【SaaS関連株】お宝銘柄集まるクラウドサービス市場?注目すべき5銘柄を紹介!右肩上がりを続ける有望企業とは。

SaaS関連株で注目すべき5銘柄を紹介!右肩上がりを続ける有望株とは?

沢山の企業が「クラウドサービス」を活用する現代において、「SaaS」が注目を集めるのは当然の流れです。

投資家目線で考えれば、SaaS関連株はお宝銘柄として活用できる存在です。

 

クラウドサービスは、従来は利用者が手元のコンピュータで利用していたデータやソフトウェアを、ネットワーク経由で、サービスとして利用者に提供するものです。

利用者側が最低限の環境(パーソナルコンピュータや携帯情報端末などのクライアント、その上で動くWebブラウザ、インターネット接続環境など)を用意することで、どの端末からでも、さまざまなサービスを利用することができます。

(引用:総務省「クラウドサービスとは?」

 

今回は、数あるSaaS関連株の中から特に将来性があり株価の上昇を見込める銘柄をピックアップしていきます。

淀姫
業績やこれまでの値動きと合わせて紹介していこうぞ!

 

信太郎
SaaS関連銘柄以外も、テーマ株特集コンテンツテンバガー候補銘柄などを紹介しておるぞ!

 

最近では在宅でも視聴できるオンライン動画セミナー(ウェビナー)でもリアルタイム情報(トレンド)から有望な株式銘柄の探し方を教えてくれるものもありますので、参考にしてみてくださいね。

 

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目次

そもそもSaaSとは?

 

秀次郎
そもそも「SaaS」の意味がわからないのですが・・・・?

 

SaaSは「Software as a Service」の略です。

名前を聞いてもピンとこない方が多いと思いますが、SaaSの特徴としては以下となります。

 

◾️ SaaSの特徴:

 

  • インターネット環境があればどこからでもアクセスすることが可能
  • 複数の人数で編集が可能

 

信太郎
実は皆の衆が普段使用しているGmailやDropboxなんかもSaaSの事例じゃぞ!

 

世界のSaaSの市場規模は右肩上がりで増加してきています。

秀次郎
今後もさらに拡大していることが期待できる注文の分野ですな!

 

SaaSの市場規模の推移

(引用:総務省)

 

 

 

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SaaS関連株①:マネーフォワード(3994)

2012年に設立し2017年から東証マザーズに上場している「マネーフォワード」。

SaaS関連株としては東証を代表する銘柄の一つです。

 

秀次郎
ワシも普段家計簿としてお世話になっておるぞ!使いやすいからおすすめじゃ!

 

マネーフォワードとは?

マネーフォワードが二本柱として以下のサービスを提供しています。

 

  • 個人向け家計簿アプリの「マネーフォワード」
  • 法人向け「MFクラウド」

 

家計簿アプリの利用者は累計700万人を突破するなど、このジャンルをリードする存在です。

利用者数の急増に伴って売上高も右肩上がりに伸ばしている企業です。

 

マネーフォワードの利用者推移

(引用:マネーフォワード)

 

マネーフォワードは、2019年11月にスマートキャンプ株式会社の買収を発表。

これまで以上に強い基盤作りを進めることにも成功しています。

 

スマートキャンプはSaaSマーケティングプラットフォームとして利用者数国内No.1の企業です。

極めて大きな相乗効果に期待できます。

 

マネーフォワードの業績推移

マネーフォワードは売上は毎年右肩あがりで増加しています。

しかし、現状売上拡大は実現できていますが、広告の投下等で純損失の状態が継続しています。

 

マネーフォワード業績推移
売上高営業利益経常利益純利益
2015/11
441-1,120-1,133-1,142
2016/111,542-876-882-888
2017/112,899-797-834-842
2018/114,594-796-824-815
2019/117,156-2,446-2,567-2,572
2020/11予11,093-3,411-3,571-3,601

 

信太郎
今後の爆発に期待というところじゃな!

