専門的で縁遠い世界のように感じる「金融」の話題。
実際は、私たちの生活にも深く関与する話題であるため、理解できている人といない人とでは損得がわかれてしまいがちです。
そこで今回は、「金融(=お金)」を理解する上で価値ある書籍を取り上げ、内容についても紹介していきます。
この機会に書籍を購入し、見識を広げるための処方箋として活用しましょう。
最近では、基本的な金融知識含む、資産運用の本質を短時間で学べるオンライン動画セミナー(ウェビナー)も流行しております。
在宅視聴可能で気軽に参加できるものも多いので、参考にしてみてくださいね。
目次
Contents
金融の世界史:バブルと戦争と株式市場
「金融の世界史: バブルと戦争と株式市場 (新潮選書)」は、金融は世界にどのような影響を及ぼすのかという点を歴史から学び、今後に生かすための書籍です。
金融は戦争時のリスクとしてのみ考えられがちです。
しかし、実は戦争によって株式や債券といったシステムが確立されていったという興味深い説に触れることもできます。
成長を続ける資本主義社会の中で、なぜデフレやインフレ、バブルが繰り返されるのかなど、
金融が与える世界経済への影響を知るためにも活用しやすい書籍といえるでしょう。
専門用語が頻繁に登場するため、素人が理解しやすい内容とは言い切れません。
ただ、人類史や戦争史から金融や経済を学ぶことができる珍しい本であることは間違いありません。
金融の過去を知り、近未来に起きる可能性のある諸問題を予測し、
有効な投資に転用するための知識を蓄えていく上でも、貴重な価値を持っています。
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図解金融入門 基本と常識
「図解 金融入門 基本と常識」は、スキラージャパン株式会社取締役である伊藤亮太さんの著書。
証券外務員資格などを保有している伊藤さんの解説を受け、金融の基礎を詳しく学ぶことができます。
文章がわかりやすいだけではなく、図や表、イラストを多用した書籍になっています。
金融の知識が全くないという方でもすんなりと情報を落とし込める内容です。
これまでに聞いたことはあっても、どんな意味なのか理解できていなかった専門用語も随所で使用されます。
その意味も解説されているので、ビジネスマンには必携といえるでしょう。
入門書としても、教科書としても活用できるという評価もあります。
金融オンチからの脱却を図りたいという方にとっては見過ごすことのできない一冊です。
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〜コラム〜セミナーで金融知識を学ぶという選択肢
このコンテンツでは、金融についての基礎知識を学ぶにあたっての良書を紹介していますが、学ぶ方法は書籍だけではありません。
本で学びつつも、外から情報を仕入れ、様々な角度から知識を定着させていくことをおすすめします。
金融知識を学ぶには、最初は難しい単語が多く、辛くなってしまうこともあります。
そこで、「資産運用セミナー」の選択肢を考えてみましょう。
金融知識を身に付ける理由が、自身の資産形成を成功させることではない場合、この選択肢は当てはまりません。
しかし、当てはまるのであれば、資産運用の知識と同時に金融知識を高めていくほうが確実に効率が良いです。
セミナーでは本では得られない、トレンドに沿った事例を交えての説明がなされるため、自身の知識欲も高まるものです。
以下のコンテンツで、優良なセミナーを詳細にレビューしておりますので、一つの選択肢として、参考にしてみてくださいね。
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図解ポケット 金融用語がよくわかる本
「図解ポケット 金融用語がよくわかる本」は、金融の世界には数々の専門用語があり、日常ではあまり使わない言葉を理解することは困難です。
しかし、知らなければビジネスの世界でハンディキャップを背負うことになります。
金融用語をゼロから学びたいという方に人気なのがこちらの本です。
合計350を超える金融で重要な専門用語がわかりやすく解説されているところが人気の秘密です。
過去に4版が発行されていますが、現行の書籍では古くなった用語と最新の用語が入れ替えられております。
現代でも通用する内容にアップデートされています。
著者のユーモアセンスにも定評があり、思わず笑ってしまうような一言コメントも添付されています。
リラックスして学びたいという方にも向いているでしょう。
日常やビジネスのために専門用語を勉強したいという方はもちろん、
金融や証券に関連する試験を受ける予定があるという方にも、こちらがおすすめです。
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カラー図解でわかる金融工学「超」入門
