「ソーシャルレンディング」は高い分配金を得られると現在注目を集めている投資手法です。
今回、ご紹介するのは6.8%の平均分配利回りが期待できる『証券会社』が取り扱う注目のソーシャルレンディングである「Crowd Bank(クラウドバンク)」。
【公式サイト】https://crowdbank.jp
ここからは、ソーシャルレンディングの簡単な概要に触れた後、貸倒実績もなく、安全性を保ったまま運営している「クラウドバンク」の魅力についてお伝えしていきます。
最初に、今回のポイントです。
■ 結論:運用先として非常におすすめ
■ クラウドバンクの特徴:
- 太陽光発電を始めとした再生エネルギーが主な融資先
- デフォルトは今まで発生していない
- 利回りは平均で約7%と高利回り
■クラウドバンクのメリット:
- 担保や代表への保証で元本の安全性を高めている
- 案件数が多い
- 1万円から投資可能で分散投資に適している
- 毎月分配を実施し資金効率が高い
■クラウドバンクのデメリット:
- 融資先が匿名だが担保があるのでリスクは低い
- 資金拘束は受けるが6ヶ月から18ヶ月と比較的短い
それでは、コンテンツに入っていきましょう。
目次
Contents
ソーシャルレンディングとは?
まずは、簡単にソーシャルレンディングについて解説します。
「ソーシャルレンディング」とは、「クラウドファンディング」の一種です。
「クラウドファンディング」とは、インターネット上でプロジェクト等に対して資金を集める仕組みです。
出資を受けた個人や企業は、出資者に対して何かしらのリターンを用意します。
(「寄付型」のクラウドファンディングでは出資者に対して見返りを求めません。)
支援者である「出資者」(我々、個人投資家)に、事業で得たリターンとして利息を支払う形態。
この「融資型」クラウドファンディングをソーシャルレンディングと呼びます。
つまり、銀行のようにお金をLending(貸す)する。
その見返りとして利息を受け取る仕組みを「ソーシャルレンディング」と呼んでいます。
ソーシャルレンディングは元本が変動することはありません。
しかし、リスクとしては「分配金の延滞」、最悪の場合「貸倒れ」があります。
上記のリスクを考慮した上で、主要なソーシャルレンディング業者を「安全性」に重きを置いたランキングも作成しています。
参考にしてみてください。
さて、このコンテンツの本題ですが、「クラウドバンク」は「Funds(ファンズ)と並んでおすすめできる業者です。
ファンズはまだまだ案件数が少ないので、併用先として非常にCrowd Bankは魅力的です。
ソーシャルレンディングを始める方は、まずは安全性抜群のファンズから入っていきましょう。
ファンズの詳細は以下のコンテンツで確認できます。
ここからは、Crowd Bank(クラウドバンク)について以下の点について包括的にお伝えしていきます。
クラウドバンクも数千件の案件を実施していますが今まで一度も貸し倒れや延滞がなく安全性抜群のソーシャルレンディングです。
- どのような特徴を有しているのか?
- 利回りはどの程度が期待できるのか?
- リスクは高いのか?低いのか?
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Crowd Bank(クラウドバンク)の特徴
主に太陽光発電を中心とした再生可能エネルギーに投資
ソーシャルレンディングと一言にいっても、投資する対象はそれぞれです。
「クラウドバンク」は、主に再生エネルギープロジェクトを中心に投資を行い、中小企業、海外ローン債権、国内不動産にも投資をしています。
以下は2019年5月時点のクラウドバンクが手掛けている案件の数です。
案件数 (募集中・運用中含む) | |
太陽光発電 | 1091 |
風力発電 | 150 |
バイオマス | 102 |
不動産 | 214 |
物流 | 4 |
医療ヘルスケア | 3 |
中小企業支援 | 154 |
圧倒的に太陽光発電の案件が多いことがわかります。(次項で詳細)
現在でも募集中の案件が太陽光発電だけで4つもあります。
太陽光発電に比べるとまだ案件数は少ないですが風力発電やバイオマス発電の投資案件も増えてきています。
応募総額も毎月上昇しており、現在では月500億円ほどの応募金額が集まっています。
注目が集まり、人気になってきているのがわかります。
クラウドバンクの太陽光案件が魅力的な理由
クラウドバンクの太陽光案件は筆者も実際に投資しているのですが非常に魅力的です。
太陽光発電投資では固定価格で事業者が買取を行うように国が義務付けています。
直近は固定価格自体が減少傾向が継続していて通常の太陽光発電投資は魅力が下がってきています。
しかし、クラウドバンクでは高い価格での売電価格の権利を保有している業者から土地と権利を購入します。
クラウドバンクでは2013年時点の高い価格で権利を保有している業者から認定を購入します。
認定の取得と土地の取得のために資金を集めているのです。
集めた上でプロジェクトを開始して途中で銀行からの借り入れを行なって出資者に分配を行います。
実際にソーラーパネルを保有することもなく短期間で資金が利回りとともに返済されます。
つまり、殆どリスクがなく短期間で高い利回りのリターンを得ることができるのです。
実際、筆者が投資している案件も1年未満のプロジェクトで年率7%程度のリターンを獲得できています。
46,000円を7月に出資して10月末までで1,155円の分配金をうけれています。
3ヶ月で2.5%となっていますので、年間利回りは7.5%という水準になります。
クラウドバンクの太陽光発電案件は非常に魅力的なので皆さんもクラウドバンクで太陽光発電投資を実践していきましょう!