 

マネーフォワードの株価と値動き

マネーフォワードの株価は、2020年2月14日の段階で4,930円となっております。

過去2年間は3,000円~6,000円のレンジを行き来しています。

 

2019年8月以降は力強い上昇を見せております。

わずか3ヶ月ほどで株価を1.8倍にまで押し上げたことでも投資家の注目を集めた銘柄です。

 

マネーフォワードの株価推移

 

出来高の平均は10万株前後と、決して多いとは言えませんが、売却に苦労を伴うほどの水準でもありません。

現在の株価は若干割高と見るのが妥当ですが、SaaS関連株を牽引する存在であることは間違いありません。

関連銘柄が上昇した際には必ず連れ高を確認しておきたい銘柄です。

 

 

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SaaS関連株②:チームスピリット(4397)

勤怠管理に関連する業務ソフトをクラウドサービスによって提供するチームスピリット。

近年着々と実績を積み重ねてきた東証マザーズに上場中の注目株です。

 

チームスピリットが提供するサービスとは?

2018年の上場直後から飛ぶ鳥を落とす勢いで成長しております。

チームスピリットでは従業員が日々利用する機能を融合し、働き方のデータを収集します。

データ収集を通じてリアルタイムに働き方を可視化できるサービスを提供しています。

 

具体的には以下のサービスを提供しています。

 

◾️ チームスピリットのサービス:

 

  • 勤怠管理
  • 工数管理
  • 経費精算
  • 電子稟議
  • 働き方の見える化

 

秀次郎
サービスの導入企業は1000社を上回るほか、契約ライセンスは16万件を突破しておるぞ!

 

飛躍的な成長を下支えしてきたのは、働き方改革を進める国策と世論です。

今後も継続した売上を見込める企業としてマークすべきでしょう。

 

伸び盛りの企業として評価する声も多くなってきています。

アメリカのセールスフォース社と資本提携を結んでいる事実も企業の信頼性や安定性を示す材料の一つになっています。

 

チームスピリットの業績推移

チームスピリットの業績は右肩上がりに増加してきています。

若干今期純利益がへこみそうですが、営業利益が伸びていることから本業が堅調であることが読み取れます。

 

チームスピリットの業績推移
売上高営業利益経常利益純利益
2016/08 
540-137-138-138
2017/08 772-102-96-97
2018/08 1,232695491
2019/08 1,820243244223
2020/08予 2,600250245115

 

チームスピリットの株価と値動き

チームスピリットの株価は2020年2月14日現在で2,224円を指しております。

これは2018年に上場を果たした際の株価の2倍以上の価格です。

 

上場から株価は右肩上がりを続け、2019年6月には上場来高値となる3,375円を付けました。

ここで上昇は一服し1,800円台後半から再び上を目指す動きを見せています。

 

チームスピリットの株価推移

 

長期的なチャートで見れば上昇トレンドを維持している銘柄です。

キッカケを掴めば急速に3,000円台を目指す動きが復活しても不思議ではありません。

 

それなりに高額な株価であり、上場先もマザーズですが、連日20万株以上の売買が行われています。

投資家からの注目度が高い銘柄であることが分かります。

 

 

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SaaS関連株③:日本ユニシス(8056)

システムインテグレーターとしては国内で最大手の一つである日本ユニシス。

1958年設立の老舗企業であり、現在は東証一部上場企業でもあります。

 

日本ユニシスが何故SaaS銘柄?

日本ユニシスは、SaaSアプリケーションの開発を活発に行っていることでも有名です。

これまでにも様々なサービスを数多くの会社に向けて提供した実績を持つ企業です。

 

情報共有やメールなどコミュニケーションに関連するサービスだけでなく、

業務特化、業種特化型のサービスまでを網羅するSaaS関連銘柄として高い人気を誇ります。

 

秀次郎
SaaSビジネスの立ち上げを支援する「SaaSプラットフォームサービス」も立ち上げておるぞ!