「カラー図解でわかる金融工学「超」入門 投資のプロがやさしく教えるデリバティブ&リスク管理の考え方 (サイエンス・アイ新書)」は、シグマインベストメントスクールの学長で、多数の著書を持ち、セミナー開催歴も豊富な田淵直也さんが解説。
そして、にしかわたくさんのイラストが加わった入門書です。
金融に数学的な要素を追加した金融工学からはデリバティブと呼ばれる金融商品の価値や価格を決めるまでの流れがわかります。
リスク管理の原則にも応用できる学問です。
投資を実践している方にとっても、この本から学んだ知識を実践の場で生かせるでしょう。
金融工学に関する基本的な情報がベースとはいえ、専門的な内容に不安を抱える方も多いです。
しかし、本書では随所で図解が用いられており、丁寧な解説が行われています。
目に入りやすいようにカラー化もされています。
集中力を消耗することもありませんし、リラックスタイムに読む本としても十分に耐えられる内容です。
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池上彰のやさしい経済学(1)しくみがわかる
「池上彰のやさしい経済学 (1) しくみがわかる (日経ビジネス人文庫)」は、講義のわかりやすさに定評がある池上彰さんの書籍です。
池上さんによる白熱した授業の熱気をそのままに残し、書籍化させたファン待望の一冊です。
普段はぼんやりと眺めることが多い金融や経済に関するニュースです。
しかし、この本を読むことで基礎的な知識が身に付き報道の内容を深く理解できるようになります。
シリーズの第一作となる「しくみがわかる」で取り上げられているテーマは、
貨幣の誕生といった歴史的な話題から、「インフレとデフレ」に至るまで実にさまざまです。
現在の日本を取り巻く問題を筆頭に、世界で渦巻いている問題までが細かく紹介されています。
そのコアとなっている要素を知ることで見識を広げられます。
池上さん自身の解説能力についてはあえてここで触れるまでもありません。
しかし、芸術系の学生を対象に行った講義を基に作られた本なので、金融初心者の方にこそ適しています。
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お父さんが教える 13歳からの金融入門
「お父さんが教える 13歳からの金融入門」は、デヴィッド・ビアンキさんによる著書。
アメリカの中高生が実際に学んでいる金融の内容を紹介する内容であり、これまでに5万部以上の売上を誇るベストセラーです。
ユーロとドルの関係性をはじめ、ヘッジファンドとは何なのか、ビットコインとはどう向き合うべきなのかなど、
グローバルな視点に立った勉強ができる点が特徴です。
海外からの視点でありながら、本書はもちろん日本語に翻訳されています。
わかりやすいイラストまで添付されており、どの国の人にもわかる内容に仕上げられています。
内容は1章から16章まで細かくわけられています。
一つの章を集中的に学び、理解できたら次の章に進むという学び方もしやすい書籍です。
お金に関するさまざまな情報が掲載されており、
お金の稼ぎ方やお金を増やすための分析方法、投資方法、そして不労所得の鍵を握る「金利」にも触れられています。
プラスの要素だけではなく「お金を借りる」「お金の支払い方」「税金」など支出に関する情報も満載です。
現代社会を賢く生きるためのヒントに触れられる書籍です。
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No.1エコノミストが書いた世界一わかりやすい為替の本
株価を変動させる巨大な要素の一つとしても知らなければならないのが為替です。
そんな為替について、実力派のエコノミストである上野泰也さんが細かく解説した為替入門の決定版。
それが「No.1エコノミストが書いた世界一わかりやすい為替の本」です。
この本では、なぜ為替が我々の生活にとって重要なのかという解説から、経済が為替を動かす仕組みや、為替が経済とリンクする理由などを理解できます。
外国為替相場を誰が動かしているのかを知ることができます。
学生やビジネスパーソンだけではなく、投資家にとっても注目すべき情報が詰め込まれた一冊です。
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まとめ
金融に関連する書籍の中から、内容がわかりやすいものや、人生や投資に生かせるものを中心に7つご紹介しました。
金融はさまざまなジャンルに分かれる学問です。
本を頼りに全体像を把握することも重要ですが、学びたい分野に特化した書籍を見つけることも重視しましょう。
勉強をする時間を確保することも難しく、できるだけ効率的に金融知識が学びたい方は「お金の学校」もおすすめです。
以下のコンテンツで紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
以上、金融のおすすめ本はこれ!基本用語本から大物学者の著書まで7冊を紹介。…でした。