以前、筆者は当サイトでも紹介した堀哲也氏流の銘柄探索で「ケア21」を探り当てて利益を獲得しました。
また、近年は新進気鋭のマネースクールである「グローバルファイナンシャルスクール」でも講師を務めており、講座は人気を博しているようです。
堀哲也氏は上方修正が見込まれるものの、まだ株価が上昇していない小型株銘柄に投資をして大きなリターンを獲得してきました。
今回のコンテンツでは、ケア21の第二弾として2020年7月から急騰ができる銘柄を堀哲也流に探索していきたいと思います。
目次
Contents
堀哲也流銘柄の小型株成長銘柄の見つけ方
まず堀哲也氏が狙う銘柄について条件のおさらいをしていきたいと思います。
■ 狙う条件:
東証一部ではなく時価総額は1000億円未満の小型〜中型銘柄。
[進捗率]
- 半期決算時の進捗率が66.7%以上
- 5年平均進捗率より+10%以上上振れている
- 一過性の特別利益による進捗率の上振れではない
[ファンダメンタル]
- 売上高と営業利益が基本的に右肩あがり
- 経常利益が営業利益の2倍以下
- 経常利益と純利益が同じ水準ではない
[割安度]
- PERは20倍程度以下の水準
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まずは株探というツールで上方修正期待銘柄を探す!
上方修正期待銘柄を探すツールとして「株探」があります。
株探の「銘柄探索」→ 「ファンダメンタルズで探す」の中から、「中間期」時点の通期上振れ有望銘柄を選択します。
「BEENOS」は東証一部ではありますが、時価総額は152億円と条件の1000億円未満を満たしています。
PERも現時点(2020年7月9日時点)で8.7倍と20倍未満の条件を満たしています。
さらに現在の半期終了ベースでの年間進捗率は94.9%で5年平均の進捗率の44.7%を大幅に上回っています。
第二四半期時点での最新の業績予想はレンジをもって以下の通り発表されています。
一方、第二四半期の実績は以下の通りとなっています。
仮に19億円の純利益予想としても90%の進捗率、営業利益も83.3%の進捗率となっています。
5年平均の進捗率44.7%に比べると大幅に上方乖離しており、上方修正は確実だと考えることができるでしょう。
また、以下の通り株価も底打ちしてはいるものの、まだ本格上昇に至ってないので投資妙味が高いといえます。
それでは、「BEENOS」の事業内容と業績推移について詳しく見ていきたいと思います。
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BEENOSとはどんな会社?
BENNOSはEコマース事業を中心としてサービスを展開する会社です。
事業Eコマースの他にEコマースに関する国内外へのベンチャー投資、育成事業を行うインキュベーション事業に分かれます。
Eコマース事業 | クロスボーダー | 海外転送や代理購入事業 |
バリューサイクル | 中古ブランド品等のネット宅配買取事業 | |
リテールライセンス | サブカル等のコンテンツの商品化企画とECでの販売 | |
インキュベーション事業 | Eコマース関連の国内外の事業投資。アジア新興国への投資に重点を置いている。 |
以下は営業利益の推移ですがEC事業では殆どがクロスボーダー事業がになっております。
インキュベーション事業が近年増勢の基調となっています。
クロスボーダー案件の主力はBuyeeで年々流通総額を増やしています。
コロナショックももろともせず成長ができている力強い主力事業といいます。
また、インキュベーション事業は事業投資なので売却が成功した時は多額の利益を計上できます。
計上する案件がない場合は、利益貢献はないため不安定な事業形態ともいえます。
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BEENOS過去10年の業績推移
BEENOSの過去10年の業績推移は以下となります。
業績は右肩あがりで推移しているのが読み取れますね。これも堀哲也氏の条件を満たしています。
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | EPS |
---|---|---|---|---|---|
2007/09 | 13,256 | -353 | -584 | -676 | -円 |
2008/09 | 12,017 | 258 | 189 | 24 | 1.9円 |
2009/09 | 13,140 | 277 | 249 | 65 | 5.3円 |
2010/09 | 12,165 | 135 | 14 | 44 | 3.6円 |
2011/09 | 10,790 | -82 | -300 | -125 | -円 |
2012/09 | 9,949 | -310 | -130 | -351 | -円 |
2013/09 | 10,308 | -225 | 133 | 35 | 2.8円 |
2014/09 | 12,599 | -358 | -367 | -450 | -円 |
2015/09 | 16,936 | 1,184 | 1,148 | 898 | 72.6円 |
2016/09 | 19,226 | 1,200 | 1,211 | 940 | 75.9円 |
2017/09 | 20,711 | 1,507 | 1,552 | 1,011 | 81.7円 |
2018/09 | 22,768 | 1,533 | 1,728 | 922 | 74.5円 |
2019/09 | 25,276 | 1,707 | 1,713 | 1,077 | 87.0円 |
2020/09予 | 23,500 – 31,400 | 2,350 – 3,140 | 2,350 – 3,140 | 1,400 – 1900 | 113.1円 – 153.5円 |
特に売上高が増えていることから、順調にEC事業自体が拡大していることを意味していますね。
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株価を予想!
2016年からのBEENOSの株価とPERの推移は以下となります。
平均PERは25倍と水準から考えると現在のPERの8倍というのは非常に割安な水準です。
過去三年でもみても、平均PERは12倍なので株価は最低でも現在の1.5倍の水準にまで上昇することが見込まれます。
今の予想EPSは純利益が14億円換算で算出されたものです。
今期の純利益は最低でも30億円は到達することが見込まれます。
ただ、一過性のインキュベーション利益が15億円ほど計上されていることから、EC事業のみだと15億円ほどとなることが見込まれます。
真水で考えると純利益15億円ベースで考えた場合のEPSは121.1円となります。
PERが12倍の水準であれば1500円近辺となりますし、期待感が高まり過去平均の25倍まで上昇すると3000円が視野に入ってきます。
取り敢えず現在の水準は割安であり、株価も下打ちして上昇に転じていることから、筆者も1177円で仕込んでみることにしました。
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小型株投資をするためのコミュニティ。正しい知識と情報で市場を出し抜こう!
今回のBEENOSを小型株で期待が持てる銘柄として投資しました。
ケア21と同様にリターンを出してくれることを願うばかりです。
筆者は、このような銘柄分析法を株式投資コミュニティーであるグローバルファイナンシャルスクール(GFS)で学んでいます。
小型株投資で大きな利益を獲得するためには雰囲気でトレードをしていてはいけません。
しっかりと銘柄の分析をした上で、現状の株価が割安な銘柄を狙い撃つ必要があります。
そのためには日々の銘柄探索を含めた鍛錬と同志たちとの情報共有の場が必要不可欠となります。
筆者はGFSが提供している無料体験版の講座である「投資の達人になる投資講座」に参加したのがきっかけで入会することにしました。
GFS主催のセミナーでは無料とは思えない程の濃い内容が提供されており、生き方そのものが根本から変わるような有益な情報で満ちていました。
現在はオンラインでも受講することが可能なので気軽に視聴することが可能となります。
「投資の達人になる投資講座」については以下でも詳しく紐解いておりますのでご覧いただければと思います。
値動きが激しい小型株投資だからこそ、しっかりとした知識と情報を元に慎重に投資を行うようにしましょう。
株の勉強法についてもまとめたコンテンツがありますので、そちらも参考にしてみてくてください。
以上、【2020年おすすめ小型株】利益進捗率と株価が乖離している銘柄を紹介する!選び方を含めてわかりやすく紐解く。…でした。