【5071】3月25日上場のオフィス空間のデザインをてがける「ヴィス」の初値を予想する! 

ヴィスは3月25日に上場予定のIPO銘柄です。

ヴィスはオフィス空間のデザイン・施行を行うデザイナーズオフィス事業を展開しています。

 

この記事では【5071】ヴィスのIPO情報を紹介します。

スケジュールや初値予想などのIPO情報や事業内容、業績などを紹介しますのでぜひ参考にしてください。

 

ヴィスのIPOスケジュール

ヴィスのIPOスケジュールは以下の通りです。

ブックビルディング期間3月9日(月)~3月13日(金)
市場マザーズ
公募価格決定日3月16日(月)
購入申し込み期間3月17日(火)~3月23日(月)
上場予定日3月25日(水)
当選株式数2,242,500株(内訳 公募1,300,000株 売出942,500株)
オーバーアロットメントによる売出292,500株
想定価格820円
仮条件価格未定
公募価格3月16日(月)発表

主幹事は大和証券!SBI証券でも取引可能

証券会社株式数割当率
大和証券(主幹事)
みずほ証券
三菱UFJモルガンスタンレー証券
SBI証券
エース証券
SMBC日興証券
マネックス証券
岩井コスモ証券

※各証券会社の割当株式数は現時点で未定。

主幹事は大和証券です。

主幹事は割当株式数が圧倒的に多いので、IPO当選確率を高めるなら主幹事証券からの申込みは必須になります。

 

ヴィスの会社概要

会社名ヴィス
コード番号5071(マザーズ)
設立1998 年 4 月 13 日
資本金25,000 千円
本社住所大阪府大阪市北区梅田三丁目 4 番 5 号
代表代表取締役社長 中村 勇人
事業内容オフィス空間の設計デザイン・施工を行うデザイナーズオフィス事業など
従業員数174名

 

ヴィスの事業内容

ヴィスはオフィス空間の設計デザイン・施工を行うデザイナーズオフィス事業などを行っています。

「はたらく人々を幸せに。」というフィロソフィーのもとオフィスの様々なデザインを事業としている会社です。

 

主な事業は以下の3つです。

・デザイナーズオフィス事業

・DTP事業

・WEB事業

 

具体的な事業内容を確認していきましょう。

 

デザイナーズオフィス事業

VI(ビジュアル・アイデンティティ)の構築によって顧客企業の価値を高めるで企業成長を促す事業です。

顧客のCI(コーポレート・アイデンティティ)をもとに、オフィスのプラニング・デザインを行います。

また、移転完了に至るまで幅広いデザイン・マネジメントワークの提案を行っている事業です。

 

DTP事業

会社案内や商品パンフレット、ポスター、名刺など、企業の様々なグラフィックのデザインを行う事業です。

 

WEB事業

Webサイト制作、モバイルサイト・スマートフォンサイト制作などをプロデュースしている事業です。

デザインはもちろん昨今重要視されているSEO対策も行っています。

サイトのプログラム構築も含めた最適なソリューションを提供する事業です。

 

IPOにより得る手取金の使途は設備費、システム費、借入金返済に充てる予定

ヴィスがIPOにより得る資金は手取り概算で965,720千円です。

これらの資金については設備資金やシステム導入費用、借入金返済に充当する予定です。

具体的な資金の使途は以下の通りとなっています。

 

・VISビル事業を展開するためのVISビル建設費用など(576,680千円)

・業務効率化を目的とした業務関連システムの導入費用(22,000千円)

・借入金の返済(330,000千円)

 

ヴィスの業績

ここではヴィスの業績を有価証券報告書で確認していきます。

まずは売上高の推移です。

売上高は順調に成長

売上高(千円)
2015年3月3,893,953
2016年3月4,603,309
2017年3月5,861,240
2018年3月7,173,174
2019年3月8,670,125

 

売上高は右肩上がりに順調に増加しています。

10%~20%以上の高い成長実績となっていますね。

 

2015年3月期に比べて前期の2019年3月期は2.2倍以上となっており、売上高は急成長しています。

つづいて、ヴィスの経常利益を確認していきましょう。

 

経常利益は近年増加傾向

経常利益(千円)
2015年3月366,131
2016年3月307,853
2017年3月525,026
2018年3月654,056
2019年3月914,561

 

2016年3月期は減益となりましたが、その後は増益を続けています。

2019年3月期は40%近い増益となっています。

 

ヴィスのロックアップ情報

ヴィスの上位株主の保有比率、ロックアップ情報は以下の通りです。

株主保有比率ロックアップ期間
(株)クレド50.92%90日間
中村 勇人(社長)40.68%90日間
大滝 仁実2.26%90日間
金谷 智浩2.26%90日間
ヴィス従業員持株会1.68%90日間
矢原 裕一郎0.06%
浜本 亜実0.06%
宇都宮 則夫0.06%
小川 金郎0.06%
村岡 由隆0.06%

 

ヴィスは第1位株主~第5位株主は90日間のロックアップが設定されています。

ロックアップ期間中は、保有する株を売却することはできません。

 

ロックアップは上場と同時に大株主が株を売却し、株価が暴落しないように取られている対策です。

IPO銘柄は特に需給によって株価が大きく変動しますので、ロックアップ情報は必ず確認しましょう。

 

ヴィスの初値予想

ヴィスは売上高は順調に伸びており、利益も過去3期は増益となっています。

 

前期のEPSは91.36円です。

今期のEPSは第3四半期時点で59.45円となっています。

第4四半期も第3四半期と同様の利益になると想定すると今期のEPSは79.26円です。

 

IPOにより1,300,000株の公募があり、発行済総株式数の増加を加味すると今期の予想EPSは66.62円となります。

EPS66.62円という数字と同業者のPERから初値を予想してみます。

 

ヴィスと同様にオフィス関連事業を行っている他社と比較してみます。

比較するのは以下の3銘柄です。

【3482】ロードスターキャピタル

【8806】ダイビル

【8830】住友不動産

 

企業名PER
【3482】ロードスターキャピタル7.7倍
【8806】ダイビル19.65倍
【8830】住友不動産11.36倍
PER平均12.9倍

 

EPS 66.62円×PER12.9倍=859円 となります。

 

まとめ

ヴィスはオフィスデザイン事業を行っている会社です。

デザインに特化しており業種は建設業ですが、一般的な建設業とは異なる部分も多いです。

 

売上は過去しっかりと成長しており利益も少し波はありますが増益傾向となっています。

市況によりますが、公募価格を上回る可能性が十分にある銘柄ではないでしょうか。

 

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2020年2月2日

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