※3月19日時点で上場中止となっています。
アイキューブドシステムズは4月7日に上場予定のIPO銘柄です。
アイキューブドシステムズは 法人向けにモバイルデバイスの管理サービスを提供しています。
この記事では【4495】アイキューブドシステムズのIPO情報を紹介します。
スケジュールや初値予想などのIPO情報や事業内容、業績などを紹介しますのでぜひ参考にしてください。
Contents
アイキューブドシステムズのIPOスケジュール
アイキューブドシステムズのIPOスケジュールは以下の通りです。
ブックビルディング期間 | 3月23日(月)~3月26日(木) |
市場 | マザーズ |
公募価格決定日 | 3月27日(金) |
購入申し込み期間 | 3月30日(月)~4月2日(木) |
上場予定日 | 4月7日(火) |
当選株式数 | 897,900株(内訳 公募100,000株 売出797,900株) |
オーバーアロットメントによる売出 | 117,100株 |
想定価格 | 2,990円 |
仮条件価格 | 未定 |
公募価格 | 3月27日(金)発表 |
主幹事は野村証券!SBI証券でも取引可能
証券会社 | 株式数 | 割当率 |
野村証券(主幹事) | ||
大和証券 | ||
三菱UFJモルガンスタンレー証券 | ||
SBI証券 | ||
マネックス証券 | ||
西日本シティTT証券 | ||
岡三証券 | ||
岩井コスモ証券 |
※各証券会社の割当株式数は現時点で未定。
主幹事は野村証券です。
主幹事は割当株式数が圧倒的に多いので、IPO当選確率を高めるなら主幹事証券からの申込みは必須になります。
アイキューブドシステムズの会社概要
会社名 | アイキューブドシステムズ |
コード番号 | 4495(マザーズ) |
設立 | 1982 年 8 月 7 日 |
資本金 | 100,000 千円 |
本社住所 | 福岡市中央区天神四丁目 1 番 37 号 |
代表 | 代表取締役社長兼 CEO 佐々木 勉 |
事業内容 | 法人向けモバイルデバイス管理サービスの提供 |
従業員数 | 61名 |
アイキューブドシステムズの事業内容
アイキューブドシステムズは法人向けモバイルデバイス管理サービスの提供をしている会社です。
主な事業内容は以下の2つに分類されます。
・CLOMOサービス
・SECURED APPsサービス
具体的な事業内容を確認していきましょう。
CLOMOサービス
CLOMOサービスは高度な管理機能を幅広くモバイル端末等に提供するサービスです。
具体的には、企業・学校法人などで使用する多数のタブレットなどを一元管理して運用するサービスを提供しています。
例えば、各端末の利用状況がリアルタイムに把握できる機能や情報漏洩対策機能などです。
SECURED APPsサービス
SECURED APPsサービスは企業向けのモバイルアプリケーションを提供しています。
セキュリティとアプリケーションの使い勝手を両立させている点が特徴です。
働き方改革の課題となっているリモートワークへの活用が期待されるサービスとなっています。
ブラウザ・メール・スケジュール・アドレス帳・ファイル共有の5つのアプリケーションが提供可能なサービスです。
IPOにより得る手取金の使途は設備資金、運転資金に充てる予定
アイキューブドシステムズがIPOにより得る資金は手取り概算で266,580千円です。
第三者割当増資で得られる手取り概算額は322,118千円となっています。
これらの資金については設備資金や運転資金に充当する予定です。
具体的な資金の使途は以下の通りとなっています。
・ソフトウェア開発費(277,131千円)
・開発拠点の新設費(20,000千円)
・業務効率の改善費(152,197千円)
・教育訓練費(47,109千円)
・広告宣伝費(80,260千円)
・支払家賃(12,000千円)
アイキューブドシステムズの業績
ここではアイキューブドシステムズの業績を有価証券報告書で確認していきます。
まずは売上高の推移です。
売上高は右肩上がりに成長
売上高(千円) | |
2015年6月 | 625,017 |
2016年6月 | 765,210 |
2017年6月 | 976,500 |
2018年6月 | 1,160,320 |
2019年6月 | 1,399,288 |
売上高は右肩上がりに成長しています。
2015年6月期に比べて2019年6月期の売上高は2倍以上です。
つづいて、アイキューブドシステムズの経常利益を確認していきましょう。
経常利益は2017年6月期に黒字転換後、増益を続ける
経常利益(千円) | |
2015年6月 | △226,557 |
2016年6月 | △80,527 |
2017年6月 | 76,920 |
2018年6月 | 116,055 |
2019年6月 | 247,415 |
経常利益は、2015年6月期・2016年6月期は赤字を計上しています。
2017年6月期に黒字転換し、その後は増益基調です。
売上高の上昇とともに成長していることがわかります。
アイキューブドシステムズのロックアップ情報
アイキューブドシステムズの上位株主の保有比率、ロックアップ情報は以下の通りです。
株主 | 保有比率 | ロックアップ期間 |
佐々木勉 | 52.27% | 90日間 |
ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合 | 16.72% | 90日間 |
畑中洋亮 | 9.87% | 90日間 |
TNP中小企業・ベンチャー企業成長応援投資事業有限責任組合 | 3.86% | 90日間 |
NCB九州活性化投資事業有限責任組合 | 3.86% | 90日間 |
蓑宮武夫 | 2.21% | 90日間 |
平強 | 1.93% | 90日間 |
(株)ジャフコ | 1.29% | 90日間 |
大野尚 | 1.16% | 90日間 |
ビッグ・フィールド・マネージメント(株) | 1.16% | 90日間 |
アイキューブドシステムズは第1位株主~第10位株主全てに90日間のロックアップが設定されています。
ロックアップ期間中は、保有する株を売却することはできません。
ロックアップは上場と同時に大株主が株を売却し、株価が暴落しないように取られている対策です。
IPO銘柄は特に需給によって株価が大きく変動しますので、ロックアップ情報は必ず確認しましょう。
アイキューブドシステムズの初値予想
アイキューブドシステムズは売上高、経常利益ともに順調に成長しています。
業務もリモートワークやクラウドなどテーマ性が高く注目を集めるIPOとなりそうです。
前期のEPSは36.64円です。
今期のEPSは第2四半期時点で39.26円となっています。
第3四半期以降も第2四半期までと同様の利益になると想定すると今期のEPSは78.52円です。
IPOにより100,000株の公募があり、発行済総株式数の増加を加味すると今期の予想EPSは76.98円となります。
EPS76.98円という数字と同業者のPERから初値を予想してみます。
アイキューブドシステムズと同様のテレワーク関連企業と比較してみます。
比較するのは以下の3社です。
【3565】アセンテック
【3681】ブイキューブ
【3694】オプティム
企業名 | PER |
【3565】アセンテック | 44.37 |
【3681】ブイキューブ | 68.74 |
【3694】オプティム | 240 |
PER平均 | 117.7倍 |
EPS 76.98円×PER117.7倍=9,060円 となります。
まとめ
アイキューブドシステムズはモバイルデバイスの管理サービスなどを行う企業です。
テレワーク関連、クラウド関連企業として人気を集めることが予想されます。
コロナウイルスの影響で市場は混乱していますが、注目のIPOとなりそうな銘柄です。
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