 

SaaS関連銘柄の中から新興株ではなく大企業の株をセレクトしたいという場合には、

候補の筆頭として捉えても面白い銘柄として評価できる存在です。

 

日本ユニシスの業績推移

日本ユニシスの業績は近年右肩上がりで上昇してきています。

売上高の増加率に比して利益率の増加の割合が高いので利益率が改善していることがわかりますね。

日本ユニシスの業績推移
売上高営業利益経常利益純利益EPS
2007/03
307,4556,2786,6463,43334.2
2008/03337,75919,64919,2652,54625.4
2009/03310,12715,88315,116-8,819
2010/03271,0847,1056,9183,62636.1
2011/03252,9896,5275,8332,57425.7
2012/03255,1227,3107,096-12,498
2013/03269,1708,3118,3151,25012.5
2014/03282,6909,5749,8226,30562.8
2015/03269,15410,92412,3717,24672.2
2016/03278,03912,52512,1558,92088.9
2017/03282,24914,31413,85210,261102.3
2018/03286,97716,33216,09211,949119.1
2019/03299,02920,62220,51514,238141.9
2020/03予314,00025,00025,90017,500174.4

 

日本ユニシスの株価と値動き

日本ユニシスの株価は2020年2月14日時点で3,710円を付けております。

出来高としても平常時で30万株以上を出すなど活発な売買が行われています。

 

5年単位の株価を見てみると、2015年頃には1,000円台前半を推移していました。

しかし、段階的な上昇を繰り返して現在の水準にまで達したことが分かります。

 

日本ユニシスの株価推移

 

この要因としては、日本ユニシスによる時代を先読みする力が評価されていると考えられます。

もちろんSaaS関連株として注目されている事実も強く作用しているでしょう。

 

老舗企業でありながら、現在も成長過程の最中に身を置く企業です。

長期間の投資対象として動向を見守ってみても面白い銘柄と言えます。

 

 

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SaaS関連株④:クレオ(9698)

1974年に設立し、現在はジャスダック市場に上場しているクレオもSaaS関連銘柄です。

会計・人事給与パッケージソフトの「ZeeM」を提供

アマノやZHD系のソフト会社として、法人向けに特化したサービスを提供中です。

クレオの看板商品である会計・人事給与パッケージソフトの「ZeeM」は既に累計で2000社以上の導入実績を持っています。

SaaS関連株としての注目度も高まっています。

 

信太郎
「ZeeM」はマイクロソフトの「Azure」の環境で提供されておるぞ!

 

ここ数年間は働き方改革への対応によってさらに需要を高めることにも成功しております。

今後のさらなる成長にも期待を持てる企業です。

 

特にSaaS型の月額利用モデルである「ZeeM on Azure」を評価する声は多く、サービス提供開始後の2018年2月頃からは株価を飛躍的に高めています。

 

クレオの業績は近年急拡大

クレオも日本ユニシスと同様に近年の利益の増加に弾みがついています。

今後さらに期待できる業績推移ということができるでしょう。

クレオの業績推移
売上高営業利益経常利益純利益EPS
2007/03 
17,278-638-691-960
2008/03 12,8924942-131
2009/03 12,119-105-77-504
2010/03 9,51862828610.4
2011/03 9,4972942-339
2012/03 9,85635636640448.8
2013/03 11,04443443935643.0
2014/03 11,387259274445.3
2015/03 11,42535738021325.7
2016/03 10,30534836841349.8
2017/03 11,55929633326732.2
2018/03 12,26841045730536.8
2019/03 13,52667070666480.1
2020/03予 14,6001,0301,06570084.5

 

 

クレオの株価と値動き

クレオの株価は2020年2月14日時点で1,495円を付けており、出来高も10万株に迫っています。

決して取引機会が限定される銘柄ではありません。

ここ半年間は1,500~2,000円のレンジを往復する展開が続いております。

 

クレオの業績推移

 

現在の株価は買い時のタイミングとして判断しても悪くは無さそうです。

2017年までは400~500円程度の株価に落ち着いていましたがSaaS型の新サービス導入に伴って株価を急騰させています。

 

現在は長く揉み合いが続いていますが、2,000円を突破した場合はさらに上を目指す展開も考えられます。

買い候補として押さえておくべきSaaS関連株です。

 

 

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SaaS関連株⑤:テクマトリックス(3762)