【公式サイト】https://crowdbank.jp
平均利回りは6.99%と高利回りなのに低リスク
一番気になる平均利回りですが、「6.99%」と7%近い水準となっています。
代表的なソーシャルレンディング業者である以下の2社に比べると、高い利回りを実現していることが分かります。
- Funds(1.2%-6%)
- OwnersBook(4%-6%)
以下は金貸し型(Lending型)のリスクリターン表です。
クラウドバンクは低リスクで高いリターンを狙えるソーシャルレンディングとなっています。
それでは、ここからはなぜクラウドバンクのリスクが低いと言えるのか?
その点を中心に、クラウドバンクを活用するメリットを見ていきましょう。
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Crowd Bank(クラウドバンク)のメリット
サービス開始以降デフォルトなしの凄さを「maneo」と比較
銀行にしても、企業にお金を貸し出す際には返済できるかどうかを最重視します。
いくら企業から4%の利息を受け取っていても、貸し出しているお金(元本)が会社の倒産などによって失われてしまっては、銀行としても損失です。
銀行よりも高いリターンが狙えるソーシャルレンディングは、当然銀行の貸し出し先よりもデフォルト(債務不履行、返済ができないこと)の可能性が高いことが想定されます。
しかし、クラウドバンクは現在まで1200案件を取り扱っているのにも関わらず、債務不履行の件数は驚異のゼロ、0です。
一方、2018年に話題になった「maneo」ではデフォルトこそまだ出していませんが、分配金の支払いが遅延しているデフォルト予備軍が全体の4%ほど存在しています。
証券取引等監視委員会は6日、ネット経由で融資を仲介するソーシャルレンディング最大手のmaneoマーケット(東京・千代田)を行政処分するよう金融庁に勧告した。募集時の説明と異なる目的に流用されたのを見過ごすなど、管理体制に重大な不備があったため。流用額は少なくとも10億円以上で、焦げ付くおそれがあるという。
以下はmaneoの「分配金延滞中」の金額の総額ですが、約62億円となっています。
運用額が1500億円なので全体の4%の数値です。
この数値を高いと捉えるか、低いと捉えるかは個々人の感覚によります。
しかし、少なくとも確率は低い方が良いのは間違いありません。
クラウドバンクは、Fundsやオーナーズブックと同様に、貸倒が今まで発生していません。
また、それにも関わらず、リターンが他の二つよりも高いのが非常に魅力的な点です。
では、なぜクラウドバンクは安全性が高く運営できているのでしょうか?
