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Contents
有名投資家・ベンジャミングレアムの思考
基本的に、投資は分析を行い、理論に基づくものです。
対して、投機はギャンブルのように運に任せたものと認知されています。
楽天証券経済研究所では、資産形成を含めて以下のような見解を出しています。
投資 | 詳細な分析・理論に基づき、元本の安全性を守りつつ、かつ適正な収益を得るような行動 |
投機 | 上記投資以外の取引、理論がない |
加えて、グレアム氏は投資家の種類を「防衛的投資家」・「積極的投資家」の2つに分けています。
コンテンツ内では詳しく両者の違いと、投資家が取るべき戦略を解説しています。
上記コンテンツでは積極的投資家の取るべき投資戦略を詳しく掘り下げています。
続いて、以下のコンテンツでは「防衛的投資家」が取るべき戦略(株式と債券の適正な割合)を紹介しています。
また、上記のコンテンツの内容を踏まえ、「インフレーション」と「企業収益」の相関性についてのベンジャミン・グレアム氏の考え方を以下では紹介しています。
大前提として、ベンジャミン・グレアム氏はインフレと企業収益(利益率)の相関性は低いと結論づけています。
グレアム氏は企業収益の増加はインフレによるものではなく、稼ぎ出して「利益」の「再投資」を継続しているからであるとしています。
そんなグレアム氏が考える、米国の株価上昇の要因なども含めて解説していますので参考にしてみてください。
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グレアム氏が提唱するバリュー株(ネットネット株)投資
上記のコンテンツでは、グレアム氏は「積極的投資家」は市場平均以上の利益、オーバーパフォームを得ることを目的とした投資家を指すという内容となっています。
その積極的投資家に対しては、市場平均を超える成績を残すことを希望しているにも関わらず、グロース株投資ではなく、バリュー株投資を勧めています。
コンテンツ内ではグレアム氏がグロース株を否定している点、どのようにバリュー投資を進めていくべきかを詳しく解説していますので参考にしてみてください。
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グレアム氏のネットネット株の探し方
ある程度、株式投資を経験している方は、「ネットネット株」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
「ネットネット株」はベンジャミン・グレアム氏が紹介した一つの投資手法の一つです。
そのネットネット株で、ベンジャミン・グレアム氏が設立したヘッジファンドである「グレアム・ニューマン社」は卓越したパフォーマンスを残していたのです。
ネットネット株とは、「正味流動資産株」としてベンジャミン・グレアム氏の著書・賢明なる投資家(第15章積極的投資家の株式銘柄選択)で紹介されています。
正味流動資産のみを考えた簿価よりも安い価格で買える株をなるべく多く取得する。我々が買い付けた銘柄のほとんどは、この「スリム化された」資産価値の三分の二以下の価格で入手したものである。
コンテンツ内では個人が株式投資をする上でも応用可能なこのネットネット株の探し方、そしてその欠点について、詳しく解説していきます。
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グレアム氏が比喩するミスターマーケットの正体
「ミスターマーケット」とは、ベンジャミン・グレアム氏が株式市場における情緒不安定なパートナーであるとし、ミスターマーケットという名を付けました。
この項目の締めくくりとして、例え話をしよう。ある個人企業に一〇〇〇ドルの出資をしていると想像してほしい。
共同出資者の一人には、ミスター・マーケットという名の非常に世話好きな男がいる。
彼は、あなたの持ち分の現在価値に関する自分の考えを毎日教えてくれ、さらにはその価格であなたの持ち分を買い取ってもいいし、同じ単位価格で自分の持ち分を分けてもいいと言ってくる。
彼の価値評価が、企業成長やあなた自身が考える将来性に見合っており、適切なものに思えるときもあるだろう。
その反面、ミスター・マーケットはしばしば理性を失い、あなたには彼が常軌を逸した価格を提示しているように思えることもある。
(引用:賢明なる投資家)
グレアム氏は「ミスターマーケット」を投資家の共同出資者であり、「世話好き」「しばしば理性を失う」パートナーであるとしています。
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まとめ
以上、【賢明なる投資家・ベンジャミン・グレアム特集】バフェット氏の師匠・バリュー投資の父の思考回路を解読。…の話題でした。