情報インフラの構築、そしてアプリ開発を手掛けているテクマトリックス。

1984年設立の企業であり、現在は東証一部に上場しています。

 

「NOBORI」を提供しているテクマトリックス

テクマトリックスは医療情報の保管や共有といったサービスをSaaS型で提供している「NOBORI」が主力です。

NOBORIの契約施設数は1,000施設に迫る勢いを見せております。

 

NOBORIの概要

参照:テクマトリックスのIR

 

医療機関等からの信頼は厚く、SaaS関連株としては伸び盛りにある企業と考えられます。

従来からの人気商品である「McAfee(マカフィー)」もSaaS型のセキュリティサービスです。

安定した需要を見込めることもポジティブな要素です。

 

テクマトリックスの業績は安定的に上昇

テクマトリックスは10年単位でみて堅調に右肩あがりの業績を実現しています。

テクマトリックスの業績推移
売上高営業利益経常利益純利益EPS
2007/03 
9,9499771,00355728.2
2008/03 11,6121,0991,14552526.6
2009/03 13,43874075136018.2
2010/03 14,24874678633617.0
2011/03 15,2026666791869.4
2012/03 15,2799711,01243121.8
2013/03 16,7311,1941,17262931.8
2014/03 17,3531,1181,16479340.1
2015/03 18,4171,1301,13258429.5
2016/03 20,9201,3811,42082941.9
2017/03 21,9961,6431,6261,01851.5
2018/03 23,5121,9022,0541,30866.1
2019/03 25,4182,4182,3521,47074.3
2020/03予 26,8002,4602,4601,60080.9

 

信太郎
一度も赤字になることなく安定成長しておるな!

 

テクマトリックスの株価と値動き

テクマトリックスの株価は、2020年2月14日時点で2,854円となっております。

出来高も連日軒並み10万株以上という水準は維持しています。

2019年6月頃からは株価が上昇を続けており当時の株価1,700円前後から一気に現在の水準にまで上昇してきています。

 

テクマトリクスの株価推移

 

過去10年のチャートの中でも、現在の株価は最高値水準です。

長期的に見ても長く上昇トレンドを維持している企業であることが分かります。

 

配当利回りは1.30%程度と決して高くありません。

ただ、抜群の安定感が武器の銘柄であるため長期保有で利益を上げたい投資家にとって注目すべき銘柄です。

 

 

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まとめ

SaaS関連株として多くの銘柄を紹介することができます。

今回取り上げた5つの銘柄は、その中でも特に関連商品の売れ行きが良い企業ばかりです。

 

過去数年のチャートを見ても、安定して上昇を続けている銘柄もあります。

この機会に投資の対象として加えてみてはいかがでしょうか。

 

現状、コロナショック後の株式相場は金融相場となっています。

 

金融緩和やカネ余りを背景に上昇する相場のこと。不景気で企業業績が悪化すると株価が下がりますが、景気対策として金融が緩和されると、いわゆるカネ余り状態となり、ダブついた資金が株式市場に流れ込み、不景気の株高現象が生じます。これを「金融相場」といいます。

(引用:大和証券「金融・証券用語解説」

 

つまり、金融相場の時期には株価が上昇しやすい局面となり、数年間(基本的には3〜4年)はその状況が続きます。

 

この金融相場の時代は、株を始めとした資産を持っているかどうかで、近い将来の保有資産額にどんどん格差が出てくる時期です。

 

まさに、株式投資を本格的に勉強をするにも最適の時期です。

しかし、忙しい現代人は如何に効率的に勉強を進めるかも重要です。

 

以下のコンテンツで、株式投資の効率的な勉強法について紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

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以上、【SaaS関連株】お宝銘柄集まるクラウドサービス市場?注目すべき5銘柄を紹介!右肩上がりを続ける有望企業とは。…でした。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

マネリテ!編集部は東京大学経済学部卒の証券アナリストを中心とした金融知識が豊富なメンバーが株式投資初心者に向けて有益な情報を提供しています。株式投資を行う意義から基本用語、おすすめのネット証券・投資先情報をお伝えするメディアです。日本人の金融リテラシーの向上と明るい未来を目指しています。