次の項目で見ていきましょう。
担保や保証を確り確保
銀行も、中小企業にお金を貸し出す時は倒産した時に資金を回収するための「担保」や「社長の個人保証」を確保します。
クラウドバンクではまず、審査段階で厳格に投資先を、本当に投資するべきかどうか、リスクはどうかの審査を行います。
審査は当然のこととして、融資を実行するにあたっては返済や利息が滞る場合に、担保権を実行することで融資金額を保全するための担保を設定します。
つまり、投資先の企業が元本や利子が支払えない時は、担保として取っている不動産や債権を売却することで、出資者に支払う原資を捻出できる状況を作っているのです。
さらに、資金を借りる側(投資先企業)の代表者を連帯保証人として設定しています。
事業がぽしゃったとしても、代表者が支払いの義務を負うようにしているのです。
有限責任の場合は、事業から資金が捻出できない場合は代表者個人には返済の義務はありません。
これを避けるべく、クラウドバンクは無限責任で貸し付けているということになります。
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運営は証券会社(第一種金融証券取引業)を取得
クラウドバンクは「第1種」金融証券取引業という証券会社が取得する資格を取得しています。
基本的に他のソーシャルレンディング事業者が取得しているのは「第2種」金融証券取引業です。
「第1種」金融証券取引業者では、自己資本比率を毎営業日算出し、金融庁並びに日本証券業協会に報告する必要があります。
また第1種業者は行う事業にも規制がかけられています。
自由度の高い第2種業者に比べてリスクが低い事業を行うと考えられています。
つまり、クラウドバンク自体が倒産する可能性は著しく低く、真当な事業を行なっていることが金融庁からも認定を受けているといことがいえます。
案件数が多い
クラウドバンクと同様にデフォルト(債務不履行、返済できない状態のこと)リスクの低い「オーナーズブック」や「Funds」は案件数が少なく、さらにすぐ満額成立していしまうというデメリットがありました。
しかし、クラウドバンクは案件数が多く、現在募集を行なっている案件も4つあります。
安心・安全なソーシャルレンディングの分散投資が必須なので、案件数が多いことは個人投資家としては嬉しい点です。
1万円から投資可能
クラウドバンクは他のソーシャルレンディングと同様に、1万円から投資することが可能です。
いくらリスクが低いといってもやはり不安、という方は少額から様々な案件に分散投資していくことで「さらに」リスクを極小化することができます。
安全度が高いFunds、オーナーズブックと共に分散投資先として活用しましょう。
毎月分配を実施
クラウドバンクでは、原則毎月分配を実施しています。
投資信託や個別株式の場合は必ずしも毎月分配が得というわけではありません。
投資信託の場合は元本から配当を出している場合もありますし、何より「複利効果」が減速します。
しかし、ソーシャルレンディングは投資元本自体は変動しません。
つまり、分配金はできる限り早くもらった方が良いのです。
クラウドバンクでは分配金を毎月出している点は、大きなメリットと捉えることができます。
それでは、ここからはクラウドバンクのデメリットについて見ていきましょう。
(目次に戻る)
Crowd Bank(クラウドバンク)のデメリット
Crowd Bank(クラウドバンク)はメリットが非常に多いソーシャルレンディングですが、一部デメリットも存在しています。
融資先が匿名
多くのソーシャルレンディングに共通していることなのですが、クラウドバンクでは出資先については匿名としています。
賃貸業法の『借り手の保護』によって貸付先については非公表となっています。
「どこに投資を行っているのかは分からない」という不透明性がデメリットにあります。
第1種金融証券取引業を行っているクラウドバンクが目的以外の使途に流用する会社に融資を行うことは考えにくいです。
さらに担保を取得していることからも安全性は確保されています。
借り手側としても収益をあげないと資産の売却や代表が借金を背負うことになるので流用は考えにくいです。
安全面に対して大きな影響があるとは言えないでしょう。
各ソーシャルレンディング業者の匿名化解除の動向については以下のコンテンツで随時更新しています。
資金拘束を受ける
ソーシャルレンディングに限らずレンディング業全てに言えるのですが、基本的に、プロジェクトの期間中は資金を引き出すことができません。
国債や定期預金ですら数年間の資金拘束を受けることを考えると致し方ないことです。
プロジェクトの途中で資金をいきなり引き上げられてしまっては、事業を遂行することはできません。
その中でも、クラウドバンクの資金拘束は比較的短くて、短いもので6ヶ月、長いもので1年半程度となっています。
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まとめ
最後に総括です。
■ 結論:運用先として非常におすすめ
■ クラウドバンクの特徴:
- 太陽光発電を始めとした再生エネルギーが主な融資先
- デフォルトは今まで発生していない
- 利回りは平均で6.79%と高利回り
■クラウドバンクのメリット:
- 担保や代表への保証で元本の安全性を高めている
- 案件数が多い
- 1万円から投資可能で分散投資に適している
- 毎月分配を実施し資金効率が高い
■クラウドバンクのデメリット:
- 融資先が匿名だが担保があるのでリスクは低い
- 資金拘束は受けるが6ヶ月から18ヶ月と比較的短い
総合的に見ても、クラウドバンクは利回りが高く、安全性も担保されています。
「Funds(ファンズ)」と併用して分散投資で活用して、資産を増やしていきましょう。
【公式サイト】https://crowdbank.jp/
以上、【クラウドバンク】高利回りで安全運用を実現?評判の「Crowd Bank」の特徴と活用するメリット・デメリットを徹底解説!…の話題でした。