「インド」は今後、新興国の雄となり、またさらに、世界経済の「成長ドライバー」となることが見込まれる大国です。
人口も今後、増加することが確実です。
これは人口ピラミッドをみていれば明白です。
「1人あたりGDP」の水準からも成長余地は非常に多く残されています。
モディ首相が長期安定政権を築き、政治も安定している点も安心できるポイントです。
インドは教育水準も数学を中心に高く、国民が英語を喋ることができるという点も、今後プラスに働いてきます。
このコンテンツでは、今後世界の中心となっていくインドのおすすめ個別株について紹介します。
また、具体的なインドの株式に投資する方法についてもお伝えしていきたいと思います。
尚、インドのような新興国株式への投資は、リターンも大きければ、リスクもその分大きいです。
マクロな経済知識、金融知識や銘柄選定力、リスク管理についても十分理解しておく必要があります。
また、最新の情報を持っているかどうかでも大きく勝敗が変わります。
そこでおすすめなのが、株式投資セミナーに参加し、最新の情報を獲得しつつ、経済、銘柄選定などにおける重要なポイントを理解することです。
今後、投資・資産運用を本格的に学習していきたいと考えている人には、とても良い選択肢になるでしょう。(以下コンテンツも参考にしてみてください)
目次
Contents
【HDB】:業績堅調なインドの金融を支える『HDFCバンク』
まずは、インドの代表的な金融銘柄であるHDFCバンクです。
発展途上国においては銀行が全ての産業の根幹となります。
まさに、国家の成長の正の影響をダイレクトに取り込むことができる点が魅力となります。
HDFCバンクはインドの総合金融グループ
HDFCバンクは商業銀行と投資銀行をカバーするインドの総合銀行です。
インドの中央銀行であるReserved Bank of Indiaから初めて承認を受けた銀行で1994年に創業しています。
HDFCバンクはインド全域に支店を出店しており、インドの成長をダイレクトに吸収する金融インフラを整えています。
業績は右肩あがり
HDFCバンクの長期の業績は以下のように右肩上がり。
全く死角がありません。
発展するインド経済のメリットを余すことなく享受していることが、定量的にも見て取れます。
またROEも15%台と、日本の金融機関では考えられないほどの高水準。
経営の効率性を長期間に亘って高く維持しています。
配当金も右肩あがり
利益の上昇とともに配当金の金額も年々上昇しています。
しかし、配当利回りは特に高いわけではなく、0.5%-0.8%程度のリターンで低位安定しています。
配当金は高ければ高いほどよいというわけではありません。
企業の利益拡大が見込めるのであれば、配当金として拠出する金額を新たな投資に回した方が良いのです。
株主にとっても、そちらの方がリターンは大きくなります。
株価は右肩上がりで堅調
HDFCバンクの株価は堅調そのもので、10年間で株価は6倍に上昇しています。
株価が大きく上昇しているにも関わらずPERの水準はここ5年で大きくは変わっていません。
株価と同じレベルで利益が上昇しているということが分かりますね。
HDFCバンクのまとめ
HDFCバンクはインドを代表する金融機関であり利益と株価は右肩上がりで上昇しています。
まだまだインドの発展は初期の段階です。
今後大国として君臨する確実な未来を考えれば、現時点で仕込んでおけば10年後ー20年後は著しく株価が上昇しているでしょう。
インドの成長にBetするという観点では最適な銘柄といえます。
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【INFY】:IT大国インドの巨大企業『インフォシス・テクノロジーズ』
インドといえばITというイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
インフォシス・テクノロジーズはインドの巨大IT企業
インフォシス・テクノロジーズは世界有数のIT企業です。
ITコンサルティング、アウトソーシング、テクノロジー・エンジニアリング、ソフトウェア開発企業を行い利益を拡大してきました。
近年ではデジタルトランスフォーメーション(DX)に傾倒してきています。
インフォシス・テクノロジーズの利益推移
インフォシス・テクノロジーは、売上高と利益は共に順調に右肩上がりに推移しています。
ROEは23%と非常に高い水準です。
毎年EPSが加速的に増加していく効率性を上げている企業であるということが出来ます。
配当利回りも増加基調
インフォシスの配当金は年々増加しており、次の項目で説明する通り株価が一定水準を上下しているので配当利回りは3%まで上昇してきています
安定してキャッシュを生み出せている証左ともいえますね。
インフォシステクノロジーズの株価は小康状態で割安水準に
インドシスグループは確かに大きくみると株価は上昇しています。
しかし、利益の上昇度合いに比べると株価は小康状態であるということが出来ます。
結果的にPERは下落しています。
新興国の更にテクノロジー企業であるにも関わらず20倍以下という割安な水準になっています。
インフォシステクノロジーズのまとめ
インフォシステクノロジーズは利益が順調に拡大しているが株価の伸びは低いため割安感が出てきています。
今後、IT大国として益々存在感を増すことが想定されるインドの中核企業である「インフォシステクノロジーズ」の将来性は非常に明るいということができるでしょう。
インフォテクノロジーのような、新興国のIT、AI、IoT関連企業など注目される分野は、投資で大きなリターンを獲得しやすいです。
しかし、新しい分野の話題は、意識して日頃から追っておく必要があります。
また、正しい情報を見極めて獲得する必要もあります。
しかし、自分でこのような情報を追いかけていては、日が暮れてしまいます。
