わせることによる資産形成術が詳しく記されています。
誰もが理解しやすいようなシンプルな内容に仕上げられています。
金融のプロである著者が余すところなくiDeCoの真実を伝えた本として評価されています。
専門家の本音を知りたいという方にとって打ってつけです。
iDeCoという制度そのものの捉え方から、商品の選び方に至るまで、
「正しくてシンプルな運用方法」が紹介された注目の一冊といえます。
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はじめての確定拠出年金投資
「はじめての確定拠出年金投資」は、大江英樹氏の著書で経済に関連する書籍や雑誌を販売することで知られている東洋経済新報社が出版元です。
2016年6月10日に販売されています。
Amazonでは61%の購入者が星5つという評価を下しており、星2つ以下という評価は1つもありません。
iDeCo関連本の中では特に歴史の深い書籍でもあります。
一般会社員や公務員に向けた記述だけではありません。
自営業者が退職金や年金を作るための方法としてもiDeCoの制度について言及しています。
iDeCoを始めるための方法はもちろん、運用の方法やリスク管理、もらうタイミングについても触れられています。
包括的にiDeCoを学ぶことが可能です。
表やグラフが適所に配置されているため文章も見やすく、制度に関する情報を一切ご存知ない方でも理解を深めることができます。
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5,000円から始める確定拠出年金
「5,000円から始める確定拠出年金」は、早稲田大学大学院ファイナンス研究科出身であり、現在はプルーデント・ジャパン株式会社の代表取締役を務めている瀧川茂一氏が著者です。
2017年1月30日に販売されました。
低予算でもやり繰りすればiDeCoで得ができることを実証するための本として評判になりました。
Amazonでは全体の63%が星5つという評価を下しています。
初心者でも理解しやすいように柔らかい表現が多用されているといった評価も見受けられます。
制度の説明から商品の選び方など、iDeCoに関する基本的な情報を記載している点は他の書籍と同等です。
大きく異なるのは低予算をテーマに据えている点です。
月々5,000円という一般家庭でもやり繰りが可能と考えられる具体的な予算を使い、
どの程度の貯蓄ができるのかを本を通じて考えることができます。
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“税金ゼロ”でお得すぎ! iDeCoとつみたてNISAにダブル投資入門
「“税金ゼロ”でお得すぎ! iDeCoとつみたてNISAにダブル投資入門 (扶桑社ムック)」は、この本は上で「ズボラな人のための確定拠出年金入門」の著者である井戸美枝氏と、セゾン投信株式会社代表取締役社長の中野晴啓氏の共著となっています。
2018年11月29日に販売された書籍であり、ムック形式で手に取りやすく、読みやすい本として評価されています。
現在の生活から定年後のイメージをすることから始まります。
具体的な将来を想像し、貯蓄を生み出す心構えの段階から養ってくれる書籍に仕上げられています。
iDeCoのみならず、つみたてNISAに関する記述もあり、実際に投資を行った人物の体験談も載るなど見所が満載です。
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まとめ
iDeCoについて詳しく、わかりやすく紹介した書籍を紹介してきました。
数々の専門家がそれぞれの視点で初心者に向けて、制度の解説や紹介を行っています。
文字が並んだ書籍だけではなく、漫画やムック本などさまざまな形式で関連本が出版されています。
特に見やすそうだと感じた一冊を手に取ってみましょう。
近年では、iDeCoをメインとしたセミナーも多数開催されておりますので、iDeCoを学ぶ選択肢として検討してみましょう。
以上、iDeCo(確定拠出年金)のおすすめの本はどれ?多くの書籍の中から11冊を厳選して中身を紹介!…でした。