そこで、数多ある情報をスクリーニングした上で、優良な情報をわかりやすく解釈して、講義を行ってくれる投資スクール(お金の学校)が存在します。
何事も、情報が最も大切です。情報があるから人は走れるのです。
また、その情報が正しいかどうかを見極めるマネーリテラシーも必須です。
この両輪を一括で解決するのが「お金の学校」なのです。
魅力的な選択肢なのですが、意外と知られていません。
(一部のすでにリテラシーの高い人たちにしか知られていません)
興味のある方は、以下のコンテンツを参考にしてみてください。
投資初心者であれば、さらに有用と思えるサービスが提供されているはずです。
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【TTM】:業績は落ち込み気味だが割安度が高い『タタ・モーターズ』
まず最初は製造業の代表としてお伝えするのはタタ・モーターズです。
タタ・モーターズはインドのトヨタ自動車
タタ財閥はインドで最も巨大な財閥です。
タタモーターズはインド最大の自動車企業で販売台数は世界18位で売上高は15位となっています。
増大するインドの国内市場を取り込むことができる魅力的な企業です。
売上高は堅調だが利益は沈み気味
以下はタタ・モーターズの過去5年分と直近の業績予想です。
売上高はしっかりと上昇しています。
しかし、利益は営業利益、経常利益、当期純利益共に落ち込んでいます。
重要なのは「営業利益」が落ち込んでいる点です。
営業利益は、売上高から売上原価を差し引いた売上総利益から販売費・一般管理費を差し引くことによって算出されます。
タタモーターズにおいては売上総利益が減少しています。
為替のドル高による原料費のコスト上昇がダイレクトに業績に影響しています。
一方で売上高は上昇基調です。
為替ヘッジ等の対策を打つことで業績はV字回復すると考えています。
現状非常に割安で将来性は高いので魅力的
タタ・モーターズは利益の下落に伴って大幅に株価が下落しており、2017年の水準から4分の1となっています。
結果としてPERは7倍台と割安水準となっています。
有望な新興国の一流銘柄としては異常な割安水準ですね。
売上高は堅調な推移となっており、インド国内の購買力が戻ることで間違いなく成長軌道に戻ることが見込まれます。
今、少額であっても仕込んでおけば将来何倍にもなることが見込まれるでしょう。
タタ・モーターズのまとめ
タタ・モーターズの利益水準の落ち込みは恒常的ではない一過性であると見込まれ順調に売上高を伸ばしています。
今後のさらなるインドの人口上昇と所得水準の向上を考えれば現在の割安な価格は非常に魅力的といえるでしょう。
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インド株を購入する方法を解説!
今までおすすめのインドの個別株について紹介してきました。
それでは、実際にインド株をどのように購入したらよいのか。
この点についてお伝えしていきたいと思います。
インド株を直接購入できないがADRを用いれば可能
アセアン株は直接日本の証券会社から購入することができる国が数多く存在しています。
しかし、日本を含めた外国の証券会社からはインドの規制のため、直接個別株を購入することはできません。
American Deposit Receipt(通称:ADR)という仕組みが存在します。
ADRを用いることで日本の証券会社からも間接的にインドの個別株を購入することが出来ます。
以下、図を用いてADRの仕組みについてお伝えします。
まずはインドの現地銀行が購入したいB社の株を購入します。
購入したB社株を米国のC銀行に受け渡して米国株式市場で上場します。
米国で上場されたB社株を取引することで間接的にではありませんがB社株を購入することが出来ます。
値動きは現地のB社株と連動するので投資家としては全く問題ありませんね。
楽天証券でインドの個別株を購入する方法
楽天証券はあらゆる国に投資することができるネット証券です。
楽天証券では証券口座を開設するだけで外国株の取引を行うことが出来ます。
以下は楽天証券でインドの銘柄を購入する手順ですが、非常に簡単なステップでインド株を取引することができます。
検索ボタンをおすことで楽天証券で購入することがでいる10銘柄が以下のように表示されます。
今回紹介したHDFCバンク、インフォシス、タタモーターズも購入することができます。
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まとめ
インドは今後中国に変わり世界経済を索引することが見込まれる超大国予備軍です。
特にインドの成長を全面的に享受できる金融業の『HDFCバンク』や巨大IT企業『インフォシステクノロジーズ』、インドのトヨタともいえる『タタモーターズ』は注目銘柄といえるでしょう。
今回はインドの株式銘柄について紹介しましたが、新興国株は、リターンも大きければ、リスクもその分大きいです。
株式投資の基礎知識だけでは、新興国投資を実行すると必ず痛い目をみます。
マクロな経済知識、金融知識や銘柄選定力、リスク管理能力がマストです。
つまり、総合的な勉強が必要となります。
現代では、書籍で学んだり、セミナー、スクールに通うなど、学習方法に多様な選択肢が生まれました。
以下のコンテンツで、多々ある株式投資の勉強方法の中で、もっとも効率的なものをピックアップして紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
以上、インド株のおすすめ銘柄3選を徹底解説!成長著しい経済大国の有望銘柄にADRを用いて投資しよう。…でした。
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